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春の鳥 [アルザス地方]

 気ままに外出できないことはストレスの一つではあるものの、工夫をすればなんとかやり過ごすことができる。

 でもどうにもならないのは新型コロナウィルスそのもの。軽症かと思っていると急に重症化してしまい命を落とす人もいて怖くなる。

 結局、ストレスの元凶は謎のウィルスそれ自体なのだった。これが延々と2ヶ月近く続いていて少々きつい。

 そういう時はやっぱり美味しいものを食べると気持ちが和らぎます。

 先日、買い置きのエビがあったのでどうしようかと思いつつレシピを探していたら、NHK「きょうの料理」のサイトで陳健一さんのエビチリがあったので作ってみた。

 これが普通の中華屋さんのエビチリとは一味違っていて美味しいのでした。

 もっとも、手持ちがなかったのでチキンスープをブイヨンに、ケチャップを缶詰のトマトにしてしまったので、なんとなく中華と洋風のマリアージュのようになっておりました[あせあせ(飛び散る汗)]

 それでも美味しかったからわが家は大満足。もちろんエビはぷりっぷりっ。

 それはさておき、久しぶりにコロナとは関係のない季節を感じさせるニュースが見つかりました。

 アルザス地方のシンボルにもなっているコウノトリ。可愛いヒナが育っているそうです。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年4月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 親鳥が生まれたばかりのヒナにつきっきりで面倒を見ています。巣は煙突の上???

 こちらの男性ドミニクさんは、コウノトリ博士。この鳥のことは何でもご存知だとか。

 今年は、子育ての邪魔になる人間があまりいないのでコウノトリも助かっているらしい。

 「卵を産むと巣を離れることはありません。近づきすぎると逃げていきますが、必ず巣に戻ってきます」とドミニクさん。

 コウノトリはつがいで子育てするそうです。一羽が餌を取りに飛び立つと、もう一羽がヒナの面倒をみます。

 その時の状況に合わせて仕事の分担がきちんとできているらしい。

 「コウノトリがやってくると春ですからね」と柄物のマスクをした女性。

 「コウノトリの子育ては素晴らしいですよ。ヒナが次第に大きくなっていくのを見るのは嬉しいものです」と別の女性。

 ああ、あの上から見た画像は、このウェブカメラで撮影したものだったんですね。その様子はインターネットで世界に配信されているそうです。

 「今、コロナウィルスで社会が厳しい状況になっている時に、この映像を見ると癒されます」と女性。

 こうして育てられたヒナたちは3ヶ月もすると別の国へと旅立っていくそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、おばあちゃんが私に言った。『いいかい、赤ちゃんはね、コウノトリがおうちの玄関に運んでくるんだよ』おばあちゃん、私、もう二十歳だよ・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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外出禁止の村々18 [リムザン地方]

 全校9月始まりに賛成!今やらずしていつやる?ですよねえ〜。このどさくさに紛れて変えてしまいましょう。

 残暑の秋に入学式で、梅雨明けに卒業式。いいじゃないですか!

 さて、久しぶりにWHOの感染レポートを見てみました。少し前に比べていろいろ変化があります。

 日本の新しい感染者数がひと頃より少なくなりました。フランスも404人とかなり減少。外出禁止の効果が出てきたか・・・。

 驚いたのはロシア。新しい感染者がたった1日で12,000人以上、クラスター感染で急増しています。

 何やかや言って、日本は善戦してるように見える。

 しかし、3月のたった三日の連休がその後1ヶ月にわたってウィルス感染を拡大させてきたことを考えると、大型連休で気を抜いたら元の木阿弥どころか、以前よりひどいことになりそうです。家でじっとしていましょう。

 とは言っても、わが家は常日頃より連休はじっと動かず。わざわざ混雑する時期に出かけずともよかろうと言って平日に出かけることにしています。よっていつもと同じ。

 それはさておき、本日は、外出禁止中の “フランスで最も美しい村” を空から眺めてみることにしましょう。

 フランス中部コレーズ県の3つの村を訪ねます。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年4月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 まずはテュレンヌ(Turenne)(青印)から。

 こんな風景を見るたびに、ここへ行くにはどうやったらいいのだろう?と思う。とても列車では行けそうもありません。やっぱり車とういことになるかな。

 それにしても素敵な村・・・。

 空に向かって伸びているのはセザール塔。かつての城壁の一部だとか。あのてっぺんに上がったらめまいがしそう。

 下の方では花壇の手入れに励む男性がいました。

 「絵描きだったら描いた絵を眺めて楽しむように、私は雑草を取り除いて手入れをして花壇を眺めるんですよ」

 この時期、観光客がいないので花が育つのを毎日静かに見ているそうです。

 遠くから見たテュレンヌ村。家々の屋根がキュビズムの絵のようです。

 「ここは外出禁止でない時も、こんな感じでのんびりしてるんですよ」と女性。

 テュレンヌから6キロほど東に行ったところにあるのがコロンジュ=ラ=ルージュ(Collonges-la-Rouge)(赤印)。

 赤い壁と濃いグレーの屋根が印象的。壁はレンガではなく赤い石灰岩でできているそうです。

 毎年大勢の観光客で賑わう観光地も、今は静まり返っています。

 「外と隔絶されたような気分になりますが、1時間ほどこうして外に出られます。教会の周りは誰もいないですから子供たちは気にせず走り回っていますよ」とパパ。

 ここは小さな村ですが、国の文化財が27か所もあるそうです。

 最後は、ここから北西に50キロほど行ったところにあるサン=ロベール(Saint-Robert)(緑印)。

 こちらの村はまた異なる色合いですね。家々の壁は白っぽい石灰岩でできていて優しい色合い。

 そして空から見た村の眺めは中世の集落そのもの。外出禁止の今、住人は、庭の手入れをしたり読書に勤しんだりして過ごしているようです。

 「いつもはカフェで皆でおしゃべりしていますが、今はできませんから、1日が長く感じます」と女性。

 5月には外出禁止の措置が少し緩むといいですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、外出禁止が始まって以来、ネズミがよく顔を出すようになった。同じやつが来ているのか、それとも別のネズミが来ているのか気になってしまい、一匹のネズミのしっぽに印をつけて観察することにした[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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食事作りは悩ましい [トピックニュース]

 携帯やタブレットに入れていたニュースアプリを削除しました。余計な情報が入ってきて不愉快になることが多い。

 もっと早くに削除しておけばよかった。自分で勝手にインストールして不愉快がっていたなんておバカ。

 それはともかくとして、街にネズミが大量に湧いて出てきたらしいですね。

 飲食店が休業で餌になっていた生ごみが不足したため、食料を求めて表に出てきたらしい。妙なところに無視できない影響が出てます。

 実は今、カミュの「ペスト」を読み始めたところでして・・・。

 ネズミが大量に死に、それと時を同じくして人が何人か死亡し、これはひょっとしてあの恐ろしい伝染病ではないのか?となり、医者と役人が話し合いを始めたところ。

 本当にペストなのか?わからない状態では住民に発表して混乱を招くのは得策ではない、と役人はいい、断定はできないが今対策をとるべきだと医者は言う。

 今の世界とシンクロしているようで読み応えがあります。今の世界は、禁止や自粛をいつ緩めるかですね。

 それはともかくとして、外出禁止や外出自粛で面倒なのが、家族の食事を作ること。フランスでも悩んでいる人はたくさんいるようです。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年4月27日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 外出禁止から1ヶ月近く、毎日、朝、昼、晩と、家族のために食事を作るのが普通になってしまいました。

 いつも同じものじゃイヤと言われてしまうので、料理に変化をつけなければなりません。

 でも、コロナというだけで疲れ気味なのに、料理のことまで考えなくてはならないなんてきつい〜。

 「はじめは色々作ってたのですが、1週間、2週間と過ぎるうちに、同じ料理のローテーションみたいなってしまってます」と女性。

 こちらのご家族、思春期のお子さんが3人もいます。

 「レストランで仲間と一緒に食事がしたいです」と息子。

 「ハンバーガーとかフライドポテトが食べたくなります」と娘。

 お母様は栄養のバランスを考えて野菜多めの食事を作りますが、どうも子供達はそれが苦手。

 どうやったら飽きずに食事がしてもらえるのか?

 こちらは小さい子供を持つお料理研究家のイザベルさん。

 「野菜が苦手な子にはココナッツミルクを足してやると味がマイルドになって食べてくれます」

 ひと工夫すれば食べてもらえるということですが、これがちょっとねえ、面倒なんですよねえ。

 もう一つの工夫は盛り付け方。こんな風に盛り付けると同じ料理でも大喜びで食べてくれます。

 イザベルさん、こうした料理をブログに書いて発表しているそうです。

 一方、こちらはお料理の先生のお宅。子供たちが自分で料理を作っています。

 そういう手があったか・・・。わりにどの子も普通にお料理しているようです。案ずるより産むが易し。

 お鍋の蓋を取ったら、美味しい匂いが漂っていました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、外出禁止になって以来、私の友人は部屋の片隅に巣を作っている蜘蛛だけ」

VDM(Vie de Merde)より


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外出禁止で晩ご飯98 [お料理実践編]

 ソデノマスクのフィルターとして使うつもりだったアベノマスクのカーゼは、結局、キッチンペーパーに取り替えることにしました。

 ガーゼはフィルターとしての役割はあまり期待できそうもない・・・。

 残念ながらアベノマスクは明らかに失策。うん十億は医療物資や人件費に使った方がマシだった。

 製造してくださった業者の皆さん、マスクを配ってくださった郵便局員の皆さん、ご苦労様でした。

 ポスト・コロナ時代を目指して、私たちはもうちょっと賢い気の利いた政治家と国家公務員を育てなくてはならないですねえ。

 さて、月曜日は恒例の節約・・・ではなく外出禁止で晩ご飯シリーズ。

 今回はミシュランの星付きレストランのシェフがチャレンジしてくれます。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年4月25日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 シェフのお宅にお邪魔しました。ピアノを囲んで一家団欒。

 おひげの方が今回のシェフ?いえいえ、ピアノを弾いている女性が今日のチャレンジャーです。

 ミシュランの星2つを獲得している稀有な女性シェフのステファニーさん。3人のお子さんの母でもあります。

 おひげの男性はもちろん旦那様で、同じく料理人だそうです。

 育ち盛りのお子さんが大小合わせて3人もいますから、量も種類もたくさんあったほうがいいそうです。

 では調理の開始!

 まずは前菜のフォカッチャのお家風。

 フォカッチャの生地を作ります。平らに伸ばしたら指で穴を作り、オリーブ油垂らし、オーブンで焼きます。

 そのフォカッチャにつけて食べるメキシコ生まれのソースがワカモレ。アボカドの種を取り除いたら皮を剥ぎ取り、チリセラーノとレモン汁をかけ、すりおろしたニンニクと玉ねぎ、そして刻んだバジルを加えたらフォークでつぶしながら混ぜ合わせます。ここに焼きたてのフォカッチャをスライスして添えたら出来上がり。

 次は、16歳になる息子さんのマキシムさんがデザートのチョコクッキーを作ってくれます。

 生地ができたらたっぷりのチョコチップを加えます。

 「おいしいクッキーは周りがカリッとして中が柔らかいんです」とマキシム君。

 途中で玉子を落としさらに混ぜ合わせたら綿棒で平らにします。型を取るのかと思ったらそのままマカダミアナッツをトッピングしてオーブンで焼きます。

 出来上がりは、少々カリカリっとしたケーキみたいな感じかな?

 最後はメインの魚の天ぷら。

 まずは付け合わせのジャガイモを千切りにして唐揚げにします。魚はヨーロッパツノガレイというカレイの仲間で比較的安価な魚らしい。これに衣をつけて天ぷらにします。

 ソースは、ヨーグルト、レモン、刻んだシブレット、カレー粉を一振りして混ぜ合わせて出来上がり。さっぱりとした爽やかなソースになりそう。

 美味しいものを食べることもストレス発散になりますね。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、そして外出禁止なってからずっと、小さなアパートで妻と二人っきりで暮らしている。妻が言うには、私は彼女との時間を十分にとっていないらしい・・・

VDM(Vie de Merde)より


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外出禁止の街17 [スペイン]

 アベノマスクが届いたのでつけてみた。サイズは特に問題なかったけど、どうも顔にフィットしない。上下左右に隙間ができてしまう。

 やっぱりこれは素材のガーゼを利用するのが良いということになり、分解し裁断し、ソデノマスク(半袖Tシャツの袖で作ったマスク)の中に挟むことにした。

 これで、万が一自分が無症状の感染者だとしても人に感染させるリスクは下がるはず。あわよくば自分が感染することも予防してくれることを願うばかり。

 そして、あの酷暑の夏までにはコロナが収まってくれることを祈ります。

 さて、日曜日恒例の週末旅はお休みです。本日は外出禁止の続くスペインの首都マドリードを、鳥の目になって訪ねてみましょう。

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下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年4月19日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 太陽の門(プエルタ・デル・ソル)と呼ばれる広場にあるマドリードのシンボル “クマとイチゴノキ” のブロンズ像。周りに人影はありません。

 真っ白の市庁舎。大通りも、観光客で賑わっているはずの名所も静まり返っています。

 サッカーの競技場もご覧の通り。大勢の観客でいっぱいになる日はいつになるのか・・・。

 こちらの男性はプロの写真家。この珍しいマドリードの今を記録しています。

 「どこも何度も通った場所ばかりですが、まるで凍り付いてしまったかのようです。現在のマドリードを記憶しておくために写真に収めておきたいんです」

 さすがにプロのカメラマン、おもしろいアングルで一枚。ここはマヨール広場。

 「こちらは元市庁舎だった建物です。80年代から90年代にかけて、芸術家がファサードにフレスコ画を描きました。他にないユニークな建物だと思います」

 フレスコ画と言っても現代的ですね。

 空の旅を続けていると、元病院だった建物が見えてきました。ちょうど今から100年ほど前には、スペイン風邪の感染者を毎日収容していた場所です。

 ちょっと翼を休めて地上に降りてみましょう。ここはソフィア王妃芸術センター。あのゲルニカが展示されている美術館です。

 エンソさんは技術館のセキュリティ担当。誰もいない展示室をパトロール中。一番のお気に入りはやっぱりこの絵です。

 「こんな状態なので、誰にも邪魔されることなくじっくりと作品を鑑賞することができます。普段は気にしないような細かなところまで見てしまいます。こうしていると、絵が私に語りかけてくるような気がします」

 さて、こちらは大都会の緑のオアシス、レティーロ公園。いつもなら散策やジョギングを楽しむ人たちで賑わっているのですが、今は動物たちの天国。

 アヒルに鳩にカモ。そして自由猫も自然の中でのびのび動き回っています。その動物たちのお世話をしているのがソレダさんです。

 「動物たちはいつもは人目につかないところに隠れているんですが、今は堂々と公園の中を歩き回っています。観光客もいませんし、犬に追いかけられるなんこともありませんからね」

 午後3時になると自由猫のために餌を用意します。

 のんびりした時間を過ごしていると、救急車のサイレンが聞こてきました。感染者を載せているのでしょうか?

 そんなことを考えていると、教会の鐘の音が追いかけるように響いてきました。ここはアルムデナ大聖堂。ミサの時間になったようです。

 「どんな時であれ教会の活動は続けなくてはなりません。そのためにミサはインターネットで配信されているんです」と助祭。

 インターネットは私達の社会になくてはならない存在になってしまいましたね。

 静かな大都市マドリードは、しばらくはこのままになりそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、そして外出禁止になってから、Wiiフィットのおかげで体型をキープ。10年も前のものだが、ジムに通うよりずっと効果がありそうだ[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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マスクの自販機 [トピックニュース]

 木、金と一歩も外に出ず、在宅で仕事に励んでおりました。

 冷蔵庫の蓄えがなくなる前に、本日は買い出しに出かけなくてはなりません。3日に一度の買い物、言われる前から実行してます。

 正直、あんなに混雑しているスーパーにはあまり行きなくない。公園も同様。できるだけ人のいないところを選んで行くことにしています。

 さて、東京では感染者の一番多い世田谷区からアベノマスクが支給されるはずなのですが、あれから一週間余りになりますが未だに届きません。ま、なくても何とかなるのですが、あのガーゼを入手したい。

 そんなアベノマスクはともかくとして、フランスではマスクの自動販売機が登場したそうです。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年4月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 こちらはフランス北部の町ジュモン。今週月曜日からマスクや手袋などの自動販売機が5台設置されました。

 以来、購入にやってきた住民たちが列を作る光景が毎日のように続いているそうです。

 マスクの他に手袋や消毒ジェルも販売されています。

 「薬局に行っても売っていませんからここにきました。私と母、そして妹のために買いました。バスに乗ったり買い物に行ったりするときに必要になりますから」と女性。

 「もう直ぐ市がマスクと手袋を支給してくれることになっていますが、それまではこれで何とかしようと思ってます」と男性。

 お値段はというと、洗える布製のマスクが4ユーロ、消毒用アルコールジェルと手袋5組で5ユーロ。

 「便利だとは思いますが、ちょっと高いですね。4ユーロします」と男性。

 4ユーロはだいたい460円ほど。SNSでは高いと批判する声が上がっています。

 確かにちょっと高いですね。でも洗えると思えば、それほどでもないですかね。

 その自販機を作ったのがこちらの会社です。これくらいの値段でないと経費を賄えないとか。

 「利益はほとんどありませんよ。市の助けになればと思ってやっていることですからね」と工場の方。

 ちょっと高めのマスクですが買いたい人が大勢いて、こちらの自販機などは1日3回ほど補給しなくてはならないそうです。

 ノール県では数多くの自治体がこの自販機に興味を示しており、設置がさらに増えることになりそうです。

 どこかの会社がネットで一般販売しようとして大変なことになってましたが、あれもちょっと高いですね。

 ちょっと前までは、ベトナム製の不職布でできたマスクを30枚で100円と言う格安で手に入れていたわが家では、とても買おうという気になれません。これだけは意見が一致。

 先日、ネットニュースを見ていたら、半袖Tシャツの袖の部分で糸も針も使わないでマスクを作る方法がビデオで紹介されていました。いざとなったら、使い古しのTシャツで作ってみようと思ってます。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、レジに並んでいると一つ前のお客がすごかった。帽子をかぶり、高性能マスクに工事現場用のゴーグルをつけ、お店の消毒用アルコールジェルを勝手に取って、手袋の上から塗りたくっていた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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外出禁止の街16 [ミディ=ピレネー地方]

 コロナウィルスには絶対に感染してはいけないとつくづく思う。

 感染していない自分を幸いと思い、それを持続させるために専門家の意見を尊重して言われたことをしっかり守ろうと思う。

 長い人生(残り少ないけど)の中のたった1ヶ月のことですもんね。

 さて、本日は外出禁止の街シリーズの続きです。フランス南部の都市トゥルーズを訪ねます。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年4月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 街の中心にあるキャピトル広場。

 それを取り囲むように立つ建物。その回廊部分にあるお店は軒並み休業中。もちろん、散策する人の姿もありません。

 「この広場は、何かしらイベントが開かれていて活気にあふれているんです。でも、今は何もありません。ちょっと悲しいですね」と男性。

 「私はスタッド・トゥールーザンが優勝した時のことをよく覚えていますよ。ここに2万人もの人々が集まって勝利を祝いました」とちょっと年配の男性。

 スタッド・トゥールーザンは地元のプロ・ラグビーチームのこと。

 2万人とはすごいですね。でも今はご覧の通り。

 サン=セルナン大聖堂の鐘楼からは街が一望できます。ここまで人の姿がない街の風景を見るのは初めてのことです。

 いつもなら大勢の人で賑わうこの通りもひっそりと静まり返っています。

 そしてガロンヌ川の岸辺にある市民の憩いの場サン=ピエール広場。

 「あの辺りから周り全体にかけて赤いリンゴの風船が飾ってありました。ここは学生たちが午後から夜にかけて集まる場所なんです」と男性。

 「ここで集まってはお祭り騒ぎをしていましたからちょっと寂しいですね」と別の男性。

 車道にはほとんど車が走っていません。その分、騒音がなくなり、自然の音がよく聞こえるようになりました。

 緑に囲まれているのはミディ運河。耳をすますと、小鳥のさえずりや水の音が聞こえてきます。運河の水門は閉じられたまま。

 「朝、鳥の鳴き声で目が覚めます。以前はなかったことです」と男性。

 ガロンヌ川の岸辺に広がるトゥルーズの街。バラ色の街といわれる理由がよくわかります。美しいですねえ〜。

 街の上から眺めていると、こんな建物に出会いました。

 壁いっぱいに印刷されているのは、トゥルーズ生まれのシンガーソングライター、クロード・ヌガロの写真。

 2004年に亡くなってしまいましたが、「Ô Toulouse」という歌でよく知られているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、家に引きこもっていたある日、わが家のネコのおもちゃを踏んづけて真っ二つに割ってしまった。いつも遊ばないくせに、壊れるとなんだか残念そうにしつこく遊び始める。ニャンめ!」

VDM(Vie de Merde)より



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夏のバカンスは・・・ [トピックニュース]

 自宅内は別として、人との接触9割減が続いているわが家です。

 3日おきくらいに通る近くの公園では、その度にツツジの花の数が増えていき、鮮やかなピンクが目に痛いほどになってきました。

 相変わらず公園の人出はいつもより多め。意識的に2メートル以上の間隔をあけようとする人は全体の2割にもならない。

 人というのは目に見えないものには無頓着。そういう宿命か・・・。

 フランスは、まだ毎日2,000人以上の感染者が新しく出ているのに、外出禁止解除後についての話題がニュース番組に登場します。

 そんなことするような段階???他国のこととはいえ気になります。

 そして、2ヶ月ほど先には夏のバカンスが見えてきています。今年はどうなるのか?

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年4月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 7月くらいになれば、このコロナ騒動にも一区切りがつくだろうと考えている人が多いのか、夏のバカンスの準備が始まりかけています。

 しかし、今年の夏は例年のような具合にはいかないようです。

 今こんな映像を見せられると、3密+飛沫でやばそっ!となります。

 「う〜ん、そうですね。これからの状況しだいじゃないかしら」と女性。

 「7月に一週間くらい山に行くとか、まだよくわかりませんけど、そんなですかね」と男性。

 それにしてもこの方のマスクが気になります。下はいいけど上の方はガラ空きで大丈夫かな?

 「夏のバカンスのことはちょっとは考えますよ。外国にも行けるようになると思いますけど」と女性。

 海外旅行で飛行機や列車には乗れるようですが、問題はどこに行くかです。

 どの会社も無料でキャンセルできるようなチケットを用意するなど柔軟な対応をしているようですが、消費者はといえば、まだ行動するところまでは至っていないようです。

 一方、観光業界の99%がバカンスは国内で過ごすべきと考えているとか。

 専門家によると、感染リスクの高い集団で宿泊するような場所は避けて、個々に独立した宿泊施設がいいとのこと。

 たとえば、こんなところでしょうか?

 自然公園の中に別荘のような建物が間隔をあけて立っています。

 「すぐ近くには飲食店もあります。あの建物ではピッツァを提供することになっています。注文して持ち帰ることができます」と運営者。

 この感じならそれぞれ近づかないようにしながら過ごせば、感染のリスクは低そうです。

 日本の7月も今よりはもっと落ち着いているはずですが、今この状態で7月まで宿が持ちこたえてくれるかどうかです。

 かけ流し露天風呂、入りたいなあ〜。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、1ヶ月間、厳しい外出禁止を守ってきたつもりだが、ついこのあいだのバカンスの時よりも外出しているような気がする[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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外出禁止のお買い物 [トピックニュース]

 日本での新型コロナウィルスの新しい感染者数が少しずつ少なくなってきたようです。

 WHOの報告書によると、4日前が628人、3日前が566人、2日前が390人になっています。自粛で少しずつ効果が出てきたのかな・・・。

 それから回復する人の数も増えてきました。どんどん治って元気に復帰する人が出てくるといいですね。

 さて、昨日も私は在宅勤務。しかも忙しい。忙しい理由は、やっぱり例外的なこの状況の中で新しい問題に直面するからです。さて、どうしよう?となってメールの往来が始まり、その分、時間を浪費してしまう。仕方のないことなのかあ。でも疲れます。

 気分転換にと近くの公園に行くと、やたらジョギングする人が増えてしまいのんびり歩いて入られません。しかも、2メートル以上の間隔を取らない人がいっぱい。

 結局、安住の地はわが家ということになってしまいます。ストレスの解消方法を別に探す必要があるようです。

 さて、外出禁止の続くフランスですが、この6週間で人々の買い物の傾向が大きく変化したそうです。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年4月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 外出禁止になってよく売れるようになったのが小麦粉。一つ、二つ、三つと買い込んでいくそうです。

 「お菓子を焼くのに必要なんです」

 「私はクレープを作りますよ」

 「ラビオリを作るので買いますよ」

 外出禁止ということは、つまり自宅で食事など様々な活動が行われること。そうなると必要なものを買いそろえる必要があり、これまでとは買い物の傾向が違ってきているようです。

 売上が伸びた商品のトップ5がこちら。

 冷凍の肉や魚が80%増、シャンプーや石鹸が99%増、砂糖が181%増、小麦粉が189%、手袋に至っては264%で三倍近くになっています。

 「家にいるのでお掃除をすることが多くなりました」と女性。

 衛生のことを考えてきちんと包装されたものを買う人たちが多くなりました。

 こちらのスーパーで一番売れているのが冷凍食品。包装されている上に蓄えておくには最適ですもんね。

 一方で、売上が落ちた商品もあります。そのトップ5がこちら。

 各種ヘアーケア商品が50%減、ヘアスプーレーやジェルも同様、野菜サラダは54%減、シャンパンは60%減、メイクアップ商品が62%減。

 外出しないということはお化粧もしませんからこうなりますねえ。

 こちらはワインやシャンパンのコーナーですが、人影はありません。

 「日常的に食べるための食料品を買うのにお金を使ってますね」と男性。

 どの人もお財布の紐は固く、ブランド品にはあまり手を出さず、お得な商品を購入する傾向があるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、冷凍食品を買い込んで重たいバックを抱えたまま、今にも出発しそうなバスに向かって走った。結局、間に合わなかった[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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5月のスズラン [トピックニュース]

 このところ気温の落差が激しいので困ります。急に寒くなったり、急に暖かくなったり。春先ってこんなもんでしたっけ?

 今年は状況が状況なだけにどうも季節を認識する余裕もなかったような気がします。

 買い物のついでに横切った公園で、木々が緑色になっているのに気がつきました。

 梅の木には小さな実が付き、ツツジの花も咲き始めました。そろそろ青葉若葉の季節になります。

 来週末には月が変わり5月になります。5月1日といえば、フランスではスズランの花がお店や街角の出店で売られるのが恒例ですが、今年はどうなのでしょう?

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年4月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 こちらは農家のスズラン畑。コロナウィルスとは無関係のスズランはよく育っているそうです。

 「花の形も色もいいですし、丈も十分にあります。今年は品質のいいスズランに育ってます」と農家の方。

 とは言っても、今年の収穫量は昨年の6分の1。外出禁止で卸業者も花屋も休業中。今のところ、量販店での販売だけが頼りです。

 「確実に売れる分だけを収穫しています。大量に収穫して冷蔵室に保存して売れるのを待つというようなリスクは冒したくないんです」

 結果、売り上げは例年の80%減。

 また収穫期間も短くしました。例年は7日間ですが今年は3日間だけ。となると、収穫を手伝ってくれる労働者の数も減らさざるをえません。

 「いつもは35人くらいなんですが、今年は15人ほどです。ウィルス感染を怖がる人もいますしね」

 そのため、今年は手袋をして、間隔をあけて収穫しているそうです。

 「アパートに住んでいるんですが、こうして外に出られてストレス解消になってます」と高校生。

 「外出禁止ですが、外で働けるのは気分転換になりますし、おまけにお金がもらえるのは嬉しいですね。バカンスの費用の足しにしようかと思います」と女性。

 今年は販路が限られるようなので街のあちこちでスズラン売りを見ることは難しいようです。

 それにしてもこれだけのスズラン、これ以上収穫できないとは残念。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、そして数週間前から、夫が花束を頻繁にプレゼントしてくれるようになった。それもそのはず、浮気相手が花屋だったからだ [ちっ(怒った顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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