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霜は大敵とは言え・・・ [トピックニュース]

 昨日は想像以上に寒かった。足元が冷えるから室内では軽く暖冬を入れた。こんな日が暫く続くらしい。

 一度軽装に切り替えた後に冬に逆戻りは敵わない。

 どうやらフランスでも春先の寒気に覆われたようで、農家がこんな対策をしているそうだ。

Paris_Sigolsheim.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年4月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

20210407.jpg

 この風景、なにかのイベント?

 そうではなく、寒さからぶどうの木を守るため、ろうそくに火をともして温めているとか。

 辛口白ワインの生産地シャブリでのことでした。

 春先の霜で大打撃を受けるのが果樹園の農家。アルザス地方の農家では、ろうそくではなく焚き火で空気を温めています。

 よく見ると花が咲いている木があります。こんなときに霜など降りてはひとたまりもありません。

 この焚火、5メートル置きに並べられています。そこから立ち上る煙がものすごい!

 「空気を暖かくしているのは火なんですが、その温まった空気を冷えないようにしているのが煙です。こうすることでなんとか周りの気温を1℃から0℃くらいに保もとうとしているんです」

 これだけの敷地を覆う空気を人工的に温めるとなると焚き火の数も並じゃないですね。

 こちらは杏子の木。もう実をつけ始めているそうです。確かに、青くて小さいですが、これが順調に育てば、あの杏子になるようです。

 気温が零度を下回ると収穫に大きな影響が出てしまいます。

 「どれも霜に弱いんです。桃はまだ花をつけているのもありますが、杏子は実をつけ始めていて寒さに弱いんです」と農家の方。

 この作業、真夜中から始まって朝まで続けられるそうです。

 「もうこれで3回目です。たぶん来年も再来年も同じでしょう」

 これだけの果樹園です。霜による被害はかなりの損害になりそう。しかし、気になるのは二酸化酸素。

 夜の間ずっと火を焚いたらかなりの放出量になるんじゃなかろうか?


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、あまりに寒くて、パスタを茹でる鍋の上に手をかざして温まった」

VDM(Vie de Merde)より


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