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丘の中からお城 [ミディ=ピレネー地方]

 月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったのでお休みです。

 さて、今頃は宮内庁は大忙しでしょうねえ〜。

 連休直前の金曜日には「この仕事は年明けにしましょう」なんて職場でみんなが言ってたっけ。年号が変わるから「年明け」には違いないですね。

 この十連休、なんだかお正月休みが季節を変えてまたやってきたみたいな感じです。

 それはさておき、フランス中南部のとある村で、丘を掘ったらお城が出てきたそうです。

Paris_Degagnac.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年4月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 丘の中から出てきたのがこのお城。ミニチュアではありません。本物のお城。

 立派な建物ですね。25年前にはこの姿はありませんでした。その頃に撮影された家族写真がこれです。

 「この下にあったんですよ」とマダム。

 どんな風になっていたかというと・・・こんな具合になっていたのでした。

 「休暇を過ごすために、ここを購入しました。当時は、小さな鳩小屋のある丘と、その麓には家が建っていたんです。しばらくして土木工事を始めたところ、石の壁、階段、天井、そして暖炉が出てきたんです」とマダム。

 500年前に建てられ、ルネッサンス時代に手が加えられたランティス城(château de Lantis)はこうして再び現代によみがえったのでした。

 お城の扉はそのまま完全な形で残されていたそうです。

 「大きなびょうが打ち付けてありますが、敵が斧扉を壊し、中に侵入してくるのを防ぐために打ってあるんです」

 発見された当時、建物の壁は半分崩れていました。

 「今、私たちがいるこの部屋は、当時、こんな風になっていました」

 確かに、崩れてますね。暖炉も崩れて中に木が生えていました。

 下の階には大広間がありました。また小さな礼拝堂も見つかりました。古そうな天井・・・。

 見つかったのは建物だけではありません。古文書も見つかりました。マットレスとタバコの葉の間に挟まっていたおかげで、きれいな形で残されていました。

 また、かつてのお城の生活ぶりをうかがわせる日用品も発見されました。欠片になった陶器は16世紀のものもあるとか。復元作業も行われています。

 さらに、お城にはまだまだ発掘しなくてはならない区画が残されています。家族総出で発掘作業!

 おかげで、大砲用の開口部も見つかりました。500年も前に建てられたのなら、100年戦争の痕跡も残っているのかもしれません。

 このお城、フランス革命後に売りに出されたところまではわかっていますが、その後、荒廃し、丘の中で眠っていたようです。

 しかし、土を持ってきて埋めたとしか思えませんが、どうしてそんなことしたんでしょう?謎です。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、古いシャトー・ホテルで受付をしているが、シーズンオフで休業中。お客は誰もおらず、いるのは私だけ。しかし、さっき36合室から内線がかかってきた・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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