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週末はショーモンで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス北東部の都市ショーモン(Chaumont)を旅します。パリからは列車で3時間弱。一泊旅行なら気軽に行けそうなところです。

 では出発!

Paris_Chaumont.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年4月9日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 見事な高架橋(青印)。ショーモンを象徴する建造物です。

 1857年に作られたこの石造りの鉄橋は今も現役。とは言っても古い建造物ゆえ3年前から橋脚の補修が行われています。見学は諦めて街を散策してみることにしましょう。

 「中世時代、ここは城壁に囲まれた城塞都市でした」とガイドのアンさん。

 そして建物のあちこちに塔があるのも特徴です。こちらの建物、住居をできるだけ広くするために塔が外にはみ出しています。

 次は車で移動。やってきたのはシャルル・ド・ゴール記念館(赤印)。聞こえてきたのは1944年8月25日、フランスに戻ったド・ゴール将軍がパリ市庁舎前で行った演説。

 こちらはすぐ近くにある将軍の家。この家を購入して36年後の1970年に、将軍はその生涯を終えました。現在はご子孫がお住まいですが、一部を一般公開しているそうです。

 こちらは書斎。演説の草稿や回顧録を執筆したとか。窓からは15〜20キロ先まで見渡すことができます。

 一方、記念館の方は、将軍の政治の歴史を振り返ることができます。

 「僕が知っていることもありましたが、ここに来て初めて知ったこともありました」と青年。

 「フランスの近代史を復習するのにいい場所だと思いますよ」と年配の男性。

 そしてこちらは、将軍没後50周年のお祝いにマクロン夫人に贈呈されたハサミ。全体は→こちら

 ハサミ職人ファブリスさんの作品です。ファブリスさんの作り出すハサミには見事な装飾が施されています。すべて手作り。平らな金属がこんな美しいハサミに生まれ変わります。

 さて、そろそろお昼の時間です。やってきたのは・・・野原(緑印)。

 実はここには黒いダイヤが密かに育っていました。掘り出したのはこちらのワンちゃん。

 このご夫婦がトリュフ栽培に取り組んだのが8年前。実を結んだのは2年前のことでした。嬉しいことに、この農場ではフルメニューでトリュフ料理を食べさせてくれます。

 お腹いっぱいになったところで今晩の宿へと向かいましょう。ここはショーモンの旧市街地にある18世紀に建てられた家。階段を上がったところに素敵なお部屋がありました。一泊100ユーロで宿泊させてくれます。窓からの風景はタイムトリップした気分にさせてくれます。

 次は現代に戻りましょう。サポーターさんたちの熱い応援(水色印)。なんだか「ニッポン、チャチャチャ」に聞こえちゃう・・・。なんのスポーツかと思えば、バレーボールでした。フランスでも強豪の一つらしい。

 次は少し変わったところに行ってみましょう。この近代的な建物はグラフィックセンター(黄緑印)。19世紀後半、ある代議士が収集したポスターが展示されています。見学の最後はリトグラフの制作を体験することができます。出来た作品がこれ。いい思い出になりそう。

 最後は、ショーモンから15キロほど離れたところにある水車小屋にやってきました(紫印)。19世紀に作られたものですが、今でも立派に回り続け、110ボルトの電気を供給しているそうです。

 かつて鍛冶屋だったこの場所は、今では造花の工房になっています。ここで作られる造花はオートクチュールの有名店や劇場に納品されます。2008年には国から企業版人間国宝のような指定をうけているそうです。貴重なものなんですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、妹をテストしてみた。『シャルル・ド・ゴールってだあ〜れだ?』妹が言った。『アメリカ大統領!』[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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