自転車のピカソ [イギリス]
元KGBでプーチンと同僚だった男が、フランスでまたまたプーチンについて発言しているとか。
この男によると、プーチンがKGBで出世できなかった理由は、物事を楽観的に考える癖があったからだという。
そもそもKGBのスパイなら様々な状況を想定してプラン1、プラン2、プラン3などと緻密に考えて行動するものなんだろう。それで政治家に転向したのか???
それはともかく、本日はスポーツとアートの融合のお話。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年4月17日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらは英国のチェルトナムに住むサイクリストのアンソニーさん。別名を ”自転車のピカソ”というそうです。
一見したところ道路を走っているだけに見えますが、そうではありません。
「私は3人の顔を描いているところなんです。一人は帽子をかぶり、もう一人はメガネをかけています。今はちょうど真ん中の人物の髪を描いているところです」
こんな具合に走りながら地図上に線を描いていきます。もちろん道路にペンキを塗っているわけではありません。
走った跡をたどると、こんな具合に絵がかけるというわけです。これで約73キロを走ったことになるとか。時間にすると4時間45分。
「まず何を描くか計画を立てます。そして自転車にGPSをつけて計画通り走るんです」
曲がる時はGPSが音を鳴らして知らせてくれるらしい。
「人から変なやつだと思われてますが、子供みたいに夢中になってしまって、もうやめられないんです」
こちらはロンドンを中心に描いた雪だるま。全長142キロ。そしてこちらはクリスマスのトナカイ。他にも様々な肖像画を描きました。
それは国内だけにとどまりません。イタリアでも描きました。
本職は不動産コンサルタント。週末や休日にだけ絵描きに変身します。
まずはパソコンで地図を見ながら線を引いていきます。今回はアヒルの絵を描きました。その後はストリートビューで街の様子を詳細に調べます。
これはなかなか大変な作業ですが、やや地図オタクの私としては、その楽しさが少し理解できます。
こちらはアンソニーさんの奥様。
「”ペダルをこぐピカソ”って書いたジャージを着て走ったらいいと思うわ」
どうやら奥様も応援しているらしい。
アンソニーさん、昨年のクリスマスにはパリで絵を描く予定でしたが、悪天候で実現できなかったそうです。今年はそのリベンジを計画しているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「Googleマップによると、私の家は、私がビールを買ったお店の上にあるらしい」
VDM(Vie de Merde)より