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バスクのタロ [バスク地方]

 コロナ感染が始まって約2年あまり。そろそろ出口が見えてきたかな。

 中止を余儀なくされていた催し物が再開されるようなってきた。

 フランスのバスク地方ではこんなお祭りが2年ぶりに開催され、お祭りにつきもののこんな食べ物も活躍し始めました。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月23日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ダンスを楽しむ方々。楽しそう。なんのお祭りかと言えば、学校祭り。

 目的は学校の施設を拡充するための資金集め。毎年この時期に開かれるそうです。

 まだ春なのに夏祭りの様相。そこに登場したのがこれ、タロ(talo)。

 「チーズが入っていて、これほど美味しいものはないわねえ」

 「お祭りと言えばこれだね」

 とうもろこしの粉で作った薄焼きパン。バスク地方ではタロというそうです。この地域の特産品を中に挟んでくるっと丸めます。トルティーヤのバスク版?

 チーズとローストした豚肉が一切れ入っていたような・・・。ああ、これだあ〜。鉄板の上でジュウジュウ焼けてます。

 ヴァントレッシュ(ventrèshe)と呼ばれ、イタリアのパンチェッタに似ています。

 そのお肉がどこから来たかと言えば、こちらの山。体格の良いブタくんたちが放牧されています。

 キントア(Kintoa)という種類の豚だそうで、その数100頭ほど。

 蓄えられた脂肪がお肉に独特の風味をもたらしてくれるとか。バラ肉に大量の塩をまぶしたら、数ヶ月かけて乾燥させます。

 このヴァントレッシュを使ってタロをつくってくれるのが、こちらのレストランのシェフ。

 まずは生地づくりから始まります。使うのはバスク産のとうもろこし。この粉にハーブのブイヨンを加えて混ぜ合わせます。力仕事ですね。

 生地ができたら薄く伸ばして鉄板で焼きます。これにキントアの薄切りバラ肉と羊のチーズをのせ、最後にエスプレットの唐辛子をふりかけて出来上がり。

 「全部がバスク地方産の食材で作られている伝統料理なんです」とシェフ。

 コレステロール値がどっと上がりそうな料理ですが、美味しそう!


******* フランス人のつぶやき *******

「一年ほど前から大手のピッツァチェーンで働いている。客から『この肉は豚のどの部位だ?』と聞かれるのことはよくあるが、今日、『このベーコンは肉か、それとも野菜か?』と聞かれた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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