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すみれの花 [トピックニュース]

 プーチンがああで、ウクライナがこの有様では、「30ユーロで予算内に収まりました、では厨房で調理の開始!」の番組を放送する枠もなくなり、月曜日恒例の節約晩ご飯はお休みです。

 結局、ロシアのリーダーは20世紀初頭から何も変わってない気がする。邪魔者は消す、歯向かうものは力でねじ伏せる。時代錯誤も甚だしい。こんな事がまかり通って良いはずがない。

 平和な生活を突然失い、爆弾の音に怯える人たちを見ていると胸が締め付けられる。このような状況は一刻も早く終わらせなくてはならない。

 一方、NATOといえば、確かトランプ時代にアメリカはNATOから手を引くみたいなことを言ってなかったっけ?あれはどうなったんだろう?

 そんなこと言うなら、欧州は自分たちだけでなんとかするさ、みたいな話になっていたような気が・・・。

 どっちにしても変なのが大統領になるとろくなことがない。

 それはさておき、本日は紫色の小さな花のお話。

Paris_Toulouse.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年2月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 フランス南部の都市トゥルーズのシンボルがこのすみれの花。育てるのが難しいらしく、栽培する農家は多くない。

 そんな中、この花を料理に使うシェフは増えているとか。

 こちらはすみれの栽培者。ジャケットもすみれ色。1960年代、600軒の農家ですみれが栽培され、世界中に輸出されていたそうです。時代の流れとともに栽培しやすい花に取って代わられてしまいました。

 その流れに逆光するかのように料理に使い始めたシェフの数は増えたのです。特にミシュランの星を獲得しているシェフの間でよく使われているそうです。

 ティエリーさんもその中の一人。なんにすみれを使っているかというと、デザートのティラミス。花の他にシロップ、砂糖、さらに砂糖で固めたすみれの花びらを使います。

 ボールに玉子の黄身、すみれの砂糖を入れよくかき混ぜます。そこにマスカルポーネ、生クリームを加え、すみれのシロップを垂らしてふんわりと混ぜ合わせます。味を見て満足そうなシェフ。

 器にすみれの花びら、シロップ、ビスケットを入れ、チョコレート入りの生クリームをのせ、砕いたヘーゼルナッツと砂糖で固めたすみれの花びらを散らして、先ほど作ったすみれのマスカルポーネをのせチョコレートパウダーをふりかけたら、冷蔵庫で2時間ほど休ませます。

 最後はすみれの花びらを飾って出来上がり。なんともゴージャスなティラミス。どんなお味なのか気になります。


******* フランス人のつぶやき *******

「いつもテレビのお料理番組を食い入るように見ている6歳になる娘が言った。『今日は、ビーフストロガノフの自家製フェットチーネ添えとデザートはすみれのマカロンにしてね』[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はレ・ボージュで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末。

 今回はフランスアルプスの一角をなすレ・ボージュ山岳地帯を旅します。地図でみると北にアヌシー、東にアルベールヴィル、西にエクス=レ=バンのある山岳地帯です。

 パリからは車で6時間弱。列車ならアヌシーまでTGVで3時間40分ほど。そこからバスを乗り継いで山岳地帯へ。

 今回はワイルドな旅になりそうです。では出発!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年2月19日に放送)動画が見られない場合はこちらをクリック。

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 断崖絶壁の続く山々。フルスクリーンで見るとかなりの迫力。地上だけでなく地下にも大自然が広がっているようです。

 まずは雪道を犬ぞりで走ってみましょう。料金は50ユーロ。おお、かなりのスピードで走り抜けていきます。のんびり走れば美しい雪山の風景を楽しむこともできます。

 次はチーズの生産者を訪ねます(青印)。トムと呼ばれるハードタイプのチーズを作っています。熟成させるとこんな具合になります。カビが全体を覆っています。想像していたよりは小ぶり。

 試食もできますが、隣のレストランでしっかり頂いてみましょう。チーズがとろりととろけたこの料理、マトゥイユ(matouille)と言うそうです。ジャガイモやパンにつけて食べたら美味しそう。

 さて、お腹が一杯になったら、お城の見学にでかけましょう(赤印)。崖の上に作られた大きな城塞です。建てられたのは10世紀頃。アルプスへの通行をここで見張っていたようです。塔から見える山々は中世の頃から変わっていないかもしれません。

 今から150年前に今の所有者のご先祖が廃墟になっていた城を再建したのだそうです。お城の見学は9ユーロ。中世を思う存分味わうことができます。

 次は少し変わったところに行ってみましょう。そこは山の中にある洞窟。この手の空洞はレ・ボージュ地方で1600箇所もあるそうですが、中でもここは最大だそうです。見学の途中では軽い食事もできます。ワインで乾杯!

 あちこち見て回った後は、なんとここにテントを張って一泊するそうです。お供はコウモリたち。料金は一泊で150ユーロ。熟睡できるのかな・・・。

 翌朝は地上に戻ってこんな工房を訪ねました(緑印)。木製の食器を作っています。丸いのは水筒。面白いものを作ってますね。

 さて最後は宇宙を堪能しましょう。レ・ボージュには天体観測マニアが数多くいるそうです。ボランティアの方が星の歴史や見方を教えてくれるそうです。料金は15ユーロ。

 今回は自然を思い切り満喫できる旅となりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「私の彼は26歳。博士課程の3年目で論文を書いている。ある時マンモスのフィギュアを買ってきてほしいと言う。なにやら研究室の冷凍庫の中に作った氷の洞窟に加えたいそうだ[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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南仏のミモザ [コート・ダジュール地方]

 フランスのTVニュースは、ロシアのウクライナ侵攻一色で全滅・・・と思っていたら、こんな明るい話題がありました。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年2月22日に放送)動画が見られない場合はこちらをクリック。

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 えっ、まさかこれは夏の映像???

 いや、やっぱり冬の映像でした。ミモザがこれだけ咲いているということは冬ですね。

 南仏は冬でも日差しがあって、山を登ると暑さでひと汗かいてしまうかもしれません。

 こちらの方々はミモザ見物にやってきた観光客の皆さま。

 19世紀にオーストラリアから南仏にやってきたミモザ。青い空に浮かぶ黄色の紙吹雪のよう。

 農園で育てられているミモザもありますが、ここにあるのは野生のミモザ。栽培されていた場所から飛び出して自然の中で繁殖を遂げたようです。植物の生命力ってすごい。

 町の市場へ行ってみると、花屋を経営しているダニエルさんがミモザを無料で配っていました。

 「うちに咲いてたミモザですよ。皆に配ると喜ばれるので、私も嬉しくなるんですよ」

 ミモザの帽子が似合ってますね。

 確かに皆さん、ミモザの花を手に幸せそうです。うちにも一つ欲しいくらい。

 町は14日間に渡って続くミモザ週間の真っ最中。

 ケーキ屋さんに行ってみるとミモザのケーキが並んでいます。厨房で作り方を見せてもらいました。

 タルトの中には生クリームとキャラメリゼしたピーナッツが入っています。オレンジ花水で香りをつけるそうです。周りにまぶしているのはアーモンド。

 早速、試食している方がいらっしゃいました。ちょっと食べにくそう。でも、美味しいそうです。

 この2週間をすぎると花はおしまいになってしまうそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、花瓶の近くで口笛を吹いていたら、そこを飛び回っていたミツバチ一匹を吸い込みそうになった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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雪のアート [トピックニュース]

 今週末あたりから、少し春めいてくるらしいけど、本日は雪のアートのお話。

 とは言っても、彫刻ではありません。たった一人で広大な雪面に図形を描いていきます。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年2月23日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはフランスアルプスにあるスキー場近くの雪山。標高は2000メートルほど。

 こちらの男性、スノーラケットを履いてひたすら歩き続けています。

 ただ歩いているのではありません。雪面にこの模様を描くために計算しながら歩いているのです。しかもたった一人で。

 上から見るとこんな図形が浮かび上がります。

 作品を描いているのは英国人のサイモン・ベックさん。専門は地図製作。10年以上も前から雪面に作品を描くようになったそうです。

 まずは場所選びから始まります。

 「ここは平で良いですね。この下に川は流れていませんから上を歩いても安全です」

 右手にポータブルの羅針盤のようなものをもって歩いていきます。

 ひたすら5時間ほど歩くと、こんな模様ができあがります。かなりの重労働。普通に道路を歩くのとはわけが違います。

 「足跡の一つ一つに影ができています。これが絵に質感をもたらしているんです」とサイモンさん。

 こうして世界中の雪山に行っては作品を残してきました。その数370点ほど。

 うあ〜、これは美しい。さらにジグソーパズルのような作品もあります。とても雪面に描いたとは思えない。

 そしてこれもサイモンさんの作品です。レースのようですね。ミステリーサークルのような作品もあります。

 しかし、作品はいずれは消えてなくなります。特に温暖化の影響もあります。

 「一緒にがんばりましょうよ。そうしないと雪がなくなっていまいます」

 サイモンさんが制作に励んでいる場所の向こう側では、スキーを楽しむ人たちの姿が見えていました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、私を最初にダウンさせるのは、新型コロナか、それともアナと雪の女王の歌を金切り声で歌っている4才になるウチの娘か・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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豚の放牧? [地方の小さなできごと]

 今年の2月22日は相当すごい日だったようだ。

 同じ数字が6つ並ぶのは300年に一度しかやってこないらしい。

 さらに、日本式の日付の並びだと”2022.02.22”になるが、フランス式なら”22.02.2022”。 なんと左右対称!

 そんなことにも気づかず、スーパー猫の日だあ〜とかなんとか言いながらヘラヘラしてた。何か大切なものを置き忘れてしまったような気がしてくる。

 それはともかくとして、今回は豚くんたちのお話。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年2月22日に放送)動画が見られない場合はこちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここは地中海沿いの小さな町マリニャンヌ(Marignane)。黒豚くんたちがのんびりと車道を渡っていきます。車はこの動物たちが渡り終えるのをじっと待ちます。

 この辺りは牧草地帯ではなく工場地帯。動物が暮らすような場所ではありません。

 物珍しさもあって毎日ここにきては眺めている近隣の人たちもいます。

 「まさかこれは夢をみてるんじゃないかと思ったよ。でもかわいいじゃないか」と男性。

 「私は動物が好きだから楽しいわ」と女性。

 写真におさめるドライバーもいます。

 しかし、なぜにこんなところにこれだけの数の豚がいるのか・・・。

 ある自動車関連の製品を作る工場が、最初は10匹ほどの豚を森で放し飼いにしていたとか。

 それが問題になり、柵を作ってその中で飼い始めた。そうしたら繁殖して数がどんどん増えていったらしい。

 そのうち柵に取り付けられた鍵を壊す不届き者がいて、豚が外に飛び出し、毎日のように放し飼い状態になってしまうのだそうです。

 禁止されているにも関わらず豚に餌を与える人もいて、車の事故にも繋がりかねないため、市が対策に乗り出しました。

 まずは個体数を増やさないために雄豚の避妊手術を実施することになっています。

 これで安心というわけですが、その費用がなんと一匹当たり200ユーロ!

 全て市が負担することになっているそうです。やれやれですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、誰かが金庫の鍵を壊して、私の豚のぬいぐるみ3体を盗んでいった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯166 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、フランス産チーズのサン=ネクテールを使った料理で地元のシェフがチャレンジしてくれます。

 ではスタート!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年2月19日に放送)動画が見られない場合はこちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがシェフのパトリックさん。では30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 前菜からデザートまで、サン=ネクテールを使って作ってもらいます。このチーズ、様々な食材と相性がいいそうです。

 まずやってきたのが魚屋さん。ここで前菜用の牡蠣12個を購入。合計で9.95ユーロ、残りは20.05ユーロ。

 次はお肉屋さんにやってきました。メイン料理に使う鶏の胸肉を購入。これが7.50ユーロで残りが12.55ユーロ。

 そして八百屋さんでは、しわしわのキャベツ、ネギ、さつまいもを購入。これが3.94ユーロで残りが8.61ユーロ。

 そして今回の主役、チーズを忘れてはいけません。これがサン=ネクテール。牛乳から作られたセミハードタイプのチーズです。今回は殺菌乳のものにしました。合わせて生クリームも購入。これが合計で7.90ユーロ。

 これでお買い物は終了です。手元には0.71ユーロが残って予算内に収まりました。では調理の開始!

 まずは、ネギとキャベツを千切りにします。ネギをバターで炒めたら、牡蠣を10分ほどオーブンに入れ、焼き上がったら殻を開けます。生のままより火を通したほうが開けやすいらしい。ここに炒めてトロトロになったネギとスライスしたチーズをのせてもう一度オーブンに入れて焼きます。これで前菜の出来上がり。海の幸と山の幸の合体でした。

 次はメインの鶏料理。

 まずエスプレット産の唐辛子をふり、パセリとチーズをのせてラップでロール巻きにします。これを10分茹でてラップから取り出しスライス。ああ、この作り方ですか。一度、自分でもやってみたいと思いながら未だやったことがない。付け合せのキャベツと一緒にお皿に盛り付け、サン=ネクテールのソースをかけたら出来上がり。

 最後はデザートのパンナコッタ。

 鍋で暖めた牛乳と生クリームに、サン=ネクテールを加えて溶かしながら混ぜ合わせます。さつまいものピュレと一緒にお皿に盛り付け、ビスケットを添えたら出来上がり。

 う〜ん、どれも美味しそう。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、せっかく帆立貝の料理を作ったのに、妻が食べようとしない。その理由は、料理の鉄人が作ったのと見かけが全然違うからだそうだ [ちっ(怒った顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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水上の花合戦2022 [コート・ダジュール地方]

 日曜日恒例の週末旅は、以前の再放送だったのでお休みです。

 ちなみにどこを旅したかと言えば、ドイツのブレーメン。2020年2月の放送を今また再放送するとは・・・。興味のある方は以前の記事を→こちら。まだ見られるようです。

 さて、オミクロンでざわざわしているうちに2月も一週間あまりで終わる。

 テレビの長期予報によると、2月末からは例年より暖かい日が続き、3月にはかなり暖かくなるらしい。

 冬もこの時期になると春が待ち遠しくなる。そんな時、フランスで開催されるのがカーニバル。

 コート・ダジュールの海辺の町では花で一杯のボートが水上をパレードします。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年2月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ボーダー柄のTシャツにカンカン帽。なんかこれだけで愉快な気分になってきます。

 ボートを飾っていた花が観客席に向かって投げられています。ボートの主のローランさん、全部のお花をお客さんにプレゼントしてすっからかんになってしまいました。

 このボート、ポワンチュ(pointu)と呼ばれる伝統のボート。カーニバルの日にはこんな具合にお花でいっぱいになります。

 国内だけでなくお隣のイタリアからも取り寄せたミモザは全部で800キロにもなるそうです。

 観客が手を伸ばして待っているのを見ると、一緒になってお花を投げたくなってきます。

 おお、桟橋にはカーニバルのサンダーもいるようです。

 ものすごい数のミモザを集めた子もいます。両手がふさがってちゃんと持って帰れるのか心配になりますが、問題ないとか。

 そしてこちらのご夫妻もこんなすてきな花束になるくらい集めました。

 「プロヴァンスの花はいい香りがして幸せを感じます」とマダム。

 こちらの男性は彼女にプレゼントするそうです。

 もう一ヶ月もすれば春がやってきます。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、彼女にお礼を言われた。バレンタインに花束をもらったらしい。問題は、僕が贈ったんじゃないこと[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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叩きリンゴ [フランスのグルメ]

 オミクロン株感染拡大で、しばらく自宅から半径1.5キロ以内のバブルの中をウロウロするだけだったが、来週からは以前の生活に戻り、週一だけだがバブルの外に出ることになりそうだ。

 なんだか4月のワクチン接種の前に飲み薬が有効になって、ワクチン接種は不要!なんてことにならないかな。

 それはともかく、フランスのロワール川渓谷と言えばお城ですが、こんな隠れた特産品もあります。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年2月17日に放送)動画が見られない場合はこちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 岩を掘って作られた住居があちこちにあるロワール地方。その特産品は今から150年も前から作られてきました。

 それが、これ。なんだかクッキーのおへそを軽く叩いてる感じですが、これはクッキーではなくリンゴ。

 もちろんここまで来るには長い道のりがあります。まずは皮をむきます。そして24時間、乾燥機に入れて水分を飛ばします。

 干し柿ならぬ干しリンゴ。水分が抜けて小さくなったリンゴの真ん中を軽く叩くとドーナツみたいになります。

 この伝統の叩きリンゴが長く継承されていくように作られたのがこの岩の中に作られたミュージアム。ここにくれば叩きリンゴのすべてがわかります。

 1870年、害虫フィロキセラで壊滅的な打撃を受けたワイン農家が、次にたどり着いた産業がこの叩きリンゴだったそうです。

 リンゴを乾燥させるのに使われた竈には、害虫にやられてしまったぶどうの木の根が使われたそうです。

 しかし、その30年後には害虫に強いブドウの木が農家の間に広まりワインが復活します。それと同時に叩きリンゴは姿を見かけなくなってしまいました。

 なるほど、そういうわけだったのか。絶滅危惧種になりかけてたんですね。

 その復活を願って活動が続けられています。

 叩きリンゴは長期間の保存が可能で、しかも場所を取らずに保存できます。

 「平だから場所を取りませんね。ロワール川を行き交う船の食料に丁度いいですよ」と見学者。

 見学の最後には試食の時間もあります。そのままでは固くて食べられそうもありませんが、煮ると柔らかくなるようです。

 皆さん、美味しいと満足のようでした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、りんごを収穫する仕事をみつけた。しかし問題あり。なにしろ私の名前がイヴ。また皆にからかわれる・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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田舎の暮らしは・・・ [アルザス地方]

 楽しみにしていたスノームーン。夕方、ジムからの帰り道に見ようと思っていたのに考え事をしながら歩いていたらすっかり忘れてしまった。

 夜の10時過ぎになって思い出し、ベランダから空を見たら丸い月が出ていた。

 こうして見てみると月明かりってかなり明るい。人が狼に変わるのもわかる気がする。

 それはさておき、フランスのとある村の入り口には、こんな看板が立っているそうです。

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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 その看板がこれ。

 「この村には子供もいれば牛や雄鶏、それに狼だっています。鐘の音も鳴り響いてますよ。それが嫌なら、いま来た道にお戻りください」ってなことが書かれてあります。

 つまり、こんな田舎が気に入らないのなら、この村には来ないでください、というわけです。

 この看板、数週間前に設置されました。住人はこの看板に大賛成。

 「とてもいい看板だと思いますよ。この村の活動がさかんだということがよく分かりますからね」と女性。

 「地方の田舎なんだから当たり前のことですよ」と別の女性。

 こちらの男性が村長さん。看板を設置したご本人です。都会からやってきて、あれこれ苦情を申し立てるクレイマーにうんざりしてしまったとか。

 「都会にだって様々な制約がありますよね。それは田舎も同じです」と村長。

 都会からあまり来てほしくないのかと思いきや、そんなことはありません。新しく村に住んでくれるなら大歓迎だそうです。

 しかし、もしそうなら、村の暮らしに順応してもらわなくてはなりません。

 「確かに、ちょっと農場の匂いがきついかもしれません。でも、慣れればどうということはありませんよ」と男性。

 こちらの女性は教会のすぐ近くに住んでいて、毎日、鐘の音を聞いてすごしているそうです。慣れれば気にならなくなるらしい。

 そしてこちらは牛舎。さすがに匂いがきつそうな気がします。しかし、特に問題にはなってないらしい。

 面白いことに、この10年で村の人口は800人も増加したそうです。

 つべこべ文句を言わず、この村の暮らしに順応できた方々なんでしょうね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、都会から田舎に引っ越してきた。これでもう隣人に朝の6時半に起こされることはなくなった。と思ったら、やっぱり6時半に起こされた。今度は鳥の鳴き声で・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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缶入りワイン [フランスのグルメ]

 昨日、だいぶ明るくなってきた夕方の時間にジムから自宅へと向かいながら空を見上げると、丸い月が出ていた。

 これは満月か?と思ったら、満月はもう少し遅くて17日だそうだ。つまり明日。

 この満月、スノームーンというらしい。天気予報を調べてみたら一日晴天。これなら見られそうだ。ちょっと楽しみ。

 それはさておき、本日はワインのお話。

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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 様々なデザインの缶。中に入っているのはビールではなくワイン。私は飲んだことないけど、日本でもすでに販売されているらしい。

 ワイン大国のフランス人の皆さん、缶ワインはどうなんでしょう?

 「これはワイン?これも?」と、不審そうに訪ねる高齢の男性。

 こちらでは試飲が始まっていました。あのリングを引き上げて倒すと口が開いてワインが出てきます。

 ロゼワインですね。どうなんだろう?

 「フルーティーですね。変な味ではないですよ」と女性。

 米国や英国では、この手のワインがすでに大量に作られ販売されているそうです。フランスはどうもこれからのよう。

 ここは見本市の会場。生産者の方が缶入りワインを持ってやってきました。

 「これなら一人専用で飲むことができます」

 でもなんか今ひとつワインを飲んでる感じじゃないですね。とは言っても、春にはフランスのスーパーで販売が開始されるそうです。

 ターゲットは18才から24才くらいまでの若者。フランスは20才にならなくてもアルコールが飲めるらしい。飲めるのは条件付きですが16才から。

 それはともかく、事前のリサーチによるとその10人に8人が試してみたいといっているとか。

 お値段は2ユーロから10ユーロほど。リーズナブルな値段で気軽に飲めるワインということでしょうか。

 こちらはワイン専門店の方。瓶にコルクの伝統的ワインから缶ワインに乗り換え???

 「フルーティーですね。特に味に問題はなさそうですよ」

 瓶から缶に変わるというわけではなく、飲み分けるということかもしれません。但し、缶ワインの保存期間は5年が限度。缶の中で熟成ということはできないようです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、いたずらで彼女の炭酸水の入った缶を揺すって驚かせてやろうとした。彼女がすでに缶を空けているとも知らず・・・[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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