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2019年の出来事 [トピックニュース]

 昨日の大晦日のスペシャルディナーのデザートは少々驚きました。

 パイナップルを薄くスライスして食べるなんて思いつきもしませんでした。パイナップルと言えば、芯をくりぬいて1センチくらいの厚切りで食べる、というのが定番ですよねえ。工夫すると色んな調理法があるんですね。

 さて、本日は2019年最後の日。今年、私に起きた出来事の中で一つブログで触れるとしたら、やっぱりラベンダーを種から植えたこと。

 苗を購入しようと思っていたのに、近くのお店で適当なのが見つからず、100均で買い物をしている時にたまたま見つけて種を買ってしまったのでした。

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 玉子のパックに種を蒔き、芽が出たものの中から5つくらいを紙コップに植えて育てていたのですが、結局、残ったのはこの一つだけでした。

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 少々ひょろひょろしてる感じですが、小さい芽が下の方から次々に出てきてます。春先までこのまま枯れないで育って欲しいので大事に育てます。

 フランスの今年の大事件といえば、ノートルダム大聖堂の悲劇的な火災。慎重に修復作業の準備が行われています。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2019年12月29日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 大聖堂の修復準備作業は重要な局面を迎えているそうです。

 というのも、火災の後片付けはだいぶ進んだものの、火災前の修復作業の際に設置されていた足場は焼けた後も手をつけられずそのまま残されています。

 それをこれから徐々に取り除かなくてはなりません。これがかなりの繊細な作業になるらしい。

 その作業が黄色い部分で行われます。焼けて瓦礫と化した足場に三段の梁を作ります。今この作業が行われている最中で、完了するのは来年1月の半ば。

 これが終わったところで南北の外側に、より高い足場が組まれ、そこに梁を通し、2台のクレーンが作業に加わります。

 クレーンで梁に作業員を運び、作業員がこの梁を利用して移動しながら焼けた足場の後片付けを行います。これには4〜5ヶ月という時間が必要です。

 管の数は10,000本、その重量は250トンにもなります。これらの瓦礫を順追って少しずつ慎重の取り除いていかなくてはなりません。

 方法を間違えると瓦礫が一気に崩れて焼け残った建物が破損しないとも限りません。

 この作業が無事に完了したら、やっと本格的に修復作業が始まることになります。

 火災から復活した姿を見られるのは予定では4〜5年後になりそうです。

 それでは本年のブログはこれにて締め。お付き合いいただきありがとうございます。

 来年も引き続きどうぞ宜しくお願いします。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、窓が一つしかないアパートに住んでいる。全体に薄暗い。今朝、建物を取り囲むように足場が組まれた。今から私は夜の世界で暮らすことに・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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50ユーロで晩ご飯85 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯。

 とは言っても、大晦日を明日に控えて今回もスペシャル版。

 予算を50ユーロに増やしてカウントダウンの日のディナーを4人分、フルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作っていただきます。

 チャレンジしてくれるのは、ブリストル・パリの三ツ星レストランのシェフ、エリック・フレションさんです。10年間、ミシュランの三ツ星を守り続けている料理の鉄人。

 どんな料理を作ってくれるんでしょう?ではスタート。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2019年12月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 エリックさんとは市場で待ち合わせ。早速50ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 まず向かったのは魚屋さん。

 「クリスマスでたっぷりご馳走を食べた方々が多いでしょう。ですから大晦日は軽めの魚介類がいいと思うんです」とシェフ。

 帆立貝を6個と牡蠣を2個、さらに500gのサーモンの切り身を購入。サーモンは赤ラベルの品質保証付き。これが全部で27.10ユーロで、残りは22.90ユーロ。

 予算の半分を使ってしまったので、これからは少しお財布の紐を引き締めることに!

 次は八百屋さんへ。

 しわしわのキャベツ、ライム、レモン、コリアンダーひと束、バジル少々、ショウガを購入。そして試食で味を確かめてからパイナップルを、さらにパッションフルーツ2個も合わせて購入。野菜と果物が合わせて12.58ユーロで、残りは10.32ユーロ。

 最後にやってきたのは香辛料のお店。

 少しエキゾチックな雰囲気にしたいとかで、タンドリーとブリックの皮を購入。これが4ユーロ。

 手元に残ったのは・・・6.32ユーロ。予算内で収まりました。

 ではお店の厨房で調理の開始!

 まずは前菜から。

 帆立貝から貝柱を取り出します。牡蠣も殻から取り出します。両方とも薄くスライス。ホタテに牡蠣をのせサンドイッチにします。

 「マイルドなホタテとヨードの味がする牡蠣がよく合います」とシェフ。

 ここに、牡蠣の汁とショウガとレモンで作ったドレッシングをかけて出来上がり。緑の葉っぱはバジル。

 次はデザート。

 パイナップルは薄くスライス。パッションフルーツは半分に切って中身を取り出します。薄くスライスしたパイナップルはカルパッチョ風にお皿に並べ、そこにパッションフルーツをのせ、最後にライムを下ろして香りをつけます。こちらの緑の葉っぱはコリアンダー。

 最後はメイン料理。

 キャベツを数分塩茹でします。お湯から上げて氷水の中へ。これで緑が鮮やかになります。サーモンを4つに切って、塩と香辛料を振りキャベツで包みます。これをさらにブリックの皮で包んだら、油を塗りフライパンで炒めます。この時、火が通りすぎないように気をつけます。

 3つに切り分けお皿に盛り付けます。付け合わせはキャベツのようです。最後にレモン風味のバターソースをかけたら出来上がり。

 大晦日のディナーのお供はもちろんシャンパン。ではいただきましょう!


******* フランス人のつぶやき *******

今日、大晦日のパーティーに両親が友人たちを招待した。両親は学校の先生。そしてその友人たちも皆先生。しかも私が教わった先生ばかり。その夜は私の成績表の話で盛り上がっていた [ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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フォンダン・オ・ショコラ [フランスのお菓子]

 地下鉄銀座線の渋谷駅、27日の金曜日が最後とあって写真を撮っている人が大勢いました。

 来年の1月3日から新しい駅が稼働することになっています。お知らせのビラで確認したら井の頭線からはかなり遠くなることが判明。がっくり。

 井の頭線は渋谷で孤立状態になっていくような気が・・・。

 東急東横店は来年の3月で休館になるようですが、あの建物はどうなるのかと思ったら、取り壊されるらしい。あのあたりは当分工事が続くことになりそうです。

 さて、日曜日恒例の週末旅は以前の番組の再放送だったのでお休みです。

 本日は、日本でもおなじみになった焼き菓子フォンダン・オ・ショコラのお話です。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年12月27日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 外側はカリッとした口当たりで、中は柔らかくトロッとした味わいのフォンダン・オ・ショコラ。

 美味しく作るコツは作る人によって様々です。

 「一番に大事なのはいいチョコレートを使うことです」と女性。

 「カカオ70〜85%のチョコレートを使うことですね」と別の女性。

 「焼き方がとても大事なんです」とまた別の女性。

 そうかと思えばこんな人もいます。

 「うちだけの隠し味ですが、中にプラリネを少し入れるんです」

 こちらはパリのレストランIBRIK。お店で一番人気がこのフォンダン・オ・ショコラ。

 「本当に美味しいです。口の中に入れるととろけて完璧です」と男性客。

 どうやればこんなに美味しいものが作れるのか教えていただきましょう。

 材料は、無塩バター、高品質のチョコレート、玉子、砂糖、塩、コーンスターチ。

 まずはチョコレートを湯煎で溶かします。そこに溶かしバターを加え、玉子、砂糖、塩、コーンスターチも加えて生地を作ります。

 さすがにこの辺りは詳しくは教えてもらえませんでした。ただ、決められた分量を正確に守って生地を作るのが大事だそうです。

 生地を型に入れたら、180℃のオープンに22分間入れて焼きます。

 このレシピ、女性シェフが数年かけて完成させたそうです。

 お客さんの中には、ここのフォンダン・オ・ショコラは世界で一番美味しいという人もいるとか。

 パリに行く機会があったら、絶対食べに行きたい!


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、フォンダン・オ・ショコラを作った。5歳になる息子がとても喜んで、おばあちゃんにも食べさせたいと言い、薄くスライスしてファックスで送ろうとした[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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ブルージュのXmas [ベルギー]

 やっと年末年始の休みに入りました。

 最後の最後まで仕事に追われ、なんだか慌ただしい年の瀬になってしまい、少々疲れました。

 昨日までのことは忘れてしまおう!そんな気分です。

 さて、クリスマスは終わってしまいましたが、フランスのテレビはまだまだクリスマス気分。

 ベルギーのクリスマス市があまりにキレイなので紹介することにしました。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2019年12月27日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ユネスコの世界遺産になっている歴史ある古い町のイルミネーションはどことなく品格があります。

 ある日の冬の朝、ブルージュの町は霧の中で目を覚ましました。

 小ベニスと呼ばれているこの町は、寒い冬でも観光客が絶えません。

 運河はまだ氷に覆われていないようで、観光ボートもしっかり運行されています。

 町を散策すれば古の時代にスリップした気分になれます。

 「歴史の刻まれた建物や路地、それにこの運河。魅力的です」と女性。

 小さな町には全てが凝縮されていて徒歩で散策するのには最適。親しみも湧いてくるといいます。

 観光用の馬車で散策するのもいいですが、やっぱり運河でボートに乗って町を眺めるのが一番です。

 わあ、ボートは満席ですねえ。クリスマスの時期だからこそ来たい!と思った人が大勢いたようです。

 皆さんの印象に残ったのは、建物。そして、ベルギーと言えば忘れてならないのはチョコレート!

 「チョコレート好きならブルージュに来るべきね。試食してみたけどどれもとっても美味しいの。どれを買っていいか本当に迷っちゃうわ〜」と女性。

 やがて夜の帳が下り始めると、グランプラスには明かりが灯り始めます。

 「クリスマスの装飾がとてもキレイですね。おとぎの国に来たみたいですよ」と男性。

 ああ、本当にキレイですねえ〜。クリスマスの時期に旅したいという気持ちがよくわかります。

 小さなお店の中の一つに入ってみると、クリスマスグッズであるれていました。

 そして、焼きたてのワッフルも忘れてはいけません。

 「寒い時にはこれが一番のご馳走よ」と女性。

 ブルージュのお月様も一味違って見えます。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、ベルギーで電車に乗っていると急に走らなくなってしまった。車内放送によるとストライキが予定より早く始まったという。ベルギーってフランスよりすごいねえ〜

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Xmasプレゼント [トピックニュース]

 今年4月に火災で被害を受けたパリのノートルダム大聖堂。1803年以来途切れることなく続いてきたクリスマスのミサが、今年は行われなかったそうです。

 まだ不安定な状態が続いているらしく、関係者以外の立ち入りはできないようです。

 一部ですが、今の状態はこんな感じ→こちら

 焼け残った石ももろくなっているため、補強作業が続いているようです。年末年始のバカンス期間中も作業は続けられるそうです。大変ですね。

 さて、クリスマスツリーの足元に並べられるプレゼントの数々。翌日の25日には中を開けてみることができます。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2019年12月25日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 プレゼントの箱を開けて大喜びの男の子。

 そしてこちらでも子供たちがどんどん包みを開けていきます。

 早起きしたのか、外は未だ真っ暗。ストーブの炎が目に眩しい・・・。あれ、本物の炎?

 それはともかくとして、包みを開けて自分へのプレゼントを確認したら、当然ながら、次はそれを使ってみることになります。

 こちらはローラちゃん。クリスマスのプレゼントはこの自転車。上手に運転してますね。

 「今朝は早く乗りたくてうずうずしてました」とママ。

 そしてこちらはアレクサンドルくん。インラインのローラースケートはちょっと難しそう。

 足が開いてしまってどうにもこうにもなりません(笑)。

 「とてもむずかしいです。なんどもやってみないとダメです。でも、さっきはあっちからこっちまで、ひとりですべれたからうれしかったです」

 おっ、アレクサンドルくん、だんだん上手くなってきたみたい。

 こちらはなぜかお母さんがラジコンカーで遊んでます。でも様子が変。

 「動かないですねえ。なんどやってもこの調子です」

 お子さんにプレゼントしたようですが、上手く動いてくれません。お子さんはがっかりして外に出てきません。

 そりゃショックでしょうねえ。いいのと取り替えてもらった方がいいですね。

 こちらはブローニュの森にある池。こちらのラジコンはいい調子で動いてます。

 プレゼントをもらって喜んでいるのは子供だけではありません。大人も同じ。

 こちらの女性、電動キックボードをもらって試運転。

 「すごく嬉しいプレゼントでした」と女性。

 私も一応プレゼントいただきました。モンベルの折り畳み傘。しかも迷彩色。かなり丈夫らしい。

 中国製の300円か500円の折り畳み傘が2本とも壊れてしまい、どうしようかと思ってた矢先なのでありがたし。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、夫が珍しくお皿洗いをしてくれた。しかし、結局、キッチンが水浸しに・・・。流しの下も水だらけで中身を出して片付け始めた。あれえ〜、隠していた彼へのクリスマスプレゼントが見つかっちゃった。キッチンなんて絶対行かない場所だったのに[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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ストライキは続く [トピックニュース]

 “AI” は、ああ、あのことかとすぐにピンと来るけど、“IR” は何回聞いてもピンとこない。

 どうせなら「統合リゾート」とかにした方がわかりやすいんじゃないの?なんで “IR” って言うんでしょ。

 テレビのニュースでは、結局、IRの後に説明文が出てくる。それならもっと適切な日本語を決めた方がずっといい。AIも同様。日本語には人工知能という言葉がきちんとありますよねえ〜。

 わが家では、何でもかんでもアルファベットの略は考えもの!となってます(汗)。

 それはともかくとして今年の仕事も今日を入れてあと2日で終わり。清々しい気分で新年を迎えたいから、休みになったら念入りに家の掃除でもするか・・・。

 すでに頭はお正月に向いています。

 相変わらずストライキの続くフランスでは、クリスマスの休暇を過ごすのも簡単じゃないようです。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2019年12月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 クリスマスイヴのパリ。

 この男性。乗るはずだった列車が走らないので、別の列車に切符なしで乗るつもりで駅にやってきました。

 「予約していた列車に乗れなかったので、次のに乗らなくてはならないんです」

 しかし、この混み具合。二度ほど乗ろうと試みましたがダメ。

 「満席なら次の列車に乗るしかないです」

 いやあ、こりゃ大変ですね。

 予定通り予約していた列車が走ってくれるとなると、乗り遅れるなんてことがあっては一大事。急いで乗り込みます。

 この日、通常5本走っているTGVが2本しか走っていないそうです。

 こんな手を使ってなんとかクリスマスイヴを過ごす場所へと行こうとする人もいます。

 「チケットを2枚買っておきました。一つキャンセルになっても、もう一つには乗れますから」と女性。

 そうなると高くつかないかなと思ったら、キャンセルになると払い戻しがあるらしい。

 それにしてもものすごい人の数。一斉に移動したら改札なんてあってなきがごとしです。

 こちらはモンパルナス駅。郊外へ向かう電車はもっと大変で、いつもよりさら本数が少なくなっていたようです。しかもはっきりしたダイヤがわからない。

 「少し早めに来たので乗れるようです。ついてました」と女性。

 そうかと思えば、最後の列車に乗り遅れてしまった人もいます。

 「バスもないですし、帰る手段がもうありません」と肩を落とす男性。

 クリスマスイヴのこの日は、会社の同僚と一緒に過ごすそうです。気の毒・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「クリスマスイヴといえば、何か期待してるでしょ?夜遅くまで賑やかに楽しく過ごせると思ってるでしょ?残念、今年のクリスマスイヴは月曜日だよ」

VDM(Vie de Merde)より


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クリスマスケーキ [フランスのお菓子]

 昨日の夜は冷たい風が吹いて冬本番でした。今日はさらに気温が下がるようであったかくしていないと風邪をひきそうです。

 年末年始に風邪やインフルエンザにはなりたくないですねえ、絶対に!

 さて、フランスのストライキはクリスマスにも続いているようです。でも人数は少なくなったとか。

 クリスマスで一時的に減って、終わるとまた増えるのかは不明。

 それはさておき、フランスのクリスマスケーキと言えば、ビュッシュ・ドゥ・ノエル(Bûche de Noël)。

 本日は、パリで最も古いお菓子屋さんのビュッシュ・ドゥ・ノエルを紹介しましょう。

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下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2019年12月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはパリ2区にあるお菓子屋さんのシュトラー(Stohrer)。創業はなんと1730年!

 ビュッシュは基本は薪の形のケーキですが、そこに独自の様々なアレンジを加えて、お店ならではのクリスマスケーキを作って販売するのが一般的。

 今年、シュトラーではフランス伝統の焼き菓子をビュッシュにしたそうです。

 全部で8種類。では順に見ていきましょう。

 まずは手前の左端から二つ目のケーキがババ・オ・ロムです。焼きあがった生地をラム酒に浸したお菓子です。

 祖国ポーランドで王位を失いフランスにやってきたスタニスラス1世。歯が少なくなり硬いものが食べられなくなっていました。

 そこで考え出されたのがトカイワインに浸したブリオッシュ。これなら柔らかいから歯が少なくても食べられます。

 その後、シュトラーがババ・オ・ロムと言うお菓子にして売り出したそうです。

 そして一番右側がレモン味のビュッシュ。

 ババ・オ・ロムとレモンビュッシュの間にあるのがマロンビュッシュ。これはモンブランですねえ。

 さらに一番左端にあるのがビュッシュ・サン・トノレ。カラメルソースを塗ったシュークリームがのっています。

 そして奥の右端はブラックチョコレートのビュッシュ。

 そのお隣がフォレ・ノワール。ドイツのサクランボケーキがベースになっています。

 さらにそのお隣はプラリネとヘーゼルナッツのビュッシュ。

 最後が 奥左端のチョコレートとコーヒーのビュッシュです。

 「どれか一つを選ぶのは難しいですねえ〜」とリポーター。

 「だったら全部を召し上がれ!」(笑)


******* フランス人のつぶやき *******

今日、クリスマスの日に破水したので夫と一緒に病院に向かった。途中、夫の両親に出産するかもしれないと連絡した。開口一番、義理の母が言った。『七面鳥はどうするのよ?!』

VDM(Vie de Merde)より



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Xmasのダサいセーター [トピックニュース]

 いずれ使えなくなる3Gガラケイからスマホ(iPhone)に変えて2ヶ月が過ぎました。1ヶ月3ギガまで追加料金なしでデータ通信ができる格安SIMにしたのですが、どうがんばっても1ギガにも達しません(涙)。

 なんだかもったいない気がして、できるだけ使おうと思うのですが、やっぱり使わない・・・。余った分は翌月まで繰り越せるようですが、結局、翌月も同じであまり使わない。

 正直、どうやったら歩きながらでもスマホを見ようという気になるのか想像もつかないです。

 それはともかくとして、本日はクリスマスイヴ。

 昨日のフランスではまだまだストライキが続いており、今日も同じになるんでしょうかねえ。

 イタリアではクリスマスから年明けの数日間は法律でストライキが禁止されているそうです。そのせいもあって、「クリスマスにストライキをやるんなんて信じられない!」という人が多いようです。

 国内経済への影響もしだいに無視できない状況になりつつあり、早いとこ問題が解決するのを祈るのみです。

 そんな中、売り上げが急上昇している商品があるそうです。

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下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2019年12月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはパリ近郊のクリスマス市。この辺りになると普通の青空市のようで、様々なものが売られています。

 その中で売れているのがこちらのセーター。サンタクロースにトナカイなどが刺繍されています。

 「ダサいセーター買われたんですか?」と取材班。

 「ええ、買いましたよ。誰が一番クリスマスのダサいセーターを着ているか、というイベントがあるんですよ。子供たちはもう始めてますよ」と女性。

 「ダサいとは思いませんね。クリスマスらしくて素敵ですよ」と別の女性。

 この “クリスマスのダサいセーター” の出処は英国。

 「英国の女王陛下がこのダサいセーターを着てクリスマスの食事をしたそうです。さらに、ブリジット・ジョーンズの映画にも登場して注目されました。で、いつものようにアメリカ人がそれ真似して、ついにフランスにも上陸したというわけです」とお店の方。

 「本当にこれ着るんですか?」と取材班。

 「もちろん着ますよ」と男性。

 「まあ、ちょっと面白いから着るってことですよ」と女性。

 去年だったと思うのですが、英国の会社で全員がこのダサいセーターを着て出勤したというようなニュースがありました。

 仕事で気が立っている年末に、こんなの着て会社に行ったら、和んじゃうかもしれませんねえ〜。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、年末の過密スケジュールで疲れていたせいか、出勤した時は、パジャマの上から上着を羽織っているのに気がついた[あせあせ(飛び散る汗)]

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40ユーロで晩ご飯84 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯。

 いつもなら、30ユーロ以内でフルメニューの晩ご飯を4人分作ってもらうところですが、今回はスペシャル版。

 クリスマスイヴを明日に控えて、本日はちょっとだけ予算を増やし、40ユーロで4人分のクリスマスディナーを作ってもらいます。

 しかも、フランスを脱出し、サンタクロースの故郷と言われているフィンランドにやってきました。

 ではスタート。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2019年12月14日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 こはヘルシンキ。クリスマス市が開かれているようです。ストライキもなくのんびりしてますねえ〜。

 今日、チャレンジしてくれるのはこの方。ヘルシンキでレストランを開いているフランス人シェフのマティアスさんです。

 シェフにはフィンランド伝統のクリスマスディナーを作ってもらいます。では40ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 やってきたのは毎日のようにシェフが通っている市場。

 まずはデザート用のパイ生地を作るのに玉子とバターとブルーチーズを購入。フランスのロクフォールに比べるとマイルドだそうです。これが全部で11.57ユーロで、残りは28.43ユーロ。

 次は香辛料のお店にやってきました。シナモン、生姜、カルダモンを購入。これは6ユーロで、残りは22.43ユーロ。

 さて、市場のお菓子屋さんではクリスマスになるとこんな焼き菓子を売っています。パイ生地にプルーンを添えたお菓子。今日はこれを作るようです。

 「いいプルーンが手に入ったの。これでタルトを作ったら美味しいわよ」と八百屋さん。

 このお店でプルーンとベリーを買って6.50ユーロ。残りは15.93ユーロ。

 最後はメイン料理に使う魚を求めてこちらのお店にやってきました。

 お祝いの時に食べるのがこちらの魚、サーモンです。この切り身を購入。一緒につけてくれた緑のハーブはディルです。これが15ユーロ。

 フランスでもクリスマスのご馳走に登場するサーモン、やっぱり高いですねえ〜。

 しかし、お買い物は予算内で収まりました。ではレストランの厨房で調理の開始!

 調理場では従業員の方がパンを作っていました。このサーモンと一緒にいただくパンです。

 まずはこのサーモンに取り掛かりましょう。お皿に粗塩を振り、そこに切り身を置きます。さらに上から塩を振り、ディルを散らしたらフィンランドのウォッカを振りかけます。これを冷蔵庫に入れて寝かせます。

 その間に、デザートを作りましょう。パイ生地を風車のように成形したら、真ん中にプルーンのコンポートを絞りだします。これをオーブンで焼けば出来上がり。

 次は冷蔵庫で寝かせておいたサーモンを取り出しスライスします。フィンランドではこんな風にバターをたっぷり塗ったパンにのせて食べるそうです。これにはブルーチーズも添えられていました。

 そして、クリスマスには欠かせない、ホットワインも用意しました。ホットワインはワインを温めただけではありません。シナモンなどの香辛料で香りがつけられています。

 ではいただきましょう、乾杯!


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、会社からクリスマスプレゼントをもらった。マグカップだった。できるだけ環境に配慮したエコなものにすると言っていたのに、プラスチックの中国製。しかも包装はリサイクル不可。でもオッケー、色が緑色だからねえ〜[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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週末はロリアンで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、ブルターニュ地方の港町ロリアン(Lorient)を旅します。パリからは高速列車で3時間強。

 ロリアンは別名 “五つの港町”(海軍、漁業、交易、旅行、娯楽)と呼ばれているそうです。

 では出発!

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(今回は画像の埋め込みができませんでした。写真をクリックすると新しいウィンドウが開いて番組を見ることができます。)(フランスのTV局TF1で2019年12月14日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 海に面したロリアン。マリーナがあるかと思えば、コンクリートの頑丈そうな施設もあります。そして、ケルト文化を感じさせる音楽やダンスも盛んです。

 まずは海を往来しているボートに乗ってロリアンの港を見物してみましょう。

 マリーナのある港から陸に上がると本日のガイドさんが待っていてくれました。

 まず案内してくれたのがポール通り(港通り)(青印)。お店の並ぶ繁華街です。目を引いたのが戦後立てられた建物群。

 「1943年初頭のロリアンの町は85%が破壊されていました。ここにはドイツ海軍の基地があったため連合軍の爆撃で破壊されてしまったんです」とガイドさん。

 今も残るドイツ海軍の基地を訪ねてみることにしましょう。

 繁華街から3キロほどのところに立つ3つの頑丈そうなコンクリートの建物Uボート・ブンカー(赤印)。その中の一つに入ってみましょう。

 ナチス時代の海軍基地としてフランスに作られた最大のものだそうです。天井までの高さは7メートル、壁の厚さは2メートルもあります。

 この基地では13隻のUボートを寄港させることができました。

 「敵の攻撃からUボートを守るために作られた基地なんです」とガイドさん。

 屋上からは海を見渡すこともできます。

 このUボート・ブンカーは現在は様々な海上レースの開催地として使用されているそうです。

 近くにはそのレースを疑似体験できる施設があります。それがCité de la Voile Eric Tabarly(緑印)(通称“海の家”)。入場料は2.5ユーロ。ちょっと行ってみたくなりますね。

 さて次は、中心街へと戻りましょう。日も暮れかけた頃、こちらのお店Tavarn Ar Roue Morvanに入ってみましょう(オレンジ印)。ここなら、飲んで踊って美味しいものがたっぷり食べられます。

 この音楽とダンスの会は週末に開かれるそうです。たくさんの人で賑わってますねえ〜。ビール、美味しそう。このお食事で一人当たり18ユーロだそうです。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。港町で宿泊するならやっぱり船。マリーナに停泊するボートが今晩の宿。パトリックさんは自身のボートを一泊50ユーロで貸し出しています。これも民泊の一つ?

 全長8メートルのボートにはキッチンからベッドルームまで完備。ゆりかごに乗っているような気分で一夜を明かせそうです。

 翌朝は、漁港へ行ってみました(こげ茶印)。

 ここはフランス第二の規模を誇る漁港です(こげ茶印)。見学ツアーがあるので参加してみましょう。漁に必要な様々な仕事から詳しく教えてくれます。

 次は白衣とヘアーキャップを身につけて、魚の加工場を見学します。毎日トン単位で魚がさばかれるそうです。そしてここには唯一の直売所があります。

 「新鮮な魚介類で手に入りますよ。それに仲介業者もいませんからお得なお値段でご購入いただけます」と直売所の方。「ここは安くて新鮮なだけじゃなく、切って骨も取ってくれますから助かります」と地元の方。

 この新鮮な魚介類を今すぐ食べたいなら、こちらのレストランが良さそうです。魚の定食なら10.50ユーロで食べられます。高くないですね。

 しかし、旅人さんたちが食べてみたかったのはこれ。オマール海老のバーガー。さすがにこれは少々お高くて18ユーロ。でも美味しそうですねえ〜。

 さて今回の旅の費用は、ボート代が1.50ユーロ、Uボート・ブンカー見学が16.80ユーロ。夕食代が18ユーロ、宿泊代が50ユーロ、海の家が5.70ユーロ、ランチのオマール海老のバーガーが18ユーロで、締めて110ユーロ(約13,400円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、子供たちを海岸に連れて行った。いい気持ちになったパパが4歳の娘に言った。『ほら見てごらん、あそこに並んでいるのは全部船だよ!』すると娘が言った。『パパ、当たり前だよ、港なんだから』4歳にして娘はすでに反抗期か?[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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