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水不足 [トピックニュース]

 8月もあと2日で終わります。

 そうなると今年も残るところあと4ヶ月となり、あっという間に師走がやってきます。

 クリスマス用のモミの木を栽培・販売しているフランスの農家では、7月の猛暑で苗木が焼けて茶色に変色し枯れてしまったそうです。

 今年のクリスマスの分は問題ないそうですが、来年が問題。供給が追いつかない状態になりそうです。

 気温が40℃を超える異例の暑さが数日続くと、適応できない植物はこんなことになってしまうんですね。

 それはともかくとして、フランスではいよいよブドウの収穫とワインの仕込みが本格的に始まりました。

 その一方で多くの地域が深刻な水不足に見舞われています。

Paris_Fenioux.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年8月29日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 水不足はほぼフランス全土に広がっています。

 節水対策が行われているのは87県。このうち41県(赤色)が深刻な状態だそうです。

 フランス西部の小さな村フニウー(Fenioux)を訪ねてみました。

 パスカルさんは、1ヶ月ほど前から近くを流れる川で魚が死んでいるのを見かけるようになりました。その数は合計すると100匹ほどにもなるそうです。

 こちらが死んだ魚の写真。この方、ソニーのスマホをお使いのようです。

 それはさておき、この夏、この地域を襲った猛暑でバクテリアが大量発生し水中の酸素を消費してしまったため、魚が酸素不足で死んだと考えられるそうです。

 この川、6月末から水位が下がり始め、今ではこの有様です。ほとんど水が流れていません。

 「今では川には見えませんが、確かにここは小川なんです。この小川を中心にして様々な生き物が生息しています。水がなくなるというのは、本当に由々しき事態です」とピエールさん。

 どうやらこの川では大きなトラウトが釣れるようです。しかしこの状態では、今ごろどこでどうしているのか・・・。

 水がなくなって困るのは水の中の生物だけではありません。

 牧場で羊を飼育している農家では、40年の長きにわたって、その飲み水をこの川から調達しています。

 「私は5,000リットルほど、うちの近所の農家ではそれぞれ3,000リットル、4,000リットルほどを汲み上げていますが、そのあとすぐに川の水はいっぱいになって水がなくなるなんでことはありませんよ」と男性。

 今のところ水がなくなるというところまでは至っていませんが、今後の状態によっては何らかの対策が必要になるかもしれません。


******* フランス人のつぶやき *******

休暇中の今日、天気予報では最高気温が41℃になるらしい。よりによって今日、うちにマンションでは水道工事のため、一日中、水が出ない [ふらふら] 

VDM(Vie de Merde)より



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