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オレンジの花 [コート・ダジュール地方]

 元コナミが営業していた建物を別の会社がそっくりそのまま引き継いでジムをオープンさせた。つまり、全体に汚れを落として再利用したわけだ。

 わが家からは歩いて2分。ゆえに20分もかけて下北沢のジムに行く必要はなくなった。ひと安心。

 シモキタのジムまでは住宅街の路地をトボトボ歩いていくのだが、いつの頃からか、とあるお宅の窓の手すりに、黄色と青の二色旗が据え付けられているのを発見。雨風に打たれて色あせてきたけど、応援したくなる気持ちはよく分かる。

 さて本日は、香りのお話。コート・ダジュールの町ヴァロリス(Vallauris)で、オレンジの花の収穫が始まりました。

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下記のウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月17日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 楚々とした姿と香りの花。これがオレンジの花です。5月になると一斉に開花が始まります。

 こちらは栽培者のドミニクさん。先祖が植えたオレンジの木を大切にまもりながら、今も花を収穫しています。

 花はこうして人の手で一つ一つ丁寧に収穫されます。

 「去年の倍の収穫量です。重さにして70キロほどになります。かなりの量に思えますが、昔はトン単位だったそうです」

 こんな小さな花だけで数トンとは驚き。

 収穫された花は蒸留され、香りが抽出されます。そこから作られるのがオレンジのフレイバー水。

 様々な料理に使用されますが、その一つがフーガセットというパン。

 香水の町として知られるグラースにあるこのパン屋さんのスペシャリテです。

 およそ一世紀ほど前の先々代から受け継がれてきたというオレンジの花の香りのする甘いパン。

 「私達にとってフーガセットは、プルーストのマドレーヌみたいなものなんです」と女性。

 「この香りが好きなんですよ」と別の女性。

 オレンジフレイバー水はこの青い瓶に入れられ販売されています。

 需要に答えて、新しく木を植えて栽培する農家が増えているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、子どもたちのためにお菓子を作っていたら、オレンジ・フレイバー水と間違えてラム酒をいれてしまった[がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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羊の大移動2022 [ローヌ=アルプ地方]

 東京はこのところ雨続きで5月とは思えない涼しい日が続いている。天気図を見るとすぐ近くまで梅雨前線がやってきていてゾッとした。

 一方、フランスは逆に春を飛び越えて夏の暑さが続いており、30℃を超えた地域もあるらしい。

 そんな中、フランス・アルプスの麓では羊の大移動が始まりました。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月17日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 おお、羊の群れが向こうからやってきました。その数700匹ほど。

 この群れで25キロほどを移動するそうです。

 群れに飛び込んだらわふわふわして気持ちようさそう。道端には早くもあじさいの花が咲いています。

 「一年で最良の日だね。今日みたいに天気が良いとなおさらですよ」と男性。

 小さな村の大通りをいっぱいに埋めながら歩いて行きます。この光景、初めて見る人にとっても見慣れている人にとっても感動もの。

 「この眺め、大好きですよ。だから毎年見てるんです」と女性。

 700匹が一度に押し寄せたら車も八方塞がりで動けません。サイクリストは羊たちに道を譲ります。

 歩き始めて3時間ほどになりますが、予定通りの進み具合です。あれれ、子羊は疲れたのか、おじさまに抱かれながら前進です。

 とは言うものの人間も少々疲れました。それにお腹も空いてきました。休憩しましょう。飲み物もあれば軽食もあります。

 「朝の7時半に出発したので、かれこれ4時間歩きっぱなしです。しかも、暑いでしょ。ここでエネルギーを補給しないとね」と女性。

 リフレッシュしたところで、また出発です。

 700匹を引き連れるとなると一人や二人では無理。親戚も加わって約20人ほどで目的地に向かいます。

 羊を見守りながらおしゃべりにも花が咲きます。それも楽しみの一つ。

 結局、7時間歩いて、天然のエサが一杯の牧草地に到着。黄色い花が春らしいですね。

 「これがサヴォワ地方ですよ。大移動は何年も前から続けられてきたこの地方の伝統ですよ」と高齢の男性。

 羊たちはここで半年ほど過ごすことになります。


******* フランス人のつぶやき *******

「うちの息子、だいぶ前から部屋に掃除機をかけていない。ベッドの下に潜り込んだ猫が、出てくる時には羊になっている[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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パリで一番美味しいバゲット2022 [パリ]

 元KGBでプーチンと同僚だった男が言うように、プーチンは楽観的な憶測だけで進軍し、プランBやプランCを考えていなかったらしい。お粗末。

 それはともかくとして、毎年恒例の、パリで一番美味しいバゲットの発表がありました。

 今年は15区にあるこちらのパン屋さんです。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月13日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 お店に行ってみると・・・こちらのコーナーにそのバゲットがありました。

 これを作っているのがパン職人のダミアンさん、34才。

 「私はノルマンディの田舎で育ちました。朝起きれば回りは山や森。今は大都会のパリにいて、別人になってしまいましたよ。パン職人というのは面白い職業です。この手だけですごいものを作り出すことができるんですからね」

 今年は135本のバゲットの中から、ダミアンさんのバゲットが選ばれました。

 ここのは縦に一直線で切れ目が入っています。これまで見てきたのは斜めに数カ所というのが多かったような・・・。

 ここでは一日に600本を製造し、一本1.10ユーロで販売しています。

 パリで一番美味しいバゲットに選ばれたと聞いて、ご近所の皆さんもうれしそう。

 「選ばれたからって驚きませんよ。だって、ここは前からずっと美味しいですからね」と女性。

 その場で試食してみせるお客様もいらっしゃいました。

 「このパンは気遣いと愛で作られてますからとても美味しいです(笑)」と男性客。

 選考に残るための条件は、一本が264〜314グラム、長さが55〜70センチ。この時点が57本のバゲットが失格となりました。

 そして切ったときの中身が蜂の巣状になっていることも重要です。

 「クリーム色でふっくらとしていて、丁度いいくらいに生地が発酵していたことが分かります」

 これにバターを塗って食べたらおいしいそう!

 実は昨年、ダミアンさんの作るクロワッサンが、イル・ド・フランスでもっとも美味しいクロワッサンに選ばれていました。

 そして今年はバゲットというわけです。良いこと続き。

 これから一年間は、独占で大統領官邸にバゲットを納入することになっています。


******* フランス人のつぶやき *******

「コロナ感染でお客が激減した頃に、一人のお客がやってきて焼きたてのバゲットをくれという。うちはパン屋じゃなくピッツェリア[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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30ユーロで晩ご飯174 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回は、自分の料理をSNSで紹介して、人気急上昇の男性がチャレンジしてくれます。

 ではスタート!

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月14日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 そもそもは広告業界で活躍していたユーゴさん。2020年のコロナ感染による外出制限を機に、大好きだった料理の世界に飛び込みました。

 料理を作ってはSNSに投稿しているうちに人気になり、フォロワーが80万人にもなったとか。

 こちらがそのユーゴさんです。早速30ユーロを渡して、材料をそろえていただきましょう。

 まずは野菜から。ニンジン、玉ねぎ、エシャロット、ニンニク、グリーンアスパラ、ルバーブ、レモン、パセリを購入。さらに、玉子、パルメザンチーズ、バター、生クリームを購入。これが合計で18.07ユーロ。残りは11.93ユーロ。

 最後はお肉屋さんにやってきました。ここで購入したのが豚肩肉。比較的値段が安く、その割には食べごたえがあるそうです。これが8.68ユーロで、残りは2.25ユーロ。

 余裕で予算内に収まりました。では調理の開始!

 まずは前菜から。

 グリーンアスパラを洗って根元を取り除いたらバターで炒めます。最後にオリーブ油を少量たらして塩をふっておきます。鍋にお湯をわかしてポーチドエッグを作ります。これを先ほどのグリーンアスパラと一緒にお皿に盛り付け、パルメザンチーズをおろしかけます。赤いつぶつぶはエスプレットの唐辛子。

 次はメイン料理。

 ニンジンは香りの野菜と一緒に茹でてピュレにしてお皿に盛り付けます。豚の肩肉をフライパンで焼きます。ユーゴさん、肉のやけ具合を自分の手のひらを指で押した時の感覚で判断するらしい。丁度いい具体に焼けたところでスライスして盛り付けます。

 ソースはアルゼンチン発祥のチミチュリ。みじん切りにしたパセリとニンニクをボールに入れ、レモン汁とおろした皮を加え、塩、油、ビネガーで味付けをしたらお肉の上からかけて出来上がり。爽やかで食欲出そうな味付けですね。

 最後はデザート。

 ルバーブはコンポートにします。生クリームをホイップしたら、ルバープの上に絞り出し、クランブルをトッピングしたら出来上がり。生クリームの絞り器がない時は、ご覧のとおり、フリーザーバッグで代用できるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、バカロレアの口頭試験だった。試験官にアルゼンチンの首都はどこか?と聞かれ、緊張と焦りで『あの、ちょっとど忘れしたのですが、確か、昨日の北京新聞に出ていたとおりです』と答えてしまった[ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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ダボの岩山 [ロレーヌ地方]

 日曜日恒例の週末旅は以前の番組の再放送だったのでお休みです。

 今週は、こんな絶景のある場所に行ってみましょう。

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下記のウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年5月1日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん、どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはアルザス地方とロレーヌ地方の間にある岩山。今から2億4千万年前に海底からせり上がって出来たと言われています。

 「まるで灯台のようですよ。とにかく並外れた物体です」と、この岩山の歴史に詳しいジェロームさん。

 長い歴史の中で、様々な人々がこの岩山を征服しようとしてきました。

 こちらは初めて岩山に作られた城塞です。10世紀頃のもの。

 この山の上で、しかもこれだけの石の要塞で囲まれていたのでは、落とすのは相当大変です。攻めようなどという意欲もかき消されてしまいそう。

 しかしこの城塞も、1679年、ルイ14世の命令で壊されてしまいました。その時の石を使って建設されたのがこの礼拝堂です。

 現在ではここからのこの眺望を楽しむために観光客が数多く訪れます。

 「世界の頂点にいるみたいで気持ちがいいですよ」

 「ここからの眺めは素晴らしいです」

 ここからならベルギー、ドイツ、スイスまで見渡せそうです。

 この岩山の周りに広がる鬱蒼とした森の中には、意外なものがあります。

 それは直接岩の中に作られた住居。20世紀初頭まで人がここで暮らしていたそうです。現在、残っているのはこの2つの家だけ。

 「噂によると、第二次世界大戦中、ドイツ軍の目から逃れて人々がここに隠れていたそうです」と男性。

 そしてこんな山小屋もあります。

 ここはドイツ最後の皇帝ヴィルヘルム2世の狩り用の山小屋でしたが、使われなくなったまま放置されていました。

 2013年から有志による再建が始まりました。

 「屋根が壊れて3階の最上階は吹きさらしになっていたのでかなり傷んでました」

 寄付や国からの補助金のおかげで屋根の吹き替え作業が進められています。作業にあたっている皆さんはボランティア。

 素敵な山小屋になりそうですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、歴史の口頭試験で、”ゲシュタポ” を ”ガスパッチョ”と間違えた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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カウベル作り [アキテーヌ地方]

 暖かい季節になって、そろそろ牧場ですごしていた牛や羊たちが天然の草を求めて山に大移動する時期になりました。

 山で過ごす牛に必要になるのが、首から下げるカウベル。

 フランス南部、スペイン国境に近い小さな村で、このカウベルを手作りする工房があります。

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下記のウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月12日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん、どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 村のそばを流れるのはポー川。遠くには雪をかぶったピレネーの山々が見えます。

 山の麓にある工房を訪ねました。こちらはカウベル職人のモリスさん、84才。そのうちの60年をこの工房で過ごしてきました。

 この平ったい金属板をハンマーで叩きながら形作っていきます。仕上がるまでには長い時間と根気が必要です。しかも、いい音色になるように作り上げなくてはなりません。

 これが出来上がると、次は息子さんのニコラさんの登場。この型に入れて焼き上げます。

 この工房、10世代に渡って一族に引き継がれてきました。ニコラさんが10代目。作り方は創業当時と変わらないそうです。

 鋼のカウベルをこの粘土の型にいれて高温で焼くと黄銅と混り合うとか。

 1000℃に熱せられた窯の中に2時間ほど入れたら取り出します。中から出てきたベルはあの聞き慣れた音を出すようになります。

 しかし、発注者の注文に合わせてこれから微調整が必要になります。どうも美しいハーモニーを奏でるように一つ一つ作らなくてはならないらしい。

 最後の仕上げはモリスさんがOKを出すまで続きます。そうなるとカウベルづくりは耳もよくなくてはならないですね。

 おお、そのベルを付けて牛が移動をはじめました。このカオスのような音。一頭一頭音色が違うようです。

 このベルのおかげで群れの牛を見失うことなく山で放牧できるというわけです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、彼に小さな鈴を渡した。私といちゃいちゃしたくなったら鳴らしてもらう。あれから6ヶ月になるが、一度も鈴がなったことがない[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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赤いポピー [オーヴェルニュ地方]

 4〜5日前に咲いた幸福の木の花は、夕方6時過ぎ辺りから開いて、翌朝起きると閉じている。

 で、また夕方になると開き、翌朝には閉じる。これを毎日繰り返している。

 しかし、そろそろ賞味期限が近づいてきた。花びらが徐々に茶色になってしおれてきたのだ。

 この花、かなり強烈な匂いを振りまく。

 ちゃんとした花の匂いなのだが、なんといったらいいか、甘い香りの中になにやら生々しいというか獣臭とでもいうか、受け入れがたい臭いが混じっている。そう感じるのは私だけか?

 それはともかくとして、今週は急激に気温が上がって一気に夏の陽気になったフランスでは、この花が咲き誇っているようです。

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下記のウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月12日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん、どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 太陽の日差しを受けて、赤い花びらのポピーが一気に開花しました。

 その中を走り回る子どもたち。

 この赤と緑の組み合わせ、モネの絵によく登場します。日傘をさして立つ女性の足元でポピーが咲いていたような・・・。

 「朝の眺めも素晴らしいし、夕方、日暮れ時の眺めもまた格別ですよ」と男性。

 こちらの畑では一面真っ赤。

 「これは野生のポピーです。使われなくなった畑などで芽を出し花を咲かせるんです」とドロテーさん。

 ドロテーさんはポピーの花びらをつんでお茶にして飲んだり、生花にして部屋に飾ったりしているそうです。

 「採取してすぐに茎の端を火で焼いておくと花が長持ちします」

 一方、こちらの方は、シロップにして飲むそうです。

 まずは花びらを大鍋で茹でます。次にレモン汁と砂糖を加え煮詰めます。

 ローマ人はすでにこの方法でシロップを作っていたとか。

 出来たシロップは、こうして水で薄めて飲むそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、口紅を塗ったら、息子が私を見て言った。『ママ、どうしてお口に落書きするの???』」

VDM(Vie de Merde)より


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ドミノ倒しでギネス記録 [トピックニュース]

 冬から春先にかけて着ていたモンベルのダウンジャケットとベストを洗濯した。

 手洗いできるというので、毎年そうしていたのだが、かなり面倒な作業になる。今年はがんばりきれずに洗濯機で洗ってしまった。

 もちろんそれなりの洗剤を使い、それなりの洗濯方法を選んでスイッチを押す。時々、様子をうかがいつつ脱水して完了。問題なく洗えた。こんなことなら最初からそうしていればよかったわあ〜。

 それはともかくとして、先日は売場が世界一小さいパン屋さんがギネス世界記録に認定されたという話をしましたが、今回はドミノ倒し。

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下記のウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年5月9日に放送)

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 何をドミノ倒しにしたかと言うと・・・これ、パレット。荷物を載せるために使われる台です。

 5月8日の日曜日、広場に大量のパレットが運ばれていました。

 これを一つ一つ並べていきます。間隔は50センチ。

 こちらの方々はこのパレットを製造している企業の従業員。

 「面白いから皆でやってみようってことになったんですよ」と男性。

 ちょっと油断すると、こうなってしまいます。バタバタと倒れてしまいました。

 「石畳で凸凹しているところに並べなくてはならないから難しいんですよ」

 それと風の問題もあるようです。

 「パレットの間を通る風なら問題ないんですが、もろに当たる向かい風は危険です」と社長さん。

 ギネスの立会人が並べられたパレットをチェックしています。その数、今年を記念して2022台。

 冗談から始まった記録への挑戦。さあ、いよいよその時がやってきました。午後3時にスタート!

 順調に倒れていきます。カーブも楽勝。全長800メートルを7分かけて無事に終了。

 前回の英国での記録を破って世界記録に認定されました。

 おめでとうございます[ぴかぴか(新しい)]


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、エスカレーターで僕の前に立っていた女性が気を失って倒れてきた。まさかの生きた人間ドミノ倒し・・・にはならずに、なんとか持ち堪えた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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イワシ祭り2022 [ペイ・ドゥ・ラ・ロワール地方]

 昨日は久しぶりに九段下から大手町まで歩いた。

 2019年末頃に解体工事の始まったビルが、新築のビルに生まれ変わっていた。3年近く経てばそうなるか・・・。

 でもかなりのスピードで建て替わったような感じがする。

 見なくなったものは頭のどこかで時間が止まってしまうものらしい。

 さて、青葉若葉の季節になりましたが、フランス西部の海辺の町では、先週末、イワシ祭りが開催されたようです。

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 漁船が港に戻ってきました。水揚げされたのは初物のイワシ。

 地元の人や観光客が新鮮なイワシを手に入れようと集まってきました。漁師さんも消費者も嬉しそうですね。

 そして、大通りでは民族衣裳を身に着けた方々のパレードが始まりました。音楽付きでにぎやかです。

 「私が参加したのはこれで5回目ですが、昔から続いてきた伝統の祭りです」と男性。

 当然ながら会場ではイワシ料理もいただけます。料理と言ってもいたってシンプル。焼くだけ。

 でもこれが美味しいらしい。ここのイワシは極上の美味しさだそうです。その秘密は味付けにあるようです。

 「皮はパリパリで中がふんわり柔らかなの」と女性。

 イワシの塩焼きとパンの取り合わせがなんだか不思議。日本人としては白いご飯と大根おろしというのがピッタリな気がしてしまいます。

 イワシ漁は5月に始まって10月くらいまで続けられるそうです。年間3,000トンのイワシがこの港から出荷されるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、ひどく混雑した電車に乗ってパリから戻ってきた。電車の中でイワシの缶詰の歌がひらめいて思わず歌ってしまった。すると乗客の一人が言った。『おい、そこのマグロみたいな奴、歌うな!』[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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続レピンヌ発明賞2022 [パリ]

 月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったため、何か他に面白い話題はないかと探しているうちに、ものすごい睡魔に襲われまして、年取ったら無理は禁物、さっさと寝る!となってブログ更新ならずでした。

 それはさておき、17〜8年前から育てているわが家の幸福の木に初めて花が咲いた。

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 真ん中のあたりにネギ坊主みたいなのが出てきたのを見つけたのが半月ほど前。調べたところ花だという。幸福の木に花が咲くとは知らなかったあ〜。

 その花が昨日の日没頃にぱかっと開いたのだった。甘いような青っぽいような香りもする。咲きそろったら切って花瓶に飾るつもりだ。その方が木にはいいらしい。

 さて、本日はレピンヌ賞の第2弾。今度はちょっと欲しくなるものが・・・。

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 パリ見本市最終日の前日、発明品の実演即売会場はまだまだにぎやかです。

 色々ある中で目に止まったのがこちらのカラフルな鍋蓋。どうやら吹きこぼれを防止してくれるらしい。

 「実演がうまくてアイデアも斬新で良い、そういうのを見たくて見本市に来るんですよ」と女性。

 一方、こちらは何か壁掛けハンガーみたいな器具の使い方を実演しています。どうも布団カバーの両端を固定してくれるらしい。

 「アイデアは問題が起きた時に湧いてくるんですよ。ドアの上に両手があれば便利なんじゃないかってね」と発明した男性。

 このハンガー、向こう端を固定しておいて、布団カバーの取替が楽にできるという商品。こちらの映像(→こちら)を見るとそれがよく分かります。

 ほんと、布団カバーの取替って面倒で始末に負えないですよねえ。でもこれなら楽にできそう。デザインもよく考えられてます。

 お次はこちらの石鹸・・・ではなく石鹸ホルダー。こうやって置けば、石鹸が濡れてヌルヌルしたり溶けたりすることはありません。サラサラに乾いたまま。

 「重さたった1.2グラムのポリプロピレン製のホルダーがバスルームを変えてくれるんですよ」と発案者。

 これも買いたくなっちゃうな。水切りのついたお皿型も濡れたり汚れたりしてイマイチなんですよねえ。

 最後は傘が登場。どうやら濡れた面が内側になるように閉じられるらしい。これまた便利ですねえ。


******* フランス人のつぶやき *******

「どの方向に布団を布団カバーに入れるのが一番良いのか何年も格闘したあげく、どちらも真四角だったことに気がついた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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