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最も美しい通り3 [プロヴァンス地方]

 シリーズの三回目は、プロヴァンス地方の小さな町サン=レミ=ドゥ=プロヴァンス(Saint-Rémy-de-Provence)の小さな通りを散策してみましょう。

Paris_StRemiPro.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年1月29日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

StRemy.jpg

 こちらがそのラ・コミューヌ通り(rue de la Commune)。

 入り口にはアーチ型の門があります。歴史を感じさせながらもきちんと整備された通り。こんな感じの通りはフランスでよく見かけます。

 サン=レミの場合は、この小さな通りに様々なお店が並んでいます。今回は写真家さんが案内してくれます。

 「私の両親はちょうどこの裏あたりで肉屋を営んでいました。私は学校が終わるとこの通りに来て遊んでいました。今でも心のよりどころになっている場所なんです」とマガリーさん。

 まずはこの通りにある小さなお店を訪ねました。マガリーさん、店主と3回ビズを交わして、早速、写真撮影です。

 この通りに面したお店の方々の写真を撮るのが習慣になっているそうです。素敵な写真が撮れました。写真を撮りながらいろんな話が聴けるのも楽しいんだそうです。

 その被写体になった男性フランシスさんは、もう何年も前からここでお店を出しています。

 「古いものや面白いものがたくさん並んでいる屋根裏部屋みたいなお店なんです」とフランシスさん。

 骨董屋さん、雑貨屋さん、工芸品屋さん等々が渾然一致となったお店ですね。

 そうかと思えば、こんなおもちゃ屋さんもあります。

 「父がここで働いていた関係もあって慣れ親しんだ通りですし、とても大切に思っています」とおもちゃ屋さん。

 ラ・コミューヌ通りから少し離れたところにある博物館の塔からは町を一望できます。

 「サン=レミを訪れた方たちは美しい通りながらもどこか統一感がないと感じられるでしょう。というのも通りがまっすぐではないからなんです。南仏特有の冷たい風ミストラルを遮断するためにそういう造りにしたんです」と博物館の方。

 ラ・コミューヌ通りにはお菓子屋さんもあります。こちらは果物をお砂糖で煮たコンフィの専門店。

 「うちは5世代にわたってコンフィを作り続けてきました」とピエールさん。

 5世代とはすごいですね。ピエールさんはサン=レミの通りは目をつぶっても歩けるくらいだそうです。

 そしてそのお隣にあるのがオリーブ油のお店。こちらも5世代にわたってオリーブ油を作り続けてきたそうです。

 「この通りにお店を出している人たちは皆、お互いよく知ってますし、協力しあってきました」とジルさん。

 そしてこの日は同じ通りにあるバーに商店会のみなさんが集合しました。子羊のもも肉が美味しそう!

 「うちには地元の人たちがよく飲みに来てくれます。海外からのお客様もいますが、折に触れ地元の人たちが集まって飲み会を開いてくれるんです」とバーの方。

 サン=レミに行く機会があったら是非ともこの通りを散策してみたいものです。

 続く・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、彼女に褒めてもらった。『本当にあなたって素敵。でもね、写真の方がずっと素敵』」

VDM(Vie de Merde)より



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