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週末はトズールで [パリから週末旅]

 暖炉シリーズの最後は来週の火曜日に続きを紹介するとして、日曜日は恒例の週末旅です。

 今回は、トズールを旅します。トズールとは、チュニジア中部のサハラ砂漠の入り口にあるオアシスにできた町です。

 パリからは空路の直行便で4時間20分ほど。さあ、出発!

tunisie_Tozeur.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年1月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 延々と続くサハラ砂漠。その入り口にあるオアシス。

 このオアシスを取り巻いているのが広大なナツメヤシ園。そのあちら側にトズールの町が開けています。

 まずは繁華街に行ってみましょう。様々なお店の並ぶ市場。こちらはナツメヤシの実(デーツ)を売っています。

 ナツメヤシは、この地域だけで250種類もの品種があるといいます。

 美味しそうですねえ〜。一度食べたら止まらなくなりそう。

 まずは、トズールに来たら必ず訪ねたい場所へ行ってみましょう。それは、もちろんナツメヤシ園。なんだか地平線のあたりまで広がっているように見えます。

 入り口で待っていてくれたのがガイドさん。早速、中を見学してみましょう。

 この農園には全部で140万本のナツメヤシが植わっているそうです。上を見ると、実がどっさり!

 「私たちは生まれた時から死ぬまでナツメヤシを一緒です」と男性。

 収穫もお手入れも人の手で行われます。そしてロープを使って空中を移動します。

 移動した先にあるのが今晩の宿Diar Abou Habibi(青印)。ナツメヤシ園の中にあるバンガローです。シーズンオフなら4人で一泊120ユーロほど。自然の中でゆっくりできそうですね。

 さて、また町中へと戻りましょう。今度は小さな路地を行きます。レンガと白い石の壁が特徴です。

 趣のある路地ですが、迷路のよう。ここはやっぱりガイドさんに案内してもらいましょう。

 「こちらの扉にはノッカーが3つも付いていますが、なぜですか?」と旅人。

 「右下のは子供用、その上が女性用、そして左側が男性用です」とガイドさん。

 しかも3つとも音が違ってます。そして、ご亭主が戻ると家の前で手を叩き咳払いをすることもあるそうです。

 次はいよいよ砂漠に向かいます。広大な砂漠を進んでいくと山岳地帯に廃墟になった町がありました。

 「ここは私の家だったところです。遠慮なく中に入ってください」とガイドさん。

 町からはこんな荒々しい自然の風景を堪能することができます。そして実際に岩山の間を歩いてみることもできます。

 さて、そろそろお腹がすいてきました。レストランで地元の料理を食べることにしましょう。

 子羊の肉や香草などを壺の中に入れて、丸ごと火の残る灰の中に放り込んで蒸し焼きにします。

 ふたを開けるといい匂いの料理が出来上がっています。これで一人10ユーロほど。

 お腹がいっぱいになったら砂漠の旅を続けましょう。しばらく車を走らせると、集落が見えてきました。

 しかし、ここは集落ではなく、あのスターウォーズのセット(緑印の辺り)。ここでロケが行われたそうです。

 そう言えば、こんなシーンがあったのを思い出しました。サハラ砂漠で撮影したんですねえ〜。今となっては観光の名所。

 最後は砂漠に沈む夕日を写真に収めます。

 さて今回の旅の費用は、チュニジア伝統の食事が10ユーロ、バンガローの宿泊代が一人一泊30ユーロ、ヤシの木見学が7ユーロ、4輪駆動車での砂漠ツアーが50ユーロ、砂漠の夕べが17ユーロ、デーツ1キロが2ユーロで、締めて116ユーロ(約15,000円)でした。

 今回は場所の特定がほとんどできませんでした。何しろ半分以上が砂漠で、フランス語や映像からチュニジアの地名を割り出すのが困難を極めました(涙)。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、歴史の先生が先週水曜日の休講の理由について説明した。学校で授業をやるより、最新作のスターウォーズを見に行く方が良かったらしい・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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