SSブログ

30ユーロで晩ご飯62 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 チャレンジしてくれるのはブルターニュ地方のレストランのシェフ。フランスでは珍しい海藻を使った料理を作ってくれるようです。

 ではスタート。

Paris_Lannilis2.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年5月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 長靴を持って待っていてくれたのが本日のチャレンジャー、フレデリックさんです。

 早速、30ユーロを渡しで材料を揃えていただきましょう。

 まずは長靴を履いて買い物かごを手に海に向かいます。海岸で海藻を収穫している方がいました。

 最近はフランスでも海藻が小売店の棚に並び、気軽に食べられるようになったとか。

 ここで、2種類の海藻を購入。これが3ユーロで残りは27ユーロ。

 海藻を手に入れたら車で移動。やってきたのは牡蠣の生産者のお店。予算の関係で少し小ぶりの牡蠣を選びました。

 「これくらいなら火を通しても縮まないので大丈夫です」とシェフ。

 4人分で16個の牡蠣を購入。これが4.14ユーロで残りは22.86ユーロ。

 次は、フレデリックさんのお店のあるラニリスから数キロのところにあるプルーダルメゾー村の市場にやってきました。

 まずは魚屋さんでメイン料理に使う真ダラを購入。これが10.88ユーロで残りは11.98ユーロ。

 八百屋さんでは、デザート用の果物数種類を買いました。これが合計で5.30ユーロ、残りは6.68ユーロ。

 最後に、こちらのお店でKombu、つまり昆布を購入。

 「この海藻には糖分が多く含まれているのでデザートによく合うんです」とシェフ。

 ええっ、昆布をデザートに使うとは驚き。

 このKombuが3.35ユーロで、手元には3.33ユーロが残っていますが、お買い物はこれで終了です。

 フレデリックさんのお店Auberge du pontの厨房で調理開始!

 まずは牡蠣を蒸気のオーブンに7分間入れます。その間に海藻をみじん切りにします。これを、多めの塩バターを溶かした鍋で火を通します。これを蒸し上がった牡蠣にかけたら前菜の出来上がり。

 次はメインの魚料理。真ダラを型に入れ、その上にパン粉とみじん切りの海藻を混ぜたものをのせます。他にも何か入っていると思われますが、今回は詳しい解説がないので不明。これを、バターを溶かしたフライパンで焼きます。こうするとカリカリとした食感になって美味しいそうです。この料理、お店の定番になっているようです。

 付け合わせは、海のタリアッテーレと呼ばれるこの海藻。湯がくと緑色に変わります。

 最後はデザート。果物を食べやすいサイズに切り、昆布から作ったシロップをかけて盛り付けたら出来上がり。超簡単ですね!

 海に近いブルターニュならではの晩ご飯ができました。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、4才になる息子が泣きながら海から戻ってきた。手には海藻。心配した夫が泣いている理由を尋ねると息子が言った。『海の中でママの髪の毛が抜けちゃった』

VDM(Vie de Merde)より



nice!(41)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。