お金持ちとは? [トピックニュース]
自宅からすぐのところにあったビルが半年あまりかかって解体され、まもなく更地になろうとしている。線路の際に建っていたから解体もそう簡単ではなかったような気がする。
そして大型のブルドーザーが動き始めると家の植木の葉っぱが微妙に揺れる。あの更地はいったいどうなるのやら。
さて、いつものようにフランスのニュース番組を見ていたら、こんな番組をやっていた。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年6月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
お金持ちと言えば、冬のリゾート地を馬車で悠々と散策、もしくは長期休暇を豪華なヨットですごす。さらに、高級スポーツカーを乗り回す、なんてイメージがありますが、現実問題、どれくらいの月給なら金持ちと言えるんでしょうか?
街の人に聞いてみましょう。
3,000ユーロ(約42万円、5,500ユーロ(約77万円)、7,000ユーロ(約98万円)、10,000ユーロ(約140万)。人によって色々ですね。
とある機関が発表した数字によると、お金持ちと言える月給は3,673ユーロ(約51万円)なんだそうです。
「ええっ、そうなんですか。そんな額とは思いもしませんでしたよ。そうなると僕は全然お金持ちじゃないですねえ」
「その額じゃあ、中流をやや超えたくらいだから金持ちなんかじゃないと思いますよ」
「十分に暮らせる、なんてくらいじゃ金持ちとはいわんでしょう」
報告書には世帯別にこの”金持ち”の月給が明記されています。
大人一人なら3,673ユーロ、大人二人なら5.511ユーロ、14才以下の子供二人の4人家族なら7.713ユーロ。
仮にこの額が金持ちだとすれば、現在4,500万人のフランス人が金持ちということになるらしい。
しかしこの数字は相対的なものだということを頭に入れておかなくてはならないと言います。
「パリの都心にいて働くのと、地方にいて働くのでは違います。住居費などの経費が異なりますからね。それに年令によっても違ってきます。20才で月給4,000ユーロと50才で4,000ユーロでは同じじゃありませんね」と報告書の著者。
エコノミストによれば、フランスのお金持ちはこの10年で減少したとか。報告書の”金持ち”を基準にすると、10年前は今より74万人多く金持ちがいたことになるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、僕は失業した。それと同時に、勤めていた会社の株が急上昇」
VDM(Vie de Merde)より