要塞都市コンカルノー [ブルターニュ地方]
近くのジムがやっと再開になるらしい。
詳しいことはまだ分からないけど、プールが使えるのならすぐに泳ぎに行くぞ!と気合が入ってきた。
6月もまだ在宅勤務が続くから、運動ができるのはありがたい。水の中で浮いてスイスイやっていると気持ちがいいから気晴らしにもなる。
自粛中は「外に出ない」が基本だったからなあ。何をするにしても限界がある。
さて、日曜日恒例の週末旅はまだ放送が再開されていないのでお休みです。
週末旅で思い出したのですが、ギリシャでは観光客の受け入れ準備が着々と進んでいるようですが、安全と認めた国からの観光客を受け入れるらしく、そのリストの中に日本が含まれているらしい。
行く行かないは別として、ありがたいことです。
さて、今日は週末旅はできませんが、外出禁止が解除になったブルターニュ地方の漁港コンカルノーを鳥になって訪ねてみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月28日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
湾の中の小島に作られた要塞都市。言わば天然のお堀に守られたお城のようなこの島がコンカルノーの起源です。作られたのは15世紀。
要塞は周囲1キロにわたって作られています。上から見ると野外劇場があるのがわかります。
夏季シーズンには人で溢れるメインストリート。そして要塞の上は絶好の散策路。
「外出禁止が解除になったので、まずは海の空気を味わいたくなったんです」と女性。
海から見た島の姿は美しいですねえ〜。
島の中では市が立っていました。地元の特産品を手に入れるには絶好の機会。皆さんがマスクをつけている以外は、コロナ前の市場とあまり変わらないように見えます。
特産品を手に入れたら、今度はボートに乗ってプチ・クルーズの旅に出てみましょう。海からの島の眺めを堪能することができます。
電動ボートは島の観光アトラクションの一つ。毎年、30万人がこのボートを利用しているそうです。
「シーズン中は多くの観光客を乗せますが、仕事や買い物に出かける地元の人も利用しています」と男性。
コンカルノーにはこんなビーチもあります。
今日は、カヤックを楽しむ人たちがやってきました。着替えを済ませたらカヌーを海辺まで運びます。
「この日が来て本当に嬉しいんです。外出禁止の間は毎日のようにカヌーに乗る夢を見ていました」と女性。
海の水がきれいですねえ〜。
「まだ人が少ない時期ですから、今のうちにゆっくり楽しんだらいいと思いますよ」と男性。
フランスでは、ついこの間まで実施されていた “移動は半径100キロ以内” という規制が解除になったので、そろそろ観光客で賑わってきそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、観光地を歩いていると、レストランのボーイが食事をしていかないかと声をかけてきた。冗談で、「オッケー、招待してくれるなら食べてもいいわよ』と言ったら、ボーイがニタニタしながら言った。『招待してもいいけど、もっと美人じゃないとねえ〜』」
VDM(Vie de Merde)より
仏独をつなぐトラム [トピックニュース]
昨日、久しぶりに通勤電車に乗った。
すし詰め状態とは打って変わって今もガラガラだけど、2メートルのソーシャルディスタンスを取ることは不可能。1メートルだって難しい。
とは言え、あんなに多くの人が押し合いへし合い密着して電車に乗っていたのは平和な時代のお話のようだ。
そして、乗客の少ない井の頭線はいつもより揺れがひどい。車両が軽いせい?
さて、2ヶ月ほど前、ドイツとフランスの国境を越えて毎日運転されるトラムが、コロナウィルス感染拡大防止のために運休になったというお話をしました。
通勤やちょっとした買い物で利用されていたトラム。今はどうなっているのでしょう?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2020年5月26日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ドイツとフランスを隔てるライン川。
そこにかかるヨーロッパ橋。その上を走るのが、フランスのストラスブールとドイツのケール結ぶトラムです。
70日間の運休を終えて、再び動き出したようです。再開の初日の乗客はこのお二人。
「早く再開しないかと待っていました。私にとってフランスとドイツをつなぐトラムはとても重要なんです」と女性。
「両国の人同士で築いた関係ですから、トラムが再開されるてとても良かったと思っています」と男性。
ドイツとフランスをつなぐシンボルのようなトラムは、この地域の経済も担っています。
こちらの男性は、この2ヶ月間、テレワークをしていました。
「2ヶ月も家に閉じこもってましたから嬉しいですよ。いろいろ活動できますからね」
そこにやってきたのが、ドイツの警官。何か書類を確認しています。
トラムは再開したものの検問は続いているようです。
「仕事に行くのではないのなら、フランスにお戻りください」
ああ、やっぱり自由に行き来できるというところまでは行ってないですね。
ドイツ側の街ケールではカフェや商店が営業を再開しています。
「フランス側は感染が拡大しているので少し心配です」とケールのパン屋さん。
そう言われるとストラスブールはレッドゾーンになってましたっけ。
日本も緊急事態宣言が解除になりましたが、急に感染者が増加し始めたようで少々心配です。
しかし専門家によると、感染者数に一喜一憂するのではなく、その状況がどういったものかと把握することが大事らしい。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、僕は細菌恐怖症。トラムに乗って急ブレーキがかかったら、手すりを掴むより転んだほうがマシ」
VDM(Vie de Merde)より
最も美しい紋章 [トピックニュース]
特別定額給付金の申請書がなかなか来ないから区役所のホームページをチェックしたら、28日から送付とのこと。この調子では支給されるのは8月???
東京でも一番人口の多い世田谷区。準備に時間がかかったのかな。
今お金がなかったらお店がつぶれるとか、お米が買えないとかいうわけでもないから、大人しく待つことにしよう。
さて、本日はコロナウィルスとは関係のないお話です。
フランスの各自治体には、それぞれ紋章があります。日本で言えば家紋みたいなもの。
そのコンクールが開催され、人口130人にも満たない小さな村の紋章が、最も美しい紋章に選ばれました。
どんな紋章なのか見てみましょう。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月28日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
サッカーのサポーターのような気炎を揚げる村人たち。
ここはラ・ランド=シャール(La Lande-Chasles)。なんだかランドセルみたいな名前の村。
それはさておき、この小さな村の紋章がフランスで最も美しい紋章に選ばれました。
「嬉しいですね。家族全員大喜びですよ」と男性。
「村ではこの話で持ちきりですよ」と別の男性。
住人の数よりヤギの数が多いというこの村では、自分たちの紋章が優勝するとは誰も思っていなかったようです。
「こんなコンクールがあるのも知らなければ、村の紋章も知りませんでした」と男性。
ええっ、そんな状態で優勝しちゃったわけですか・・・。無欲の勝利。
何はともあれ紋章を見せてもらいましょう。これがそれ。二本の木に囲まれた松ぼっくりの下にはリス。絵本見たいな紋章。
「村の3分の2が森なので、木と松ぼっくりが描かれています。リスは村のマスコットなんです」と村長さん。
そんなわけでリスのグッズがあちこちにあります。
このコンクール、ネット上での投票が勝ち負けが決まります。しかも、スポーツの試合と同じでトーナメント方式。
一対一で勝ち上がって、最後に残ったのがこのラ・ランド=シャールとキブロンだったそうです。ちなみにキブロンの紋章はこちら。
決勝戦はなかなか決着がつかず延長戦の末に決まったようです。
とは言っても、賞金やらトロフィーがあるわけではありません。
ただ、これで村の名前が知られるようになり、観光客がやってきてくれるようになるかもしれません。
そうなればリスのグッズがたくさん売れるようになるかも。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、一人暮らしに慣れたと言え、庭の木でいちゃつくリスを見て羨ましくなった」
VDM(Vie de Merde)より
解除の街の様子 [トピックニュース]
昨日のフランスのニュースを見ていたらビールが飲みたくなって、シモキタの成城石井でベルギービール2缶を買ってきてしまった。冷蔵庫で冷やしてある。
ベルギービールと言っても軽いお味の缶ビール。この週末にでも飲もうか。
さて、フランスでは解除後も衣服の売れ行きが芳しくないようだけど、もう少し様子を見れば回復するのかなと思いつつ、あれ、試着ってどうなるんだろう?と疑問になってきた。
例えばフランスの靴屋さんでは、試着前後に消息液のついたタオルで靴を拭き取っているらしい。
靴はなんとかこの方法で行けるとしても、衣服の場合は消毒は難しい気がする。
ちょっとネットで調べてみたら、大手のアパレル店では試着室が利用できるらしい。ということは試着が出来るということらしい。
ちょっとなんか抵抗あるなあ〜。今のところ試着して洋服を買うことはしないな。
一難去ってまた一難で、解決しなくてはならない問題が出てくる。
さて、外出禁止が各地で徐々に解除されているフランス。どんな感じなんでしょう?
ボルドーの様子を見てみましょう。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月27日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
去年のこの時期、涼を求めてたくさんの人たちが水場に集まってきました。しかし、今年はこの状態。
ここは市民の憩いの場所。解除後は徐々に人の数が増してきましたが、以前と同じというわけではありません。
「私は生まれてから72年ボルドーで生きてきましたが、100メートル走っても誰ともすれ違わないなんてちょっと異常ですね」と男性。
「ここと中心街とは確かに様子が違ってますね」と女性。
その中心街はこんな具合です。繁華街のサント・カトリーヌ通りはかなりの人出。マスクをした人たちがぞろぞろ歩いています。
「狭いところに人が集まってしまって密集に近いですね」と女性。
「皆、人との距離をとるなんてやってないですね。特にお店の中はね」と男性。
お昼時になるとレストランの前の通りには長い列ができています。列を作る場合は距離を開けることが規則です。
「こういう状況になると、そうだ、間を空けなくては!と気がつくんです」と女性。
飲食店に入れなかった人たちは、こんなところでお昼を済ませていました。ここもまた密集状態。
「あまり人との距離を保ってないですね。知り合い同士はくっついてますし」と女性。
「感染防止でお店には限られた人数しか入れないから、結局はこういうところで食べるということになるんです」と男性。
近くに公園があればピクニック気分でゆっくりできそうですが、平日ですから会社や学校の近くでさっと食べたいってことですかね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、コロナウィルス蔓延の最中に、職場の同僚が肘の内側で咳をするのが嫌だという。『だって、口紅をしているから洋服にくっついちゃうじゃない』・・・ 」
VDM(Vie de Merde)より
外出禁止解除後のお買い物 [トピックニュース]
テレビを見ていたら、50歳半ばを過ぎた男性が「人生の大半を過ごしてしまったけど、これからどう生きる考えなくてはならない」と言っていた。
それで気がついた。この人より少しばかり先を歩いている私もまた、確かに人生の大半を過ごしてしまったのだ。
なんだかスマホの電池を4分の3くらい使ってしまったような気分になる。
節電モードに切り替えて、私もこれからどう生きるのか真剣に考えなくてはならないか・・・。
それはともかくとして、フランスで外出禁止が始まった頃は、小麦粉やパスタの買いだめがあったようですが、解除後のお買い物はどうなっているのでしょう?
緩和が始まった5月11日頃から、スーパーでの買い物が激増しているそうです。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月22日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
冷凍食品、アルコール飲料、洗濯機、プリンター。緩和後に売り上げを伸ばしているのがこの4つの商品。
こちらはビールの商品棚の前でどの銘柄を何本買うかで相談中。で、結局、ハイネケンをお買い求めになるようです。
ビール、ワイン、度数高めのアルコール飲料の売れ行きが好調。去年の今頃に比べると20%の増加。
「週末にね、ちょっと飲もうかと思ってるんですよ」
「ずっと家に閉じこもって我慢してましたから、お祝い気分なんですよ。シャンパンで乾杯ってね」
ワインもシャンパンも売れなくて困っていると蔵元さんたちがおっしゃってましたが、これならその赤字を埋めてくれるかもしれません。
そして、売り上げが一番伸びだ商品がこれ、アイスクリーム。去年に比べて30%増。
「チョコレートアイスクリームを買おうかと思ってます。外出禁止でストレス溜まってましたから甘いものを食べてパッとしないとね」
「室内でずっと運動ばかりしてましたからアイスクリームを食べても大丈夫ですよ」
食品の他には、洗濯機、冷蔵庫などの家電製品の売れ行きも好調だそうです。なんと去年の2倍!
皆さん、解除になるのを待ってお店にやってきたようです。
「外出禁止になってしまいましたから買うのを延期してたんです。冷蔵庫はすぐにでも必要だったので、急いで買いに来たんです」と男性。
そしてパソコン関連の製品も売れています。特にプリンター。
「今は多くの会社員が自宅で仕事をしているため必要なんです。この傾向はしばらく続くと思います」とお店の方。
最後に、これも売れています。そう、自転車。3密になる公共交通機関を避けて自転車を利用する人が増えたのです。
数日前のニュースでは、自転車の製造が注文に追いつかないくらいでしたもんね。
一方、芳しくないのが衣服のお店。去年に比べると15%の減少。家から出ないとなると、新しい洋服は必要ないですもんね。
でも、アイスクリームと同じで、ちょっとおしゃれした方が気分が晴れやかになっていいかもしれないですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、買い物に出かけた。お会計をする時になって、うちの娘が本物のお金をおもちゃのお金に両替したことに気がついた」
VDM(Vie de Merde)より
村長さんは19歳 [トピックニュース]
首都圏もやっと自粛が解除になった。明日あたりから出勤する人が増えるだろうか?
かれこれ4週間近く在宅勤務が続いているため、一度、事務所の机の上の書類を確認に行かなくてはならない。
でも電車に乗りたくないなあ。このまま延々と在宅で仕事したい。
さて、フランスでは、コロナウィルスの感染が収束に向かっている中、延期になっていた市町村の首長を選ぶ選挙が行われました。
そして、なんと若干18歳で村長に当選してしまった方がいました。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月25日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはフランス南東部にある人口450人あまりの小さな村ヴァンズュ(Vinzieux)。
フランスで最も若い、地方自治体の首長ユーゴー・ボワレーさんが役場にやってきました。
お歳は19歳。昨日誕生日を迎えたばかり。当選した時はまだ18歳でした。
現在、グランゼコールの一つグルノーブル政治学院(通称Sciences-Po Grenoble)の学生です。
トリコロールカラーの襷のかけ方が今ひとつぎこちないですが、ここで政治家への道を一歩踏み出しました。
「6年の任期中に、様々なことを学びながら挑戦していきたいと思います」
19歳とは思えないこの落ち着きぶり。早速、第一助役さんと一緒に村の視察に出発しました。
すでに様々な計画が持ち上がっています。村のホームページで観光客を呼び込むためにアピールすること、商店も学校もないこの村に社会的な基盤を作り上げること等々。なかなか大変ですね。
「この建物をできるだけ早く改築して集会所にするつもりです」
村人が集まれるような小さなホールを作る予定らしい。
「この村に若い力で新しい変化の風を吹かせてくれると思います」と女性。
「野心満々の若者ですが、十分に成熟した大人でもありますよ。ですからこの村を発展させてくれると思っています」と別の女性。
ユーゴーさん、村人たちから期待されてますね。
役場の前で話し込んでいるのは学校の先生。
「彼は厳しい状況にいる人たちのことをいつも気にかけています。ですから信頼して村の政策を任せられる人物です」と先生。
商店も学校もないという小さな村。ウィキペディアで調べてみたら、観光資源がそれなりにあるようです。
素朴な村を大切にしながら経済を発展させていけたらいいですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友人が夕食に招待してくれた。行ってみると、食べるものが何もないから注文して配達してもらわなくてはならないと言う。私は学生で月末だからお金がないと言うと友人が言った。『あら残念。じゃまたの機会にね』招待された理由がやっとわかった」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯100 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
あのシリーズがやっと戻ってきました!
お約束は、30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ること。
今回チャレンジしてくれるのはパリ6区に自身のお店を持つ女性シェフのエレーヌさん。もちろんミシュランの星を獲得しています。
さてどんな料理を作ってくれるんでしょうか?
では、スタート!
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月23日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
シェフとはパリの地下鉄の駅レンヌにある市場で待ち合わせ。
買い物カゴを抱えた普通の主婦みたいな方が今回のチャレンジャーです。
「せっかくですから私の出身地であるランド県の郷土料理を春の野菜の使いながら作りたいと思います」とエレーヌさん。
では、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
まずは八百屋さんへ。どうやらメイン料理はガスコーニュ地方のガルビュールと呼ばれるスープのようです。
ホワイトアスパラガス、ズッキーニ、ネギ、ジャガイモ、インゲン、ニンジン、カブを購入。
さらに、シェフのお気に入りのルバーブも追加。デザートに使うそうです。
感染対策でお店とお客さんの間は透明のビニールのカーテンで仕切られています。
前菜の材料もここで仕入れます。アイエ(まだ成長前のニンニク)、パセリ、エストランゴン。
野菜を全部合わせると合計で17.92ユーロ。残りは12.08ユーロ。
次はメイン料理のガルビュールに欠かせない食材、鴨のコンフィを購入。これが6.90ユーロ、残りは5.18ユーロ。
最後は乳製品のお店にやってきました。生クリームと玉子6個で、4.84ユーロ。
手元に残ったのは・・・わずかに0.34ユーロ。見事予算内で収まりました。
では調理の開始!
まずはメインのスープ。
野菜の皮をむいて適当なサイズに切ったら水を張った鍋に入れて火にかけます。その間にアスパラガスの皮をむいて斜めにスライス。
鴨のコンフィーはオーブンに入れて周りをカリッと焼き、鍋の野菜が適度の柔らかさになったことを確認してからスープに入れます。
1時間ほどコトコト煮たら、最後にカブの葉っぱを入れます。彩りも鮮やかなスープになりました。
次は前菜。
ハーブのソースにゆで玉子をのせたらアイエ・スープをかけて出来上がり。
最後はデザート。まずはルバーブをスライス。玉子、小麦粉、砂糖、牛乳で生地を作り型に流し込んだらルバーブを加えます。これをオーブンで焼いたら出来上がり。
ガルビュールは冬のスープですが、ホワイトアスパラなど旬の野菜を使って、春を感じさせるスープになりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、義理の両親と一緒に住んでいる。ゆえに私が食事を作った。義父の反応はこうだった。『とっても美味しいよ。でも、もう同じものは作らないでくれたまえ』」
VDM(Vie de Merde)より
テレワーク [トピックニュース]
日曜日恒例の週末旅は、まだ放送がないのでお休みです。
東京都の緩和ロードマップによると、スポーツジムは最後の最後になるようだ。
近所のジムで感染者はでてないけど、他県でクラスター出てたからなあ。まだまだ先か・・・。
ひたすら室内で 壁腕立て伏せとスクワットをやりつつ ”筋肉を追い込む” しかないか
さて、外出自粛要請解除後も在宅勤務が推奨されていますが、これを機に事務所を縮小したり、持つこと自体をやめてしまった会社もあるようです。
その辺りはフランスはどんな感じになってるんでしょう?
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月22日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
クリスチャンさんの仕事場はご自宅のバルコニー。
なんだかバカンスみたいですけど、メールをチェク中とか。
とは言っても、仕事用のデスクはちゃんとあります。お仕事はソフトウェアエンジニア。これから4年間は在宅勤務が続くそうです。
クリスチャンさんの勤務する会社には事務所がないそうです。
「働きたい場所で働かせてくれるのがいいんです。ただ、毎週一回は必ず上司とネットミーティングすることになっています」
その上司はオランダに住んでいるそうです。同僚はといえば・・・。
「オーストラリアに一人、ベルリンに二人、ウクライナに一人・・・」
へえ〜、そんなことになってるんですか。
従業員は1300人ほど、67カ国に散らばっているそうです。
この会社、アメリカの会社でIBMやNASAなどの大企業にインターネットソルーションを提供しているとか。
「最初は各国に事務所が必要と考えていたのですが、すぐにその費用を人材の育成や研究開発に当てた方がいいと考えるようになりました。事務所がないことで、優秀な人材を世界中から集めることができますしね」とテレワークの責任者。
この会社、年に一回だけこうやって社員が一堂に会するそうです。どうでもいいけど、今年はこれはできないですねえ〜。
ただ、個々の社員が在宅で仕事をするとなると、会社に所属しているという自覚が重要になってきます。
こちらはとある会社のデジタル戦略の責任者セヴェランさん。もちろん在宅勤務です。社員同士のつながりが常に保たれるように専用のSNSを立ち上げました。
ここでは仕事はもちろんの事、仕事とは関係なく何でもいいから発信できるそうです。
「これは社内のティールームみたいなところなんです。仕事の打ち合わせをしてもいいですし、おしゃべりやゲームに興じても構いません」
ある調査によれば、フランスでは840万人が在宅勤務が可能とされています。しかし、在宅勤務が不可能な会社員は1900万人以上もいると言われているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、コロナウィルスで私は在宅勤務、夫は失業。よって、夫が家事一切をすることに。子供たちが言うには、料理は美味しいし、部屋はきちんとしてるし、洗濯物もきれい、だそうだ」
VDM(Vie de Merde)より
コロナ景気 [トピックニュース]
緊急事態宣言が出された4月7日の夕方、ジムのプールで「しばらく会えなくなるかもね」と言って別れたジム友。今頃どうしているのやら。
再開の日は近いか、まだ先か。水着はもう一ヶ月半以上もタンスの中にしまいっぱなし。
消えた4月と5月になりそうだ。来年の今頃になって、この時期何をしていたか思い出せそうもない。
ひたすら家に引きこもって仕事の山に埋もれながらパソコンに向かっていたっけ。
それはさておき、日本もフランスもあまり景気のいい話は聞こえてきません。なんとなく気分が重くなってくる。
そんな危機的状況の中、好景気の企業があります。どんな会社なんでしょう?
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月20日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
パリ近郊の印刷会社、ノルマンディ地方の綿棒製工場、ヴォージュ県の電動アシスト自転車のメーカー。
それぞれ作っているものは異なりますが、この時期ならではのタイミングで急成長を遂げています。
まずはノルマンディの工場を訪ねてみましょう。
ここで作られているのが綿棒。PCR検査で使われる綿棒の需要が急増し、品不足が心配されました。
しかし、このタイプの綿棒を製造している会社はフランスにはなかったそうです。
そこで、中国製の綿棒を研究し、独自に製造を始めました。
「こちらは通常我々が作っている綿棒ですが、PCR検査のは、この通り長いんです。これがそう簡単に作れるというものではないんです。試作品を作るのに1週間ほどかかりました」
今では1日だけで30万セットを製造・出荷しているそうです。
「これは我々の経済的自立を意味しているんです」と企業の方。
確かに、何でもかんでも中国頼みにしていたことは大きな問題です。
次はパリ近郊の印刷会社に行ってみましょう。何を作っているかというと、これです。
ソーシャル・ディスタンスを取ってもらうためのシールやポスター。なるほど、これか。
デザイナーと技術者が寝る間も惜しんで制作したものが次々に印刷されていきます。一週間で120種類ものシールやポスターを制作しなくてはならないそうです。
最近はこちらのパネルの注文が増えているそうです。半分失業状態だった社員を再雇用できるほどになりました。
「この状態は夏の終わりまで続く見込みです。どの企業もウィルス感染が起きないように気を使っているんです」と印刷会社の方。
命拾いした会社もあれば、製造速度を上げた会社もあります。それがヴォージュ県の自転車製作会社。
「ここには完成した自転車12000台を置く予定です」
注文の勢いは衰えず、なんと1日で400台もの注文が入ってくるそうです。例年の2倍。20人ほど雇用を増やして対応しています。
多くの人たちが公共交通機関の利用を控えたことが受注が増えた要因です。
「私たちは運が良かったと思います。多くの企業が苦しんでいますからね」
日本でも自転車の売り上げが伸びたとニュースで言ってました。
暗い夜空に輝く3つの星のような企業でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、寒かったので白い毛糸の帽子をかぶって出かけた。通りを歩いていると男が私を見るなり、白い靴下の履いているかと聞く。履いてないというと男が言った。『残念、履いていたら、君は綿棒になれたのに・・・』」
VDM(Vie de Merde)より
4連休の半径100キロ [サントル・ロワール地方]
首都圏は、一週間待たずして解除になる可能性が出てきた!
一筋の光明、ってちょっとオーバーか。
解除になったからと言って、すぐに在宅勤務が終わるわけでも、夜の街を飲み歩くわけでもないけど、自分にもう少しだけ自由を許すためのきっかけが必要なのだ。
早く来い、解除の日。
さてフランスは、21日の木曜日、自宅から半径100キロ以内なら移動していいという許可が出されました。
折しも、21日はキリストの昇天祭で祝日。金曜日に有休を取れば4連休。
これを利用して久しぶりに遠出をした方々がいらっしゃったようです。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月20日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
パリから車で約一時間。やってきたのはシャルトル(Chartres)。大聖堂の塔が見えてきました。
こちらのご夫婦、パリからやってきました。駐車場に車を止めたら、早速、今晩の宿へ。
お庭に面した明るいお部屋。快適に過ごせそうです。
「シャルトルは初めてです。大聖堂のこともよく知らなかった。今まで家に閉じこもってましたから、違うところに行ってみたかったんですよ」とムッシュー。
「ちょっとしたバカンスです。何週間も家にいましたから新しい空気が吸いたくなったんです」とマダム。
ここは3部屋あるゲストハウス。すべて埋まっています。どのお客様もレッドゾーンのパリからやってきましたが、オーナーは心配というよりひと安心です。
「衛生は徹底していますよ。テーブルは距離を保つように設置しました。朝食の前にはきちんと手を消毒してもらいます」
そして皆さん、ちゃんとマスクしてましたね。
シャルトルの町が賑やかになってきました。アイスクリーム、美味しそう。
空は青空。大聖堂の尖塔も空に向かって背伸びをしています。
どのホテルも予想していた以上に早く空室が埋まってしまいました。こちらのホテルは80%の宿泊率だそうです。
「こんなに早くお客様が戻ってくるとは思っていなかったので、大満足です。お店も開店してますからショッピングを楽しむこともできますよ」
ただ、飲食店はまだ休業中なので、こちらのホテルではテイクアウトの食べ物を用意しています。
例年なら海外からの観光客でいっぱいですが、今年は国内、特に首都圏からのお客様が多いようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ミシンで家族や同僚の子供たちのためにマスクを作っていると、隣人がやってきて音がうるさいと言う。そして付け加えた。『無料でマスク10枚を作ってくれたら許してあげる』」
VDM(Vie de Merde)より