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じゃがいも [フランスのグルメ]

 耳寄り情報をツイッターでつぶやいたら、2日ほどしてnice jobとかなんとかお知らせが来た。

 自分のつぶやきを見てみると、アクセス数が三桁になり驚き!大した数字じゃないだろうけど、私に取っては驚き。

 それはともかくとして、本日はじゃがいものお話。

 フランスは欧州で3番目にじゃがいもの生産が盛んな国だそうですが、ポテトチップスの大半は輸入に頼っているとか。なぜにこのような皮肉な現象が起きているのか・・・。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年4月24日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはじゃがいもの輸出業者。おお、すごい数のじゃがいも。

 「フランスのじゃがいもは質がいいから引っ張りだこなんですよ。自国で生産しながらもフランスのを輸入する国もあります。また地理的に有利という側面もあります」と業者。

 フランスで作られているじゃがいもの量が年間670万トン。このうちの300万トンが輸出されます。輸出先はスペイン、イタリア、オランダ、ベルギー。

 なんとフライドポテトのライバル国ベルギーには160万トンものじゃがいもが輸出されているそうです。フランスからこんな量を輸入しているとはつゆ知らず。

 しかし、なぜまたこのじゃがいもがポテトチップスになって国内市場に出ないのか?

 「業界もバカじゃないですからもっと生産者にアプローチできるのだったらやってますよ。仕組みの問題があります。それにフランスは近隣国に比べて基準が厳しいのです」

 その結果、ポテトチップスが国外からやってくることになります。お店の売り場に行ってみると色んな種類のが並んでます。しかし、パッケージのどこを見てもじゃがいもの生産国は書かれてありません。

 「”フランス人好みのチップス” などとフランス産のじゃがいもを思わせるようなコピーですが、それを証明するような表記はどこにもありません」

 ある調査によると、4人のうち3人までが高くてもいいからフランス産を買うつもりだと答えています。これに注目したのがこちらの企業。ここで作られたじゃがいもをチップスにして販売しています。一般のものに比べて倍の価格ですが、昨年の売上は30%増。

 「我々の目的は、顧客が満足できる良い商品を提供することです。良くなければ売れませんし、そうなれば我々もお金を稼ぐことはできません」

 今のところ市場全体の15%ほどにしかならないそうですが、これから増えていくのか・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、5才になる息子がお菓子が欲しいと言うので駄目だというと息子が言った。『僕はママみたいに大きなじゃがいもにはならないから大丈夫だよ』・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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