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ワインの小物3 [フランスのワイン]

 東京は急に台風の準備で慌しくなり、スーパーやコンビニの棚からペットボトルの水が消えてしまいました。つまりは売り切れ。

 ぼけっとしているうちにわが家は出遅れてしまいました。

 こうなったら、今この時点でできることをやろうということになりました。停電や断水などが起こらないことを祈ります。

 さて、シリーズの最後はワイングラス。フランスで最も古いクリスタル・ガラス製造会社サン=ルイ(Saint-Louis)の工房を訪ねてみましょう。

Paris_StLouisLB.jpg


下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年10月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 1000℃という高温でドロドロになった物体。

 これが職人さんたちの腕で美しいワイングラスに生まれ変わります。

 創業は400年以上も前の1586年。そんな前から続いてきたとは驚きです。

 ここでは様々なガラス製品が作られています。特に知られているのがワイングラスやカラフ。

 吹く人が形を作り上げたら、ガラス職人が全体を組み立てます。この連係プレーで短時間の間に美しいグラスが誕生します。

 この技術は400年前からずっとこの工場で継承され続けてきました。

 製造されてきた様々な製品はこうして記録に残されています。これらをヒントに新しい製品が生まれることになります。

 その一つがこちらの白ワイン用のグラス。日本風に言えば切子グラス。19世紀に生まれたグラスだそうです。

 「長い足が付いているおかげて、ワインを注いだ部分を触ることなる白ワインを飲むことができます」

 せっかく冷やした白ワインが手のぬくもりで温まってしまうと美味しくないですもんね。

 足の部分は持ちやすいように作られているそうです。

 装飾だけでなく実用的な要素もきちんと考えられたグラスなのでした。

 そしてこちらはグラスをカットする工房。こうなると芸術作品といったほうがよさそう。

 クリストファーさんはこの道13年の優秀な職人さんです。

 「決められた通りにカットしていくためには厳密な正確さが必要になってきます」

 次はカットされたグラスに金で装飾を施します。絵の具が乾いたところでサンドペーパーで磨くと金色の模様が浮き出てきます。

 この金の装飾のグラスも素敵ですが、あの切子のグラスで白ワインが飲みたくなってきました。



******* フランス人のつぶやき *******

今日、『ワインでも一緒に飲まない?』と男性にしつこく誘われた。私には付き合っている人がいるんだというと、その男が言った。『そんなの全然気にしないよ。僕だって結婚してるんだもん』

VDM(Vie de Merde)より



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