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30ユーロで晩ご飯57 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、ニース料理に詳しい専門家がチャレンジしてくれます。前菜からデザートまで、ニースならではの料理が味わえそうです。

 ではスタート!

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年3月30日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがその専門家のアレックスさんです。早速、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 「ニース料理はシンプルなんです。贅沢な食材を使うわけではなく、地元で作られたもの、旬のものを使う、そんな料理なんです」とアレックスさん。

 まずは八百屋さんにやってきました。黄色い花はズッキーニの花。これに詰め物をしたり衣をつけて油で揚げたりするのがニース料理ですが、今日は衣をつけて揚げるようです。

 さらにブレットと呼ばれる葉物野菜とベビーリーフ、玉ねぎも合わせて購入。これが合計で7.90ユーロで残りは22.10ユーロ。

 次は乳製品のお店にやってきました。おろしたパルメザンチーズ、お塩少なめのバター、玉子を購入。これが締めて7.64ユーロ、残りは14.46ユーロ。

 まだまだお買い物は続きます。リンゴが2.67ユーロで残り11.79。オーガニックの小麦粉が2.75ユーロで残り9.04ユーロ。さらにレモンが必要らしいのですが、家の庭に実がなっているので買う必要はないとか。

 ということはお買い物はこれで終了。またまた超安上がりの材料費となりました。

 ではキッチンで調理の開始!

 まずはレモンを収穫してからキッチンに向かいます。このレモンを使うデザートから始めます。

 レモンの皮をむいておきます。容器に、溶かしバター、小麦粉、イースト菌、塩、砂糖、玉子、レモンの皮を入れたら手で混ぜ合わせます。これを30分ほど休ませてできた生地を伸ばして型をとります。これを180℃のオーブンで10〜12分ほど焼きます。

 次に、皮をむいてぶつ切りにしたリンゴ、水、砂糖、シナモンパウダー、レモン汁を鍋に入れ20分ほど弱火で火を通し、リンゴが柔らかくなったら火を止め、フォークでつぶします。

 先ほど焼きあがったプチ・サブレにこのリンゴのコンポートを添えたらデザートの出来上がり。

 次は、メイン料理のトゥルーチャ(trucha)を作ります。

 玉子を溶いてパルメザンチーズを加えておきます。ブレットはよく水洗いをして湯がいたら刻みます。刻むと言っても形が残るくらいにとどめておきます。これをフライパンに入れ、炒めた玉ねぎと溶き卵を加えて火を通したらトゥルーチャの出来上がり。

 最後は前菜の、ズッキーニの花の衣揚げ。

 まずは衣を作ります。ボールに小麦粉とイースト菌を入れ混ぜ合わせます。そこに卵黄、冷やした炭酸水、塩ひとつまみを入れ混ぜ合わせたら30分ほど放置。

 ズッキーニの花は壊れやすいので水で洗わず、汚れを取るくらいにしておきます。先ほど用意した衣に泡立てた玉子の白身加え、ズッキーニの花を浸して油で揚げたら出来上がり。

 アレックスさん、このニース料理を世界遺産に登録することが夢だそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、野菜を食べないのは体に良くないと母に言った。すると、その日の夕食に出てきたステーキに、玉ねぎを丸ごと茹でたのが付いて出てきた [ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より



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