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週末はニースで(再訪) [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回はおしゃれなリゾート地として世界的に知られるニース(Nice)を旅します。3年ほど前にも一度行っているので、今回は二度目。

 3年前と同じでパリからは空路で1時間弱、列車なら6時間弱。

 週末をニースで過ごすなんておしゃれぇ〜。ではさっそく出発!

Paris_Nice.jpg


下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年10月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 まだ夏のニース。地中海の青が美しい!そしてサーモンピンクの屋根が並んだ街並み。

 ニース観光の出発点は日時計のあるここ(青印)。向こうには、I Love NICEの大きな看板のようなアート。

 まずは、ガイドさんと一緒に “英国人の散歩道(プロムナード・デ・ザングレ)” と呼ばれる海岸沿いの道を自転車でサイクリングです(赤印)。自転車は1日のレンタルで1.50ユーロ。

 19世紀初頭、冬の寒さを逃れてたくさんの英国人がニースにやってきました。当時は シュマン・デ・アングレ(英国人の道)という小さな道があったのですが、1850年頃から海岸沿いの道が整備され、今のような呼び名になったそうです。

 英国人の散歩道は6〜7キロほどあるそうです。サイクリングもいいですが、ジョギングにも良さそうです。

 次は、サエイヤ広場の花市にやってきました(緑印)。ここでニースの絵を描いているのがセルジュさん。もう14年間ここでその絵を売っているそうです。やはり南仏の光が創作にインスピレーションを与えてくれるとか。

 さて、そろそろ正午。教会の鐘の音とともに、大きな爆発音が!観光客の皆さん、一瞬、ビクッとなってました。

 「なんですか、あの音は?知ってるんだったら教えてくださいよ」と男性。

 あの爆発音、このお城の丘の上から聞こえてきます。鳴らしているのはこの方。

 「目の前にあるこれがその正体ですよ」と男性。

 大砲かと思ったら、打ち上げ花火の筒のようなものでした。

 昔は大砲だったようですが、今はこれになりました。筒の中に爆薬(?)を入れて火をつけると・・・大きな音が轟きます。

 「1862年、退役軍人の英国人が定期的にニースにやってきたのですが、その奥さんが昼食の時間をわざと遅らせるので、地元の人たちの同意を得て、こうして正午ちょうどに大砲を鳴らすことになったんです」

 なんだか凄い話ですね。一個人のために大砲を鳴らすとは・・・。

 それはともかくとして、遅くならないうちにお昼おをいただきましょう。やってきたのはソッカの専門店Chez Pipo(オレンジ印)。1920年創業ですから、もう100年ほど続いている老舗です。ソッカとはこれのこと。

 「ニース伝統の食べ物です。ひよこ豆の粉と水とオリーブ油で生地を作り、薪のかまどで焼きます」とお店の方。

 ソッカは熱々を食べるのがいいそうです。味付けは胡椒だけ。地元産のワインによく合うそうです。

 地元産のワイン???ニースにもこんなブドウ園がありワインを作っているそうです(紫印)。

 「ニースでもワインは作られていますよ。1941年にはAOCも獲得しています。ブドウの品種は古いものはローマ時代からのものもあります」とワイナリーのDomaine de la Sourceのオーナー。

 そろそろ今晩の宿Hôtel Winsorに向かいましょう(黄緑印)。素敵なお庭のついた19世紀末の建物。しかし、ホテルの中は近代的。しかも、各客室は現代アートで装飾が施されています。なんだかちょっと落ち着かない感じもしますが、話の種に泊まってみるのもいいかもしれません。一泊150ユーロとちょっとお高め。

 1日の最後は、こちらのルーフトップバーでカクテルといただきながら暮れ行くニースの街を眺めて過ごしましょう(こげ茶印)。

 翌朝は、海水パンツを手にビーチに直行。ニースでは一年中海で泳ぐ人が絶えないそうです。真冬でも寒中水泳とか言って泳いでますもんね。

 最後は、現代アートを鑑賞しましょう。ここは近代現代美術館(MAMAC)(黒印)。イヴ・クラインのブルーが印象的。ここにはニース派(エコール・ドゥ・ニース)の作品が展示されているそうです。

 「1950年代末から1960年代初頭、新しい時代の芸術家たちがやってきてそれまでの歴史をひっくり返して行ったんです」

 こちらはセザールの作品。車をコンプレッサーで圧縮しただけの作品。そういえば、つい先日、いろんなワインオープナーをひとつに集めて圧縮した作品もありましたっけ。

 さて今回の旅の費用は、貸自転車が1.50ユーロ、ルーフトップバーでのカクテルが15ユーロ、美術館の入場料が10ユーロ、宿泊代が150ユーロ、食事代が45ユーロで、締めて221.50ユーロ(約27,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、英語が読めない母がヘルメットをプレゼントしてくれた。そこに書いてあったのは “Fuck me I’m a bitch” [ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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