新年の身だしなみ [トピックニュース]
今週になって、どうも曜日の感覚がおかしくなってしまった。早くもボケが始まったか・・・。
曜日の感覚がずれるとまずいことになりかねないため、毎日、今日は何曜日だっけ?と確認している。
何しろいろんなものが年末年始の休みに入ってしまい、生活の区切りが取りにくくなってしまった。ま、とにかく、31日の今日は大晦日で金曜日だ。お正月は土曜日にやってくる。
新しい年は身だしなみを整えてすっきりした気持ちで迎えたい。それは海のむこうのフランスでも同じらしい。
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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはとある美容院。男性客がやってきました。
「大晦日の夜の食事会は楽しくすごいたいんで、きれいにしてもらいに来たんだよ」
受付の予約リストはほとんど埋まってます。コロナ禍ゆえ、例年のように歌ったり踊ったりはできませんが、髪の毛くらいはキレイにしておきたいですね。
「私はいつもキレイでいたいんです。キレイって大切なのよ(笑)」と女性客。
それにしても、洗髪の時に顔に布みたいなのをかぶせるのは日本だけの習慣?フランスではやらないですね。
「大晦日は子どもたちが来るんですが、家族だけの少人数の食事会ですよ」と女性。
お客様の中には爪を磨いたりマニキュアを塗ったりしていく人もいるとか。
「とびきりキレイにしていたら、気持ちも明るくなって元気になりますよ」と美容院の方。
一方、こちらは床屋さん。美容院と違って男の世界。お髭がもじゃもじゃ。
こちらは初老の男子。柄入の黒いマスク。
「明日は大晦日でしょ。キレイにして新しい年を迎えたいから来たんだよ。集まるのは家族だけだから総勢4人かな」
皆さんちょっと照れ笑いしながら、キレイにしときたいと口を揃えておっしゃってます。順番待ちのお客さんもいます。
私は先週末に美容院に行って来ました。
この一年、お付き合い頂いた皆さま、ありがとうございます。新しい年にまたお会いしましょう!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、3ヶ月も行ってなかった美容院に行って帰ってきた。母に見せたら『何、その恐ろしい頭は!』と一言」
VDM(Vie de Merde)より
大晦日の過ごし方 [トピックニュース]
冬になると必ず一度は作る『ネギとジャガイモのスープ』。
かれこれ四半世紀ほど前に購読していたパリの日本語情報紙OVNIで紹介されていたフランス伝統の料理だ。作り方は至ってシンプル。ベーコンとネギとジャガイモを鍋に入れ塩・コショウして煮込むだけ。手間いらずで美味しい。
ジャガイモは煮崩れしやすいものを使う。ベーコンはスーパーで手に入るお手軽価格のベーコンを使っていたが、先日、成城石井の塊で売っているお値段やや高めのを使ってみた。これが、また格段と違ったレベルの料理になって美味しい。
そう言えば、ベーコンは香り付けに使うとか書いてあったっけ。さすがにお手軽ベーコンでは煮込んだ時にあの香りは出してくれない。
さて、明日は大晦日。午前0時を回ると新しい年がやって来る。コロナ感染拡大真っ最中のフランスの皆さま、大晦日はどのように過ごされるんでしょうか?
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こちらはフランス南部の都市トゥルーズの市場。買い物客で賑わっていますが、例年より買い物の量が少なめです。
コロナ感染拡大で大人数で集まることができません。故に料理の量も少なめ。
「私は高齢者だから用心したほうがいいですからね」
「妻と二人きりで過ごしますよ」
皆さん、大人数のパーティーには出席されないようです。パーティー用のドレスやスーツはタンスの奥にしまったままということになりそうです。
「静かに新しい年を迎えることになると思います」
「毎年、大人数で集まってお祝いしてましたが、今年は特に何もありません」
今のところ夜の外出制限は出ていませんが、今の感染状況を見て皆さん自粛されるようです。
今週水曜日からは期限限定で自己検査キットの販売も始まりました。
「ワクチンは接種してますが、念のため検査しておこうかと思います」
この自己検査キットのやり方を調べてみると、どうやら自分で綿棒を鼻の奥までいれて検体を取り出し、それを液体の入った試験管に入れ、その液体を検査シートに垂らすと陽性か陰性かが分かるようになっているようです。
あくまでも無症状者向けの検査キットで、この検査で陽性になった場合はPCR検査を受けることになるらしい。薬局だけでなくスーパーなどの量販店でも販売するようです。値段は5.20ユーロほど。
こちらはパーティー用品の専門店。お客様の数は少なめ。
「皆、オミクロンなんか忘れて、ワイワイやりたいんですよ」と男性客。
ええっ、集まってワイワイはちょっと怖くてやる気がしないけどなあ〜。
最後にちらっと出てきたお店の陳列がすごいですね。氷の山に何匹ものオマール海老がしがみついてるように見えました。あれ、全部本物かしら?
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、大晦日のパーティーに出かけようとしているとうちの人が言った。『この匂い何?マルセイユの石鹸で洗ったの?』あなた、これは香水よ、シャネルのね」
VDM(Vie de Merde)より
ストラスブールその後 [アルザス地方]
今日から年末年始の休みに入った。年内の仕事は昨日をもって終了。
とは言っても、会社からあてがわれた机の上のパソコンを再起動させればいつでも仕事ができる。
この状況ではどうもけじめがつかぬ。見えないところにしまっておくか・・・。
さて、今年は無事に開催されたストラスブールのクリスマス市。今月26日の日曜日に終了となりました。
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月曜日の朝、会場ではあと片付け始まっていました。
商品は箱にしまわれ、陳列棚がカラになりつつあります。売上はどうだったんでしょう?
「物事は前向きに考えるべきです。去年はゼロだったことを思えば、今年はマシですよ」
オミクロンの脅威の中、早めに終わってしまうのではと心配されましたが、会期を全うして終了となりました。
マスク着用を義務付け、歩きながらの飲食は禁止という厳しい制約の中でも、これだけの人たちで賑わいました。
入場できるのは感染防止パスの取得者のみ。飲食は指定された場所以外ではできません。
しかし、この厳しい規制のおかげで、なんとか最後まで開催することができたとも言えます。
「とにかくお店が出せたから、良かったです」
「観光客もきてましたし、大勢の人たちが来てくれました」
「アメリカ人が多かったですね。アジアはやや少なめでした」
一方、こちらはホテル。12月は94%の宿泊が見込まれていましたが、それが78%に落ち込みました。第5波でキャンセルが出てしまったのです。
「アメリカからのお客様が増えました。全体の30%で、うちにとってはかなり大きいです。国内からのお客さまはまあまあといったところです」とホテルの支配人。
そう言えば、感染がわりに落ち着いていた頃、アメリカ人がフランス観光に来始めたというようなニュースもありました。オミクロン株ですべてがまた逆戻り。
でも今度は治療薬が出てきたから今までと同じというわけじゃない。もう少しのがんばりかな・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「クリスマスの飾り付けがしてあった向かいのバルコニーのサンタクロースが、強風にあおられゆらゆら揺れたかと思ったら真っ逆さまに落ちていった。そいつが、駐車していた私の車の上に落ちてガラスを割らなかったら、笑い事ですんだんだが・・・」
VDM(Vie de Merde)より
コロナ禍のXmasディナー [トピックニュース]
月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったのでお休み。
東京は昨日から本物の冬になった。寒い。出かける時は手袋が必要だ。
年内の仕事は今日までなのだが、なんだか海外が早々に休みに入ったせいか、こっちも同じ気分になっていた。
あっ、そうだ!わが方はもう一日あったんだ、てな具合だ。
それはともかく、クリスマスイブの金曜日、フランスの新規感染者数は94,000人を記録。感染拡大が続いています。
クリスマスの夕食は家族全員が同じ食卓を囲むことができたんでしょうか?
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こちらは薬局。クリスチャンさんは熱とだるさの症状が出たためPCR検査をうけました。薬剤師が検査結果を持って戻ってきました。
「陽性です」
「えっ、まさか・・・」
「陽性ですよ」
陰性と思い込んでいただけにショックのようです。しかし、もっとショックだったのは薬局の外で待っていた奥様。
「まさかそんなあ〜」
子どもたちと一緒にクリスマスをすごすことはできなくなりました。
ちょっと、マダム、マスクを外して喋ってちゃダメじゃないのよ〜。あなたは濃厚接触者ですぞ。あれ、マダムは検査は受けないのかしら???
一方、こちらはエステルさんのお宅。一家のためにローストチキンなどのご馳走を準備していましたが・・・。
「残念ですが、甥や姪が陽性になってしまい来ることができなくなってしまいました」
去年は母親は用心して自宅にとどまりましたが、他のメンバーは集まってくれました。
今年は、母親はワクチン接種もすませて準備万端で来てくれることになりましたが、全員集合というわけにはいかなくなりました。
こちらは甥御さん。検査で陽性が確認されたため、隔離状態です。
また、こんなカップルもいます。
二人は感染者。しかもオミクロン。血縁関係はありませんが、同じ感染者なら一緒にいても問題ないらしい。もちろん、フォワグラや鴨料理などクリスマスディナーにふさわしいご馳走も用意しています。
どの感染者もこのまま軽症ですんで欲しいものです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、サンタクロースは、ソリの具合が悪かったと見えて、私の車に乗って行ってしまった」
VDM(Vie de Merde)より
週末はクラクフで(再訪) [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はポーランド第3の都市クラクフを旅します。パリからは空路の直行便で2時間10分。
冬は寒そうな感じがしますが、どうでしょう?
では出発!
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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
17世紀までポーランド王国の首都だったクラクフ。長い歴史を持つ建物が今も昔の姿をとどめています。
今回、街を案内してくれるフィリップさんですが、なにやらパレードのようなものに参加中。どうやらクリスマスに因んでクレッシュ(キリスト誕生の場面を人形で再現したもの)のコンクールが開催されているらしい。
ひと仕事終えたフィリップさんが案内してくれたのは中央市場広場(青印)。
「数百年も前からここは街の中心なんです。様々なイベントがここで開催されます」
広場の面積は4ヘクタール。現在はあちこちにクリスマス用品を販売する出店が並んでいます。
さて、どこからかラッパの音が・・・・その音は聖マリア聖堂の上から聞こえて来ました(赤印)。鳴らしているのは消防隊の隊員。1時間おきに鳴らすそうですが、途中で唐突に音が途絶えます。かつてタタール人の侵入を知らせていたラッパ吹きが矢で射抜かれ音が途絶えてしまったいう言い伝えから来ているとか。
一方、聖堂の中は絢爛豪華。かつての繁栄ぶりが伺えます。ここにはこんなお宝がありました。レリーフ状の巨大な祭壇画です。制作には2年の歳月が費やされました。さらに、この中に登場する200人あまりの人物はクラクフの一般市民がモデルを努めたそうです。
そろそろお腹が空いてきました。こちらのお店で郷土料理をいただきましょう。餃子のようなラビオリのような食べ物。中に詰まっているのはフレッシュチーズ。お母さんから子供へと伝えられてきた料理だそうです。
次は、地下80メートルのところにある世界遺産を見に行ってみましょう。そこは岩塩坑(緑印)。13世紀から20世紀末まで塩が採掘されていました。食料を保存するために欠かせない塩は、産業革命の前まで、クラクフの経済を支えていたそうです。
地下道を更に進んでいくと、そこには礼拝堂があります。岩塩で作られた礼拝堂。作ったのは彫刻家ではなく労働者の鉱夫。見事な作品です。
さて地下をあとにして、次は空を飛ぶものを見に行きましょう。ここは飛行機の博物館(水色印)。
「これはナチスのヘルマン・ゲーリングが乗っていた飛行機です」
どうやらここに並んでいるのはゲーリングの集めた飛行機コレクションのようです。1943年、ベルリンが空襲にあったため一度分解され安全な場所に保管されていましたが、1945年になってポーランド軍に発見され、ここで展示されるようになったようです。
さて最後は、こんなところに行ってみました(黄緑印)。ここは、共産主義時代に作られた、製鉄所に勤務する労働者のための集合住宅です。いかにも社会主義的な建物ですが、当時は労働者には理想的なすまいと考えられていました。共産主義体制は終わっても廃墟にはならず現在も使い続けられているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、15才になる弟と母が口げんかになった。クレッシュに恐竜のミニチュアを置く置かないで揉めたらしい」
VDM(Vie de Merde)より
フランドルのXmas [ベルギー]
てんてこ舞いの2週間。昨日はやっと平和になった。それまではクリスマスどころじゃなかった。
そもそもキリスト教徒じゃないから関係ないんだけど、サンタクロースやらイルミネーションやら楽しいことが一杯あるから便乗してはしゃいじゃう。
本日は、クリスマスシーズンに入ったベルギーの都市ブルージュとゲントに行ってみましょう。
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冬の太陽が姿を消して夜の帳が降りたブルージュ。テラス席のイルミネーションがクリスマス気分を盛り上げてくれます。
そしてこちらは、運河にかかるアーチ型の橋と中世の建物。まるで映画館のスクリーンの中をさまよっているかのよう。
一方、繁華街はキラキラの照明。
「昼間は見事な建築物に感動し、夜はそこにイルミネーションが加わるんですから本当に美しいです」と観光客。
こちらは ”イルミネーションの森” と呼ばれる場所。確かに、電飾でキラキラ輝くモミの木でいっぱいです。
ここでは、紙に願いごとを書いたら、ガラスでできたハート型の容器にいれてツリーに飾ります。
「私達みたいな地元の人間はここに来てイルミネーションとモミの木を眺めて願いごとをするんです」と女性。
ふ〜ん、毎年恒例の行事のようです。なんだか楽しそう。
そしてここは塔のある広場。真中には巨大な透明のイグルーのような建物が設置されています。ビニールの雪だるまは寒さでブルブル震えているらしい(笑)。
商店街のショーウィンドウもクリスマス一色。
昼間のブルージュはこんな感じ。観光用の馬車が行き交います。
「ロマンティックでしょ。カップルがプロポーズのためによく馬車を利用しますよ。特に今週末は予約で埋まってます」
一方、こちらはゲント。冬も観光ボートは満員です。目の前に見えてきたのは中世のお城。頑丈そうで威圧感がありますが、物語の世界に入り込んだようで楽しい気分になります。
夕闇が街を包む頃になると、少しずつイルミネーションが輝き始めます。
いつもの広場は屋外スケートリンクに変身。そして広場のこちら側には木製の巨大なクレッシュ(キリスト誕生の場面を人形で再現したもの)の塔が設置されています。
そう言えば、ろうそくを灯すと天使がぐるぐる回って鐘を鳴らすようなおもちゃがあったけっけ。
この塔の一階にはバーがあります。ホットワインが美味しそう。
「皆と集まってお喋りができるいい場所ですよ」と男性。
ゲントではプロジェクションマッピングのイベントも開催されています。ブラウザをフルスクリーンにして見ると臨場感が増します。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、家のクリスマスツリーを眺めながら5才になる娘に『お前は一番キレイなお星さまだよ』と言ったら娘が言った。『パパは、一番キレイなまん丸ボールだね』」
VDM(Vie de Merde)より
氷点下の寒さ [オーヴェルニュ地方]
今年の年末は仕事が立て込んでしまいげんなり。働いている以上はこうなるのも致し方なしか・・・。
高齢者でもそう簡単に悠々自適にはなれそうもない。
さて、さすがに年末となると暖房が必要な寒さになる。とは言え、まだダウンコートを着るほどの寒さではなく、厚手のセーターを着てジャンパーでも羽織っていればなんとかなる寒さだ。
どうもクリスマス明け当たりに寒波がやってくるらしい。
本日はすでに寒波の中にいるフランス中部山岳地帯のオーベルニュ地方に行ってみましょう。
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おお、氷の結晶のついた小枝。寒そうですねえ〜。
こちらは青空市の立つ広場。その名も氷室広場(place de la Glacière)。
寒いはずです。今朝は氷点下5℃。お客様を待つお店の方には少々厳しい寒さです。
「地元の人なら寒いのには慣れっこですよ。だから凍えないですむ方法をちゃんと心得てます」
このところ4日連続で氷点下の日が続いています。
しかしこの寒さの中でも列を作るほど人気のお店があります。何を売っているかと言うと・・・チーズでした。
列を作るお客さんの方は、毛糸の帽子と手袋+ダウンジャケットと防寒対策は万全。
「寒いのによく出かけてこられましたね」と取材班。
「私は食いしん坊だからねえ。寒さは関係ないよ(笑)」と男性。
「私は動き回っているからあまり寒さは感じないですよ」とお店の方。
ダウンコートのジッパーの金具のところが雪の結晶になってます。
一方、こちらは郵便配達員の男性。午前11時になっても気温はマイナス4℃。寒くなったらできるだけ早く温かいところに飛び込むのが一番いいそうです。
そうでなければ、5キロほど高いところに向かって歩くと身体があたたまるのと同時に、こんな眺めを堪能することができます。
うわあ〜、雲海です。神秘的。
「この眺め、本当に美しいですね」とマフラーぐるぐる巻の女性。
予報によれば明日も同じような寒さになるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、あまりに寒すぎて、食べ物が凍らないように冷蔵庫にしまおうかと思った」
VDM(Vie de Merde)より
マントンのレモン2021 [コート・ダジュール地方]
国産の新型コロナウィルス治療薬、感染者が少ないから日本で治験ができないとかなんとか、ちょっと前にニュースで言ってたけど、沖縄の米軍基地でやればいいんじゃね、となる。
感染者数が三桁ですぞ。治験の足しにはなるでしょうに。少しは協力してもらいたいもんです。
それはともかく、今年もまたこの果物の収穫が始まりました。
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地中海の太陽を浴びて育った黄色いレモン。
こちらの果樹園では早速収穫が始まりました。
「この青空に、この黄色です。嬉しくなってしまいますね。養分をしっかり吸収してよく育ってくれました」と果樹園の方。
今年は大事な時期に霜が降りることもなく天気にも恵まれて豊作だそうです。
地中海の町マントンでは500年も前から栽培され続けてきました。この地方の微気候がレモンの栽培に適しているとか。
もぎたてを食べてみましょう。うわぁ〜、酸っぱそうと思ってしまいますが・・・。
「この肉厚な皮のおかげで、苦味のない甘い果実が食べられるんです」
こちらの果樹園にはレモンの木が800本ほどあるそうです。収穫量はその年にもよりますが、だいたい10〜20トンにもなります。
この中の一部はジャムなどに加工されます。
2015年には "マントンのレモン" として地理的保護表示の対象となり、この地方で採れる唯一のレモンになりました。
手のひらに収まりきらないくらいに大きなレモン。毎年見る度に採れたてを食べてみたいなと思ってしまいます。
そう言えば、毎年2月に開催されるレモン祭りはどうなるのかな?オミクロン株の感染状況しだいということになるんだろうか?
その頃までには収束していることを願うばかりです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、糖分を減らすためにお砂糖少なめでジャムを作った。うちの人ったら、美味しいと言って、いつもより倍のジャムを塗って、いつもの2倍のパンを食べちゃった」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯160 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます、と言うのが決まりですが、今回はクリスマススペシャル版。予算をはずんで50ユーロに増額。
これに挑戦してくれるのがシェフエトワレのミッシェル・サランさん。
ではスタート!
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ここはミッシェルさんのお店の厨房。忙しそうですが作業は整然と進められています。
さて、イヴの夜には家族でそれなりの食事をしたいもの。そんな時、この予算で高度なテクニックなしに洗練された料理が作れたらどんなにいいか・・・。
その見本をミッシェルさん教えていただきましょう。では50ユーロを渡して材料を揃えていただきます。
まずは魚屋さんで前菜用に帆立貝を購入。これが15.36ユーロで残りは34.64ユーロ。
次はお肉屋さんにやってきました。マグレ(鴨の胸肉)約700グラムとフォワグラ一切れを購入。これが合計で20.56ユーロで残りは14.08ユーロ。
ホタテ、マグレ、フォワグラと、年末のご馳走にふさわしい食材が集まりました。
次はデザートの材料を求めて乳製品のお店にやって来ました。生クリームとヨーグルトを2.70ユーロで購入。
残った11.38ユーロを手に八百屋さんにやって来ました。タルベ産白いんげん豆、ジャガイモ、玉ねぎ、ニンジン、カブ、ニンニク、ネギ、エシャロットを購入。さらにオレンジ、レモン、リンゴ、ミントひと束も購入。これが合計で9.96ユーロで残りは1.42ユーロ。
残ったお金で、お店に無理を言って、イクラをごく少量売ってもらいました。これで50ユーロ全部を使い切りました。では厨房で調理の開始!
まずはメイン料理から。
マグレをフライパンで焼きます。鍋に野菜をいれて煮込んだら、フォワグラと一緒にミキサーにかけてソースを作ります。これをお皿に広げ、スライスしたマグレを盛り付けたら出来上がり。付け合せの小さい四角いのはなんだろう?
次は・・・あれっ、厨房の向かって右後ろにある日本語はなんだ???前掛け?インテリアの装飾に使っているらしい。
それはさておき、次は前菜です。
殻からホタテを取り出し、少量の醤油を加えたオリーブオイルでマリネします。カブをスライス、青りんごをみじん切りにしたら、お皿に盛り付けます。ここで登場したのがあのイクラ。なんだかクリスマスっぽい盛り付けになりました。
最後はデザートのパヴロヴァ。
オレンジのコンフィを作り、クリームと一緒にメレンゲのカップに盛り付けたら出来上がり。
念のため本日のメニューは、前菜がホタテのカルパッチョのイクラ添え、メインが鴨のローストとフォラグラ風味の白インゲンクリームソース、デザートがオレンジコンフィのパヴロヴァ。締めて50ユーロ(約6,400円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「同居人の彼女が、緊縮財政で予算がないから買い物の半分を負担してくれという。僕はもちろんオッケーした。ところがその数時間後、彼女が ”カワイすぎ〜” な靴を170ユーロで買ってきた 」
VDM(Vie de Merde)より
週末はイスタンブールで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はイスタンブールを旅します。パリからイスタンブールと言えば思いつくのがオリエント急行。しかし、費用も時間もかかりすぎてしまうので、空路で向かいましょう。直行便で3時間半。
では出発!
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トルコの首都イスタンブール。ビザンティオン、新ローマ、コンスタンティノープルなどいくつもの呼び名を持ち、様々な文明が交差する大都市です。
「北に行けばロシア、左に行けば欧州、右はアジア、そして真っすぐ行けばアフリカだよ。となると世界の中心はイスタンブールってことになる(笑)」とフェリーの船長さん。
それでは欧州側のイスタンブールに上陸してみましょう。まずはこちらのお店で現地のガイドさんと一緒に朝食をいただきます(オレンジ印)。
注文すると・・・出るわ出るわ、おかずが一杯。これが普通なんだそうです。すごいごちそう。しかもお値段は10ユーロに届きません。これならランチもパスできそうで経済的。
さて次は街を歩いてみましょう。歩いても歩いても商店が並んでいます。ここは500年も前から交易で発展してきた都市。このような商業地区が100近くあるそうです。
次は変わった場所に行ってみましょう。ここは職人さんや芸術家の集まる地区。ここもまた長い歴史のある場所であり、映画007のロケ地としても知られているそうです。
地下道のような迷路を通り抜けると、明るい部屋にたどり着きました。コーヒーで一息入れましょう。オスマン帝国時代、ここには裕福な商人が住んでいたそうです。バルコニーからは街が一望できます。
次は一週間のしごとの疲れを癒やしにこんなところにやってきました(青印)。ここはトルコ式ハマム。しかも16世紀、オスマン朝時代から営業しているハマム。心も身体もリラックスしてよく眠れそうです。
翌朝は、コーヒーを飲みにこんなお店にやって来ました。すごい量のコーヒー!そう言えば欧州にコーヒーを持ち込んだのはオスマントルコでした。元祖コーヒーは、フィルターなどは使いません。専用の取っ手付き銅製のポットに水とコーヒーを入れて熾火でじっくり温めたらカップに移してそのままいただきます。
拙宅にはギリシャで買ってきた同じようなポットがあり時々同じ方法でコーヒーを入れて飲んでます。これがどろっとしてコクがあってうまい!
一方、日曜の朝、釣り人で賑わうのはガラタ橋(赤印)。こんな魚が釣れるそうです。旅人さんも挑戦。小降りですが釣れました。釣れた魚は、こちらのフードボートで鉄板焼きにしてくれるそうです。そして地元の人に人気なのがサバのサンドイッチ。
さて、だいぶ後になってしまいましたがイスタンブールの名所中の名所アヤソフィアに行ってみましょう(黄印)。有名なこの壁画。写真に撮りたくなりますね。
名所と言えばもう一つ、こちらのモスクも見ておきましょう。この装飾の美しさ!何百年も前に作られたものが色褪せずに残っています。
最後はバザールの屋根の上からのイスタンブールを眺めておきましょう。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、朝の4時ころ、美味しいコーヒーを飲んでいる夢を見た。きっと良いコーヒーだったんだろう。眠れなくなったから・・・」
VDM(Vie de Merde)より