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週末はランドの森で [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス南西部にある、森を旅します。パリからは、ボルドーまで高速列車で2時間、そこから車で50分。

 森なら人との接触もあまりないのでのんびりできそう。

 では、出発!

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下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 広大な森、この地方独特の家、そしてこれ。ん?なんだ?ランドの森には自然だけではなくユニークものがあるようです。

 欧州でも一二を争う面積をもつランドの森。19世紀に行われた植林で生まれました。

 広い敷地に家が立っています。まず訪ねたのは野外博物館Écomusée de Marquèze(緑印)。ここには19世紀の暮らしが再現されています。

 「動物と人間が垣根などなく一緒に暮らしていました」

 当時はこのように羊の放牧も行われていました。こちらは農場のオーナーの家。博物館の係員が定期的に手入れをしているそうです。

 「これはベッドの上にかける幕です。これで寝ている人を湿気と寒さから守っていたんです」

 広大な森の北側には松林が並んでおり、南側には遠くにピレネーの山々が見えます。渡り鳥はアフリカ大陸に向かって飛んでいきます。

 こちらはリオネルさんの農場(赤印)。鴨を飼育しています。

 「鴨の飼育はランド地方の伝統なんです」

 この農場では民宿も行っています。ライオネルさんがささっとエプロンをつけて鴨の胸肉料理を作ってくれました。フランス人の大好物ですね。美味しそう。ボルドーの赤ワインと一緒にいただきたいところです。

 お腹いっぱいになったらリオネルさんが考古学史上重要な発見があった場所につれていってくれました。

 ここは洞窟(こげ茶印)。この洞窟からはこんなものが発見されました。25,000年前に作られた人の彫像。村の博物館に展示されています。ずいぶんと小さいですね!大きさは3センチほど。他にもいろいろなものが発見されているようです。

 さて、森で働く人といえば、養蜂家。防護服に身を固め、ちょっと体験してみましょう。テレビ撮影のためのに特別というわけではなく、一般の観光客のために体験ツアーが行われています。もちろん収穫したはちみつは商品にして販売されています。色々加工もほどこして様々な商品を作っているようです。

 次は少し海側に出てレヴィニャック(Levighnacq)という町に行ってみましょう(黄緑印)。ここには古いランド地方の家々が立ち並んでいます。同じ木骨構造の家でも、アルザス地方の家とは雰囲気が違います。

 「こちらの家は間に斜めにレンガが挟んであります」とガイドの方。

 さらにこの町にはこんな要塞化された教会があります。中に入ると天井は木造で、聖書にまつわる絵が描かれています。小さな教会とは思えないくらいの重厚な室内でした。

 次はちょっと変わったものを見物しましょう。それが冒頭にでてきたこれです。日本風に言えば、竹馬。すごいですね

 かつてこの地域の羊飼いたちは、竹馬をつけて仕事をしていたそうです。その方が羊の群れがよく見渡すことができました。それが今では民族舞踏のような形になってのこったようです。それにしてもすごい技。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、車で職場に向かっていると、鴨たちがデモをやっていた→こちら

VDM(Vie de Merde)より


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フーガス・オ・グラトン [フランスのお菓子]

 昨日、WHOの世界コロナ感染状況リポートが更新された。

 それによると、今年1月24日までの一週間の新規感染者数は(カッコ内は前回の数字)(百の位は四捨五入):

英国:260,000人(340,000)

ロシア:151,000人(166,000)

ドイツ:101,000人(125,000)

イタリア:86,000人(111,000)

スペイン:109,000人(94,000)

フランス:138,000人(125,000)

日本:38,000人(42,000)

中国:1,300人(1,100)

 スペインとフランスと中国が増加、ほかは減少。

 予防接種が一番進んでいるイスラエルは、29,000人(58,000)でかなりの減少。予防接種の影響かどうか・・・。

 さて、今週はフランスの地方で食べられているお菓子を紹介していますが、今日はしょっぱいお菓子です。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年1月27日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 袋の中から出てきたのがフーガス・オ・グラトン(fougasse aux grattons)。ガール県伝統のお菓子です。食べ始めると止まらなくなりそうな・・・。

 「美味しいですよ。僕は毎朝これを食べてます」と男性。

 「カリカリっとして美味しいんです。朝昼晩に関係なく食べますね」と女性。

 こちらはパン屋さん。もちろんここでもフーガス・オ・グラトンが店頭に並んでいます。

 作り方は、まずパン生地を何度も折っては伸ばし、折っては伸ばしを繰り返します。これをフイユタージュと言う。

 「これをやらないと、焼き上がりがカリカリにならないんです」とパン職人のバスティアンさん。

 出来上がった生地にたっぷりのバターを広げ、その上にグラトンをのせて生地で包み、こんな形に成形したらオーブンで焼きます。

 因みに、グラトンとは脂肪の多い肉をコンフィしたもの。」 焼き上がりはこうなります。これをおつまみに食前酒なんかいいですねえ〜。

 バスティアンさんはこのフーガスで表彰された方らしい。フイユタージュやバターを使うことで独自のフーガスを生み出しました。

 フーガスの具になるグラトンは、近くの町の工場で作られています。ベルトコンベアで運ばれているのが脂肪たっぷりの肉。

 「ハムを作る時の余った肉やバラ肉などですが、ここに味が詰まってるんです」と女性。

 その肉がこの大鍋でコンフィされています。低温の油で煮詰めたボロボロの肉は塩・コショウで味付けされ様々なものに利用されます。

 どうやら昔は一般の家庭で作られていたようです。作ったものをパン屋に買い取ってもらい、パン屋はそれを使ってフーガス・オ・グラトンを作っていたとか。

 最近はグラトンの代わりに別のものと組み合わせて売り出しているパン屋もあるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、外出自粛で巣ごもり状態。巣ごもりを楽しく過ごすために香りのするロウソクを灯してみた。そして、どんな匂いがするのか鼻を近づけた。火がついているのを忘れたまま・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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白いチーズのタルト [フランスのお菓子]

 この二週間ほど、パソコンの前で仕事を始めると必ず背中から首・肩にかけてカチコチに固まった感じになって不愉快だったのが、やっと普通に戻った。

 MRIの検査を受けたからかしら???何しろあれは磁気だから・・・。んなこたぁ〜ないか[あせあせ(飛び散る汗)]

 それはそうと、東京の新規感染者数がやっと1000人を切るようになった。希望の明かりが少し見えてきたような・・・。

 お願いだからもう増えないでくれ!

 さて、本日も甘いお菓子もお話。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年1月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 ここはアルザス地方の小さな村カイザスベルク。

 とあるお菓子屋さんに入ってみると、こんなふわふわのタルトが置いてありました。

 アルザス地方の名物お菓子フロマージュ・ブランのタルトです。

 ナイフを入れるとこんな感じ。ふわふわで軽いのですが、味わいは濃厚です。

 数百年前に、ユダヤのお菓子をヒントに生まれたタルト。クグロフやブレッツェルほどは有名ではありませんが、歴史あるお菓子の一つです。

 「レモンや洋梨を入れたりしますよ」と女性。

 「キッシュに漬け込んだ干しぶどうを入れます」と男性。

 それぞれの家庭によって様々な風味になるようです。

 では、本物のタルトを求めて、雪の中のとある農場を訪ねてみると、マリー=エヴさんが取材班を迎えてくれました。

 ここで作られているのがフロマージュ・ブラン(白いチーズ)。搾りたての白い牛乳がその原料。

 この農場のフロマージュ・ブランを使って、マリー=エヴさんがタルトを作ってくれます。

 まずは砂糖と玉子を混ぜ合わせます。そこにチーズを加えさらによく混ぜ合わせます。

 型にバターをよく塗って、硬めの生地パット・ブリゼをしき、そこに先ほど作ったクリームをのせて広げます。これをオーブンで焼いたら出来上がり。

 白ワインは、ピノ・グリ(pineau gris)というぶどうの品種で作られたものが合うそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、最低でも一本380ユーロはする白ワインを飲むという稀有な機会に恵まれた。グラスを持って飲もうとした瞬間、手が滑ってひっくり返してしまった。覆水盆に返らず[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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新年のお菓子ゴーフル [フランスのお菓子]

 コロナ禍になって以来ずっと在宅勤務が続いている。

 週一出社なのだが、通勤電車の混雑を避けるために少し早めにでかけて、最寄り駅から各駅停車の電車に乗り込む。

 最近は早めの時間に急行が走るようになり、駅に停車せず通り過ぎていく。一瞬、その電車を見たら隙間もないくらいに乗客でいっぱいだった。

 東京はやっぱり人口が多すぎる。

 それはともかくとして、本日はフランス北部のフランドル地方の伝統のお菓子ゴーフルのお話。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月25日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 家族がテーブルを囲んで食べているのが、ゴーフル。フラマン語ではストリンジ(Strinj)と言うそうです。

 新しい年が始まる頃に食べる伝統のお菓子だそうです。

 ベアトリスさんが作り方を教えてくれます。まずは生地作り。

 材料は、小麦粉、玉子、ラム酒、そしてカソナードと呼ばれる茶色の砂糖。これらを混ぜ合わせます。

 一日寝かせたものがこちら。硬そう。これをスプーンですくってお団子にしたら型に入れ焼きます。

 「小さい頃はお母さんと一緒に作ったものです」

 なんとなく想像がつきますね。小さい子がお団子を作って、ママが型で焼いてくれます。出来上がったゴーフルをちょっとつまみ食い。楽しそう。

 一方、こちらはゴーフル職人の作業場。さすがにプロのお仕事は違います。両手で丸めで、両手でささっと焼き上げます。

 「ご覧のとおりの手作りですよ」と職人のジャン=フランソワさん。

 ここのゴーフルにはカソナードやフルーツが入っているそうです。そして、焼き上がるとこんな素敵な包になって店頭に並びます。

 評判のお店なのか、早速お客さまがお見えになりました。少し遠回りをしてもでも食べたいゴーフル。

 おまけに、お店には古いゴーフル焼き器が展示されています。ジャン=フランソワさんが集めたもの。

 さっきのお客さま、たくさん買って行きましたね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、パン職人の修行を始めて5年になる。おかげで小麦アレルギーがひどくなったあ〜[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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フランスでナンバーわん [トピックニュース]

 さすがにコロナ第3波は精神的に堪える。

 幸運なことに個人的には経済的なダメージを受けるような事態にはなっていないが、なんとなく気が滅入る。

 医療は逼迫する、仕事も住む家もなくした人たちがいる、飲食店は風前の灯・・・。この有様で気が滅入らない人などいないのかも。

 さて、気を取り直して、本日はフランスで一番人気のワンちゃんのお話。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月22日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 こちらがそのワンちゃんで、オーストラリアン・シェパード。

 ブルーの目と、この可愛いお尻がチャームポイント?

 性格は陽気で飼い主に忠実。このコロナ禍で一緒にいたら明るい気分になれるかも。

 「ずっと一緒にいてくれるし、とってもかわいいんです」と女性。

 この犬種、なんとアメリカ原産の牧羊犬だとか。やけに何匹も飼ってるなと思ったら、このお宅、ブリーダーだそうです。

 生まれて間もない子犬たち。同じ犬種でも毛の色や模様が違っています。

 「人気なのは、この犬のように目がブルーの子です」とブリーダー。

 目の色は、黒、青、濃紺と3種類ほど。

 フランスでは飼い犬は届け出をして登録する必要があるようですが、その数が3年連続で一番多いのがこのオーストラリアン・シェパードだそうです。

 愛嬌たっぷりというのが人気のようですが、アパートなどの集合住宅でも飼いやすいというのもその要因かもしれません。

 こちらの二人がブリーダーを始めたのは今から20年ほど前のこと。

 「当時、フランスでオーストラリアン・シェパードを飼う人は少なかったんです。200頭ぐらいしかいませんでした。それから徐々に増えていったんです」

 一方、こちらは5ヶ月になるこの犬種を飼っているカップル。こうして二人と一匹で散歩をするのが日課になっているそうです。

 「私達にとても良くなついて、いつも一緒にいてくれます。実は飼うのは二匹目なんです。他の犬種を買おうとは思わないですね」と女性。

 そんなにかわいいのかあ〜・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、家の鏡の下半分にカバーをかけることになった。というのも、うちのワンコが鏡の前を通るたびに吠え続けるからだ [ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯124 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、カリブ海にあるフランスの海外県グアドループに出張です。

 ここでレストランを開いている二人のシェフがチャレンジしてくれます。

 ではスタート。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 寒い冬とコロナ禍を忘れさせてくれるような海と空。あったかいんでしょうね。皆さん半袖姿。

 とは言っても、全員マスクはしてます。コロナはこんなところにも感染を広げているようで、これまでに8834人の感染者を記録しています。

 それはともかくとして、こちらがシェフのアルノーさんとデイヴさん。早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 島だけあって海の幸に恵まれています。見事なイセエビ。普通なら美味しそうと言いたいところですが、大きすぎてエイリアンの幼虫に見えなくもない・・・。

 エビでは高価なので普通の魚を使います。マグロ4切れと熱帯の魚。サンゴ礁を食べて育った魚は身がしまって骨が少ないそうです。お値段もお手頃。合計で17.80ユーロ。

 残り12.20ユーロを手に、八百屋さんにやってきました。バナナ、ヤムイモ、サツマイモ、ブーケガルニ、シーヴ、唐辛子を購入。唐辛子は辛いのと辛くないのの2種類。さらに、ショウガ、ライム、パイナップルも購入。これが全部で11.30ユーロで、残りは0.90ユーロ。

 お買い物はこれで終了です。ということは予算内に収まりました。では調理の開始!

 まずは前菜のマグロのタルタルから。

 みじん切りにしたマグロに、同じくみじん切りにしたトマト、唐辛子、シーヴ、唐辛子、ライム汁、おろしショウガを加えて混ぜ合わせたらできあがり。

 次はメイン料理。

 魚は前もってレモンとにんにくを入れた水につけておきます。オリーブ油を引いた鍋でトマトと香味野菜を炒め、そこにベニノキの種を加えます。独特の香りがつくようです。そこに魚を並べたら、つけ汁を加えて火を通します。

 付け合せの野菜は一口大に切り、最後にバナナを足して30分ほど煮込んだらできあがり。

 最後はデザート。

 パイナップルの皮をむき、シナモン、すりおろしたライムの皮をふりかけたら、気前よくバターを塗りオーブンで焼いたら出来上がり。

 彩りも鮮やかなトロピカルな料理が並びました。今回のデザートはわが家でも作れそう。しかも美味しそうな気が・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、彼が "フルーツサラダ” と一緒には寝たくないという。確かに、私のパジャマはパイナップル模様 [わーい(嬉しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はベオグラードで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はセルビアの首都ベオグラードを旅します。パリからは空路の直行便で2時間20分。

 ユーゴスラビア時代の首都でもあったベオグラード。内戦が始まったのは30年以上も前になりますね。日本に非難してきた人もいました。今はどんな都市になっているんでしょう?

 では、出発!

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下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月16日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 7000年という欧州でも最長の歴史を保つ都市の一つベオグラード。そんなに長い歴史があるとは!

 7000年の間に、ケルト、ローマ、ブルガリア、ハンガリー、オスマン・トルコ、オーストラリアなどに支配されてきました。その歴史を感じさせる町並みがあるかと思えば、ソビエト時代のコンクリートの建物も現存しています。28年前までは社会主義国の一つでした。

 まずはガイド付きツアーで社会主義時代を観光してみましょう。乗り込むのはこの車。旧東ドイツの大衆車トラバント。運転手兼ガイドはこちらの女性、マリアさん。

 「ここは社会主義時代の元国会議事堂です。大きくて威圧的。その権威を見せつけるためです」

 そしてこちらは、当時、最強だった企業グループの建物。1990年に経営難となり消滅してしまいましたが建物だけは残っています。35階にはレストランがあり特権階級の人たちがここで会食をおこなっていたそうです。今ではカウンターにホコリが・・・。

 そしてテーブルには1995年の最後のメニューが残されていました。ローストチキン、野菜スープ、きのこのリゾット・・・。

 次は列車に乗りましょう。列車と言っても、普通の列車ではありません。ユーゴスラビア時代の独裁者ティトーが使っていた、いわば動くホワイトハウス。現在は博物館になっていて中を見学することができます。

 バスルーム、寝室、そしてこんな会議室までありました。様々な国の首脳とここで会議をしていたらしい。ティトーは1980年に亡くなるまで、この列車でユーゴスラビアの各地を回って小さな駅に止まっては演説していたそうです。そして執務室がこちら。仕事をしながらキューバ製の葉巻をふかしていたとか。この客車、結婚式などでレンタルできるそうです。

 さて、社会主義時代は終わりにして、まもなく完成するオーソドックス教会を見に行きましょう。

 ここは聖サワ大聖堂(水色印)。10,000人あまりの信者を一度に収容することができるという、オーソドックス派の教会の中でも世界最大の一つです。

 「こちらが35年という歳月をかけて作られたものです。大理石のモザイクは全部で15,000㎡あります。数にすると5千万枚のタイルが使われています」

 工事は1930年末に始まりましたが、第二次世界大戦と社会主義支配で休止を余儀なくされ、今年ようやく完成を見ることになりました。費用は信者からの寄付で賄われたようです。

 さあ、そろそろディナータイム。美味しいものを食べに行きましょう。ここは楽団の演奏付きレストラン。

 えっ、コロナ禍でこんなことしていいんだろうか?因みにセルビアのこれまでの感染者総数は371,000人。日本より多い。こんなことして大丈夫か?タバコも吸っていいらしい。ゆる〜い国のようです。

 出てきた料理はひき肉とお米をキャベツで包んだもの。美味しそう!地元産のワインをお供にいただきます。洋梨のデザートがついて二人で18ユーロとは破格のお値段。食後はお隣さんから87度のつよ〜いお酒の差し入れがありました。

 お腹が一杯になったら、今晩の宿へと向かいましょう。ここはアパートの一室。民泊ですな。1960年代の雰囲気が味わえます。テレビは映らないらしい。これで一泊30ユーロ。やっぱり安い。因みに通貨はセルビア・ディナー。

 翌朝は、朝食の代わりにこちらのお店の名物をいただくことにしましょう。ゼリーのようなもの?砂糖、水、とうもろこしの粉でできているらしい。フレイバーが何種類かあって、購入したのはミント。

 最後はゼムン地区の丘の上で記念写真と撮りましょう(緑印)。ここには激しい内戦にもかかわらずそのままの形で残った教会がありました。

 今回は訪ねた場所を地図上で探すのがひどく困難。分かったのは2箇所だけ(涙)。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、緊急事態だと言うので友人たちに車を貸した。実際は、私の車で、皆で週末旅行にでかけたらしい。許せん![ちっ(怒った顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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バーニュのラクレット [スイス]

 わが家では、「とりあえずアメリカが普通に戻って良かったけど、今のところまだ問題が2つある」と約一名が言う。

 なんだ?と聞くと、中国とプーチンだと言う。

 ああ、確かに。でも中国は言わずもがなだが、プーチンはどういうわけだ?

 どうも豪邸を建てたらしい・・・。

 延々と権力の座に居座っていると、結局いずれはそうなる。織田信長が安土城を建てたのと同じ。秀吉がキンキラキンの茶室を作ったのと同じ???

 それはさておき、本日はスイスのチーズのお話です。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2021年1月22日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。20210123.jpg

 ここはスイスの山奥。おお、とろりととろけるチーズ。

 「赤ちゃんの時から冬になると食べてましたよ」

 ここはラクレットという種類のチーズの産地バーニュ渓谷。

 「これを食べると心まで暖かくなるんだ」

 「皆と一緒に食べられるから楽しいんだよ」

 さて、こちらは酪農家。日の出前の暗いうちから仕事が始まったようです。牛の乳搾り。

 午前6時5分。夜半から降り出していた雪がやんだようです。これから搾りたての牛乳を組合のチーズ工房に運びます。

 作業が始まりました。機械ではなく、昔ながらの手作りです。固まった牛乳を型に流し入れ水分を取り除いたら、時間をかけて熟成させます。

 毎週一回、こうしてひっくり返すそうです。いい音してますね。和太鼓のような音。

 「標高2500メートルの山で牧草を食べた牛の乳と、山独特のここにしかないフローラが美味しいチーズを作り上げてくれるんです」とチーズ職人。

 3ヶ月ほどの熟成期間を経て出荷されます。

 それではその美味しいチーズを食べてみましょう。半分に切ったら、ヒーターの下に置きます。

 「右手にナイフを持って溶けた部分をさっと切り取ります。そして、この端の部分も切り取ります」

 500年前に生まれたとされるバーニュのラクレットはAOPのラベルを獲得。

 ソーセージやハムの加工肉と一緒に食べるそうです。ジャガイモも合いますね。ワインもおいしそう。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、税関で2時間半も足止めされた。なぜかと言うと、バッグの中に12キロのハムを持っていたせいさ[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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子供のお小遣い2020 [トピックニュース]

 アメリカの大統領が普通の人になってほっとする。色んな人が色んなことを言っているけど、とにかく正常な人になってくれてありがたい。

 あの不愉快な感じを味わわなくてすむ。トの字はもう帰ってこなくていいよ!噂によれば、数え切れないほどの訴訟が待っているとか。

 それはともかくとして、なかなか減少に転じてくれないフランスのコロナ感染者(日本もだけど)。

 その影響がこんなところに出ていました。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で、2021年1月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 学校の授業が終わると子どもたちがやってくるのがこのキャンディー屋さん。日本なら駄菓子屋さんってとこですね。

 予算が決まっているからやりくりしながらの買い物です。

 2020年の思春期の子どもたちのお小遣いは平均で30ユーロ。

 前年と比べると3ユーロほど少ないとか。専門家によると、コロナの影響だそうです。

 さらに、ある調べによると男の子は32ユーロ、女の子は28ユーロと男女差があることも分かってきました。

 「うちは月々息子には3ユーロ、娘には5ユーロで、12才になってから渡しますよ。もちろんいい子にしていたらという条件付きです」とパパ。

 あれ、ここは女の子の方が多いですね。娘さんの方が年上かな。

 一方、こちらのお宅はと言えば・・・。

 「たいていお小遣いなんてもらえないけど、たまにくれます」と男の子。

 さて、こちらのお宅はどうなんでしょう?

 「娘のヴィオレットは13才です。今のところ15ユーロ渡しています。もう少し大きくなったら20ユーロを渡そうかと考えています。予算をきちんと考えてやりくりができるようになるといいなと思います」とママ。

 ヴィオレットさんはパパとママから交代でお小遣いをもらっているようです。

 こちらは16才になるクレマン君。どうやらインターネットで古着を出品してお小遣いを稼いているようです。しっかりしてますね。

 それで気になるのは、その使いみち。

 「おやつを買ったり、食事をしたりするのに浸かってます」と思春期らしい男の子。

 「キャンディを買ったり、ゲームをしたり、時々ママやパパへのプレゼントを買ってます」と男の子。

 いい子だねえ〜。その気持をずっと忘れないようにね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、父親が娘を映画に誘った時、娘がチケット代を払っていることが判明。ということはつまり、妻の私は、夫の食費の他に娯楽費も払っているということになる」

VDM(Vie de Merde)より


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フランスで最も美しい駅 [ロレーヌ地方]

 この時期になると、近くの公園で梅まつり開催の案内が出る頃なのだが、調べたところ、やはり今年は中止だそうだ。

 ただ、公園は自由に散策できる。

 この間から狭い通路に一方通行の表示やらなんやら普通じゃないものが設置してあり、なんだろうと思ったら、梅見客のコロナ感染防止のためらしい。

 こんな時だから梅なんか見てちょっと楽しみたいところだけど、複雑・・・。

 さて、WHOの発表する世界の感染者レポートによれば、今年1月17日までの一週間の新規感染者数は(カッコ内は前回の数字)(百の位は四捨五入)、英国が340,000人(418,000)、ロシアが166,000人(165,000)、ドイツが125,000人(143,000)、イタリアが111,000人(117,000)、フランスが125,000人(123,000)。

 英国とドイツは減少。ほかはどこも大して変わらない。

 また、スペインは94,000人(59,000)と急増、日本は42,000人(40,000)ほど。どんどん減少していって欲しいけど、そうはなってないみたいでがっかり。

 さて本日は、フランスで最も美しい駅に選ばれた駅を訪ねてみましょう。

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下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 これがその駅。

 フランス北東部の都市メスにあるメス駅です。

 選ばれたのは今回で二度目。強力なファンが大勢いるようです。

 「美しい駅です。メス市民の誇りですよ。これだけの駅は個々にしかありませんよ」と男性。

 どうもネット上で投票するようになっていたようです。今年は例年の3倍もの投票があったとか。

 皆、巣篭もりでネットがより身近になったのかもしれません。

 駅舎をよく見ると教会のようにも見えます。完成したのは1908年、建てたのはドイツ人建築家Jürgen Kröger。

 屋内にはこんな素敵なホールのような場所があります。なんに使われていたのかな?

 一方、ここは待合所でしょうか?現代的にリノベーションしてありますが、元の建物はきちんと残っています。

 あちこちに施されたレリーフ。こちらの柱の上には、シャンパンを運ぶ給仕係が彫られています。

 こちらは、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世専用のお部屋だった場所。

 現在は駅全体が歴史的建造物として文化財に登録されているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、寝坊したせいで列車に乗り遅れた夢を見て目が覚めた。実際、本当に列車に乗り遅れた。でも寝坊したからじゃないよ。駅までのバスを間違えたからさ[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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