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30ユーロで晩ご飯163 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今週の2月2日はキリスト教の聖燭祭の日で、フランスではクレープを食べる日。地域に寄っては別のものを食べるところもあるようですが・・・。

 そこで今回はクレープでチャレンジしてもらいます。

 では、スタート!

Paris_Kerlouan.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年1月29日に放送)動画が見られない場合はこちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはブルターニュ地方でクレープリーを営業しているカトリーヌさん。見惚れるくらいの手際のよさでクレープを作っています。何しろこの道30年。

 では早速30ユーロを渡して材料をそろえていただきましょう。

 まずは小麦とそば粉の製造所に向かいます。ここで、小麦粉、そば粉、栗粉を2ユーロで購入。残りは28ユーロ。

 次は、搾りたての牛乳とクレソンを一束購入。これが2ユーロで残りは26ユーロ。

 残りの材料は市場で入手します。乳製品のお店で、玉子、生クリーム、バターを購入。合計で6.20ユーロ。残りは19.80ユーロ。

 次は魚屋さんにやってきました。何を買うかと言えば、帆立貝。クレソンのムースと一緒に食べると美味しいらしい。帆立貝4つで7.88ユーロ、残りは11.92ユーロ。

 さらに八百屋さんで昔の品種の野菜をいくつか購入。これが3.40ユーロで残りは8.52ユーロ。

 加工肉のお店でブーダンノワール(豚の血で作られたソーセージ)を購入。これが3.30ユーロで残りが5.22ユーロ。

 最後は食料品店でりんごとりんごジュースと砂糖を4.55ユーロで購入。

 予算をほぼ使い切りました。では厨房で調理の開始!

 まずは生地作り。

 ボールに玉子をよく溶いて牛乳を少々と砂糖を加えたら、最後に小麦粉を投入。ある程度混ざったところで、さらに牛乳とりんごジュースを加えよく混ぜ合わせたら、常温で1時間ほど休ませます。

 もう一つ、そば粉の生地も用意します。カトリーヌさん、手で生地を練ってました。出来上がった生地でガレットを作ったら、帆立貝の殻にかぶせて形を整えレンジでチン。水分の抜けたガレットがパリパリになりました。ここにクレソンのムースとさっと焼いたホタテ貝をのせたら前菜の出来上がり。

 次はメイン料理。

 ガレットを焼いたらブーダンノワール、白人参のピュレ、クレソン、りんごのスライスをのせて出来上がり。クレソンをあんなふうに盛り付けるのは面白いですね。

 最後はデザート。

 先ほど休ませておいた生地でクレープを焼きます。お皿に取ったら塩バターキャラメルソースを垂らして出来上がり。ソースがケルトのシンボルマークになってました。


******* フランス人のつぶやき *******

「本日は私の誕生日。夫と娘が朝食にクレープを作ってくれた。で、食べ終わると二人はリビングでおしゃべり。私はテーブルを片付け、お皿洗いをして、こぼれた生地を拭いて・・・あと片付け[バッド(下向き矢印)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末は炭鉱地帯で [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス北部の元炭鉱地帯を旅します。パリからその中心地ランス(Lens)までは高速列車で1時間20分ほど。

 では出発!

Paris_BassinMinier.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年1月22日に放送)動画が見られない場合はこちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 スニーカーで坂を登る旅人。ここは炭鉱につきもののボタ山。地上186メートルの頂上からは360度の眺めを楽しむことができます。

 下山して最初に訪ねたのが炭鉱歴史センター(青印)。かつて40年に渡って石炭が掘り出されていた場所です。

 まずはヘルメットを装着してガイドのステファヌさんと一緒に中に入ってみましょう。かつての作業の様子が再現されています。どうやら大人がつるはしで石炭を掘り出し、それを子どもたちが拾って箱に集めていたようです。

 ここから30キロほどのところにあるランスの街に、面白い料理を食べさせてくれるお店があるそうなので行ってみましょう。それがこのお店(オレンジ印)。インテリアは炭鉱に因んだもので飾られています。

 当然、料理も炭鉱に因んだもの。地元産のチーズ ”マロワル” に溶き玉子を絡めて黒いパン粉をまぶし油であげます。そうすると、まるで石炭のよう!石炭にナイフを入れてみると、とろけたチーズがとろりと出てきます。チコリと一緒に食べたら美味しそう。しかし、黒いパン粉はどうやって作るのか???イカスミ???

 お腹がいっぱいになったら、夜のランスを散策してみましょう。人通りの少ない通りの向こうから突然にぎやかな声が聞こえてきます。ここはスポーツバー。どうやらランスにはサッカーのクラブチームがあるようで、この方々はそのサポーター。ワールドカップなみに熱い応援です。

 しかし、オミクロン株感染拡大の真っ最中にマスクもしないでこの有様。感染拡大するのも当たり前。しょうがないなあ〜。

 さて、翌日は美術鑑賞から始めましょう(赤印)。ランスにルーブル美術館の別館があるとは知りませんでした。今は12ユーロでピカソの作品を堪能することができます。

 一方、宿泊はちょっと変わった場所にしました(緑印)。ここは炭鉱で働く人たちの家族が暮らすために、19世紀中頃に作られた団地です。なぜにこんな名前がつけられているかというと、団地内にある通りに、アンペアなど電気にまつわる名前がつけられているかららしい。ここも一種の民泊みたいなところ。

 広々としたお部屋でくつろいだら、スキーをしに出かけましょう。こんなところに雪山があるのか?と思ったら、なにやら人工的なスキー場になっていました(水色印)。全長320メートルのゲレンデは様々なスキーを楽しむことができます。どうも特殊な繊維を使って作られたスキー場のようです。

 最後は、もう一度空からボタ山を眺めて旅の終わりとなりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「この2年、有給休暇も取らずコロナに感染することもなく、やっとスキーに出かけようとした日の前日に、陽性になってしまった[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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食べ物の色 [トピックニュース]

 PCR検査を増やして(無症状者も含めた大規模検査)、本当に感染者を抑えることができるんだろうか?

 あれだけの数の検査をしているのにフランスは未だにオミクロン感染は増加の一途でピークにも達していない。しかも3回目ワクチン接種も日本より進んでいる。

 日本ならPCR検査を増やして感染者を抑えることができるってこと???そんなのありえる???

 検査で陽性者と陰性者を隔離して感染を防ぐってことは、要するにシラミツブシってことでしょ。現実問題、難しい、というのがわが家の結論となった。

 さて、昨日は空の色でしたが、今日は食べ物の色についてのお話。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年1月28日に放送)動画が見られない場合はこちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 食欲を増進させるような色の商品がずらりと並ぶスーパーの商品棚。しかし、この色は本来の食べ物の色なんでしょうか?

 「タラマの色は何色かご存ですか?」

 皆さん、口を揃えて、ピンク!とおっしゃっていますが、本当はこんな色をしています。因みにタラマとは魚卵のディップのこと。パンに付けて食べると美味しい!

 こちらはスリミ。日本ではカニカマですが、フランスではスリミと呼ばれているらしい。もちろん、このオレンジ色が本物じゃないことは日本人なら皆知ってます。

 そしてこれは干しアプリコット。これも本物はこんな色。

 ええっ、こんな色!!食べる気しないなあ〜。

 黄色がかったバニラアイスは生クリームと牛乳だから本来なら白いはず。

 さらに注目したいのは、ハム。ピンク色のハムとそうでもないハムを並べて調査を開始。

 「どっちが食べたいですか?」

 「こっちのピンク色のですね」と若い女性。

 「こっち。ピンク色で高級そうだし、切りたての豚って感じがするから」と男の子。

 最後はこちらの男性もピンク色をお選びになりました。それを知ってか、スーパーに置いてあるハムはどれもきれいなピンク色です。

 「人々に豚はピンク色、故にハムもピンク色という思い込みがあるため、それに合わせてメーカーは、本物とは違っていてもピンク色にするわけです」と専門家。

 色の付け方は様々ですが、スリミはパプリカ、タラマはカーマイン、バニラアイスにはカロテノイドが使われています。

 これらは自然の色ですが、中には化学染料を使っているものもあるとか。特にこのピンク色のハム。長年食べ続けていると身体に害を及ぼすとかで、商品棚からぼちぼち姿を消しているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、生まれてはじめて肩の上まで髪をカットしてカラーリングした。父の反応は『なにか変わったことでも?』母の反応は『あんた、なんでそんなことしたの?!』[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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ピンクと紫の夕焼け [トピックニュース]

 3回目のワクチン接種は4月になってからと思っていたら、2月上旬に接種券が送られてくるらしい。そうすると、またかかりつけの病院で予約して接種することになる。

 1回目の接種直後は、そのうち目の前の景色がゲシュタルト崩壊を起こしてぶっ倒れるんじゃないかと思ったけど何事もなく、2回目はちょっと余裕で接種してもらった。3回目は接種してもらったら安心する。ワクチンはファイザー製。

 さて本日は、レユニオン島のちょっと変わった空の色を紹介します。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年1月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 夕暮れ時の空。ピンクと紫に覆われ、この世のものとも思えません。

 この写真、フォトショップなどで編集されたものではなく、実際にレユニオン島で撮影されたもの。

 島ではこれまでこのような空を見た人は誰もいません。

 この数日、空を見上げるとこのピンクから紫へのグラデーションがあらわれます。普通の空のようでも視線を上に向けるとやっぱりそこはピンクと紫。

 「こんな色に染まった空は今まで見たことがありません」

 「人工的に色をつけたんじゃないかと思うくらいです」

 ときには燃えるような赤になることもあるとか。北部の丘の上にある家々は真っ赤です。

 その理由は、上空の灰とガスが太陽の光に反応したため。

 灰とガス???そう、あのトンガの火山噴火の影響だとか。

 その時の灰とガスが風にのって、トンガから12,000キロも離れたレユニオン島に流れてきたのだそうです。

 その中には有害な二酸化硫黄が含まれているらしい。但し、濃度は低く地上から3キロのはるか上空を飛んでいるため、人体への影響はないそうです。

 いずれにしてもレユニオン島ではしばらくこのピンクと紫の空が続くそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「結婚式に呼ばれたので、新しく用意したグレーのスーツを着て紫のネクタイを締めて出席した。すると仲間に『お前、いつから国鉄の職員になったんだ?』と言われた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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老舗の雑貨屋さん [アルザス地方]

 昨日、買い物のついでに、梅はどうなったかなと公園を横切ったところ、開花が始まっていた。

 一週間後くらいには1分咲きくらいにはなっているような・・・。

 しかし、毎年開催されてきた梅まつりは今年も中止のようだ。2年続きの中止。こちらは買い物に出れば毎日でも見られるから特に困ることはないけど、お祭りがないとなると寂しい。

 さて、本日はフランスでも古い雑貨屋さんの一つを訪ねてみましょう。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年1月26日に放送)動画が見られない場合はこちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 日々の暮らしに欠かせない様々な日用品を各種取り揃えているのが雑貨屋さん。店内には所狭しと様々な商品が並べられています。

 「これは面白いですね。こうやると、玉子の頭の部分だけをカットできるんです」と女性。

 役に立つかどうかは別にして、面白いからプレゼントにするのはいいかもしれません。

 昔、フランスのホテルにこれと似たような器具が置いてあって、朝食の半熟卵を頭の部分だけカットしようとしたら失敗して、そこら中に飛び散った記憶がある。お掃除の人にごめんなさいと言ったら、大丈夫よ、あなたひとりじゃないからと言われたのだった。

 それはともかく、ここは今から154年前にオープンした雑貨屋さんDROGUERIE DU CYGNE。

 「ブラシにピーラーなど、ここにはなんでもありますよ」と男性。

 そしてリーズナブルな値段も雑貨屋さんの特徴です。

 ディアヌさんはつい最近、母親からお店を引き継いだばかり。値上げをしなくても利益は確保する、そんな方法を模索中です。例えば、消費しやすい商品は値段を据え置きにしてリピートで買ってもらう。

 そして、150年以上というお店の歴史も後押ししてくれます。

 「長年に取引を続けていると有利な額で仕入れることができる商品があるんです」とディアヌさん。

 こういう雑貨屋さんはふらっと入って見るだけでも楽しめますね。見ているうちに面白いものがみつかったりします。

 これは例のチューブ入のものを最後までキレイに使い切る道具。雑貨屋さんならではの商品でした。


******* フランス人のつぶやき *******

「私は、心配性でなかなか寝付いてくれない男の子のパパ。子供と話しているうちに理由が分かってきた。それは、ママが学校に迎えに行く途中、いつも雑貨店に寄って来るから遅れるらしい・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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礼拝堂としいたけ [ペイ・ドゥ・ラ・ロワール地方]

 ここまで感染が広がると身近なところに感染者や濃厚接触者が現れるから、なんとなく身の危険を感じる。

 状況が好転して人が気を許して自由を謳歌し始めると必ず始まる感染拡大。人間の社会を壊すために現れた悪魔みたいなウイルス。いらいらっとする。

 いらいらっとしても逆に免疫力を落とすだけ。平常心で暮らしていくしかない。

 さて、フランス西部の都市ナントにこんな礼拝堂があるそうです。

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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 礼拝堂の柱から天使が見ているのは、しいたけ。

 ここはナントの中心部にある19世紀の礼拝堂。カミーユさん(28才)は、ここでしいたけの栽培をはじめました。

 「19世紀にはすぐ隣にで暮らしていた修道女たちが祈りの場所として使っていましたが、経済状態が思わしくなくなり私企業に売却され学校になる予定でした」とカミーユさん。

 しかし学校はできず、最終的にナント市が買い上げたものの、これと行った計画もなく空き家状態が続いていました。

 そこで、しいたけ栽培のために借りたのがカミーユさんとその仲間たち。礼拝堂の中は気温が一定できのこの栽培には理想的な場所でした。

 そして近所の人たちが買いに来るようになりました。

 「うちのアパートからここの様子が見えるんですよ。食べてみたら美味しかったの」と女性。

 また、一週間に2回は小売店に納品することになっています。

 こちらはマノンさんの食料品店。数ヶ月くらい前にオープンしました。1キロで14ユーロということは、100グラムで1.4ユーロ。約190円。

 さらにレストランにも納品しています。

 「うちから200メートルほどで近いんですよ」とお店の方。

 そして礼拝堂は、毎週金曜日にはプチ市場に変身。街のあちこちからお客さんがやってきます。

 静まり返っていた空き家がにぎやかになりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、脚立に登ってキノコを収穫した。うちではバスルームの天井に定期的にキノコがはえる」

VDM(Vie de Merde)より



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30ユーロで晩ご飯162 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、なんとカリブ海のサン・マルタン島へ飛びます。チャレンジしてくれるのは地元の料理人とフランスのシェフ・エトワレ。どんな料理をつくってくれるんでしょうか?

 では、スタート!

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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 おお、カリブのビーチ!

 ビーチ沿いにリゾート施設が並んでいますが、こちらがマルセイユのシェフ・エトワレのミシェルさん、そしてこちらがアンティル諸島で一番優秀な料理人ジミーさんです。

 さっそく30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 食料品は90%が輸入。ということは高くてとても30ユーロでは無理。となると地元の食材を使うしかありません。

 まず訪ねたのは農場。なんだか見たこともないような実がなっています。パパイヤ、バナナ、りんご、カキ、唐辛子、その他、香りのする野菜を購入。これが全部で10ユーロ。残りは20ユーロ。

 次は牧場にやって来ました。なんだかカリブとは思えないこの風景。ここには鶏もいます。

 というわけで、鶏を一羽購入。さらにベリーの実も購入。これが合計で15ユーロで残りは5ユーロ。

 ビーチ沿いのお店の厨房にやってきました。カリブのお店のキッチンだけあって、オーシャンビュー。

 購入した食材を並べて調理の開始!

 因みに、残った5ユーロのうち4ユーロは香辛料を買うのに使ったようです。

 まずは前菜から。

 バナナの皮を向き、スライサーで千切りにしたらさっと火を通します。ココナッツミルク、辛くない唐辛子、刻んだハーブを加え、出来上がったのがリゾット。緑はバジルソース、黄色いのは焼いたカキ。

 次はメインの鶏料理。

 胸肉をフライパンで焼きます。そしてこの見たこともないような実を使います。皮を剥くとこんな感じ。これに、野菜とハーブで作ったブイヨンを加え、ペースト状にします。これを胸肉の焼き汁に加えてソースを作ったら、千切りにしたパパイヤに絡ませ、焼いた胸肉にのせてできあがり。

 最後は、デザート。

 小さいですがこれはりんご。半分に切ったら砂糖をまぶしてフライパンでキャラメリゼするまで焼きます。透明の液体はラム酒???そこにバニラビーンズと、レモンの代わりのスターフルーツの絞り汁を加えます。こうしてできたのがこちらのデザート。

 島の食材を使ってフランス料理が完成しました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、熱帯植物の栽培と環境保全について8年の勉学に勤しみ博士号を取得。で、就職先で就いた部署が、パリのアパート地域の現状調査だった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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ルミナリオス [スペイン]

 わが家ではテレビを見ながら「感染拡大が止まりません、って言うなよ。感染拡大が続いています、って言えよ。車みたいにブレーキ踏みゃあ止まるってもんじゃないだから」とぼやいている。

 東京の新規感染者が1万人を超えたが、まだしばらくは増加が続きそうだ。ニュースを見ていると自分が感染したわけでもないのに感染したような気分になってくるからイヤだ。

 それはともかく、日曜日恒例の週末旅は放送がなかったのでお休みです。

 今回はスペインの小さな村の伝統行事を見てみましょう。

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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 炎の中を走り抜ける馬たち。普通は怖がって暴れるところですが、躊躇なく炎の中へ入って行きます。

 こうして炎で清められ、一年間健康で過ごせるらしい。何世紀にも渡って継承されてきた伝統の行事です。

 そう言えば、日本にも焚き火の上を歩いて無病息災というようなのがありますね。

 「他にはない伝統です。私は父から教わりながら5才か6才の頃から馬に乗っています」と女性騎手。

 考えてみると、騎手だって危険を顧みず馬と一緒に炎の中を走りけるのですから勇気が要ります。

 このルミナリオスと呼ばれる伝統の火くぐりが行われるようになったのは17世紀のこと。

 当時、伝染病で馬たちが次々と死んでいき、その亡骸を火で焼くことで伝染病を終息させることができたとか。

 そのため、炎が巻き上げる煙は救いと考えられるようになりました。

 映像をよく見てみると、どうも一箇所ではなくあちこちでやってるようです。

 「住民にとっては特別なお祭りなんです。他にはない素晴らしいお祭りだと思います」と女性。

 昨年はコロナで中止になりましたが、今年は無事に開催されました。

 「続けていくことが大切です。そうしないと伝統が消えてしまいますからね」と男性。

 炎の中をものともせず走り抜ける馬は、事前にトレーニングを受けているそうです。

 動物愛護団体からの抗議の声に騎手たちは、炎の中を通るのは数秒だけ、馬にとって危険でも苦痛でもないとおっしゃっているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、私の愛馬は、障害競技に出場した。私を乗せずに・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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フランスで最も美しい木 [フランスのお宝]

 今週月曜日の夕方、ジムからの帰り道、暗くなった空を見上げると雲に隠れていた月が顔を出し始めた。

 丸くて煌々と輝くお月さま。今日は満月?と思っていたら、火曜日の夜8時頃が本物の満月だったらしい。

 それにしてもきれいな月だった・・・。

 それはさておき、本日は長い歴史を持つ木のお話。

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 今年、「フランスで最も美しい木」に輝いたのがこの木。栗の木です。

 ここに植えられたのはフランス国王ルイ14世の時代。330年も前のことです。

 幹のシワがすごいですね。それよりもっとすごいのは、傷つけられながらもそれに順応しながら生き抜いてきたこと。

 「この木は、病や嵐など様々なストレスを受けながらも折り合いをつけながら成長してきたんです」と専門家。

 古い写真を見ると、人々はこの木の枝を切って生活に利用していたようです。

 枝張りは18メートル。そして今も伸び続けているとか。新緑の頃にはこんな姿に変わります。

 現在、この木を中心にして630軒の家が立ち並んでいますが、18世紀のこの界隈には350本もの栗の木が植えられていました。栗園みたいなところですね。

 「私にとってあの木は永続性のシンボルです。様々な自然の変化を乗り越えて300年以上もあそこで生きてきたんですからね」と男性。

 家の窓を開けると毎日必ずこの木が見えるというのはどんな気分なんだろう?

 「私は子供の頃にあの辺りをよじ登ってましたよ」と別の男性。

 「あらゆる世代の人々がこの木の下に集まって栗の実を拾っていました」と女性。

 やっぱり実がなるんですねえ。人々に恵みを与えてくれる栗の木。実りの秋にはこんな姿に、そして雪の降る冬はこんな姿になります。

 「よそからやって来た人は平気で木の枝を折る傾向がありますが、今回、この賞を受賞したことで、粗末にしてはいけないとはっきり言えるようになりました」と町の保存協会の会長さん。

 逞しくておおらかで慈愛に満ちた栗の木でした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、2メートルほどの木の枝に登って降りてこられなくなったネコを助けようと木によじ登っていると、結局、ネコは自力で降りてきて、今度は僕が降りられなくなった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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フォンデュイッチ [フランスのグルメ]

 オミクロン株感染拡大の続くイタリアで、最近FFP2のマスクが機動隊員に配布された。そのマスクの色が鮮やかなピンクだったため驚いた隊員が、こんな色では任務の遂行できない!ピンクはキャンセルして青か黒のマスクに替えてくれと言い出した。

 この思わぬ要求に当局は、このマスクは高価なもので、隊員はこれをつけるべしと真っ向から拒否。現在、政府の対応待ちになっているそうだ。

 そんな中、学校教師連盟が、ピンクなら我々には丁度いい。要らないならこっちに回してくれ!喜んで使わせていただくと言い出したとか。これで一件落着となるのか・・・。

 さて本日もグルメのお話。

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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 雪のちらつく冬の寒い日には、こんな温かいものが食べたくなるかも。

 それがこのフォンデュイッチ。フォンデュとサンドイッチをあわせてフォンデュイッチ。あれは鍋で食べるしかないなと思っていたら、歩きながら食べられるらしい。

 「超美味しいです」と糸引きチーズを食べる男性。

 芯を抜いたバゲットにソフトクリームのようにフォンデュが入っていきます。

 「ここに1キロのチーズをいれると、中で溶けて適量のワインが混ざり合う仕組みになっています」

 こりゃ本物のフォンデュですね。発明したのはこの黒いマスクの男性フレデリックさん。この手の技術者ではなく、普通のチーズ屋さんです。

 ひっきりなしにお客さんが来ますねえ。お値段は7ユーロ。

 「これは普通にレストランで食べる一皿よりもずっと良いですよ」

 あれ、子供も食べているということは、ワインを入れないパターンもあるのかも。

 そもそものきっかけになったのは10年前のある夏の日のこと。お客さんに試食で出したところ、評判が良かったそうです。

 それで最初に作ったのがこの試作品。いかにも機械という感じですが、今のは随分と洗練されてますね。

 チーズは、コンテ、ムール・ドゥ・サヴォワ、グリュイエールを使っています。四季を通じてどこででも食べられるフォンデュイッチ。

 フレデリックさん、すでに国内のフランチャイズで7箇所に展開しているそうです。そしてアルプスを超えて、アメリカ、ロシア、カタールなどからオファーが来ているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、子どもたちに自分でサンドイッチを作って、それぞれ名前を書いておくのよと言ったら、、パンにマーカーで名前を書いていた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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