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30ユーロで晩ご飯55 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、カンタル県のサン=フルールにあるホテルレストランl’Anderのシェフがチャレンジしてくれます。

 テーマはブルー・ドーヴェルニュ(オヴェルニュのブルーチーズ)。前菜からデザートまですべての料理に、この青カビのチーズが使われます。

 ではスタート!

Paris_StFlour.jpg

 

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年3月16日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがそのシェフのフランシスさん。そして、これが今回使われるブルーチーズ。

 リポーターさんとの待ち合わせ場所は、このチーズを作っている生産者の農場です。

 では30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 ブルー・ドーヴェルヌは牛乳から作られるブルーチーズです。ここではチーズだけでなく牛乳1リットルも合わせて購入。合計で3.30ユーロ。あれ、チーズを買ったにしては高くないですね。残りは26.70ユーロ。

 次は市場のお肉屋さんへ向かいます。ここで買ったのが豚のフィレミニョン。これが8.50ユーロで残りは18.20ユーロ。

 チーズ、お肉ときたら、次は野菜と果物。ジャガイモ、カブ、エシャロットを確保してお会計を済ませようと移動した時、シェフが見つけたのが赤いラディッシュ。これも買っておきましょう。そしてデザート用に洋梨を追加。これが合計で6.10ユーロ、残りは12.10ユーロ。

 最後はパン屋さんでバゲットを2本購入。前菜とデザートに使います。これが2.10ユーロ。

 お買い物はこれで終了です。いくら残ったかと言えば・・・10ユーロ!

 シリーズ中、最安値のお買い物となりました。ではレストランの厨房で調理の開始。

 まずは前菜のヴルテから。

 ラディッシュをスライスします。ヴルテはラディッシュの葉っぱとジャガイモで作ります。葉っぱを刻んだらジャガイモと一緒に茹でてミキサーに移し、チーズを加えてからスイッチを入れます。こうしてできたヴルテをお皿に盛り付けます。

 よく見ると、スライスしたラディッシュがバゲットの上にのせられています。ヴルテに浸しながら食べるのかな?

 さて次はメインのフィレミニョン。

 お肉は2〜3センチ幅に切ってフライパンで周りをさっと焼きます。チーズをパンとバターに混ぜ合わせてできた生地を伸ばして型を取り、お肉の上にのせます。これをそのまま10分ほどオーブンに入れて焼き上げます。

 次はデザート。

 これももちろんブルーチーズを使います。

 「このチーズはバターの代わりにもなるんです。また塩味を足したいときに使うこともできます。ブルー・ドーヴェルニュは調味料みたいなものなんです」とシェフ。

 天板に卵白を混ぜ合わせたパンくずを広げます。そこに刻んだブルーチーズをのせ、最後に砂糖をふりかけてオーブンで焼きます。その間に洋梨をフライパンで焦げ目がつくくらいに焼いたら、お皿に盛り付けます。一番下に引いてあるのはバゲットを使ったフレンチトースト。

 一人5ユーロの材料費とは思えないステキなディナーが出来上がりました。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、顔に何かがガサガサ触るので目が覚めた。2歳の息子が青いマジックペンで私の顔に落書きをしている真っ最中だった [がく~(落胆した顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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