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夏山に大移動 [トピックニュース]

 紫陽花の花がだいぶ咲いてきましたが、最寄り駅のホームの土手の紫陽花はまだまだこれからのようです。

 5月の初めに100均で手に入れ、玉子パックに土を入れて蒔いたラベンダーの種は、発芽して2週間あまりが経ち、まだまだ小さいですが、双葉の間から本葉が出てきました。そろそろ少し大きい鉢に植え替えた方が良さそうです。

 一ミリもないような小さな種が、こんな風になるなんて、ちょっとオーバーかもしれませんが、生命の神秘を感じます。

 さて、外は新緑から青葉若葉の季節に変わってきました。フランスのオブラック地方では毎年恒例となった牛の大移動が始まりました。

Paris_Aubrac-village.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年5月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 この牛の姿、もう見慣れてきてしまいました。初めて見たときは、なんだこの飾りは!?と思ったものでした。

 冬の間、麓の牛小屋で干し草を食べていた牛たちを、緑に覆われた夏山に連れていくことをお祝いするための飾りだったんですよねえ。

 先週末の5月25日、オブラック地方では、この牛の大移動をお祝いするお祭りが開催されました。

 この牛君たち、自分の足で山に向かって登っていきます。

 「私の夫は今朝3時に起きて準備しました。牛にベルをつけたり、花飾りをつけたりと忙しくしてました」と女性。

 「牛たち、おめかししたんで立派に見えるでしょう」と男性。

 牛に飾りが付いているとお祭りらしくなりますね。オブラック牛は地元の誇りです。

 「牛の大移動は大昔から続けられてきた、大切な習慣なんです」と男性。

 皆さんがテーブルを囲んで召し上がっているのは朝ごはん。

 どんな料理かと言えば、もつ煮込み料理。これがこのお祭りの定番です。

 「今日の朝ごはんはクロワッサンじゃなく、もつ煮込みです。美味しいですよ」と女性。

 数キロほど山道を登ってくると、オブラックという名の小さな村に到着です。

 通常の人口は20人ほどですが、この時ばかりは20,000人に増えるそうです。これだけの数の牛もやってきますから、かなり賑わいになってしまいます。

 ここでもまたテントの下で食いしん坊が地元の料理を食べています。

 この白く伸びたガムのようなものは、チーズとジャガイモを練り合わせたものでアリゴ(Aligot)といいます。

 さぞかし噛み切るのが大変だろうと思いきや、むしろサクサクと簡単に食べられます。

 人間たちが美味しいもの夢中になっている間に、牛たちはどんどん山道を進んでいき、目的地に到着したものもいます。

 これからしばらくはこの天然の牧草がいっぱいの山の上で過ごすことになります。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、義理の両親が牛を買ってきて、マリオンという名前をつけた。私の名前もマリオン。なぜに私の名前を牛に?[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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