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フラール・ルージュ [トピックニュース]

 昨日の節約晩ご飯を作ってくれたシェフのフィリップさん、漁師さんたちと協力して、日本の “活け締め” やら “血抜き” を実践しているとか。

 しかも、魚の切り方で火の通り具合が違ってくるから、日本で自らが手作りした包丁を肌身離さず持っている、などとレストランのサイトに書かれてあります。

 いくらなんでもど素人が自分で包丁を手作り出来ますかねえ。何かの間違い???

 それはさておき、1月27日の日曜日のパリ、赤いスカーフを首に巻いた “フラール・ルージュ(foulard rouge)(赤いスカーフ)” の集団がデモを行いました。

 Paris_Paris.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2019年1月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがそのデモの様子。これまで沈黙を保ってきた人たちが声を上げ始めました。

 「今、フランスで起きていることは非常に危険です。国と民主主義を守るためにこうしてデモを行っているんです」とローランさん。

 肩書を見ると “ストップ!もうたくさんだ” というグループのメンバーらしい。

 「フランスは様々な意見を尊重する国です。この2ヶ月、黙っていましたが、これからは自分たちの意思を平和的にきちんと言うことにしました」と、会社社長でフラール・ルージュの広報担当のフィリップさん。

 パリ警察の発表によれば参加者は約10,000人。予定よりちょっと少なめ。

 赤いスカーフやマフラーを巻いたこの集団、何のためにデモをしているかと言えば、ジレ・ジョーヌに対し、通行止めや暴力は止めよう!と訴えるため。

 このためにわざわざ地方からパリまでやってきた人もいます。

 「年末の書き入れ時に売上が落ちこんでひどい目にあいました」とアルデッシュ県で花屋を営むブリジットさん。

 確かに、大小の商店は大変でしたもんね。シャンゼリゼ通りでは暴徒がお店の玄関や窓を壊して商品を盗んでましたっけ。

 「乱痴気騒ぎはやめて、民主主義を尊重して話し合うべきです」と男性。

 「一年と8ヶ月前に選挙をして決まった政府なんですから、それを尊重するべきです」と別の男性。

 与党の共和国前進はデモへの参加を呼びかけてはいませんが、自由意志で参加した議員さんもいます。

 「暴力で訴えるようなものではないデモを呼びかけています」と議員さん。

 「自分たちの意見を言うためにやっているだけです」と元老院の議員さん。

 デモが終盤に差し掛かった頃、近くで同じようにデモをやっていたジレ・ジョーヌの集団が、“ マクロン辞職 ”と書いたプラカードを掲げたため、フラール・ルージュを憤慨させてしまいした。

 幸い、暴力には発展しなかったようです。しかし、この先、どうなることやら・・・


******* フランス人のつぶやき *******

今日、自宅で日曜大工をしていたら、両手が油まみれになった。とりあえず余分な脂を布で拭いてから手を洗った。そして気がついた。その布は、クリスマスに妻にプレゼントしたエルメスのスカーフだった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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