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週末はディナールで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はブルターニュ地方の海辺の町ディナール(Dinard)を旅します。パリからは高速列車とボートを乗り継いで3時間ほど。

 ランス川の河口にあるディナールは、向かい側の有数の観光地サン=マロの影に隠れてしまいがちですが、楽しめるところは一杯あるようです。

 では出発!

Paris_Dinard.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年4月2日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 旅の始まりはサン=マロの船着き場から。ここからボートに乗ってディナールに向かいます(青印)。往復で10ユーロ。所要時間は10分。

 「車で遠回りすることも駐車場の心配も不要。乗客の皆さんと一緒におしゃべりしながら短い旅を楽しめます」と船長さん。

 ディナールに上陸したらは海岸べりを散策してみましょう。この道はGR34という人気のハイキングコースになっています。

 鳥の目で見てみると複雑な海岸線がよくわかります。かつてこの辺りには税関があり、塩などの密輸を取り締まっていたらしい。こっそり積荷を船で運ぶのに適した地形ですもんね。

 それにしてもあの海にせり出した岩山に登ったら爽快でしょうねえ〜、などと思っていたら、こんな見事な家があちこちに建てられています(焦げ茶印)。1900年頃から英国の富裕層が別荘として建てたもの。当時は英国人の一大保養地だったようです。

 次はこちらの製造所に行ってみましょう(黄色印)。何を作っているかと言うと、シューシェンヌ(Chouchenn)と呼ばれるこの地方に古くから伝わる蒸留酒。水に混ぜているのは蜂蜜。

 「蜂蜜の糖分をイースト菌が食べてアルコールと二酸化炭素と変えてくれるんです」

 出来たアルコールは樽に詰められ、こちらの蔵で熟成されます。その期間は18ヶ月から50年のものまであるそうです。

 最後は試飲。オーナーによると、メロンと生ハムをお供に食前酒としていただくのがお勧めだそうです。お土産に一本購入。お値段は14ユーロ。

 そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(赤印)。ここは海岸沿いにあるキャンピンク場。泊まるのはこの小さなおうち。中に入ってみると、キッチンとリビング。ロフトに寝室がありました。一泊59ユーロ。オーシャンビューでこのお値段はお得ですね。

 翌朝はちょっと変わったところに行ってみましょう(緑印)。そこは発電所。潮の流れを利用したという珍しい発電所です。川には渦が出来ていますが、この下で発電が行われている証拠だそうです。

 ではその下を見学してみましょう。入場は無料。どうやらこのプロペラが潮の流れて回って電気を作り出すようです。ここで作り出した電気は225000世帯の電力消費を賄うことができるそうです。

 日曜日の昼下がり、旅の最後は、こちらのホテルのレストランで音楽と海の眺めを堪能しましょう(オレンジ印)。ステージの後ろには海。ホテルの建物はガラス張りで外の眺めを思い切り楽しめるようになってます。

 ここはブルターニュ地方でも最もエレガントな海岸と言われているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、4歳になるうちの息子がビーチでいたずらをやらかした。おばあちゃんのビキニのひも引っ張ったのだ。問題は、相手が彼のおばあちゃんじゃなかったこと[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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