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フランスのパスタN [フランスのグルメ]

 買い物のついでに公園を横切ったら、桜の花の軸が地面を埋め尽くしていた。

 今年の桜は長もちしたけど、シーズンは終わりを告げ、つつじの季節がはじまりそうだ。

 それはさておき、本日もフランスのパスタ料理のお話。今日はニースで生まれたブレットのニョッキです。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年4月5日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 プレットのニョッキと言えば、地元の人たちは、にやにやしちゃうんだそうです。それには理由がありました。

 「このニョッキには別名があるんです。それが ”メルダ・ディ・カン(merda di can)”。つまり ”犬の糞” なんです」

 ああ、それでにやにやしちゃうわけか。

 「でも、見た目は悪いですが、味はとびきり美味しいんですよ」とニース料理に詳しいアレックスさん。

 若きシェフが市場にやってきました。ニョッキの材料になる葉物野菜ブレットを購入。

 「ブレットは捨てるところはありません。全部食べられますよ」とお店の方。

 鍋にオリーブ油をひいてニンニクを炒めたら、ブレットとお湯を加えて蒸し焼きにします。これを生地と一緒にミンサーにかけます。

 ここからは玉子を加えて手でこねていきます。食べ物には見えないぐちゃぐちゃ感。ある程度の硬さになったら紐状に伸ばします。

 ニョッキを作るには毎朝この作業が欠かせません。根気が必要だとシェフがおっしゃってます。

 一口大に切ったら、さっと鍋で茹でます。茹で時間はたったの1分。あとはシンプルにゴルゴンゾーラソースかオリーブ油をかけていただきます。

 こちらは5世代に渡って一族が経営を続けている飲食店。ブレットのニョッキは定番のメニュー。

 これは牛肉の肉汁のソースを使ったニョッキ。先祖代々引き継がれてきた料理だそうです。

 「私の父も作ってました。祖母も曾祖母も作ってたんです」とシェフのヴィルジニーさん。

 一族の写真が壁に飾ってありました。気取らないで食べられる家庭料理が評判のお店です。

 「小さい頃から食べてます。このスペシャリテが大好きなんです」と女性客。

 「よく”メルダ・ディ・カン”ってどういう意味?と聞かれるんですが、ちょっと翻訳するのがねえ〜。でもそこがまた面白いところなんですよ」とヴィルジニーさん。

 「他にはない魅力的な味なんです」

 「ずっとずっと食べていられるくらい美味しいですよ」

 皆さん、大満足ですねえ。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、バスに乗っていると犬を連れたご婦人が乗り込んできた。僕が彼女に席をゆずると、彼女はそこに犬を座らせた [目][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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フランスのパスタD [フランスのグルメ]

 仏大統領選の2回目の投票は24日に行われるが、サルコジさんがマクロンに投票すると表明。

 さらに惨敗した共和党はル・ペンにだけは投票するなと言い出した。

 棄権する人もいるだろうからマクロンの得票が増えるかどうかは分からないとしても、まっとうに行けばマクロンの当選でしょうかね。

 さて、本日はドフィーネ地方のパスタ料理のお話。

Paris_Romans.jpg

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年4月6日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 イゼール川のほとりにあるこの町で生まれたのが、ドフィネのラビオリ。小ぶりでかわいい形をしています。

 このラビオリを発明したのがこちらの方、メール・モリーさん(モリーお母さん)。

 1900年、未亡人となったモリーさんが、カフェでお客に出したそうです。しかも初めてお持ち帰りも始めたとか。

 当時はこうして生地づくりからすべて手作りでした。中に詰める具は、パセリ、バター、フレッシュチーズ、コンテチーズ(少なくとも6ヶ月の熟成)。

 刻んだパセリはたっぷりのバターで火を通します。これにチーズを混ぜて生地に絞り出します。

 このラビオリ、IGP(地理的表示保護)のラベル付き。地元の人に愛され馴染みのある食べ物のようです。

 そしてここから、庶民的なものから洗練されたものまで様々な料理が生まれていきました。

 今回は、バターナッツのヴルテとのコラボ。カリカリに焼いた栗を砕いたものがトッピングされています。お値段は25ユーロ。ちょっと高い気がしますが、このお値段でこの料理はお得らしい。

 そしてこんなものも登場しています。ラビオリの自販機。

 年間500トンを製造販売しているそうです。半分は生で、半分は冷凍。

 これが様々な飲食店で使われているそうです。しかも冷凍。どうも冷凍だからこそ茹で上がりが美味しくなるらしい。

 茹でたラビオリに生クリームとチーズで作ったソースかけてオーブンで表面をこんがり焼いたら出来上がり。

 また、フィレステーキの付け合せにしても美味しく食べられるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、時間がなかったので夕食はインスタントのラビオリ。すると子どもたちが言った。『今までで一番美味しい!』[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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フランスのパスタS [フランスのグルメ]

 昼間は初夏のような陽気になる反面、夜はぐっと涼しくなる。油断できない。冬物の片付けは、やはりゴールデンウィーク中になりそうだ。

 さて、本日はサヴォワ地方のパスタ料理のお話。

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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 まだまだ雪の残るサヴォワ地方。遠くにアルプスの山々が見えます。

 そんな山間の町ムティエの食料品店で売られているのがクロゼ(crozet)と呼ばれるこのパスタ。400年ほど前にこの地で生まれました。

 作り方は、そば粉に玉子を混ぜてよくこねます。

 「そば粉を使うことで香ばしくなります」とシェフ。

 出来た生地を休ませた後に薄く伸ばしキューブ状に刻みます。このパスタ、持ち運びに便利なため羊飼いの常備食になっていたとか。

 さて、このパスタを使ってシェフがリゾットを作ってくれます。

 刻んだエシャロットを炒めたらパスタと白ワインを加えて火を通します。ここに、鶏を煮込んだときのスープを加えて煮込みます。

 こうして出来上リゾットはプール・オ・ポーと呼ばれる鶏の煮込み料理と一緒にいただきます。

 「とろっとしてとっても美味しいですよ」

 「このパスタは何世代にも渡って作り続けられてきました」

 一方、こちらのご夫婦は、60年代にこの町でクロゼを作って大成功を収めました。

 「始めは手で作っていたんです。年間で500キロほど近くになっていたと思います」

 そのうち追いつかなくなってこちらの機械を導入しました。これで年間で60トンの生産量になったそうです。一日中稼働している状態だったとか。現在は大手の企業が大量生産しているそうです。

 最後にもう一つクロゼを使った地元の料理を紹介しましょう。材料はパスタの他にベーコン、チーズ、生クリーム。

 ベーコンを炒めて、生クリームを入れた耐熱ザラに入れたらチーズをトッピングし20分ほどオーブンに入れて焼いたら出来上がり。

 どんなお味がするのか、一度たべてみたいものです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、5人の子育てて休む暇もない。おかげで、ボロネースソースに生のパスタを放り込んだかと思えば、パスタを茹でるつもりがスプーンを放り込んだり・・・てんやわんや[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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選挙ポスター掲示板 [地方の小さなできごと]

 元KGBでフランスに亡命している男が、プーチンについて色々話をしているらしい。

 この男はKGB時代プーチンと同期で、プーチンのことをよく知っているらしい。

 そいつによると、プーチンは大したことない凡庸な男だけど、強い人に取り入るのがうまかったそうだ。真偽の程は不明。

 さて、仏大統領選は5年前と同様にマクロン対ル・ペンの決戦投票となったが、フランスの地方ではこんなことが起きていたらしい。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年4月8日に放送)

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 こちらは選挙ポスターの掲示板。日本は木製だけど、フランスは金属。

 それはともかく、大統領選第一回目の投票の二日前だというのに、がら空き。かろうじて1枚貼ってあるような・・・。

 社会党から立候補したアンヌ・イダルゴ。パリ市長でもありますが、ボロ負けしました。

 ここはフランス中部のコレーズ県のとある町。選挙ポスターの掲示が忘れられてしまったとか。

 ええっ、そんなことがあるなんて驚き!

 「ポスターのあるなしで政治が変わるというわけでもないでしょうが、変化を起こすための小さな要素ではあります。非常に残念です」と町長さん。

 ということは、選挙ポスターを貼るのは町長さんの責任外???責任者っていったい誰?

 ポスターが貼られていなかったのはこの町だけではなく、他にもいくつかあるらしい。

 こちらはナーヴ村の掲示板。貼られてあるのはたった2枚だけ。地方の支持者の手で貼られたようです。

 しかし、このポスター貼り、2015年から民間企業France Affichage Plus(仏ポスター掲示プラスというような意味)が行うことになっています。そこがポスター貼りをさぼったからこうなってる?

 「県が自治体に費用として基金を出してくれたらこんなことにはならなかったんです」と地方議員。

 結局のところお金の問題かあ〜。

 この基金、申請すれば出してもらえたようです。つまりは市町村が県にその基金を申請し忘れたのが原因らしい。

 France Affichage Plusは自治体の97%をカバーしているといいますから、このままほおって置いたらいけないですねえ。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、うちのニャンが家からいなくなった。あちこち探してもみつからず。こうなったらポスターを作って貼るしかないとパソコンの前に座ったとたん、ニャンコの上に座ったことに気がついた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯170 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 本日は、フランス大統領選に因んで、エリゼ宮で3人の大統領に仕えた料理人がチャレンジしてくれます。

 では、スタート!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年4月9日に放送)動画が見られない場合はこちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらがその料理人のエリックさん。現在はパリで自分のレストランを開いています。

 では早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 まずは贔屓にしている街角の魚屋さんにやってきました。牡蠣8個とラングスティーヌ(エビ)を購入。これが12.25ユーロで残りは17.75ユーロ。

 これだけでこんなに使っちゃって大丈夫か?

 「ぜんぜん大丈夫ですよ」とシェフ。

 次はお肉屋さんにやってきました。メイン料理用に鶏の胸肉を2枚購入。これが7.47ユーロで残りが10.28ユーロ。

 次は八百屋さんです。デザート用にイチゴを購入。さらにジャガイモ、りんご、泥付きニンジン、ほうれん草を購入。これが合計で6.21ユーロ。残りは4.07ユーロ。

 最後はチーズ店でフロマージュ・ブランを購入。これが4.03ユーロで、ほぼ予算通りでお見事。では調理の開始!

  「国家元首の料理人を務めるというのは普通とは違いますよね?」

 「毎日、同じお客様に料理を出すということですからね。毎日、違った料理を出すようにしてましたよ」

 まずは前菜から。

 牡蠣の殻をはずしたら、リンゴで作ったジュレをのせます。粗塩にリキュールを加えて混ぜ合わせ、リンゴの千切りをのせた牡蠣と一緒にお皿に盛り付けます。カリカリのトーストをあしらったら出来上がり。あのシラク大統領が好きだった料理だそうです。

 次はメイン料理。

 ほうれん草とエビを胸肉でくるんだらラップのまま煮込みます。火が通ったら半分に切り分け、ジャガイモのピュレと一緒に盛り付けます。茹でてさっと炒めたニンジンを添えて煮汁と粗塩をかけたら完成。オランド大統領に好評だったそうです。

 最後はサルコジ大統領が好きだったデザート。

 イチゴをみじん切りにしたらフロマージュ・ブランに混ぜ合わせます。スライしたイチゴと一緒に器に盛り付けます。

  味よし、見た目良しのお食事になりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、友人が、とある大統領候補者に投票したらメールのやり取りはこれっきりにするぞ!と言ってきた。私が誰に投票するかもしらないくせに・・・[ちっ(怒った顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はディナールで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はブルターニュ地方の海辺の町ディナール(Dinard)を旅します。パリからは高速列車とボートを乗り継いで3時間ほど。

 ランス川の河口にあるディナールは、向かい側の有数の観光地サン=マロの影に隠れてしまいがちですが、楽しめるところは一杯あるようです。

 では出発!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年4月2日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック

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 旅の始まりはサン=マロの船着き場から。ここからボートに乗ってディナールに向かいます(青印)。往復で10ユーロ。所要時間は10分。

 「車で遠回りすることも駐車場の心配も不要。乗客の皆さんと一緒におしゃべりしながら短い旅を楽しめます」と船長さん。

 ディナールに上陸したらは海岸べりを散策してみましょう。この道はGR34という人気のハイキングコースになっています。

 鳥の目で見てみると複雑な海岸線がよくわかります。かつてこの辺りには税関があり、塩などの密輸を取り締まっていたらしい。こっそり積荷を船で運ぶのに適した地形ですもんね。

 それにしてもあの海にせり出した岩山に登ったら爽快でしょうねえ〜、などと思っていたら、こんな見事な家があちこちに建てられています(焦げ茶印)。1900年頃から英国の富裕層が別荘として建てたもの。当時は英国人の一大保養地だったようです。

 次はこちらの製造所に行ってみましょう(黄色印)。何を作っているかと言うと、シューシェンヌ(Chouchenn)と呼ばれるこの地方に古くから伝わる蒸留酒。水に混ぜているのは蜂蜜。

 「蜂蜜の糖分をイースト菌が食べてアルコールと二酸化炭素と変えてくれるんです」

 出来たアルコールは樽に詰められ、こちらの蔵で熟成されます。その期間は18ヶ月から50年のものまであるそうです。

 最後は試飲。オーナーによると、メロンと生ハムをお供に食前酒としていただくのがお勧めだそうです。お土産に一本購入。お値段は14ユーロ。

 そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(赤印)。ここは海岸沿いにあるキャンピンク場。泊まるのはこの小さなおうち。中に入ってみると、キッチンとリビング。ロフトに寝室がありました。一泊59ユーロ。オーシャンビューでこのお値段はお得ですね。

 翌朝はちょっと変わったところに行ってみましょう(緑印)。そこは発電所。潮の流れを利用したという珍しい発電所です。川には渦が出来ていますが、この下で発電が行われている証拠だそうです。

 ではその下を見学してみましょう。入場は無料。どうやらこのプロペラが潮の流れて回って電気を作り出すようです。ここで作り出した電気は225000世帯の電力消費を賄うことができるそうです。

 日曜日の昼下がり、旅の最後は、こちらのホテルのレストランで音楽と海の眺めを堪能しましょう(オレンジ印)。ステージの後ろには海。ホテルの建物はガラス張りで外の眺めを思い切り楽しめるようになってます。

 ここはブルターニュ地方でも最もエレガントな海岸と言われているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、4歳になるうちの息子がビーチでいたずらをやらかした。おばあちゃんのビキニのひも引っ張ったのだ。問題は、相手が彼のおばあちゃんじゃなかったこと[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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孤独のフリゲート [トピックニュース]

 京王井の頭線下北沢駅の新高架下に「ミカン下北」とかいう商業施設ができたというから、あの狭いところにどうやって作ったのかと見に行ってみた。

 なにもない!

 当たり前だ。そもそもそんなスペースはどこをどう見てもない。

 それで調べてみたら、駅の高架下ではなく、駅近くの高架下にできているらしい。

 紛らわしい書き方をするからおかしなことになる。情報は正確に!

 それはともかくとして、下北沢駅から13,000キロあまり離れた地中海の町セット(Sète)では、こんなことが起きていた。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年4月7日に放送)

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 海に浮かぶ帆船。船上にはロシアの国旗。18世紀にロシアの軍艦として使われていたフリゲートShtandart号のレプリカです。

 なぜにここにいるかと言えば、フリゲートが大集合するイベントに参加するはずが、一計を案じた県がこの船の参加を禁止してしまったのです。

 大きなトラブルに発展するのを避けたかったんでしょうけど、港に停泊することも出来ず海上に浮かんだままです。

 こちらはロシア人で船長のウラディミールさん。

 「大勢の人がロシアに反対しているのはよく理解できます。でも、この船は平和の船なんです。それを皆さんに知ってもらいたい。憎しみ合ったり、喧嘩したりしてはいけないんです」

 このフリゲート、これまで欧州各地でイベントに参加してきました。今回は、なんとか寄港を受け入れてくれた港に停泊することができたようです。

 ボランティアの乗組員は全員で16人。ロシア人、フランス人、ウクライナ人等々で構成されています。

 「全員が家族のようなものなんです。船に乗ってしまえば、国籍も宗教も肌の色も関係ありません。互いを信頼して船を動かして行くだけなんです」とウクライナ人の乗組員。

 この船が作られたのはサンクトペテルブルクですが、その後は民間の協会によって運営されており、国からはなんの補助金も出てはいません。

 さらに、この船のオーナーはオリガルヒでもないそうです。

 ちょっとこれは気の毒な状況ですね。でもあの国旗を見るとどうも不愉快な気分になってしまう。困ったことです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、友人たちと海にやってきた。のんびりビーチで寝転がっていると、自分たちの荷物が海の上をプカプカ浮いて遠ざかって行くのが見えた[がく~(落胆した顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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 [トピックニュース]

 やっとまた春の暖かさが戻ってきた。もう冬みたいな寒さにはならないだろうね?

 色々面倒なことになるから、冬には戻ってきて欲しくないですな。

 さて、本日は水のお話。

 大昔、初めてフランスに行ったとき、スーパーにペットボトルの水が大量に売られていて、それを皆さんがまとめ買いしているのを見てもの珍しかったことを覚えている。

 水道の水が使えないわけじゃないのに、結局、私も同じようにまとめ買いしてたっけ。

 現在のフランスの皆さん、水は相変わらずボトルのまとめ買いでしょうか?

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 一口に水と言っても色々です。水道水、ボトルに入ったミネラルウォーター、そして浄水器の水。

 「私は水は買いません。水道水を使ってますよ。味にも満足してます」と女性。

 「僕は、水道水をフィルターで濾過したものを使ってます。そうすればボトルの水を買わなくて済みますからね」と男性。

 「ボトルの水を買って使ってます。石灰分が少ないですし、澄んでてきれいだから」と女性。

 こちらはイングリットさんのお宅。お子さんが二人いらっしゃいます。水はこのフィルターで濾過したら、カラフに入れて飲むそうです。

 「水道水の味が好きじゃないんです。フィルターで濾過するとおいしい水が飲めます」

 かかる費用はと言えば、フィルターは1リットルあたり0.05ユーロ、水道水なら0.01ユーロ。さらに、ボトルの水は0.46ユーロと一気に上がります。

 費用の他にも色々な違いがあるようです。

 フランスの水道水は衛生をよく考えて提供されているので問題ありせんが、専門家によると農薬が混入している可能性も否定できないとか。

 ボトルの水については、細かな成分の表示は義務化されていないためはっきりとはわかりませんが、農薬、マイクロプラスチックが混入している可能性があるそうです。

 最後にフィルターによる濾過水ですが、エコでいいのですが、20時間以上、溜まった水放置しておかないほうがいいそうです。

 わが家はフィルター派。20時間も同じ水をためっぱなしにはしてないですね。この水で入れた紅茶やコーヒーはやっぱり美味しい!


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、スーパーで高いところにある商品を取ってもらおうと、通りすがりの男性に頼んだら、私の体ごと持ち上げて商品を取れるようにしてくれた[あせあせ(飛び散る汗)]

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礼拝堂を救え! [地方の小さなできごと]

 先日、ウクライナがひまわり油の一大産地だというのを知って、ひょっとして映画「ひまわり」はウクライナで撮影されたんじゃなかろうかと気になり調べたら、やはりそうだった。しかも、ひまわりは国花だそうだ。知らなかった・・・。

 映画「ひまわり」といえば、あの音楽とひまわり畑がすぐに頭に思い浮かぶ。また見たら絶対に泣く。

 戦争が生んだ悲しき愛の物語。とは言っても演歌みたいな映画じゃない。主人公たちはどこか冷静で、戦争とはこうものと言っているように見える。

 考えれば考えるほど、どこをどう掘り下げても、ロシアのウクライナ侵攻に理を見つけることはできない。

 それはさておき、本日は小さな村の壊れそうな礼拝堂のお話。

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 畑の真ん中にある小さな建物、これがその礼拝堂です。

 4人の子供を持つご夫婦が、数十年前から放置されたままになった礼拝堂を1ユーロで購入しました。

 なんのために購入したかと言えば、それは礼拝堂を守るため。しかし、全体の修復には約98,000ユーロ(日本円で1,300万円以上)がかかるとか。

 「私は子供の頃からずっとこの礼拝堂を見てきました」と奥様のアルメルさん。

 とりあえず、クラウドファンディングで集めた資金で屋根の修理が始まりました。なんと言っても雨と風から建物を守ることが最優先です。

 屋根ってこんなふうにして葺いていくんですね。作業を請け負った会社の方も参加できることを喜んでいるようです。

 鍵を開けて礼拝堂の中に入って見ましょう。

 19世紀に建てられた建物は、天井がこんな事になってました。今にもくずれそうです。祭壇の部分は汚れてはいるものの創りは美しいですね。

 「小さいですが、中はきれいです」と長女のアガトさん。

 確かにステンドグラスが美しい。しかし、この修復には53,000ユーロが必要です。

 こちらの年配の男性は、マイエンヌ県の文化財基金の有志の方。資金集めに協力してくれるらしい。

 「こんな小さな村の礼拝堂を修復するなんて、まあ普通じゃないですよ」と男性。

 小さな村の古い教会や礼拝堂の多くが放置されて廃墟になっているのかもしれません。

 しかし、この礼拝堂は違います。救おうとしている家族がいます。

 なにはともあれ資金を調達しなくてはなりません。こうして看板を作って、一般市民からの寄付を募ります。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、教会の入り口のところにいたホームレスにパンを分けてやった。しばらくして気がついた。それはホームレスではなく、教会から家族が出てくるのを待っていた父親だった」

VDM(Vie de Merde)より



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ワッフル対決 [ベルギー]

 月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったのでお休みです。

 さて、フランスとベルギーのグルメ対決と言えば、フライドポテト。しかし、それだけじゃあないらしい。こんなものが登場しました。

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 何かと言えば、これ、ワッフル(フランスではゴーフル)です。

 ここはベルギーのブルージュ。美味しいと評判のお店にやってきました。

 「お店には何回か来ましたが、毎回大満足ですよ」とフランス人。

 一方、同じくベルギーのこの飲食店ではワロン風とフランドル風の2種類のワッフルを出しています。

 南のワロン風がこちら。真四角で、軽くて周りがカリカリっとしてます。

 北のフランドル風は丸くて、中に砂糖が入っています。どちらが好みかはカップルでも分かれるところ。

 そんなベルギーのワッフルですが、フランス北部にはまた違ったタイプのワッフル(ゴーフル)があります。随分とスリム。

 「中に入っているクリームが美味しいのよ。これまでにないくらい美味しい」と女性客。

 作り方は、ブリオッシュ生地を伸ばして型に置き、両面を一気に焼き上げます。

 開くとピタパンみたいに膨らみます。2つに割って、バター、砂糖、バニラを混ぜ合わせたクリームをはさみます。

 更にフランスでは発展型も生まれてます。

 ワッフルと言えば甘いチョコレートソースをかけて食べるものというイメージがありますが、こちらの飲食店では、甘くないワッフル料理を創り出しました。

 まず生地にさつまいもを混ぜています。とは言っても全体には塩味。魚のタラとチーズのミモレットを組み合わせた前菜風の料理なのです。

 取材班も実際に食べて味を確かめてみました。これなら行けるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「夫は、浮気した時は必ず私のためにワッフルを焼いてくれるの。懺悔のつもりなんでしょう。だから全部食べちゃうの」

VDM(Vie de Merde)より


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