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30ユーロで晩ご飯66 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、6月9日の聖霊降臨祭を祝って、ちょっと贅沢な仔牛の料理を作ってもらいます。

 因みに、聖霊降臨祭とは、キリストが復活して昇天したのち、弟子たちの上に聖霊が降った、つまり、平たく言えば、今までボ〜ッとしていた弟子たちが、ハッと目覚めたわけです。

 今回チャレンジしてくれるのは、現役のお肉屋さんです。ということは、メインの料理はお肉。

 ではスタート!

Paris_Rennes.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2019年6月8日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはレンヌの中央市場。

 このお肉屋さんが今回のチャレンジャーです。地元の選りすぐりの生産者から肉を買い付け、消費者に提供しています。

 早速、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 復活祭の時には子羊を食べましたが、聖霊降臨祭の時は、仔牛を食べるのが伝統だそうです。

 「この時期は生後8ヶ月の仔牛が市場に出回る時期なんです」とお肉屋さん。

 なんだそうか。宗教的な意味合いはないのですね。

 というわけで、こちらの高級そうな仔牛の肉を購入。これが15.69ユーロで、残りは14.31ユーロ。

 次は、市場仲間の八百屋さんへやってきました。ジャガイモ、マッシュルーム、ニンニク、オニオンヌーヴォー、ニンジンを購入。お肉の付け合せにします。

 さらに、前菜用には、ルッコラ、メロンを購入。またデザート用のイチゴも買いました。これが締めて・・・19.07ユーロ!

 あっけなく早くも4.76ユーロもオーバー。仕方がないので、さらに10ユーロを追加。

 しかし、まだ揃えなくてはならない食材があります。乳製品のお店で、生クリームとパルメザンチーズを購入。これが4.72ユーロで、結局、超過分は9.48ユーロになってしまいました。結構な額ですね。

 でも、キリストの弟子たちが目覚めた日ですから、ちょっとくらいオーバーしてもいいかも。この日がなかったら、ここまでキリスト教が広まることはなかったかもしれないですからねえ〜。美味し物を食べてお祝いしなくては!

 ではお肉屋さんのキッチンで調理の開始!

 まずはメイン料理の仔牛のロースト。

 付け合わせのマッシュルームは石づきを取り除き、周りの薄皮をはがします。これを半分に切って串刺しに。仔牛の肉はニンニクと一緒に鍋で周りに焦げ目ができるくらいに焼きます。

 「中に肉汁を閉じ込めておくために周り全体を焼きます」とお肉屋さん。

 焼けたら鍋から出して休ませます。その鍋にそのまま野菜を入れてさっと炒めたら、肉を戻して蓋をし弱火にします。

 その間にデザートと前菜を作りましょう。

 デザートのイチゴはヘタを取って半分に切ります。生クリームをホイップしたらスプーンで整形してお皿の真ん中に。周りにイチゴを盛り付けたら出来上がり。

 次は前菜です。

 メロンをスライスしてお皿に盛り付け、そこにルッコラをのせたらパルメザンチーズをトッピング。ドレッシングをかけて出来上がり。

 さてお肉の方はどうなっているでしょう。ちょうどいいくらいに火が通っていました。お肉を切って、野菜と一緒にお皿に盛り付けたら出来上がります。

 10ユーロ近くオーバーしてしまいましたが美味しそう!しかも、なんと今日は5人分の晩ご飯ができてしまったそうです。

 費用がオーバーしたのは量が多かったからなんですね。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、ディナーに招待された。礼儀として、何を持って行ったらいいか聞いた。たいていワインかデザートなんだが、なんと、トイレットペーパーとは・・・こんなの初めて [目][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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