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ビアリッツG7サミット [バスク地方]

 ベーシック会員ゆえ、9月いっぱいでポイントポンともお別れです。すごろくゲームも楽しめなくなります。

 なんか寂しい・・・。貯まったポイントで電子書籍を何冊も買ったなあ〜。ありがとね。

 さて、8月24日〜26日まで、フランス・バスク地方最大のリゾート地ビアリッツ(Biarritz)でG7サミットが開催されます。

 もちろんどんな話し合いがなされるのか気になりますが、もっと気になるのが首脳たちが口にするご馳走。どんなものが提供されるんでしょう?

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年8月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがビアリッツ。

 さすがに大西洋の海は波が荒いですね。

 来週の初めには世界中から100人ほどのサミット参加者と数千人のジャーナリストがこの街に集合します。

 おかげでビアリッツも注目を集めることになります。

 こちらは会議での食事を担当しているジャン=マルクさん。

 「首脳会議での食事を担当させてもらえるなんて光栄です。できるだけ、地元バスクの特産品を出して、生産者に注目してもらえるようにしたいんです」

 まず訪ねたのが、川魚の養殖業者。立派に育った魚はトラウト。ソテーかなんかにして食べるんでしょうかね。

 地元産の名品はビアリッツから半径5キロ以内で全て揃えることができるそうです。

 こちらは生ハムの製造元。30年ほど前に姿を消したバスク豚で作られているそうです。

 そして羊乳で作られるハードタイプのチーズ、オッソ・イラティもバスク地方の特産品です。

 このチーズは130軒ほどの小さな農家が共同で製造しています。生産量の20%ほどが海外に輸出されているそうです。

 今回は販路拡大の大きなチャンスにつながるはずだとか。

 さらにG7の首脳たちには特別のプレゼントがあります。

 それは、フランスの最優秀職人が作ったチョコレート。

 最近は地元産のものを味わってもらうというのがG7の流行りのようです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、僕は貧乏学生です。冷蔵庫に残っていた4枚入りのハムのパックに5枚目のハムを見つけた時は、感動で涙がでそうになりました」

VDM(Vie de Merde)より



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鯉のフライ [フランスの郷土料理]

 今年9月20日から日本で開催されるラグビーのワールドカップ。

 そのテストマッチで、フランス代表とスコットランド代表がニースで対戦し、32-3でフランスが大勝したそうです。

 世界ランク7位のスコットランドが8位のフランスにこんな負け方しますかねえ〜。何かちょっと例外的なことが起きていたような気がしてならないです。

 それはさておき、月曜日恒例の節約晩ご飯はまだまだお休みです。8月が終わらないと再開しないようです。

 今日は、フランス料理ではちょっと珍しい鯉料理を紹介しましょう。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年7月30日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 アルザス地方の北部がワイン街道なら、南部は鯉のフライ街道で知られているいます。

 地元の人たちはこんな風に鯉をフライにして食べるそうです。

 「美味しいですよ。この辺りでは最高の魚なんです」と男性。

 こちらはレストランLa Carpeの厨房です。

 「今朝、獲れたばかりの鯉です。毎日、魚屋で手に入れるんです」とシェフ。

 骨と皮を取り除いたフィレを太めに千切りにしたものと、そのまま縦にスライスしたものの2種類があるようです。

 「尾っぽは捨てていたんですが、鯉料理は尾っぽがあるから鯉料理なんだと言われて使うようにしています。油で揚げるとカリカリになって、チップスみたいに食べると美味しいらしいんですよ」

 衣は、小麦粉、トウモロコシの粉、すりごま、コショウの4種類。これをまぶして油で揚げます。

 このお店のスペシャリテを楽しみにやってくるお客さまは大勢います。

 「1月から12月まで一年中食べてますよ」と女性。

 レストランの売り上げの60%がこの鯉料理だそうです。

 「ここはフランス一の鯉の産地でありながら、お店は11年間も閉まったままだったんです。それで私がもう一度がんばってみることにしたんです」とシェフ。

 「この辺りには池がたくさんあるんです。だから鯉が育つんですよ」と男性客。

 確かに地図で見ると池が無数にあります。こちらは鯉を養殖しているジョルジュさん。

 「昔は養殖業者がたくさんいたんですが、今では少なくなってしまいました」

 天然の池で成魚に育った鯉は、こちらの生簀に移されます。こうすることで魚の身が美味しくなるそうです。10日ほど経ったら食べごろになります。

 ジョルジュさんは40店ほどのレストランに鯉を提供しています。その中に、新規参入のフランス人カップルがいました。

 レストランではなくフードトラックで鯉のフライを販売しているのです。向かったのは近くの青空市場。

 休暇を過ごしにやってきたツーリストが珍しい鯉のフライを食べてくれるそうです。そして地元の人もこの料理を再発見。

 「家に持ち帰ってゆっくり魚が食べられるのがいいですね」と女性。

 「フードトラックで売るなんていい考えだわ。売れてると思う」と別の女性。

 確かに売上は右肩上がり。2台目が視野に入ってきたそうです。

 この鯉料理、中世の頃からアルザス地方で食べられてきた歴史ある料理なのでした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、ウォーターベッドで寝ている僕を起こそうと、弟がベッドに飛び込んできた。弟は25歳で体重100キロのラガーマン[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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週末はモナスティルで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。久しぶりですね。

 今回はチュニジアの都市モナスティルを旅します。

 パリからは空路の直行便で1時間半ほど。想像以上に早いですね。これなら週末で行って帰ってこられます。(訂正:1時間の時差があるようで実際には2時間半)

 では出発!

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年8月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 透き通った海で海水浴、ローマの遺跡見学、オリーブ畑の中をドライブ、そして迷路のようなショッピング街を散策。

 モナスティルには観光客を惹きつけるものがたくさんあります。

 何よりここは海辺の町。海の幸が盛りだくさん。そして夜はご覧の通りの賑やかさ。

 何年か前はテロ事件で観光どころではなかった時もありましたが、すっかりリゾート地の姿を取り戻りしたようです。

 今回の旅の始まりは、クリア島へのエクスカージョン(青印)。

 朝の9時、モナスティルの港で海賊船に乗り込み島へと向かいます。なんかものすごい混み具合。しかも歌あり踊りあり。

 1時間もすると島に到着。白い砂浜が迎えてくれます。

 まずは思い切り海を堪能しましょう。お腹の空く頃には焼き魚や新鮮なウニが食べられます。

 こうして数時間楽しんだら、また海賊船に乗って帰ります。ここに宿泊することはできません。

 クリア島は別名 ”亀の島” とも言います。砂の中には亀の卵。亀の保護のために人間の行動は制限されているのです。

 モナスティルにもこれだけの規模のビーチが整備されています。

 週末をビーチで過ごす人たちでいっぱい。海のレジャーとはこのことか!旅人さんたちの後ろをラクダが歩いてましたね。

 2014年のテロ事件以来警備が強化されました。少しずつ観光客が戻ってきたようで、ホテルの方によると客室は満室で空きはないとのことでした。

 そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこはモナスティル初のゲストハウスDar Benti(赤印)。

 わあ、中は豪華!チュニジアの伝統的な邸宅を宿泊施設にしたそうです。

 「客室は全部で5室あります。その他の部屋は私たちの住居として使っています」とオーナー。

 二階にはプールもあります。ビーチの喧騒とは打って変わって、静かに本物のチュニジアが味わえそうです。

 さて、次はちょっと変わった場所を訪ねてみましょう。

 南に向かって1時間ほど車を走らせると、見えてきました。ローマ時代の遺跡エル・ジェムの円形闘技場です(緑印)。

 ローマ人、こんなところにも作ってたなんて驚き。ユネスコの世界遺産に登録されているそうです。

 35,000人を収容することができたそうです。ローマのコロッセオが5万人らしいので少し小さめ。この日は夜にコンサートが行われることになっているそうです。

 さて来た道を戻りましょう。最後にやってきたのが要塞都市(こげ茶印)。

 作られたのは8世紀。イスラム帝国アッバース朝時代のことです。

 塔の上からはモナアスティルの街が一望できます。目の前に見えるのはチュニジアの初代大統領ハビーブ・ブルギーバの霊廟(紫印)。

 フランス人がバカンスを過ごすためにチュニジアまで来るのがよくわかりました。

 さて今回の旅の費用は、宿泊代が90ユーロ、昼食付きクリア島エクスカージョンが20ユーロ、飛行機代が180ユーロで、締めて295ユーロ(約35,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、バカンスから戻り、玄関マットの下に置いておいた鍵を取ろうとしたら、鍵がなかった。玄関のドアが開いていて、中に入るとメモが置いてあった。『テレビをもらっていきました。メルシー!』」

VDM(Vie de Merde)より



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ロゼワインは・・・ [フランスのワイン]

 8月、特にお盆の時期は通勤電車が空いていて快適。

 これが永遠に続くといいなあ〜と思うのですが、来週の月曜日からはそういうわけにはいかなくなります。

 それでも学生がいない分、まだ余裕があります。本格的に押し合いへし合いの満員電車に戻るのは9月になってから。

 その頃には暑さが少し和らいでくれることを願うのみです。

 さて、8月も残り2週間ほどとなりましたが、ここ数年、フランスで売り上げを伸ばしていたロゼワインが、今年になって減少へと転じたそうです。

vinrose.jpg


下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年8月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 レストランやカフェを訪ねてみると・・・ロゼワインを飲んでいる人たちをあちこちで見かけます。

 「お昼と夜の暑い時に飲みますよ」と女性。

 「6月から7月にかけて猛暑でしたからねえ」と男性。

 しかし、あまり飲まなくなった人たちもいます。

 「去年に比べると飲まなくなりましたね。理由は特にないんですが、白ワインを飲むようになりました」と女性。

 ロゼワインは人気で、ちょっとしたブームになっていましたが、もう過去のものになってしまったのか・・・。

 大型小売店での売り上げは去年に比べると9%減。今年はワールドカップという大きなイベントもなく(女子はありましたが小規模)、大変な猛暑が2回もあったのが原因だとか。

 「人はあまりに暑いとワインではなく水をお飲みますからね。ワインは二番手なんです」

 しかし、理由はそれだけではありません。この10年でロゼワインの質が向上しました。それにつれて値段も上昇。物によっては三倍に跳ね上がったものもあるとか。

 つまり、高くなったから手が出ない。それが売り上げ減少につながったようです。

 一方で、海外への輸出は伸びているそうです。

 「高級ロゼワインは海外でよく売れてます。ロシア、オランダ、イギリスなど販路は広がっています」と生産者。

 とは言うものの、産地によって状況は異なります。ラングドック=ルシヨンでは現状維持ですが、プロヴァンスのロゼワインは20%も減少してしまったそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、家のパソコンで仕事をしていると玄関のベルが鳴った。ドアを開けると郵便配達のお兄さんが立っていた。突然、彼の目が丸くなって顔が赤くなり始めたので慌ててドアを閉めた。あまりに暑くて裸になっていたのをすっかり忘れていた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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ラベンダー祭り [プロヴァンス地方]

 修復準備の続いているパリのノートルダム大聖堂ですが、厄介な問題が発生しています。

 火災の際に屋根に使われていた鉛が微粒子となり、大聖堂はもとより近隣の地域にまで拡散してしまったらしい。

 近くの小学校で通常より高濃度の鉛成分が見つかったとか。修復よりまずは除染作業が優先ということになっているようです。

 昔の建物は人間にとって有毒な材料も使われているようで、なかなか難しいですね。修復の費用の方は寄付でまかなえそうです。

 さて、8月15日、日本は終戦記念日でしたが、プロヴァンス地方の小さな村ソー(Sault)では、ラベンダー祭りが開催されました。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年8月15日に放送)

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 村のメイン通りではパレードが始まりました。

 ラベンダーを使って個性豊かに装飾が施された山車が次々と登場します。なんだか素朴な感じがいいですね。

 「この地域の生産者が山車を作ってるんです。どれも素敵でしょ。手がかかったものばかりですよ」と女性。

 ラベンダー祭りは村の伝統であり、収穫の作業が終わったお祝いでもあります。

 村のラベンダーグッズ店も、この日ばかりは特別展示。お店の前の歩道はラベンダーの小枝が敷き詰められていました。

 そして、村の畑では地元の人や観光客がラベンダーを摘み取っています。

 この日は誰でも自由に摘み取って、自分用にブーケを作って持ち帰ることができるそうです。

 こちらの女性、お花だけを摘んでビニール袋に入れてるようです。

 「これで匂い袋を作るつもりなの」と女性。

 「家のあちこちに置いといて、ラベンダーの香りでいっぱいにしたいんです」と別の女性。

 そのすぐ近くの畑では、生産者の皆さんが真剣な顔で競技に臨んでいます。

 というのも、この日は “ラベンダー刈り取り世界選手権” が開催されていたからです。しかも、昔と同じ方法で刈り取らなくてはなりません。

 サケットと呼ばれる布袋を背負って、鎌を片手に刈り取っていきます。時間内にたくさんのラベンダーを刈り取った人が優勝です。

 サケットって面白い形をしてますね。大きな風呂敷を袋になるように折りたたんでいるだけのように見えます。ラベンダーの収穫にはこれがベストだったんでしょうね。

 「昔は刈り取り機なんて物はなかったから、皆、こうして手で刈り取ってたんです」と男性。

 「若い時からずっとこの仕事をしてきましたが、71歳の時に引退しました」と別の男性。

 かなりの重労働ですもんね。60〜70歳くらいが限界かもしれません。

 収穫されたラベンダーはエッセンシャルオイルの原料になるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、ある男性に花束を配達することになった。家を訪ねると奥さんが出てきたので花束を渡した。実はあの花束、ご主人の愛人からのもの。その後、どうなったか私は知りません・・・

VDM(Vie de Merde)より



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ペリゴールのセープ茸 [ペリゴール地方]

 8月、やっと半分まできました。8月14日午後のフランスの天気予報はこんな感じ→こちら

 コート・ダジュールが30℃を上回っているようですが、他はどこも20℃台。

 よく見ると、ノルマンディとブルターニュの境目あたりにある半島は19℃!ブルターニュの都市レンヌも19℃。

 あくまでも予報ですが、現実とそう違いはないような気がします。

 ああ、羨ましい〜。日本のこの猛暑地獄、早く終わっていただきたし。

 さて8月も後半に入りますが、ペリゴール地方では、今年最初のセープ茸の市が開かれたそうです。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年8月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ペリゴール地方の森の中。アニエスさんがセープ茸を探しにやってきました。

 どのあたりを探せば見つかるか、長年の経験ですぐにわかるそうです。

 「できるだけ傷をつけないように根元の辺りから切り取ります」

 セープ茸って、丸々と太ったキノコですね!

 「土が暖かかったせいで、週末だけで5ミリも伸びています」

 こちらはペリゴール地方の小さな村ミュシダン。収穫されたセープ茸が市場に並びます。今年最初のセープ茸市。

 売る人と買う人の直接交渉で値段が決まるそうですが、平均でだいたい1キロあたり20ユーロで売買されているようです。

 「これで6キロあります。質がいいのはもうわかってますから、ぐずぐずしないですぐに購入しました。家族や友人たちに食べさせてあげます」と女性。

 市場始まってから2時間半で500キロのセープ茸が売れたそうです。

 「私の住むアルザス地方にもセープ茸はありますが、ここのとは味も香りも違います」と男性。

 「この市の特徴は、トランサビリティーなんです。いつ、どこで収穫されたものかわかるようにラベルが付いているんです」

 それにしても6キロも購入された女性、すごいですね。家族や友人に食べさせても、余りある量です。

 そう言えば、乾燥させて保存するという手がありましたっけね。

 マツタケが食べられる日本の季節はまだまだ遠いですね。残暑が長く続かないことを祈ります。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、歯医者に行って歯をキレイにして欲しいと言ったら20,000ユーロかかると言われた。うちの人に出してもらえないかと言うと、彼が言った。『そんなことしてどうするの?君、笑ったことないじゃない』・・・

VDM(Vie de Merde)より



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猛暑の影響 [トピックニュース]

 今週の土日の予報によると、わが家の地域は最高気温が36℃や37℃になるらしい。台風通過後の気温上昇のようです。

 いささかくたびれました、この暑さには。もういい加減で涼しくなってくれないかなあ〜。

 日本は、7月が日照不足で農作物に影響が出ました。いろいろ値上がりしてましたよね。今は元に戻ったようですが、今度は猛暑と台風の影響が気になります。

 フランスは、野菜や果物の値段が上がっているそうです。

 日本と違って7月は度々猛暑に見舞われ、40℃を超えた地域が数多くありました。しかも雨が降らず水不足。その影響が今頃出て来ているようです。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年8月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはエクス=アン=プロヴァンスの朝市。

 ピーマンが1キロあたり3.8ユーロ、インゲンは1キロあたり6.8ユーロ。

 ある調査会社によると、店頭に並ぶ野菜や果物が昨年の同時期に比べると6.7%値上がりしているそうです。

 「果物がいつもより高い感じがします。特にモモが高いですね。これでは買えないですよ」と女性。

 「油断してるといつもの倍くらいのお金を使うことになってしまうので気をつけています」と別の女性。

 日本の7月くらいがちょうど同じような感じでした。でも、6.7%なんてもんじゃなかった。キュウリなんて50%くらい値上がりしてましたよねえ〜。

 それはともかくとして、エクスの野菜はどうなんでしょう?

 主に旬の夏野菜が値上がりしていました。

 キュウリは6月は1.01ユーロだったのが7月には1.22ユーロに、トマトは6月に1.85ユーロだったのが7月には2.29ユーロにそれぞれ値上がり。

 ちなみに値段は1キロあたりの値段です。フランスは量り売りが基本。

 では栽培の現場を訪ねてみましょう。

 なんとなく土がカラカラな感じ。猛暑の影響でメロンは割れてしまいました。そしてトマトはまだ青いままです。

 「春先の冷え込みと先月続いた猛暑の影響でなかなか熟すところまで至りません」と農家の方。

 天候がこう極端に変わってしまっては野菜も育ちません。

 ここから数キロ離れた畑でも同じように収穫の時期が遅くなっていました。

 となると必然的に値段が上がってしまいます。特に仲介業者が入るとさらに高くなります。

 8月にいつもの夏に戻れば、そのうち回復すると期待しているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、高い料理本を買ってきた。表紙に出ていたお菓子を作りたかったからだ。中を見たら作り方が書いてなかった [もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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バスクの力 [バスク地方]

 未だに3Gのケータイを使っている私ですが、2年半後には使えなくなると宣告されてしまい、いよいよスマホに変えなくてはならないかと考えている今日この頃。

 そんな折、契約している大手通信会社からパンフレットが送られてきた。

 そこには「60代・70代の2人に1人以上がスマホユーザーに」と書かれてあり、いかにも高齢夫婦と思われる人たちが幸せそうにスマホをいじっている写真が何枚も載っている。

 そして「初めてでも安心」とか「大画面で見やすく使いやすい」とか「初スマホ安心サポート」のキャッチコピーが紙面に散りばめられている。

 ええっ〜、私ってこの仲間???

 軽くボディブローを食らった感じなのでした。

 ギリギリまで機種変しなかったら、こんなのがまだ何通も送られてくるんだろうか?

 それはさておき、本日は、先週の日曜日に開催されたバスク祭りのお話です。

 このお祭り、1900年のバスク民族祭りを再現したものだそうです。その中にこんな出し物がありました。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年8月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ん?何をやってるんでしょう?運動会ではなさそうな・・・。

 これは “ バスクの力(force basque)” と呼ばれる出し物。

 荷車を運んだり、トウモロコシの入った袋を担いで走ったり、牛乳の入った重そうなミルクタンクを運んだり。

 どうやら力が勝負の農家の仕事から生まれた競技のようです。日本で言えば、米俵をいくつ担げるか競争するようなもんですね。バスクの場合は麦の詰まった袋。

 こちらの競技は、何度もジャンプしててっぺんまで上げて少しずつ下ろすようです。

 インタビューがお相撲さんのインタビューみたいになってました。相当力を使うようですね。終わった直後は息をつくのに目一杯。

 そして綱引きもあります。左右それぞれ8人ずつで綱を引き合います。みんな力自慢の男たちばかり。

 「見ていると楽しいですね。そもそもは農家の力仕事ですからね」と男性。

 「この地方独特の面白い出し物です」と女性。

 地元の人たちに混ざって観光客も見物に来ているとか。

 「野菜や穀物の栽培と収穫を祝うために、近隣の村人が一堂に会する祭りです」と開催関係者の男性。

 「これは村の対抗戦みたいなもので地域の伝統行儀なんです」と選手の一人。

 昔の民族衣装で参加している村人たちもいます。

 会場の向こうにはプロットというバスク地方のスポーツで使う壁が見えていました。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、朝7時に出勤した。上司がやってくる10時半になるまで、自分が有給を取っていたことに気がつかなかった。習慣の力は恐ろしい[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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アンチョビ [ラングドック=ルシヨン地方]

 ソニーのウォークマンが発売されて今年で40年になるそうですね。フランスのニュースで知りました。

 40年前と言えば、私が2X才の頃。もっと前からあったような気がしますが、そんなもんなんですね。まだカセットテープの時代でした。

 買っては使い、買っては使いを繰り返して全部で4台くらい買ったような・・・。MDのはまだ家のどこかに残ってるはず。

 チンパンジーがウォークマンで音楽を聴きながら瞑想するCMなんかもありました。

 時は流れて、今はスマホで音楽を聞く時代。これから20年後はどんな時代になっているのやら・・・。

 さて、月曜日恒例の節約晩ご飯も放送がなかったのでお休みですが、食にちなんで本日は、フランス南部のリゾート地コリウールのグルメを紹介しましょう。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年7月29日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 食前酒のおつまみや前菜に使われるカタクチイワシ(アンチョビ)。

 一番シンプルな食べ方は、トマトやパンと一緒に食べること。そして、塩漬けしたものやマリネしたものなど味付けは様々です。

 皆さん、美味しそうに召し上がっています。

 コリウールの飲食店には必ずと言っていいほど、このアンチョビ料理がメニューに並んでいるそうです。

 とは言っても、コリウールでアンチョビ、つまりカタクチイワシが釣れるわけではありません。お隣のポール=ヴァンドルまで行かないと釣れないそうです。

 一隻の漁船が漁を終えて港に戻ってきました。他の魚に混じって、量は少ないもののカタクチイワシも釣れていました。

 地中海のカタクチイワシは小さくて、今や絶滅の危機にあるそうで、大西洋で釣れたものが大半だそうです。

 「コリウールに水揚げされるカタクチイワシは貴重なんです」と男性。

 コリウールでアンチョビを作っている工場は2つだけになってしまいました。

 こちらがその一つ。これだけの量ですから、大西洋産のカタクチイワシですね。

 骨を取ったら瓶に詰めてオイル漬けか酢漬けにするそうです。全て手作業。

 「内側も外側も中央部分が栗色になっているのがコリウールのアンチョビです」と女性。

 瓶詰めにされる前の工程がこちらです。この中でカタクチイワシを塩漬けにして発酵させます。6ヶ月ほど経つとこんな感じになるそうです。

 この工場では6世代にわたってアンチョビが作られてきました。若い方が6代目で、杖をついた方が4代目。

 「当時は一人で年間300キロのアンチョビを作ってましたよ」と4代目。

 20世紀初頭のコリウールには100隻ほどの漁船が漁をしていたそうです。昔は大漁だったんですね。

 オイル漬けと酢漬けの2種類があるようですが、どちらも美味しそうですね。


******* フランス人のつぶやき *******


今日、魚屋で働いている。今日、客からこんな風に褒められた。『あなたと同じくらい素敵なカタクチイワシをいただくわ』

VDM(Vie de Merde)より



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砂か玉砂利か? [トピックニュース]

 昔、知り合いの人に、夏にパリに行っても観光客ばかりで面白くないよ、とよく言われました。

 確かに、8月のパリは、ある時期だけの特別なパリ。バカンスが終わり、みんなが戻ってきて普通の生活が始まれば、本物のパリに出会えます。

 さて、日曜日恒例の週末旅は今週もお休みですが、来週は新しい旅を紹介できそうです。

 良かったあ。8月は全部アウトかと思っていました。

 フランスも日本もバカンス真っ只中の本日は、こんな話題です。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年8月9日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 「海に行くなら砂浜?それとも玉砂利の浜?」

 コート・ダジュールのアンティーブでバカンスを過ごす人たちに聞いてみました。

 「そりゃ砂浜に決まってるでしょ。簡単に楽に寝そべることができますからね。石があったら痛くて横になれませんよ」と男性。

 お昼寝や日光浴を楽しむたくさんの人たち。快適さから言えば、断然砂浜。

 「砂は柔らかいじゃない。だから楽に横になれます」と女性。「石じゃお尻が痛いわ。それに背中も(笑)」と別の女性。

 砂浜なら、こんなスポーツも楽しめますし、砂のお城だって作れます。

 「子どもたちは砂あそびが好きだから、やっぱり砂浜がいいわね」とお母さん。

 しかし、こんな砂利のビーチでも平気という方々もいらっしゃいます。角が取れた丸い石なら素足でも大丈夫なのかな?

 「車の中に砂を持ち込んでしまうこともないからいいですよ。石でも全然問題ないです」と男性。

 「砂は体に引っ付いて不愉快だし、あちこち砂をばらまいてしまうじゃない」と女性。

 ああ、そう言えばそうですね。石ならそんな心配は要りません。

 しかし、歩いたり寝そべったりするのにはちょっと厳しい面もあります。

 それをカバーするのがこのシューズ。そしてバスタオルではなくちょっと厚めのマットレスを敷けば快適に横になれます。

 それに椅子やサマーベッドがあれば何の問題もありません。しかも、玉砂利の方が人が少ない!

 砂浜の混み具合に比べたらスカスカです。のんびり海水浴を楽しめそう。

 この日のアンティーブは、気温が30℃、水温が27℃だったそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、ビーチで寝そべっていたら、目の前の十代の若者二人の会話が聞こえてきた。ここの波と自宅近くのプールの波を比べてあれこれ話しているうちに、一人が突然言い出した。『ところでさ、この波って何時に止まるんだっけ?』

VDM(Vie de Merde)より



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