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仏伊米のアイスクリーム [トピックニュース]

 週末から月曜日にかけて暑い日が続いたせいで、まだ5月だというのに冷たい麦茶が飲みたくなった。用意がなかったので、仕方なく常温の水をごくごく飲んだ。急いで製氷皿に水を入れて冷凍庫に放り込んだ。

 今まで必要性を感じず、氷など作ってなかった。何ヶ月ぶりだろう???

 それはともかく、こんな暑さなので、本日は、フランス、イタリア、アメリカの冷たいデザートを見て回りましょう。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年5月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ははあ、歩きながらシャーベットをなめてます。ここはフランスの都市リヨン。

 「カシスの果実そのももの味がします。この手のシャーベットが大人気です」とリポーター。

 こちらのお店には順番を待つ人の長い列が出来ています。このシャーベットが作られているのがフランス南部のアルデッシュ県にあるこの工場。生のフルーツを使って本物の色と香りを再現しています。

 「弊社のアイスクリームやシャーベットには60〜70%の割合で生のフルーツが使われています」と工場の方。

 このお店では96種類あまりのフレイバーが用意されており、好きなものを組み合わせることができます。その中にはヤギのチーズやエスプレットの唐辛子などという変わり種もあるとか。

 一方、こちらはイタリア。ローマにあるこちらのお店では一日700キロものジェラートが販売されるそうです。驚き!

 30種類ほどのフレイバーがあるそうですが、糖分控えめ、脂肪分控えめだそうです。それにしても随分と気前の良い盛り方ですねえ〜。

 シャーベットはやはり生のフルーツと砂糖を加えて作るようです。重要なのは混ざり具合。それによって味が決まるようです。

 最後はアメリカ。この国には、1893年の日曜日に生まれた ”サンデー” と呼ばれる伝統のアイスクリームがあるそうです。作り方を教えていただきましょう。

 鍋にバターを溶かしブラウンシュガー加えてよく混ぜ合わせます。そこに生クリームを注ぎ入れます。

 「これがアメリカ伝統のアイスクリームですが、元の出どころは英国です」

 アメリカがまだ独立する前のことらしい。

 それはさておき、さきほどのドロドロは冷凍庫で冷やしかためられアイスクリームになります。これをボール型にしてお皿にもりつけ、チョコレートソースを垂らして、ホイップ・クリーム添え、さくらんぼをトッピングしたら出来上がり。

 「暑い夏の日やビーチで、よくこのサンデーを食べるんですよ」と男性。

 そうか、あのサンデーは英国からアメリカに、そして日本にやってきたってことかあ〜。


******* フランス人のつぶやき *******


「今日、失恋して高級アイスクリームをバカ食いした。親友がやってきて、私がひとさじ食べるたびに『0.50ユーロ!』と叫んだ[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯176 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、25年も前からロンドンでお店を出しているフランス人シェフがチャレンジしてくれます。

 お題は、イングリッシュ・ブレックファースト。これをベースにした料理でチャレンジしてくれます。

 では、スタート!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月28日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 英国と言えば、この朝食。B&Bに泊まった日の朝はベーコンの焼ける匂いで目が覚めたりします。今回はこの朝食をヒントに料理を作っていただきましょう。

 こちらが挑戦してくれるシェフのフランクさん。今回の予算は30ユーロではなく30ポンド。これで材料を揃えていただきましょう。

 やってきたのはオーガニックの食料品を販売しているスーパー。まずはソーセージ用に鶏肉を確保。豚肉より安価で調理しやすいそうです。生クリームと玉子も購入。これが合計で13.64ポンド。残りは16.36ポンド。

 さらに、豆の缶詰を購入。

 「英国人は豆をトマトケチャップで煮たのが大好きですよ」とシェフ。

 缶詰の濃縮トマトもつけて合計1.50ポンド、残りは14.86ポンド。

 さらに、ちょっと高いですがクロワッサンも購入。これが3.50ポンドで残りが11.63ポンド。

 次は野菜と果物。イチゴ、ニンジン、ブロッコリー、ミニトマト、マッシュルームを購入。これが全部で9.85ポンド。

 手元には1.51ポンドが残って予算内に収まりました。では調理の開始!

 まずは前菜のスープ。

 ブロッコリーを茹でたら少しお湯を加えてミキサーにかけます。これを器に盛り付け生クリームを加えたら出来上がり。

 次はメイン料理。

 トマトとマッシュルームにオイルをかけたら、鶏肉のソーセージにとりかかります。生クリームを加えながら鶏肉をミンチにします。これをラップにあけてロール巻きにします。ははあ、腸詰めではなくラップ詰め。これをブイヨンで茹でて、さきほどのトマトとマッシュルームと一緒にフライパンで炒めます。

 ここで登場したのがビートルズのアルバムジャケット。あるアーティストがこんなパロディ版を制作したそうです。道路は豆の煮込み料理でできてるようです。英国の伝統料理がここに全部つまっているらしい。

 シェフも豆料理を準備します。白いんげん豆、濃縮トマト、にんにく、タイムを鍋で煮込みます。クロワッサンを半分に切り、ポーチドエッグとソーセージをのせ、オランデーズソースをかけます。同じお皿にトマトとマッシュルームと豆料理をこんな具合に盛り合わせます。

 最後はデザート。

 メレンゲを砕いたら、ホイップした生クリームとイチゴを混ぜ合わせてミントを添えたらできあがり。普通ならメレンゲ、イチゴ、ホイップクリームを分けて盛り付けるところですが、この混ぜ混ぜ感が庶民的で良いですねえ〜。


******* フランス人のつぶやき *******


「今日、6才になる息子が朝食を作ると言って、クラコットをトースターに入れた。その直後、クラコットが火を吹いた。息子は一瞬ためらったものの水をぶっかけた。トースターよ、さようなら・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はラヴァルで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス西部の都市ラヴァル(Laval)を旅します。パリからは車または列車で2時間半ほど。

 では出発!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月21日に生放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 かつてラヴァルは、パリからブルターニュへ向かう人々が必ず立ち寄る都市でしたが、交通機関の発達で、今は素通りされることが多くなりました。しかし、見どころはたくさんあります。

 まずは街を流れるマイエンヌ川をカヤックで散策してみましょう。カヤッククラブがガイドツアーを提供しています。

 アーチの橋の下を過ぎると、中世の町並みが見えてきました。かつての繁栄ぶりが伺えます。14世紀頃から20世紀にかけてリネンの織物業が盛んだったそうです。

 次は陸に上がって、あちらに見えるラヴァル城に行ってみましょう(青印)。まずは階段で塔に上がってみます。ここは屋根を支えている木造の骨組み。屋根の重量を支えるのと同時に、城を敵から守るための役割も担っています。木材は13世紀からのものも残っているそうです。

 一方、お城では素朴派の画家の作品を鑑賞することができます。その中には、ラヴァル出身の画家アンリ・ルソーの作品もあるそうです。

 次は街の中を散策してみましょう。様々な時代の様々な様式の建物が並んでいます。その中には、こんな建物もあります(赤印)。ここは公衆浴場。1920年代につくられました。日本と違って全部が個室。壁はモザイク模様。シャワーかバスタブが設置されています。

 「当時、各家庭にお風呂がなかったので、このような施設が必要だったんです」と担当者。

 次はこちらの施設を見学しましょう。ここは牛乳博物館(グレー印)。牛乳にまつわる様々な道具や機器のコレクションが展示されています。

 今日は、小学生のグループが見学に来ていました。ここでは実際に牛乳からバターを作る体験もできます。もちろん最後は自分で作ったバターをパンに塗っていただきます。

 カロリー高めのおやつを食べた後は、自転車を借りてサイクリングにでかけましょう。マイエンヌ川の岸辺にある曳舟用の道がサイクリングロード。ここを北上します。

 このロード、全長が600キロもあり、大西洋側の都市ラ・ロシェルからノルマンディーまで続いているとか。

 その道沿いにあるのが今晩の宿(水色印)。水門番屋を改造して作られた宿です。一泊90ユーロ。大人6人と赤ちゃん1人が泊まれるそうです。

 翌朝は、南下してちょっと変わった場所に行ってみましょう。そこは芸術家ロベール・タタンが作った野外美術館(緑印)。個性的な彫刻が並んでいます。ラヴァル出身のタタンは、世界中を旅した後、ここでこの作品を作り上げました。

 「彼は5年間を南米ですごしました。北米にも行ってまして、ニューヨークには半年滞在しました」

 マヤ文明を思わせる彫刻の数々。中には日本の土偶のようなものもあります。

 確かにラヴァルは、思った以上に見応えのある都市でした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、お腹が空いて目が覚めた。シリアルの袋をみつけて牛乳と一緒に食べ始めた。なんだかちょっと味がしないなと思っていると、うちの人が起きてきて言った。『おい、なんで鳥のエサ食べてるんだ???』[がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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小さな村の名画 [アキテーヌ地方]

 先日、下北沢の井の頭線高架下に出来た商業施設「ミカン下北」で友人とお昼を食べた。

 あまりの様変わりにキョロキョロ。どこをどう変えるとこのようなものになるのか?前はどうなっていたんだっけ?何年も前からこの地域で暮らしているのにさっぱり思い出せない。

 仕方がないからGoogle Mapのストリートビューなど見ているうちにやっと思い出してきた。

 あそこはもともと土手で、その上に線路を引いて鉄道を通していたのだ。ゆえにあんな広い通りはそもそもなかった。数年前に橋にしたから下に空間が出来たために再開発となったわけだ。

 友人の話によると、駅前のだだ広い広場にはバス停ができるらしい。どのあたりの道を通って下北沢駅に発着するのやら・・・。

 それはさておき、本日は名画のお話。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月26日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここは人口1500人にも満たない小さな村。名画が展示されているのはこちらの教会です。

 ロマネスク風の素敵な教会の中に入ってみると、ここにありました。キリストの磔刑を描いた名画。400年ほど前にレンブラントの手によって描かれました。

 「見事な絵です」

 「サイズが小さいのでちょっと驚きました」

 この名画、19世紀初頭、この村出身のナポレオン軍の隊長がフランス北部ダンケルクで行われた競売で手にれたもの。当時は誰が描いたものかも知られていなかったそうです。

 その後、隊長が故郷の教区にこの絵を寄付し、最後には村の所有物となったのでした。

 1918年には文化財に指定されますが、レンブラントの作品だと分かったのは1959年のこと。ルーブルで修復を行っている最中に画家のサインがみつかったのでした。

 「以前ここにあった時は、自由に間近で鑑賞できたんです。ガラスのケースなどなかったですよ」

 6年ほど前にボルドーから戻ってきてからはセキュリティが厳しくなりました。

 「強化ガラスで覆っています。その重量は1トンにもなります」と村長さん。

 監視カメラも取り付けられました。何しろ、価格にすると数千万ユーロにもなる名画です。

 この名画、村の経済の活性化に一役買っています。

 「2年ほど前から絵を見たいと言って来る人たちが多くなりました」

 「絵を見に来た人たちがお店でコーヒーやビールを飲んだりするじゃないですか。うちにだってソーセージを買いにきますからね」

 放送のあった26日は、復活したキリストが天に召されたとされる日でした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、彼女と二人で引っ越してきたばかりの村を散策していると彼女が言った。『わあ〜、あれ見て!すごいお屋敷!』・・・あれは教会だよ」

VDM(Vie de Merde)より


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バスクのタロ [バスク地方]

 コロナ感染が始まって約2年あまり。そろそろ出口が見えてきたかな。

 中止を余儀なくされていた催し物が再開されるようなってきた。

 フランスのバスク地方ではこんなお祭りが2年ぶりに開催され、お祭りにつきもののこんな食べ物も活躍し始めました。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月23日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ダンスを楽しむ方々。楽しそう。なんのお祭りかと言えば、学校祭り。

 目的は学校の施設を拡充するための資金集め。毎年この時期に開かれるそうです。

 まだ春なのに夏祭りの様相。そこに登場したのがこれ、タロ(talo)。

 「チーズが入っていて、これほど美味しいものはないわねえ」

 「お祭りと言えばこれだね」

 とうもろこしの粉で作った薄焼きパン。バスク地方ではタロというそうです。この地域の特産品を中に挟んでくるっと丸めます。トルティーヤのバスク版?

 チーズとローストした豚肉が一切れ入っていたような・・・。ああ、これだあ〜。鉄板の上でジュウジュウ焼けてます。

 ヴァントレッシュ(ventrèshe)と呼ばれ、イタリアのパンチェッタに似ています。

 そのお肉がどこから来たかと言えば、こちらの山。体格の良いブタくんたちが放牧されています。

 キントア(Kintoa)という種類の豚だそうで、その数100頭ほど。

 蓄えられた脂肪がお肉に独特の風味をもたらしてくれるとか。バラ肉に大量の塩をまぶしたら、数ヶ月かけて乾燥させます。

 このヴァントレッシュを使ってタロをつくってくれるのが、こちらのレストランのシェフ。

 まずは生地づくりから始まります。使うのはバスク産のとうもろこし。この粉にハーブのブイヨンを加えて混ぜ合わせます。力仕事ですね。

 生地ができたら薄く伸ばして鉄板で焼きます。これにキントアの薄切りバラ肉と羊のチーズをのせ、最後にエスプレットの唐辛子をふりかけて出来上がり。

 「全部がバスク地方産の食材で作られている伝統料理なんです」とシェフ。

 コレステロール値がどっと上がりそうな料理ですが、美味しそう!


******* フランス人のつぶやき *******

「一年ほど前から大手のピッツァチェーンで働いている。客から『この肉は豚のどの部位だ?』と聞かれるのことはよくあるが、今日、『このベーコンは肉か、それとも野菜か?』と聞かれた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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購買力 [トピックニュース]

 中国で、コロナ感染対策として施設内やら道路やらに消毒剤のようなものを撒きまくってる映像がテレビに出てくるけど、あれって本当に効果的なんだろうかと疑問になってくる。

 日本やその他の国ではああいうのは見た覚えがない。そもそも噴霧している液体は一体何なんだろう???

 それはさておき、目下の問題はインフレによる物価の高騰。

 スーパーに行っても安い!と思えるものがなかなか見当たらない。家の在庫がなくなる前に安売りがあればその時に買い足しておこうとなどと持っていても、そもそも安売りが少ない。この状況、いつまで続くのやら・・・。

 フランスも状況は同じ。値上がりで人々の行動に変化が・・・。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年5月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはフランスの大型スーパー。

 「買い物袋に詰める量が以前より少なくなっているのは事実です」と女性。

 「あまり買い物しなくなりました。値上がりで予算がついていきませんよ」と男性。

 「以前よりよく考えて買い物をするようになりました」と高齢者。

 ある調査によれば、大型店での買い物は昨年に比べて6.8%減。

 消費者はブランドや値段をよく調べてから買い物するようになったとか。

 その影響か、リーズナブルな価格のプライベートブランドの売上は15.8増。全国的有名ブランドはといえば3.5%減となっています。

 「まずは価格を見ますね。なんでも値上がりですが、結局、値段しだいです」

 「同じ商品なら安い方を選びますね。例えば、オーガニックは高いから必然的にあまり買わなくなります」

 オーガニック製品を買わなくなる傾向は数字にも表れています。以前より11.5%減。

 フランスで買い控えが顕著だったのは今年の4月。専門家によると昨年の特殊な事情も考慮するべきと言います。

 「昨年の今頃は外出制限で家にいた人が多かったのですが、今年は外食する人が増えました。その分、食料品の購入が少なくなったんです」

 食料品が値上がり続けている間、値下がりしたものもあります。それがマスク。フランスはマスクの義務付けが解除された場面が増えたのでなおさらです。

 そう言えば、先日、近くの100均に行ったら、不織布マスクが30枚入100円で売られてたっけ。コロナ前に戻ったようです。

 コロナ禍直後、マスク不足で大変だった時期に、あのマスク、もっと買いだめしときゃ良かったと思ったもんでした。


******* フランス人のつぶやき *******

「私は会社で備品係を担当している。入社以来ずっとである。なにしろ、ポストイットを手に入れるためには誰に言えば良いか?としょっちゅう私に電話がかかってくる」

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯175 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、南仏のスパ・リゾート施設のレストランでシェフを務める料理人が挑戦してくれます。

 お題はタルト。前菜からデーザートまでタルトでお願いします。

 ではスタート。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月21日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 プロヴァンスの春らしいこの風景。こちらがチャレンジャーの料理人クリストフさん。早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 まずやってきたのは魚屋さん。前菜用にイワシを購入。これが3ユーロで残りが27ユーロ。

 どうやら前菜はピサラディエールになるようです。となるとオリーブも必要になります。こちらの店で調達。これが1ユーロで残りは26ユーロ。

 次はメイン料理用にチーズとひよこ豆の粉と玉子を購入。これが合計で5.20ユーロ。残りは20.80ユーロ。

 さらに八百屋さんで、アスバラガス、玉ねぎ、レモンを購入。これが全部で8ユーロ、残りは12.80ユーロ。

 市場をうろうろしていると、ちょうど良さそうな蜂蜜があったのでついでに購入。これが5ユーロ。残りは7.80ユーロ。

 最後はこちらのお店でデザート用にイチゴを購入。これが7ユーロで、わずかに0.80ユーロが残りセーフ。

 では厨房で調理の開始!

 まずは前菜のピサラディエール。

 玉ねぎをスライスしたら浅い鍋でカラメル状になるまで炒めます。焼いたパイ生地に玉ねぎをのせます。そこに三枚におろしたイワシとオリーブをのせて、160℃のオーブンに5分ほど入れます。最後にハーブを散らして出来上がり。

 次はメインのアスパラガスとパニスのガレット。

 パニス(Panisse)とは、ひよこ豆の粉で作った少し厚めのタルト。アスパラガスは蒸して切っておきます。ビネグレットソースにはあの蜂蜜を加えてよく混ぜ合わせます。そこにチーズのブルスとオリーブ油を加えて更によく混ぜ合わせクリーム状にします。フライパンで焼いて作ったパニスに、クリームとアスパラガスをのせます。なんと仕上がりはこうなりました。美しい!

 最後はデザート。

 レモン汁を混ぜたカスタードクリームを作ります。次にバターたっぷりの生地でクランブルを作ります。水と砂糖でシロップを作ったらメレンゲと混ぜ合わせます。これらを器に盛り付けていきます。一番下にクランブル、次にカスタードクリームとイチゴ、一番上にシロップ入のメレンゲを絞り出しライムをおろして散らします。どうやらメレンゲはバーナーで焦がすらしい。

 ではお庭のテーブルでいただきましょう。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、うちの奥さん、タルト・タタンを作ろうとしてリンゴをまっ黒焦げにしてしまった。テレビを見ながら作るからそういうことになる。しかも料理番組を・・・[ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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週末はインターラーケンで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はスイスのインターラーケンを旅します。パリからは列車で6時間あまり。

 では出発!

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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ターコイズブルーの2つの湖の間にあるインターラーケン。

 登山鉄道に乗ればアルプスの雪山を堪能することができます。勇気を出せばこんなスポーツも楽しめます。そしてこんなケーブルカーに乗れば高いところからゆっくりと街の眺望を味わうこともできます。

 まずは、ユングフラウ鉄道に乗ってアルプスへと向かいましょう(青印)。スイスの鉄道と言えばこの風景。しだいに標高が上がっていきます。全長9キロのトンネルを抜けるとユングフラウヨッホ駅に到着(赤印)。

 海抜3454メートルの欧州で最も高い位置にある駅です。料金は130ユーロと高額ですが、それだけの価値はあります。この展望台からの眺めはここでしか味わえません。人智を超えた風景の中で瞑想中の方もいらっしゃいます。

 そして、全長20キロのアレッチ氷河。深さは900メートルもあるそうです。中に入ると氷の世界。この地を訪れた記念として、こんな証明のスタンプも手に入れることができます。

 さて、地上に戻って観光を続けましょう。プリエンツ湖をフェリーで移動。到着したのはケーブルカー乗り場(緑印)。緑いっぱいの山にむかってケーブルカーで上っていきます。4分ほどで到着。

 湖から100メートルほどの高さですが、ここには14個もの滝があり、見学コースが設けられています。すごい迫力。

 そして、ここにあるのが4つ星ホテル(黄緑印)。スイスで最も美しいホテルの一つです。廃墟同然になっていたベルエポック時代のホテルが40年の歳月を経てこの姿に蘇りました。

 一泊してみたいところですが、予算オーバーでここには泊まることができません。そこでやってきたのがこちらのユースホステル。一泊45ユーロ。物価の高いスイスでこの額は有り難し。

 何度見ても美しいこの風景。翌朝はカヤックで湖を散策してみましょう(水色印)。先生が教えてくれるので初めてでも大丈夫。カヤックに乗るときはこうやって乗るのがいいそうです。氷河から流れ込む水は11℃。夏でも20℃に達しないとか。湖の水深は50メートルほど。

 「夏にはこの断崖から飛び込む人もいますよ」と先生。

 次はちょっと変わったところに行ってみましょう。ここはアルプホルンの製作工房(こげ茶印)。スイスに10ある工房のうちの一つ。

 「アルプホルンは祖国の一部なんです。そしてこの楽器を作れる職人はそうたくさんはいません」と職人。

 まずは最適な木材選びに始まり、最後は完璧なフォルムで終わります。では吹いて見ましょう。音が出ました!初めてにしては上々です。

 さて最後は、ボランティアの観光ガイドの方と一緒に、このケーブルカーに乗りましょう(黄色印)。上まであがると展望台に出ました(グレー印)。高所恐怖症には少々きつそうですが、ここからの眺めはまた格別です。

 ここにはレストランもあるようです(オレンジ印)。近くで山歩きを楽しんだら、ここで腹ごしらえです。スイスの郷土料理レシュティ。粗くおろしたジャガイモをフライパンで焼いたものですが、今回の料理にはチーズが入っているらしい。しかも、カリカリの厚切りベーコンがのってます。

 お腹も心も一杯になった週末旅でした。


******* フランス人のつぶやき *******

「仕事が終わってやっと週末だ。疲れ切ってトラムに乗り、ポケットにあったチケットのことをすっかり忘れて罰金を払わされた。乗り場に忘れてきたのは僕の脳みそだったあ〜[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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峠のあっちとこっち [トピックニュース]

 最近、AIGLEのサイトで短めの雨靴をあれこれ物色していたせいか、別の関係ないサイトを訪問するたびにAIGLEの広告が出てくるようになった。

 それで気がついたのだが、あそこは創業が1853年なんだそうだ。そのころの日本はまだ江戸時代。そんな頃から開業していたとは!

 AIGLE製のレインコートを長年愛用しているが、何かと便利だ。

 それはさておき、フランスとイタリアの国境にはこんな峠があるそうです。

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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 雪に覆われたプティ・サン・ベルナール峠。

 金曜日の朝、いつになく大勢の人たちが集まっています。

 峠には国境をまたぐ一本の道が通っています。どうやら国境の向こう側とこっち側で除雪車が雪を取り除きながら峠に向かって登ってきます。

 イタリア側で50メートル、フランス側で50メートルと少しずつ除雪して、いよいよ本日開通の日となりました。

 なるほど、そのお祝いで人が集まっているんですね。

 「国境があるから分かれていますが、皆、同じなんですよ。従兄弟みたいなもんです」と近くの住人。

 「同じ名前の家族だったり、同じ牛を飼っていたり、同じような伝統をもっていたりと、同じ山で暮らす似たもの同士なんです」と別の男性。

 除雪車がどんどん接近してきました。ここは標高2,188メートルのドッキング地点。

 峠を挟んだそれぞれの谷の集落で暮らす人たち100人ほどが集まって、その瞬間を見守ります。

 「ずっと閉鎖されたままの道路が開通するんですよ。せっかくの日ですから一緒に祝いたいんです」と、子供を肩車したお母さん。

 この地域で暮らす人たちは、国境に関係なく強い絆で結ばれていましたが、このところ交流が途絶えがちでした。

 「コロナのせいですよ。やっと元の生活に戻った気がします」

 ワインで乾杯する人もいれば、神父さまと一緒に祝う人たちもいます。

 そして、10年以上も前から一番にこの道を走るというサイクリストもいます。

 「お天気に恵まれてよかったですよ。電動アシストの自転車でやってくる人が大勢いるけど、私は完全人力ですよ(笑)」

 開通した道路を車やバイクも走っていきます。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日はものすごい積雪で、車5台に積もった雪を取り除いて初めて、自分の車が盗まれていたことに気がついた[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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5月の夏 [トピックニュース]

 外でのマスク着用が緩和されるようだが、なんとなく大丈夫なのか?と不安だ。

 確かにマスクは煩わしい。暑くなったらさらに煩わしい。

 しかし、どれぐらいの時間が経てばマスクなしの状態に順応できるようになるのだろう?

 それはさておき、フランスは、この時期にしては、ただならぬ暑さに見舞われているようです。

 各地の様子を覗いてみましょう。

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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 フランス南部の都市モンテリマール。

 この姿を見てもわかるように相当の暑さです。気温は33.8℃を記録しました。

 「もう5月じゃないですよ。8月ですよ」と女性。

 5月にしてこの暑さは厳しいですね。

 「天気が良いのはありがたいですが、干ばつの被害もちらほら出てきてるので心配です」と男性。

 暑さをしのぐために池で泳ぐ人たちもいます。しかし、どうやら水温も上昇しているらしい。

 次はフランス中西部のアングレーム。

 国際漫画祭が開催されることで日本でも馴染みのある都市ですが、皆さん、太陽の日差しを避けて歩いていきます。

 気温は32℃。例年より11℃も高い気温です。

 「4月の夜なんか気温は2℃でしたよ」

 「ここまで気温が上がると、皆、春と言うより夏服になってます」

 温暖化の影響じゃないかと将来を心配する人います。

 太陽の日差しが大聖堂に降り注いでいます。ここはフランス北部の都市ランス。

 今年に入ってからの日照時間は812時間。例年なら544時間ほど。かなりの増量。

 「ランスはそれほど日差しが多くないので、日陰があまりいないんですよ」

 こちらは女子大生。すでに真夏の装い。

 そしてカフェのテラスでくつろぐ方たちも同様です。

 フランスは日中と夜の温度差がかなり大きいようですが、この日の夜は20℃を下回ることはなかったようです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、健康上の問題で、その道に詳しいと評判の先生に診てもらいに行ってきた。2時間の道のりと80ユーロあまりの費用をかけて行ったのに、先生の一言で診療が終わった。『ああ、暑さのせいでしょう』[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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