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シャラントのグルメ3 [フランスのグルメ]

 英国とEU、離脱条件について合意し、あとはEU加盟国27ヶ国の承認を得るだけとなったとか。

 しかし、問題は英議会。合意した条件が可決されるかどうかは不透明。

 期限までもう二週間もないですねえ〜。やれやれ。

 それはさておき、シャラント県のグルメシリーズの三回目は、チーズ。

Paris_lIsleDEspagnac.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年10月9日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 シャラント川が流れるシャラント県。

 ここで作られているのがル・マンロワ(le Manslois)という名前の、牛乳または山羊乳で作られたフレッシュチーズ。つまりフロマージュ・ブラン。

 60年ほど前に生まれたチーズです。ソフトクリームみたいになって出てきますね。

 ご飯のおかずにもなれば、甘いお菓子にもなるチーズ。このチーズを庭で試食中の生産者と料理人。

 「われわれは地元の農産物や伝統を守るためにここにいるんです。その結果、小さな町や村にも肉屋がありカフェがありパン屋がありビストロがあるんです」と熱く語るレストランLa Margelleのシェフ、エルヴェさん。

 こちらがそのレストランの厨房。忙しそうですね。

 ひと段落したところで、エルヴェさんル・マンロワを使った料理を作ってくれます。

 「ハチミツと醤油でマリネした豚のフィレ肉を作ります。ソースには山羊の乳で作られたル・マンロワを使います」とシェフ。

 まずは肉の脂肪を取り除きます。

 ボールに醤油、レモン汁、ハチミツを入れ良くかき混ぜたら、肉の上にかけます。これをフライパンで30分ほどかけて焼き上げます。

 次はチーズを使ったソースを作ります。みじん切りのエシャロットを鍋で炒めたら白ワインを加え沸騰させます。

 最後にコニャックを垂らしてフランベします。炎が収まったところでル・マンロワを加えます。

 このチーズ、普通の山羊のチーズのようにクセのある味ではなさそうです。そこが料理には使いやすいのかもしれません。

 お肉の上にこのソースをかけたら出来上がりです。

 「山羊のチーズにハチミツ、これがとっても美味しいのよ」と女性客。

 ル・マンロワは前菜にも登場します。こちらは山羊のル・マンロワとフォワグラ。人気の一皿だそうです。

 「新鮮で、美味しくて、重くないの」と女性客。

 「新鮮で、柔らかくて、カリカリっとしてて、全部がこの一皿に詰まってます」と男性客。

 他にもホタテ料理やヒラメ料理も人気です。

 そして最後はデザート。ル・マンロワのチーズケーキ、タルトタタン、カラメルソースのかかったイル・フロタンでした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、庭のテーブルの上に虫が集まっていた。よく見るとそれが文字になっていた。『君を愛してる』。それで気がついた。彼がハチミツでテーブルに文字を書いていたのだ

VDM(Vie de Merde)より



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