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週末はフォワで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はピレネー近郊のアリエージュ県にある小さな町フォワ(Foix)を旅します。パリからは空路と列車を乗り継いで3〜4時間。全行程列車なら7時間〜8時間かかるようです。

 では出発!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 山に囲まれた町フォワ。町の真ん中にある岩山の上にはお城が立っています(青印)。まずはそこへ行ってみましょう。

 スイッチバックのような道を上って行くとフォワ城に到着。塔のてっぺんまで行くと町が一望できます。こんな映像が気軽に撮れるのもドローンのおかげ。

 要塞化された中世のお城が当時の経済と軍事力を物語っています。また10世紀半ばにはカタリ派を庇護していた城でしたが、17世紀になると牢獄として使用されました。壁には投獄されていた人の手で彫られた文字が残っています。生々しい。

 次は通りを散策してみましょう。メラニーさんが案内してくれます。

 こちらの通りには、家と家とを結ぶ小さな橋がかけてあります。中世の頃からのものでしょうか?渡っても大丈夫なのかな?

 さて、フォワはアリエージュ県の県庁所在地(県庁が赤印)。とは言っても、フランスで一番小さな県庁所在地だとか。そして岩を掘って作られた住宅がいくつも並んでいます。

 次は、少し離れたところにある洞窟に行ってみましょう(水色印)。洞窟の中を川が流れておりボートで見学することができます。全長1.5キロ。洞窟を流れる川としては欧州一だそうです。進むにつれて洞窟らしい風景になってきます。見学の最後で一番のみどころがこの滝。

 それにしても皆さん、きちんとマスクをしてますね。前々からいい加減な人たちと思ってましたが(汗)、今は決められたことをきちっと守っているらしい。

 さて、アリエージュ県は山だけでなく川にも恵まれた土地柄。カヌーやカヤックを楽しむことができます。とは言っても、今回、旅人さんがチャレンジするのは別のスポーツ、というより作業。

 それは一攫千金をねらった砂金採り(緑印)。ああ、やってます、あの作業。で、見つかったのがこの砂金一粒。労働に見合う報酬かどうか疑わしい・・・。

 さあ、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(黄緑印)。それがこのテント。アメリカインディアンの住居ティピーです。宿泊料は一泊一人2ユーロという破格の料金。ちょっと質素でワイルドな一晩を過ごせそう。

 次はグルメを求めてこちらの修道院にやってきました(こげ茶印)。修道院でグルメ???

 はい、そのとおり。ここではチーズを作っているのです。しかもフォワで一番美味しいチーズ。ミサが終わるとチーズ作りに取り掛かります。

 「チーズ作りは私達の一番の収入源です。これで皆が食べていけるんです。それに修道院というのは昔から仕事をすることが基本です」と責任者。

 こちらは熟成室。並んでいるのはトムと呼ばれる種類のチーズ。熟成期間は4ヶ月。試食させてもらいましょう。真ん中がとろっとしてたみたいで美味しそう。

 その原料を提供してくれるのがこの牛たち。秋までフォワの山で暮らします。旅の最後はこの山からパラグライダーを楽しみましょう(黄印)。標高900メートルからの空中散歩。

 眼下には緑の大地が広がっていました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、夏休みに向けてパラグライダーのレッスンを受けることにした。それ以来、パラグライダーの事故のニュースばかりが目についてしかたがない[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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方向看板撤去 [パリ]

 欧州はまたコロナ感染が拡大しているらしい。

 直近の24時間で英国は43,922人。減らないというより増えている。あれだけ徹底してワクチンをかき集め接種したのに今や4万人超え。

 フランスは6,437人でやや増加、イタリアは4,595人。ドイツがちょっと多くて28,037人。

 原因は規制緩和???マスクしてないからか?日本も同じにならないとは言い切れないけど、今の減り具合は収束したと思いたくなる。

 さて、本日は花の都パリのお話。街のあちこちに立っている方向看板。これがどんどん減らされていくそうです。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2021年10月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 赤い作業着の作業員が何やら道路に穴を開けています。よく見ると、どうやら看板の撤去を行っているようです。

 見慣れた方向看板が撤去されたのはここが第一号だったとか。場所はリヨン駅付近。パリ市がもう不要と判断したため撤去されました。

 さらに、オステルリッツ、ナシオン、シャトレもこれに続くことになっています。

 あの方向看板なしにパリの街を迷わずに歩けるかな?

 「あの看板を見慣れた人にはちょっとした変化でしょうねえ」

 「私は自分がどこに行くはわかっているんで看板は必要ないですよ。でも初めてパリに来た人には役に立つかもしれません」

 この方向看板撤去は、パリの景観美化プロジェクトの一環として行われるそうです。

 携帯電話にGPS機能が付くようになってから方向看板の利用価値は下がる一方。

 確かに、道に迷ったら看板には頼らずGoogle Mapで位置を確認することが多くなりました。

 「目的は人の通行をシンプルにすることです。看板を撤去して歩道を広く使ってほしいんです」とパリ市の関係者。

 しかし、人によっては反対意見も。

 「GPSだのなんだのって言っても、私には看板が便利ですよ」と高齢の男性。

 「携帯なんか見ないで、顔を上げて歩けばもっとパリが楽しめるかもしれないと思いますね」と女性。

 しかし、プロジェクトは始まることが決まってます。

 11月から本格的に撤去が始まり、合計2000基ほどがパリの街から消えることになっているそうです。但し、病院への経路を示す看板だけは残されます。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、事故の看板を見ながら事故を起こしてしまった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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青が消える? [トピックニュース]

 ついに少しだけ暖房を入れた。10月中に暖房を入れたのはこの数年では記憶にない。それに10月の始めはまだ夏の陽気だったことを思うと複雑な気分。

 今年は寒い冬になるという。コロナ第6波も気になる。

 飲食店への規制が解除になってから2週間後がどうなっているかが問題。感染が再拡大していなければ本物の収束と考えてもいいような・・・。

 それはさておき、世界の経済活動が一斉に再開したおかげで様々なものが不足しているようですが、なんと青色が不足してしまうかもしれません。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月27日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 青がなくなってしまったら、フランスの国旗の青も、EUの旗もグレーになってしまうのか?

 さらに憲兵のジャケットもグレーに、サッカー仏代表のユニフォームもブルーではなくグレーになってしまうのか?

 周りをよく見てみるとブルーはあちこちに使われています。

 「ブルーがなくなったら困りませんか?」と取材班。

 「ええ、困りますね。私は洋服は青が好みなんですよ」と男性。

 「私は目がブルーなんで、それに合わせた服を選ぶことが多いんですよ」と別の男性。

 それにしても、なぜに青が不足するなどという話になったのか?

 その出処はオランダのペンキメーカー。

 この青、かなり複雑な工程を経て作り出されるものらしい。そこにきて原料の調達が難しくなっているのです。

 一計を案じたこの会社が、最悪の場合、青は製造できなくなると警告したというわけです。

 そこでフランスの小売店に行ってみたところ、何の問題もなく青のペンキを手に入れることができました。

 今のところ慌てて買いだめする必要はなさそうです。関係業界でも特に心配はしておらず今後の成り行きを注視するだけのようです。

 ああ、TF1のロゴマークも半分は青。なんとかグレーにならないことを祈ります。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、バルコニーの手すりを塗り替えることにした。重ね塗りは不要で作業は2時間で終わった。そのうちのほとんどはペンキの缶を開けるのに費やしたけどね[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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悪魔の贈り物 [地方の小さなできごと]

 テレビの映像に衆院選の街頭演説が登場するようになった。

 どこの選挙区だったか忘れたが、引退したらしい元衆議院議員(当然ながら高齢者)が新人の立候補者のために街頭で応援演説をしていた。

 その元議員は「新人はまだひよっこで何もできないのは当たり前。仕事をしているうちにできるようになる、自分もそうだった。だから私と思ってこの新人に投票してほしい」と言う。

 はぁ〜???何すっとぼけたこと言ってるんでしょうねえ、このおじいさんは。ネジ巻いて出直しておいで、と言いたくなるのだった。

 それはさておき、本日はフランス北部の小さな町にある貴重な"あるモノ”のお話です。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月25日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 人口2000人にも満たない小さな村フェシェン(Féchain)。村には奇跡が起きそうな洞窟と、その側に小さな教会があります。

 問題はその教会の前にあるこの石ころ。1968年、運河を作っている最中に発見され石器時代のものだという。

 傷つかないようにガラスのフェンスで囲ってあります。観光誘致を期待した村がここに設置したらしい。ところが話はそううまくは運ばなかった。

 この石ころが歴史的文化財に指定されたことから、石の周り500メートル以内に建物を建設することができなくなったのです。

 その広さは、なんと村の面積の80%を占めるとか。村人の意見は様々。

 「貴重な石なんですから、大事にするべきですよ」と高齢者。

 「すごかないですよ。単なる石ころでしょ」とカフェの方。

 「悪魔の贈り物みたいなものですよ。この石のおかげで何もかもがダメ。もう忍耐の限界です」と村長さん。

 村は学校を改築したり、老朽化した建物をキスアンドライドの場所に変える計画でしたが、当局からそっくりそのまま新しく建て替えるようにと言われてしまいました。

 「当初の計画よりさらに270,000ユーロの費用がかかることがわかりました。そんなお金、村にはありませんよ」と村長さん。

 「せっかくの良い計画なのに、あの石ころには参ります。子どもたちの安全のためには工事が必要なのにね」と保護者。

 石に悩まされている人がここにもいました。

 ラウルさんは庭を広くするためにあの穀物小屋を壊すことにしました。それを知った建築家が、そんなことをしたらもう一度同じように作り直せと言うだけだと言ったそうです。

 この状況をなんとか打破するために、今週、村長さんが知事と面談することになっているそうです。

 いくら貴重なものでも、周囲500メートルに何も作るなとは不合理なお話ですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、4才になる息子が自分で名前を書けるようになり、あちこちに書きまくり始めた。うちの車や隣の車に石で・・・[がく~(落胆した顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯155 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回チャレンジしてくれるのは、テレビやラジオの司会者であり、プロの料理人としての資格もあり、料理本も執筆するというマルチでご活躍のローラン・マリオットさん。以前に2回この番組に出演したことがあります。今回はどんな料理を作ってくれるんでしょうか?

 では、スタート!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはエピナルのヴォージュ広場。あれ〜、カフェでコーヒーをお飲みになってます。

 「いつも安くて美味しくてお腹いっぱい食べられるはずとおっしゃってますが、本当ですか?」

 「もちろんですよ。今はちょうど旬のものが溢れてますからなおさらです」

 では、30ユーロを渡してできるだけ安くてリッチな料理を作るべく材料を揃えていただきましょう。

 やってきたのは市場。こちらの八百屋さんで、キャベツ、玉ねぎ、リンゴを購入。これが全部で6.76ユーロで残りは23.24ユーロ。メイン料理はどうもキャベツの詰め物料理になるようです。

 さて次はその詰め物の具を求めてお肉屋さんにやってきました。ソーセージミートを購入。すでにエシャロット、パセリ、塩・コショウで味付けしてあります。これが5.36ユーロで残りは17.88ユーロ。

 最後は乳製品のお店で、玉子と牛乳を購入。これが3.70ユーロで残りは14.18ユーロ。これでお買い物は終了です。

 えっ、予算の半分近くがまだ残ってますがそれで終わり?記録的な数字!

 ま、とにかく調理の開始。

 まずはミルクとお米のデザートから。

  あれ?お米買ってなかったような・・・。そうか、家にあるものを使えば節約になるというわけですね。

 鍋にミルクとシナモンなどの香辛料を入れ、砂糖とお米を加えてかき混ぜたら40分ほどとろ火で煮込みます。とろっとなったところでお皿に盛り付け、千切りのリンゴをトッピングして出来上がり。

 次は前菜。

 マヨネーズを作ります。その間に鍋で玉子をゆでます。固ゆでです。マヨネーズに濃縮トマトとパプリカ少々を加えます。ゆで玉子の黄身をつぶしてソースに混ぜたら、また詰め直します。最後にパセリを飾ったら出来上がり。かわいい!

 最後はメインのキャベツの詰め物料理。

 キャベツを塩を加えたお湯でさっと湯がきます。玉ねぎをみじん切りにしたら、パンのクズを混ぜ合わせます。こうすると柔らかい口当たりになるそうです。さらにキャベツの芯も細かく切って加えたら、フライパンで炒めます。ここに庭に生えているローズマリーを加えるとワンランク上の味が楽しめるとか。

 これをお肉と混ぜ合わせたら具の出来上がり。4つに分けてキャベツの葉で包みブイヨンに浸してオーブンで火を通します。

 シンプルだけどお腹いっぱいになりそうなお料理でした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、20才の妹が電話してきて固ゆで玉子の作り方を聞いてきた。『鍋に入れる時間は3分?10分?』教えて電話を切ってしばらくするとまたかけてきた。『水の中に入れるんだっけ?それとも水なし?』」

VDM(Vie de Merde)より


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週末はオセールで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はブルゴーニュ地方の都市オセール(Auxerre)を旅します。パリから列車で2時間ほど。ギリギリ日帰りもできそうな距離。

 では出発!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月16日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 かれこれ20年くらい前に行ったことのあるオセール。空から見るとこんな感じだったのか・・・。改めてきれいな街だなあと思う。

 街を流れるヨンヌ川。そしてかつての繁栄ぶりを伺わせる建物の数々。

 この古い木骨構造の建物は商人や水運関連の人たちが使っていたもの。パリへ向かう人たちは必ずオセールを通過して行ったといいますから大変な賑わいだったのでしょう。

 一番古い建物は16世紀初頭のもの。60年代から70年代にかけての保存活動のおかげで昔の町並みが消えずに今もこうして残っています。

 また目立つのは宗教施設。全部で20箇所もあります。その中の一つ修道院を訪ねてみましょう(青印)。

 5世紀に設立されたベネディクト会の修道院。数百年の歴史とともに規模を拡大させていったようです。聖ジェルマンの墓地に立てられた教会には9世紀に描かれた貴重な壁画が残されています。

 さて、次は車でこちらのワイナリーに向かいましょう(ワインレッド印)。ワイン蔵に案内されて早速試飲。ブルゴーニュ地方のワインを堪能したあとは、宿泊もできます。お部屋の一つをみせてもらいましょう。かわいい!朝食付きで一泊80ユーロから。もっと豪華なお部屋もあるのかしら?

 それはさておき、次はヨンヌ川をボートで散策してみましょう。水面に写っているのはサン=テティエンヌ大聖堂(緑印)。ボートの動力は電気。運転は簡単だそうです。地元の方たちも楽しんでらっしゃいます。ボートは5人乗り。1時間半のレンタルで35ユーロ。

 次は、こちらのお店でブルゴーニュ地方のグルメをいただきましょう(オレンジ印)。それがこのグジェール(gougère)。シュークリームの生地をもとに作られたもの。

 「一つはコンテチーズ入りで昔からあるもの。もう一つはエスカルゴ入り(ニンニクとパセリのバターソース)、そして3つ目が当店のオリジナルで3種類のごま入りです」

 そう言えば、どこかのワイン蔵で試飲をした時におつまみでこれが出てきたっけ。おいしかったなあ〜。

 さあ、そろそろ夕方。ペニッシュと呼ばれる細長いボートに乗り込みましょう(紫印)。とは言っても、ここはカフェシアター。演劇やコンサートを楽しむことができます。

 「気軽に演劇や音楽を楽しんでもらえたらいいなと思って始めました」とオーナー。

 旅の最後はこんなところにやってきました(こげ茶印)。なんと断崖絶壁!

 地元の特産品を味わいながら山の向こうに沈む夕日を見送ります。絶景ですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、子どもたちを海に連れて行った。4才になる娘にパパが言った。『ほら、見てごらん。あれ全部がお船だよ』娘が言った。『あったりまえでしょ、ここはミナトだもん』4才にして反抗期か・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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ちょっと早すぎ? [トピックニュース]

 冬から春への衣替えの際に処分して物がなくなっているのに今頃気がつく。

 急に寒くなって、あの暖かいの着よう!などと引き出しを開けて探してもみつからず。

 で、ああそう言えばもう古いからと捨てたんだった、と気がつく。

 新しく買い揃えないといけないものがいくつかある。新品で再出発だ!

 さて、クリスマスまでほぼ2ヶ月。フランスのお店では早くもクリスマスのデコレーションが登場しました。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月22日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 うわあ〜、このお店すごい。キラキラの別世界。

 「すっごくきれいだわね(笑)。子どもたちは大喜びよ」

 「クリスマスの装飾は毎年変えます。今年はどんなのが並んでいるか気になります」

 「毎年来て写真を撮るんですよ。モミの木なんかここにおいてあるのを真似てみたりします」

 確かに、子どもたちは少々興奮気味。

 「子どもたちは少なくても一つは新しいものを欲しがります。去年とはちょっと違ったものを用意しておかなくてはならないです」

 伝統的な飾りにするか、それとも新しめの今風のものにするか、迷うところです。これだけは年齢は関係なさそう。

 「5才だろうが6才だろうが、60才だろうが関係ないですよ」

 クリスマスのにぎやかなテーブルも用意されています。これをみたら何も買わないで帰るなんてことできなさそう。そこがお店のねらいめ。

 そう言えば、英国は、トラックの運転手不足で、国外からの荷物が運びきれず、物不足に陥っているらしい。

 クリスマスに何も商品が並んでないなんて洒落にならないとおもちゃ屋さんが言ってたっけ。あれからどうなっただろう?

 船で運ばれてきたコンテナがそのままの状態で港に放置されているケースもあるとか。クリスマスまでまだまだ時間があります。なんとか解決して例年のようにお祝いできるといいですね。

 それにしてもフランス人、真面目にマスクしてます。ちょっと驚き。でもそのせいか、とりあえず英国のような感染拡大にはなってないようです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、親戚が集まってクリスマスの食事会。とは言ってもスカイプでのこと。9人が接続。8人は皆カップル。残りはシングルの私。これで3年連続 [もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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秋のブルゴーニュ [ブルゴーニュ地方]

 昨日の朝、公園のあちら側にあるパン屋まで買い物に行ってきた。

 思いの外冷たい風が吹いて秋を通り越して冬かと思うほどだった。

 公園の中は枯れ葉が舞い始めていたが、まだ紅葉には至らず。もう少し時間がかかりそうだ。

 そこで本日は、季節が一歩先に進んだブルゴーニュ地方の風景をご覧ください。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2021年10月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 今のブルゴーニュ地方のマコン(Mâcon)。ブドウの収穫とワインの仕込みも終わって静かに秋を迎えています。

 パッチワークのようになったぶどう畑の向こうにはヴェルジソン村の岩山が見えます。

 その岩山に向かって登っていくご高齢のハイカーの皆さま。

 「暑くもなく寒くもない、ちょうどいい季節ですよ」

 「グループで冗談を言い合いながら歩くのはとても楽しいです」

 こうして2キロほど歩くと岩山の頂上に到着。ちょうどランチタイムとなりました。

 お弁当と一緒に出てきたのがワイン。当然ブルゴーニュ産。

 ワインをお供にお弁当をいただきながら、この風景を堪能します。

 「私は絵描きなので、この美しい眺めを創作に活かしたいなと思っています」

 「ハイキングですからちょっとは疲れます。でも皆、来てよかったなと思ってますよ」

 ハイカーの皆さんが幸せに浸っている時間、岩山の麓のぶどう畑ではお仕事に励む女性がいらっしゃいます。

 それにしても教会とぶどう畑のこの風景、まるで油絵のよう・・・。

 ぶどう畑でお仕事中のマルティーヌさん。ぶどうの木の剪定の準備に余念がありません。

 「こんな日は外に出たくなります。外でする仕事ならいくらでもありますしね」

 ぶどうの葉が黄色や赤に変わってきれいですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「私は、木のエコシステムに関する長編ドキュメンタリーを制作する予定だ。丁度いい木を見つけたので一年間調査することにした。夏はOK。秋もOK、冬もOK、春は・・・切り倒されていた[がく~(落胆した顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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地下鉄の切符は思い出に [パリ]

 なんか寒いなあ、窓閉めよ、と思ったら、すでに窓は閉めていたのだった。

 この急激な気温の低下で調子狂っちゃう。

 さて、パリに行ったらお世話になるのが地下鉄。乗ってるだけでパリジャンの気分になれる。

 乗る度に切符を買うのは大変なので、たいていカルネと呼ばれる10枚セットの切符を買うことになる。

 先週末、このカルネに替わってカードの発売が始まったそうです。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月16日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 地下鉄に乗る時は切符を自動改札にするっと通して入場します。

 「どこかにポイ捨てしたり、ポケットに入れっぱなしになってたりするね」と高齢者。

 しかし、この切符が2022年には廃止されることになっています。手始めに、あの10枚セットのカルネがカードになって登場しました。

 「カードの方が便利ですよ」と若者。

 このカード、スイカやパスモと同じくお金をチャージして使います。

 「切符はもう思い出の一つになりますね」と女性。

 こちらはグレゴワールさんのお宅。パリの地下鉄に関するものを収集しているそうです。当然、切符も古いものから新しいものまで揃っています。

 「最初はベージュの切符でした。次のは赤になりますが、その後はこんな具合で微妙に変化しています。そして2007年に白になってからはずっとそのままです」

 そう言えば、昔は駅員さんがチョキチョキ穴を空けてましたっけ。これはパリも東京も同じ。

 パリで自動改札になったのは1973年のこと。切符に磁気テープが取り付けられました。おかげでこんなコマーシャルが登場したそうです。

 グレゴワールさんのコレクション、切手と同じで日付や年代によって貴重なものがあるんでしょうね。そこには歴史も隠れています。

 因みにあのカルネの発売はまだ続いているようです。しかし、2022年の3月にはすべての切符の販売が終了することになっているので旅行の際は気をつけたほうが良さそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、地下鉄に乗っていると肩越しの私の新聞を読んでいるやつがいた。なぜそれに気がついたかと言えば、私が頁をめくる度に『ああ、ちょっと待って』などと言ったからだ」

VDM(Vie de Merde)より


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暖かい料理 [フランスの郷土料理]

 ”れいわ新選組”がテレビの字幕に出でるたびに、なぜかついつい ”かいわれ新選組” に見えてしまう。ごめんちゃい[あせあせ(飛び散る汗)]

 それはともかくとして、コロナ感染者の急減ととともに気温も急激に下がってやっと秋が来た。真空パックの布団を取り出し、一応、日干しにして準備完了。

 やっとまともな生活ができる気温になってほっと一息。食事も暖かいものが美味しく感じる季節に入った。

 そこで本日は、フランスの冬の定番料理、仔牛のブランケット(blanquette de veau)を紹介しましょう。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 この料理の発祥の地ノルマンディー地方にやってきました。

 一般市民のヴェロニクさんが作り方を教えてくれます。お手伝いはお孫さんのジョシュア君。

 まずは菜園で野菜を調達。掘り起こしているのは根セロリ。

 「野菜は、根セロリ、ニンジン、長ネギ、そしてこのパネ(白人参)を使います」

 野菜の次は仔牛。こちらは牛を飼育している息子さんの牧場。この季節になると家族で食べる分の仔牛を確保しておくそうです。

 息子さんの向こうに見えているのがその仔牛?人間に食べられちゃう運命か・・・。

 次は、お隣のお店に行って濃厚生クリームを購入。やっぱり生クリームは地元のノルマンディ産ですねえ〜。

 では自宅のキッチンで調理の開始!

 まずはお肉にレモンをなじませます。えっ、お肉にレモンですか!?

 「白っぽい料理にするためにはこれが一番いい方法なんです。それにこうしておくとお肉の香りや風味も閉じ込めてくれるんです」

 なるほど、そういうことですか。

 準備ができたらお鍋に水を入れ火にかけます。まずは玉ねぎ、タイム、ローリエ、ネギを入れ、最後にお肉をいれます。コショウを振り蓋をしたら、圧力鍋なら45分、普通のお鍋なら3時間ほど煮込みます。冷たい水のうちから煮込むのがいいそうです。

 ニンジンとパネは皮を向きスライスして後から鍋に入れ火を通します。

 最後はソース作り。鍋にバターを溶かして小麦粉を加えます。ここに煮汁を入れて混ぜ合わせます。火が通ったら生クリームをたっぷり加えます。これでソースの完成。

 お肉と野菜を盛り付けたところに、このソースをかけます。暖かいうちに皆でいただきましょう。

 付け合せにはジャガイモのピュレがのせてありましたが、お米にも合いそう。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、弟が、両手鍋を持つ私の姿を絵に描き始めた。なぜ両手鍋?『アニメに出てくるブスで意地悪な女はたいてい鍋を持って出てくるんだ』と弟 [ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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