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称号の維持 [トピックニュース]

 通勤時に渋谷で銀座線に乗るのですが、ただいま新ホームの建築中でえらいことになっています。

 改札口の数が減ってしまい、朝は列に並んでもぞもぞ進みながらやっと改札にたどり着くという有様。

 しかも、人が一点に集中してしまうため、電車の前の方はガラガラなのに、改札近くの車両は満員、てな感じで出発していきます。

 早く工事が終わってくれないかと願うばかりです。どうも来年の1月3日から新しいホームになるようなので、あと半年の辛抱。やれやれ・・・。

 さて、本日は忙しない都会を忘れて、フランスの鄙びた村へと行ってみましょう。

 鄙びた村と言っても、“フランスの最も美しい村” の称号を獲得した村です。

 この称号、一度獲得すると未来永劫に持ち続けられるというわけではなさそうです。

Paris_Carennac.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年6月19日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはフランス中南部の小さな村カレナック(Carennac)。フランスの最も美しい村のひとつです。

 おや、ツーリストらしい人が写真を撮っています。手には何やら書類のようなものが・・・。

 この方、ツーリストではありません。何をしているかと言えば、村のチェック。つまり、称号の条件をきちんと満たしているかをチェックしているのです。

 「村長さん、あの建物のファサードは最近、改修されたんじゃないですか?」とチェックマンのパスカルさん。

 こんなこと言われると、なんかちょっと緊張しますねえ。

 「こうして写真を撮影し、委員会に提出するんです。そこで、村がきちんと称号にふさわしい条件を維持していることを確認するんです」とパスカルさん。

 それにしても、カレナックって、中世の趣をたたえた素敵なところですね。人口は400人余り。

 映像に登場したのはサン=ピエール教会。入口上のタンパンが見事です。

 それはさておき、チェック項目は全部で27点余りもあるそうです。それらすべてが合格ラインに達していないと称号を失いかねません。

 「こうしてチェックしているのは村に意地悪をするためではありません。むしろ、きちんとした維持が出来るように支援することなんです」とパスカルさん。

 1982年に創設された “フランスで最も美しい村” の称号。現在、158の村がその称号を獲得しています。

 その一方で、一度獲得した称号を失った村も20ほどあるそうです。

 「村に活気をもたらしてくれる大事な称号です」と男性。

 チェックマンは年に30ほどの村を回っては状況を調べているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、初めての職場でのコーヒーブレイクで、同僚が村にある美容院について噂していた。『あそこはねえ、カットしかやってくれないのよ』その髪をカットしているのは私の妻[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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