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冬のコート・ダジュール [コート・ダジュール地方]

 寒い日が続きます。近頃は、暖かくなったらあれやろうこれやろうなんて考えてばかりです。どうも寒いと動く気になれません。

 来月の今ころは少しは春めいているでしょうか?そう願いたいところです。

 さて今日は、冬でも太陽の光がいっぱいのコート・ダジュールの村サン=ポール=ドゥ=ヴァンス(Saint-Paul-de-Vence)を訪ねます。

 Paris_StPaulDV.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年2月5日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 多くの芸術家に愛されたサン=ポール=ドゥ=ヴァンス。

 地中海から少し内陸に入った集落は、たいていこんな風に山の上にあり、階段状に家々が並びます。

 それにしても美しいですね。村の向こうには雪をかぶったアルプスの山々が顔をのぞかせています。

 この風景に魅了されたのがシベールさん。冬になると、シベールさんの目には村がこんな風に映るようです。

 「例えば冬の果物、柿みたいな色になるんです。石が様々な色に変化するからでしょう」

 冬でもカラフルなのは、やっぱり太陽が輝いているからでしょうね。これが夏になると、気温が上がるせいかまた違った色に見えるそうです。

 シベールさんの描いたサン=ポール=ドゥ=ヴァンス。

 マティス、シャガール、ピカソなどの芸術家たちが、この村から創作のヒントを得たと言います。

 その中の一人がフォロン(Folon)。ベルギー生まれの画家です。

 ここはフォロンの作品で装飾が施されたサント=クロワ礼拝堂。壁画には、オレンジ色の太陽の光に輝く村の姿が描かれています。

 サン=ポール=ドゥ=ヴァンスはコート・ダジュールでも有数の観光地。

 冬でも観光客が絶えませんが、静かで落ち着いた佇まいを見せてくれます。

 城壁のすぐ麓にあるブドウ畑では剪定の真っ最中。これをやっておかないと美味しいワインになるブドウは実ってくれません。

 さてこちらは村にあるレストランLa Colombe d’Or

 100年近くにわたって、数多くのセレブたちを迎えてきました。

 「これはレストランのバーにいるピカソです。いつもタバコを吸ってました」と女性。

 この村にやってきたのは画家たちだけではありません。アラン・ドロンやイヴ・モンタンもやってきました。

 そして地元の人たちと一緒にペタンクを楽しんだそうです。もちろん、ペタンクは今でも村のスポーツの一つ。

 熟年のおじさま方がは毎日この広場でゲームに興じているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、そして数日前から、車のエンジンがなかなかかかってくれない。気温は10℃。夜は氷点下にもなっていないのに・・・。僕と同じで寒がりの車だ。今年の冬は長くなりそう・・・」

VDM(Vie de Merde)より



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