焼き窯ブーム [トピックニュース]
WHOが発表する一週間ごとのコロナ感染レポートを見ていると、日本はじわじわ感染者が増加しているのがわかる。
一時期の急増は収まったようだけど、それ以来、一向に減少しないなと思っていたら、それどころが増えている。ちょっとがっかりだ。
手洗いとマスクの日々はまだまだ続く。
それはさておき、最近、ピッツァ用の焼き窯を設置するお店があちこちにありますが、フランスでもこの焼き窯が人気だそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年9月28日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
フランスでは毎日220万枚のピッツァが食べられているそうです。
それはつまり、26秒ごとに一枚のピッツァが食べられていることになるとか。かなりの人気ですね!
そのせいか、お店だけではなく自宅にも焼き窯を設置する人たちが出てきたそうです。
焼き窯の中でチーズがとろけ、生地に焦げ目が付き始めました。美味しそう!
ジェラールさんは隔週の金曜日には自宅に友人を招いてピッツァを振る舞うそうです。さっきの焼き窯はジェラールさんちの焼き窯でした。
なんだかプロも顔負けですね。焼き方を語るジェラールさん。並々ならぬこだわりが感じられます。
300℃に熱せられた窯の中で、ピッツァが膨らみ始めました。ドーム型の焼き窯が全体にまんべんなく火を通してくれるそうです。
最近は焼き窯の種類も星の数ほどもあるそうです。ベーシックなものは70ユーロほどで手に入ります。より性能の良いものとなると2,000ユーロほどするそうです。
市場を席巻しているのはなぜかスコットランド製。
しかし、ピッツァの本場と言えばナポリ。ここなら世界で一番美味しいピッツァが食べられます。
このお店の焼き窯がこちら。70年も前から使われてきました。
壁の写真はピッツァ職人のチロさんのお祖母さん。お祖母さんの代から使われてきた焼き窯のようです。
「美味しいか美味しくないかは、8割から9割が最後の焼き加減できまるんです」とチロさん。
中にリコッタチーズの入ったパンのようなものはわりに低めの温度で少しずつ焼いていくそうです。
一方、こちらのマルゲリータは、高温でさっと焼くのがこつ。なんと焼き窯に入れる時間は60秒。
「このピッツァを見てくださいよ。完璧な仕上がりです。周りは膨らんでカリッと焼けてます。そして内側はとても軽い。口に入れると雲のように溶けてしまいますよ」
なんだか食べたくなってくる!
こちらは焼き窯を製造している工場。ここのはすべて手作りだそうです。
「正確さが重要です。昔から職人たちは、美味しく焼けるように完璧な形に作り上げてきたんです」
こちらの焼き窯は5,000ユーロで引き取られることになっているとか。
一方、トラックから持ち上げられているのも同様に焼き窯です。重さは1800キロ。これが世界中に輸出されているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、食料品店で大量の冷凍ピッツァを買い込んでいると、ジムのトレーナーに出くわした。明らかに彼の顔には失望の色が・・・」
VDM(Vie de Merde)より
小さな村の学校は150歳 [ローヌ=アルプ地方]
富士山で初冠雪!去年より24日も早いとか。あれだけの猛暑だったのに・・・。
今年の冬は例年と比べて寒いんだろうか?暖冬もやだけど厳冬もご勘弁願いたし。
昨日の朝、仕事を始める前に近くの公園を15分ほど歩いてきた。空を見上げると、雲ひとつない。爽快な朝だった。
さて、フランス中部の小さな村に創立150年という小学校があるそうです。
150年前と言えば1870年。日本は江戸時代に終止符を打った明治維新を迎えたばかりの頃です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2020年9月28日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
村は標高900メートルの牧草地帯にあります。
その村の中心にあるのがこの小学校。今年、創立150周年を迎えました。
小さな校庭には木が2本。小さいながらもサッカーが楽しめるコートもあります。歴史を感じさせる校舎ですが、古ぼけではいません。
今でも学校として機能していることがよくわかります。
両親、さらにその両親、そのまた前の世代の人々が通い続けて150年が過ぎました。
「皆、知ってる人たちばかりですし、僕もこの小学校に通いました。ですからとても愛着があります」と女の子のパパ。
「村に学校があるというのはとても大事なことです。失くしてはいけません」と別の男性。
こちらは子供2人の4人家族。子どもたちは2人とも3歳の時から学校に通っているそうです。
「すぐ近くの学校に子供を預けて農業ができるのはとても助かります」とお父さん。
朝8時20分になるとコミュニティバスがやってきて、子どもたちを学校まで乗せていってくれます。
村の人口は460人ほど。生徒の数は23人でひとクラスしかありません。日本で言えば、小学校の低学年に当たるようです。
こちらが先生のクロチルドさん。それぞれの生徒のレベルに合わせた教材を用意しています。
算数、文法、ディクテーション等々。
村全体で学校教育を大切にしているようです。その最前線に立つのが村長さんです。
「この学校ができたのは1870年のことです。一階は教師の住まいになっていました」
今日は、昔、ここで教師をしていたというジュヌヴィエーヴさんが学校にやってきました。今年84歳になるそうです。
1954年から1969年までこの学校で先生をしていました。
「これは私が初めて受け持ったクラスです」
遠足に出かけた写真も残っていました。いい時代でしたね。
「いい思い出ばかりですよ」とジュヌヴィエーヴさん。
一方、こちらはかつて生徒だったという男性。
「昔は歩いて通ってましたよ。バスなんてなかったですからね(笑)」
なんだか城壁の上にできた学校みたいに見えますね。思ったより校庭は広いようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、息子が学校で "アルベール” に嫌がらせを受けたという。アルベールとは、校長先生のこと」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯112 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回チャレンジしてくれるのは、フランス北部ノール県にあるレストランのシェフ。いつもと違って今回は、もどき料理を作ってくれます。
西洋のもどき料理ってどんな感じなのかな?ではスタート!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2020年9月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
本日は晩ご飯ではなくランチ。ランチでもきっちりフルメニュー、しかも飲み物付き。
「ビールでしょ。それからケチャップ付きフライドポテト、サラミソーセージ、デザートはクレームブリュレ。しかし、気をつけて下さい。これは全部まったくの偽物なんです」
このランチを作ってくれたのが、こちらのシェフ。
では、材料を揃えるところから始めましょう。ここはお肉屋さん。厚めのベーコンを2枚購入。これが1.92ユーロで、残りが28.08ユーロ。
次は八百屋さんにやってきました。まずはとうもろこしを4本。それから玉ねぎ1個、ビーツ一袋、玉子6個を購入。これが全部で9.32ユーロで、残りが18.76ユーロ。
今度は乳製品のお店にやってきました。シェフが最初に手にしたのがポレンタ。ポレンタとは、とうもろこしの粉をお湯で煮たイタリア料理のこと。
さらに、チーズ、板チョコ、牛乳1リットルを購入。これが合計で8.73ユーロで、残りは10.03ユーロ。
なんとこれでお買い物は終了。もどき料理って安上がり?
ではお店の厨房で調理の開始。
まずはチョコレートをつかった料理から。
「62%カカオのチョコレートですよ」とシェフ。
かなり渋そうなチョコ。このチョコに、砕いたクルミとヘーゼルナッツとバターを湯せんしながら混ぜ合わせます。これをラップにくるんで形を整え、冷蔵庫で4時間ほどやすませてから粉砂糖をまぶします。
ナイフをいれると、確かにこれはサラミソーセージに見えます。
次に、チーズをスライス、ベーコンもさいの目に切ります。これらを鍋に入れ牛乳を加えてトロトロにしたら、器に盛り分けオーブンで焼きます。焼き上がりは確かにクレームブリュレ。
しかし、さらに本物感を出すために、少量のザラメをふって、バナーで表面を焦がします。これで本物のクレームブリュレになりました。でもお味はちょっと違う。よってこれはデザートではありません。
次に、ポレンタでフライドポテトを作ります。スティック状にスライスして油で揚げます。ソースは、ビーツをミキサーにかけてどろどろにしたもの。まるでケチャップそのもの。こんな裏技があるとは!
最後は前菜のスープ。
とうもろこしの実を牛乳と一緒にミキサーにかけたらザルでこしてジョッキに盛り付けます。最後に牛乳に玉子の白身と塩少々を加えて泡立てスープの上にのせたらビールの出来上がり。いや、ビールみたいなコーンスープの出来上がり。
本日のメニューをおさらいしましょう。前菜はビールのコーンスープ、メイン料理はベーコンとチーズのクレームブリュレとフライドポテト、デザートはチョコとナッツのサラミでした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、グーグルマップによると、私の家は、今日ビールを買ったお店の上にあるらしい」
VDM(Vie de Merde)より
週末はディジョン周辺で [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はブルゴーニュ地方の都市ディジョンの周辺を旅します。
パリからディジョンまでは高速列車で1時間40分ほど。ディジョン周辺へは車で移動。
では出発!
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年9月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ブルゴーニュ地方に朝日が登り始めると、ブドウ畑が目を覚まします。
そんなブルゴーニュを、まずは空の上から見てみましょう。気球にのって遊覧飛行。
次は地上に戻って自転車で散策です。自転車のレンタル料は一日20ユーロ。
ブドウ畑の間をぬって向かった先はコート・ドゥ・ボーヌのワイン農家Domaine Comte Senard(赤印)。5世代に渡って同じ家族が守ってきた農家です。
長い歴史のある蔵でワインを試飲させてもらいましょう。
「フルーティな味です。バニラと柑橘類の香りがします」とソムリエ。
次は、元石切場に行ってみましょう(グレー印)。無機質な場所かと思いきや、色とりどりのアート作品にあふれていました。
石が切り取られた平らな面は絵を描くのに最適?
毎年、少しずつ作品が加わります。高さ15メートルにもなる石のキャンバスに何を描くかは画家しだい。
こちらでは作業の真っ最中。ルーアンのサン・マクルー聖堂のバラ窓を再現していました。
「週末にここへ来て制作していますが、楽しませてもらっていますよ」と男性。
次は車に乗り換えて県境を超えます。やってきたのはジュラ県のポリニー(黄印)。この辺りはコンテチーズで知られています。
早速、町のチーズ屋さんを訪ねました。購入のまえにまずは試食。
「これは12ヶ月熟成したものです」とチーズ屋さん。
コンテは3ヶ月から36ヶ月くらいまで熟成期間が豊富。それによって味も違います。
「天然の牧草を食べた牛の乳で作られます。ですからジュラの自然の香りがしますよ」
そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。その宿は、なんと湖の真ん中にあります。
桟橋からボートを漕いで向かいます。お部屋が2つ、それぞれベッドが3つずつあるので6人が宿泊できます。貸し切りで一泊230ユーロ。
「外界と無縁の自然の中で、全く別の時間をすごすことができます」と宿の方。
さて、翌日は2時間ほど車でドライブ。目的地はモンバールにあるフォントネー修道院(こげ茶印)。
12世紀初頭に作られたこのシトー派の修道院は保存状態がよく、今でも当時と同じ姿をとどめています。
中庭に作られた回廊が清楚な美しさをたたえています。
最後は、打って変わって、水上スポーツを楽しみましょう!
ここは、先の元石切場から南東に5キロほど行ったところにある湖に作られたテレスキー施設(水色印)。1時間20ユーロでテレスキーを楽しむことが出来ます。
「ちゃんできるようになるまでに4時間かかりました。最初がちょっとややこしいんですよ」と男性。
「始めは厳しかったけど、今は楽にできるようになりました」と女の子。
ここで楽しめるのは8歳から。
「特別な技術は必要ありませんよ。水を怖がらずに泳げれば問題ありません」と施設の方。
旅人さんも挑戦。なんと3回目で水上をうまく滑ることができました。
あれやこれやで充実した週末旅になりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、週末旅から戻ってくると従妹が迎えに来て家まで送ってくれた。帰宅すると私の戻りを知らない父が大声でいった。『お〜い、クリスティーヌ!忘れずにあのバカ娘を空港まで迎えに行ってくれよ〜』パパ、ありがと。愛してるわ」
VDM(Vie de Merde)より
山の積雪 [ローヌ=アルプ地方]
フランスの飲食店の営業時間短縮は感染の拡大の続く11の大都市が対象のようで、東京都が行ったように午後10時までの営業になるようだ。
午後10時以降に感染確率が高くなるらしい。どの国も似たりよったりだ。
コロナ収束までの道は長い・・・。ため息。
さて、夏が終わりつつあるようなのでカレンダーなど見ていたら、なんと今年はあと3ヶ月ほどすると終わってしまうことに気がついた。
なんだか知らないけど焦るなあ〜。特に焦ることもないのに。
それはともかくとして、先日、富士山の山頂に薄っすらと雪が降ったとか。
フランスアルプスに近いオート=サヴォワ県の山々には例年より早く降雪が始まりました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年9月25日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
標高2000メートルの山の上。もうすっかり冬景色です。積雪は15センチ。
夏山で牧草を食べていた羊たち、大急ぎで帰宅の途につきます。
300頭の羊を下山させるまでに12時間かかります。
羊たち、雪の間から顔をのぞかせている緑の草を食べようとしています。
「6月にこの山に上ってきました。これから麓に下りていきます」
羊たちは雪山を下りてしばらくは外で放牧された後、11月の初旬に小屋に戻るそうです。
麓の村レ・コンタミンヌ=モンジョワにはまだ雪は積もっていないようですが暖房なしでは過ごせません。
早速、暖炉の薪に火がつけられました。
「この時期になるとワクワクしてきます。スキーが楽しめる季節になりますからね。始めは少ししんどいですが、雪の上を滑れるかと思うと嬉しくなります」と男性。
こちらはレストランの厨房。
今朝、雪のしたから収穫してきたばかりのセープ茸を調理します。
ヘーゼルナッツ油で炒めて、生クリームをたっぷり加えたら出来上がり。
シンプルですがごちそうですね。
今週末はさらなる積雪が予想されているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私は魔法使いのおばあさんに、そして夫は白馬の王子様に扮装した。それもすべては白雪姫大好きの4歳になるわが娘にりんごを食べさせるため」
VDM(Vie de Merde)より
コロナ感染再拡大 [プロヴァンス地方]
台風は予想よりずっと沖を通り過ぎて行ったようで、知らない間にいなくなっていた。
涼しくていいけど、日差しのない日が続くとどうも気分は下降気味。なんとか上昇させたいなと思うと、どうしても甘い食べ物やおせんべいなんかに走ってしまう
テレビをつけてもパットしない番組ばかりで、テレビの性能がどんどん上がっていくのと反比例するようにコンテンツはいまひとつ。
こんな時はさっと箱根の温泉なんかにつかってのんびりしてくるところなのだが、高齢者ゆえ用心して都外への移動は自粛中。
もう少し東京都の感染者、減ってくれないかなあ。
今月21日までの日本の感染者は100万人中622人、フランスは6448人と日本の10倍。スペインに至っては13689人で日本の20倍。欧州の感染拡大はかなりのもの。
フランスではバーやレストランの営業制限がまた始まったようです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年9月24日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここは学生の街として知られるエクス=アン=プロヴァンス。感染拡大防止に非協力的だと非難されがちな若者たちが集う街。
飲食店の営業制限という措置には賛否両論のようです。
「フェイスブックなんかで、そういうのに反対して逆に外出しようと言っている学生もいます」と女子大生。
「こういう制限も多少は必要なんじゃないかと思いますけど」
「この感染拡大のスピードを考えると、もっと思い切った対策が必要だと思います」
さらに、グループで集まる機会が多い若者には、マスクや互いに距離を取るのは、わかっていてもできないらしい。
「お店で集まると最初はコロナを気にしながら飲んだり話をしたりしていても、時間が立つとそんなのはどうでもいいみたいになってしまいます」と男子学生。
マスクを外さないと飲み物は飲めないから外す。飲んだらすぐにマスクをするかと言えばそうはならない。
飲んだらマスク、飲んだらまたマスクなんてことやれないですねえ。
それに、そもそも皆で集まってお喋りをすることが目的だから、おしゃべりはやめられない。
そうなると、対策としてはやっぱりお店を閉めるってことになる。
一方、お店の方はと言えば、今回の営業制限措置にショックを隠せません。結局、国の指定する対策をとってバーをオープンすることにしたそうです。
「バーで集合するのはダメで、別の場所なら良いということになり、ちょっとひどいと思いますよ」
確かに、そういうことならグループで集まることも制限するべきとなりますね。
コロナ対策は簡単ではないです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、コロナのせいで3泊4日のバカンスがキャンセルとたったあと、やっと数日だけ海で休暇をすごせることになった。しかし、フランシスという名の嵐も一緒にやってくるらしい・・・ついてない」
VDM(Vie de Merde)より
緑の光線 [教会]
この4連休中は移動した方がたくさんいたようだ。
これで感染が拡大していなかったら、自信になる。対策をしっかりしていれば感染はしないと実証されたことになる。
どうか拡大しませんように!
さて、昨日は秋分の日。この日、ストラスブールの大聖堂ではちょっと不思議な現象が起きたそうです。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2020年9月22日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
今週は秋の訪れを告げる話題をシリーズで紹介しているTF1の報道番組。
その夏と秋の分かれ目のお天気の良い日に、ストラスブールの大聖堂で緑の光線が見られるそうです。
あの、夕日が沈む直前に一瞬だけ見える緑の光線とは違う光線。
実はこの光線、冬から春の分かれ目にも現れるそうです。今年はどちらも12時24分ちょうどに現れました。
この場合、自然の光線とは違って、大聖堂の緑色のステンドグラスが作り出す偶然の演出でした。
夜と昼の時間が同じになる日の定刻になると、太陽の光がステンドグラスを通って緑色に変色し、その緑色の光線が狙ったかのようにキリスト像を明るく照らし出します。
「ピンク色の石像を緑の光線が照らし出すなんて、印象的で大変興味深いです」と男性。
「この素晴らしい大聖堂に緑の光線が差し込むとさらに感動に包まれます」と女性。
太陽の光を緑に変えているのは、キリストの使徒の一人を描いたステンドグラス。ちょうど左足の部分です。
これは奇跡だと言う人もいれば、こんなことを言う人もいます。
「これは職人がステンドグラスの修復中にミスを犯したからなんです」
しかし、本当のところは誰にもわかりません。
毎年、年2回のこの感動的な瞬間をひと目見ようと多くの観光客がやってくるそうですが、今年はコロナ禍で入場制限があったため、貴重な瞬間を体験できたのは限られたひとたちだけだったようです。
「まるであの場所を正確に狙ったかのように緑の光線が現れました」と男性。
「太陽の通り道は毎日違ってますから、ちょうどあの様になるなんて不思議です」と女性。
この緑の光線は、晴れていれば、木曜日の同じ時間まで見ることができるそうです。
それを逃したら次は来年の3月20日、11時38分まで待たなくてはなりません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、なんとなく心配になって、日本にいる元カノにコロナ感染は大丈夫か?とメールしたら、ブロックされてしまった」
VDM(Vie de Merde)より
夏から秋へ [トピックニュース]
一昨晩はBSでやってた「エイリアン」を見ほうけてブログを書く時間がなくなってしまった。
あの映画、すでに複数回見ているのに、またも最後までハラハラしながら観てしまう。やはり傑作だった。
さて、9月も残り一週間となるとエアコンは不要。でも、わが家の室温は25℃を上回っているため、服装はまだ夏。いつまでこのスタイルでやっていけるのか・・・。
本日は一足先に秋が近づいてきたフランス中部の小さな町クルピエール(Courpière)を訪ねてみましょう。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2020年9月22日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
緑濃いのこの風景もそろそろ終わりを告げます。木々によってはこんなふうに紅葉が始まっています。
「私は秋は好きじゃないですね。お天気が悪くなるってことですからね」と女性。
確かに、秋の始まりはお天気くずれます。それに欧州は曇り空のまま季節が冬へと変わって行きます。枯れ葉が舞い散る様はいかにもアンニュイ。
しかし、あの猛暑の中、マスクをして過ごした夏が終わってくれたんですから、涼しくなった今を有効にすごしたいところです。
「今のところまだお天気はくずれてませんから、この時間を大切にすごしたいです」とパン屋さん。
一方、こちらは花屋さん。
「秋って、全体に灰色がかった感じだし、昼間の時間も短くなるじゃないですか。正直、あまり楽しくないです(笑)」
この日の朝の気温は18℃まで下がりました。そこへ現れたのがこの男性。
「まだ夏みたいですね」と取材班。
確かに、上着こそお召になってますが、下は薄地の短パン姿。18℃でこの姿はちょっと寒くないですかね。
「私は11月までこれですよ。今日だっていいお天気じゃないですか。これで十分過ごしやすいですよ」と老後の男性。
とは言うものの、秋が来るということは嵐の前触れを意味します。季節の変わり目はどこの国も同じでお天気が不安定になるようです。
「あまり愉快な季節ではありませんが、折り合いをつけながらすごしますよ。散歩をしたり、テレビを観たり、なにかやる事をみつけます。そうすれば、憂鬱にならずにすみます」とマダム。
ある調査によれば、フランス人の2人に1人が、秋の訪れは気持ちに影響を与えると答えているそうです。
一方、日本の場合は秋だからって憂鬱ってことはないような気がします。
読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋だのと言って、むしろ暑い夏が終わって、やっと落ち着いて色んなことができる季節っていうイメージの方が強い。日本には秋晴れなんてのもあります。
短パンに半袖Tシャツは終わりにして、早く服装らしい服装ができるような季節になって欲しいものです。
それに、秋晴れもたくさんあって欲しい。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、暑くて寒い。秋はこれだから困る」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯111 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回チャレンジしてくれるのは、ノルマンディー地方カーンで人気のレストランのシェフ、オリヴィエさん。
季節がらジャム使った料理を披露してくれるようです。ではスタート!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2020年9月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
いつものようにチャレンジャーとは市場の前で待ち合わせ。
それにしても古そうな市場。なんと15世紀に作られた市場だそうです。木造の天井が歴史を感じさせます。
シェフにはすでに30ユーロを渡してあるようで、早速、加工肉のお店で材料を仕入れます。
買ったのはブダン・ノワール。豚の血と脂肪を詰めたソーセージです。300グラムで5ユーロ。残りは25ユーロ。
「このソーセージに赤いビーツを付け合わせにします。色で統一します」とシェフ。
「ブラックベリーのジャムも使ってメイン料理になるわけですね」とリポーター。
次は、市場の外にあるお店に向かいます。こちらはジャム専門のお店。野生のブラックベリーのジャムを入手。さらにりんごのジュレも購入。りんごのジュレにはカルバドスが入っているらしい。合計で7.50ユーローで残りは17.50ユーロ。
次は八百屋さんへ。ビーツ、ニンジン、メロン、オレンジ、りんご、そしてプルーンを購入。
「このプルーン、甘みと酸味のバランスがとてもいいです」とシェフ。
プルーンはデザートに使うそうです。野菜と果物で合計10ユーロ、残りは7.50ユーロ。
まだまだ買い物は続きます。今度は魚屋さんにやってきました。
「まだシーズン中なので安くて美味しいサバが食べられますよ」とシェフ。
そんなわけでサバを購入。これが4.40ユーロで残りは3.10ユーロ。サバの料理には杏と洋梨のジャムをあわせます。
手元にはまだ3.10ユーロも残ってます。先程のジャム屋さんで生のブラックベリーをひとパック購入しました。これが2ユーロで、最後に1.10ユーロが残って予算内で収まりました。
では厨房で調理の開始。
まずはサバを使った前菜から。
サバはフィレをフライパンで焼きます。メロンはスライサーで千切りに、ニンジンは薄くスライス。バターと杏のジャムで作ったソースであえたらできあがり。尺が足りなくなったのか、作り方の説明の省略がものすごい!
次はメイン料理。
ブダンは一口大の輪切りにしたら、ビーツと一緒にフライパンで炒めます。ビネグレットソースにブラックベリーをたっぷり入れて混ぜ合わせます。そして、こんな具合に盛り付けたらできあがり。
最後はプルーンを使ったデザート。
ブルーンは皮を向いて半分に切り種をとり除きお皿に並べます。また、さいの目に切ったりんごも用意します。鍋でプルーンとりんごのスープを作ったら、りんごのジュレを加えます。
「ジュレには果汁が濃縮されているんです」そう言って味見をする2人。
プルーンの上にりんごをのぜ、最後にスープを加えたら出来上がり。
どの料理にもジャムが使われていましたが、どんなお味になっているのか木になりますねえ〜。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、過呼吸で救急車で運ばれた。原因は、自分で閉めたジャムの蓋がなかなか開けられなかったから」
VDM(Vie de Merde)より
週末はボローニャで再訪 [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。今回はイタリアのボローニャを旅します。
パリからは空路の直行便で1時間半強。
では出発!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年9月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
美食の街、そして赤い色の街として知られるボローニャは、学生の街でもあります。ここには欧州で最古の大学があります。
まず訪れたのが、街の中心マッジョーレ広場(青印)。4つの宮殿と聖堂に囲まれたイタリアで最も美しい広場の一つです。
夏はここでシネマフェスティバルが開催されるそうです。念のため番組の冒頭で、この番組はまだマスクが義務化される前に撮影されたものです、との断りがありました。
この広場にはネプチューンの噴水があります。16世紀当時、少々エロティックなこの噴水は人々を驚かせたそうです。
驚かせたと言えば、こちらの作品も同様です。サンタ・マリア・デラ・ヴィータ教会に収蔵されている「死したキリストへの嘆き」と題される作品(赤印)。
「この色と強烈な表現によりイタリアルネッサンスの重要な作品と言えます。傑作と言っていいでしょう」
テラコッタで作られた像は嘆きの瞬間を余すところなく捉えています。しかし、あまり長時間は見ていられそうもない・・・。
さて、ボローニャの街には高い塔がひしめき合っています。そのうちの一つ、アジネッリ塔、通称ボローニャの塔に登ってみましょう(緑印)。
中は木造、高さは98メートル。塔は権力の象徴であり防衛の役割も果たしていたとか。
「この塔を建てた一族は大金持ちだったのでしょう」と旅人。
屋上に到着。少し靄がかかっていますが、街の全景が見渡せます。今でも20個ほどの塔が残っていますが、13世紀頃にはこれの5倍もの塔があったそうです。
地上にもどりましょう。屋根付きの歩道を歩けば雨の日も安心です。このような歩道は全部で50キロほどもあるそうです。
どんどん歩いてたどり着いたのが、街の守護神サン=ルカの教会です(こげ茶印)。
「ここはボローニャ市民なら誰もがやってくる場所です。それに、試験前にここに来るとご利益があると言われてるんです」と学生。
学生は街の人口の四分の一を占めています。大学の創立は1088年。図書館には貴重な書籍が収蔵されています。
「蔵書は150万冊に及びます。そのうちの12万冊は手書きの古書です」
最も貴重な書物が16世紀後半に植物学者が描いたこの本。イラスト入百科事典の先駆的なものでした。その価値は一冊で150万ユーロほどとか。
さて、そろそろお腹がすいてきました。パスタでもいただきましょう。ボローニャと言えばボロネーズ。こちらのお店のシェフが作り方を教えてくれます。
「スパゲティなんてダメだよ。牛ひき肉と玉ねぎは使いましょう」
さあ、本物のボロネーズの調理開始。
野菜はセロリとニンジンも使います。お肉は牛肉と豚肉を使います。鍋で野菜を炒めたらお肉を加えて火を通します。そこに赤ワインと濃縮トマトを加えて煮込みます。
パスタはスパゲティではなくタリアテッレ。茹で加減はもちろんアルデンテ。それが本物のボロネーズ。そしてフォークのみでいただきます。
お腹いっぱいになったら、今晩の宿へと向かいましょう。今回はこのアパートを借りました。一人一泊25ユーロという破格のお値段。狭い寝室と思いきや、天井があんなに高いところにあります。木造の天井には絵が描かれており、17世紀のものだそうです。
「このコロナ禍で市の支援を受けながらどうにか乗り切ろうとがんばっています」とオーナー。
観光業はどこも大変です。
次は、ちょっと変わったところを訪ねてみましょう。市街地を離れて郊外にやってきました。
ここはルネッサンス期に作られた地下水路。小さな水路には水に含まれる石灰がこびりついています。水路を流れてきた水はこの部屋に集められました。そして緩やかな傾斜の水道を通って街へと運ばれました。あのネプチューンの噴水まで達しているそうです。
夜のマッジョーレ広場では映画の上映が始まっていました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、パスタを食べるのに慣れきってしまったせいか、考え事をしながらスープを作っていたら、そのスープをザルでこしてしまった 」
VDM(Vie de Merde)より