レモン祭り2020 [コート・ダジュール地方]
武漢からチャーター便で帰国し、ホテルに閉じ込められていた第1便の皆さん、全員陰性で本当に良かった。
関係者じゃないですが、何だかホッとしました。客船の方も無事に解決されることを祈るばかりです。
さて、2月も中旬にさしかかりました。ベネツィアのカーニバルが始まったようですが、フランスのカーニバルも準備が進んでいます。
その一つがマントンのレモン祭り。今年で87回目になるそうです。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年2月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
マントンの前にベネツィアの映像が登場しました。運河の上をたくさんのゴンドラがパレードしていましたね。美しいのもあれば、ちょっとふざけたのもあります。
ベネツィアは一時期浸水してましたが今は大丈夫そうです。
それはさておき、これから始まるのがマントンのレモン祭り。今週末に始まる予定ですが、準備はどこまで進んでいるんでしょう?
あっ、もうこんなに進んでます。今年のテーマは何でしょう?
例の幅広のゴムでレモンやオレンジを取り付けています。根気のいる作業。監督さんの指示が飛ぶと、やり直しも必要です。
こんな大きなものをレモンとオレンジで作るんですから大変な作業です。しかも今年はどれも大型化しているとか。山車は例年より10%ほど高いらしい。となると必要な材料も多くなります。
「レモンとオレンジを合わせて180トンほどです」と責任者の方。
「この網にゴムで一つずつ結わえていきます」と作業員の方。
「レモンをこうやって一個ずつここにくっつけるなんて信じられないですよね(笑)。しかも50箱もあるんですよ」と別の作業員。
その材料の大半がスペインからやってくるそうです。
地元の人たちはこうしてつくられる果物の彫刻をとても誇りにしています。
「よく頑張っていい仕事をしてますよ」と男性。
「素晴らしいですね。毎年テーマが決められてますが、どれもいい作品に仕上がってます」と女性。
今年のテーマは、“世界”。ブラジルのカーニバル、オクトーバーフェストなど、様々な国に捧げられたモニュメントが登場します。どうやら日本もあるらしい。
こちらはメキシコのモニュメント。大きいですね。
「高い所でも怖くはないですよ」と作業員の方。
その背中には命綱。一方、装飾品を制作する人たちもいます。
「装飾品はあまり目立ってはいけません。だからこのくらいのサイズでちょうどいいんです」
あくまでも主役はレモンとオレンジというわけです。
レモン祭りは2月15日から3月3日まで開催されるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友達と一緒にレストランに行った。そこで、オレンジとパイナップルのミックスジュースをくれと言ったら、そんなものはないという。で、もう一度、メニューを確かめてから、パイナップルとオレンジのミックスジュースだ、というと店員が言った。『すぐにお持ちします』」
VDM(Vie de Merde)より