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峠のあっちとこっち [トピックニュース]

 最近、AIGLEのサイトで短めの雨靴をあれこれ物色していたせいか、別の関係ないサイトを訪問するたびにAIGLEの広告が出てくるようになった。

 それで気がついたのだが、あそこは創業が1853年なんだそうだ。そのころの日本はまだ江戸時代。そんな頃から開業していたとは!

 AIGLE製のレインコートを長年愛用しているが、何かと便利だ。

 それはさておき、フランスとイタリアの国境にはこんな峠があるそうです。

Paris_ColPetitStB.jpg

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月20日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 雪に覆われたプティ・サン・ベルナール峠。

 金曜日の朝、いつになく大勢の人たちが集まっています。

 峠には国境をまたぐ一本の道が通っています。どうやら国境の向こう側とこっち側で除雪車が雪を取り除きながら峠に向かって登ってきます。

 イタリア側で50メートル、フランス側で50メートルと少しずつ除雪して、いよいよ本日開通の日となりました。

 なるほど、そのお祝いで人が集まっているんですね。

 「国境があるから分かれていますが、皆、同じなんですよ。従兄弟みたいなもんです」と近くの住人。

 「同じ名前の家族だったり、同じ牛を飼っていたり、同じような伝統をもっていたりと、同じ山で暮らす似たもの同士なんです」と別の男性。

 除雪車がどんどん接近してきました。ここは標高2,188メートルのドッキング地点。

 峠を挟んだそれぞれの谷の集落で暮らす人たち100人ほどが集まって、その瞬間を見守ります。

 「ずっと閉鎖されたままの道路が開通するんですよ。せっかくの日ですから一緒に祝いたいんです」と、子供を肩車したお母さん。

 この地域で暮らす人たちは、国境に関係なく強い絆で結ばれていましたが、このところ交流が途絶えがちでした。

 「コロナのせいですよ。やっと元の生活に戻った気がします」

 ワインで乾杯する人もいれば、神父さまと一緒に祝う人たちもいます。

 そして、10年以上も前から一番にこの道を走るというサイクリストもいます。

 「お天気に恵まれてよかったですよ。電動アシストの自転車でやってくる人が大勢いるけど、私は完全人力ですよ(笑)」

 開通した道路を車やバイクも走っていきます。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日はものすごい積雪で、車5台に積もった雪を取り除いて初めて、自分の車が盗まれていたことに気がついた[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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