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フランスのパスタS [フランスのグルメ]

 昼間は初夏のような陽気になる反面、夜はぐっと涼しくなる。油断できない。冬物の片付けは、やはりゴールデンウィーク中になりそうだ。

 さて、本日はサヴォワ地方のパスタ料理のお話。

Paris_Moutiers.jpg

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年4月7日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 まだまだ雪の残るサヴォワ地方。遠くにアルプスの山々が見えます。

 そんな山間の町ムティエの食料品店で売られているのがクロゼ(crozet)と呼ばれるこのパスタ。400年ほど前にこの地で生まれました。

 作り方は、そば粉に玉子を混ぜてよくこねます。

 「そば粉を使うことで香ばしくなります」とシェフ。

 出来た生地を休ませた後に薄く伸ばしキューブ状に刻みます。このパスタ、持ち運びに便利なため羊飼いの常備食になっていたとか。

 さて、このパスタを使ってシェフがリゾットを作ってくれます。

 刻んだエシャロットを炒めたらパスタと白ワインを加えて火を通します。ここに、鶏を煮込んだときのスープを加えて煮込みます。

 こうして出来上リゾットはプール・オ・ポーと呼ばれる鶏の煮込み料理と一緒にいただきます。

 「とろっとしてとっても美味しいですよ」

 「このパスタは何世代にも渡って作り続けられてきました」

 一方、こちらのご夫婦は、60年代にこの町でクロゼを作って大成功を収めました。

 「始めは手で作っていたんです。年間で500キロほど近くになっていたと思います」

 そのうち追いつかなくなってこちらの機械を導入しました。これで年間で60トンの生産量になったそうです。一日中稼働している状態だったとか。現在は大手の企業が大量生産しているそうです。

 最後にもう一つクロゼを使った地元の料理を紹介しましょう。材料はパスタの他にベーコン、チーズ、生クリーム。

 ベーコンを炒めて、生クリームを入れた耐熱ザラに入れたらチーズをトッピングし20分ほどオーブンに入れて焼いたら出来上がり。

 どんなお味がするのか、一度たべてみたいものです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、5人の子育てて休む暇もない。おかげで、ボロネースソースに生のパスタを放り込んだかと思えば、パスタを茹でるつもりがスプーンを放り込んだり・・・てんやわんや[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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