週末はオレロン島で [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回は、フランス西部ビスケー湾にあるオレロン島をのんびり旅します。パリからは列車と車を乗り継いで約4時間あまり。
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年6月4日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック
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オレロン島は、コルシカ島についで2番目に大きな島。
この地域は陸地に海の水が入り込んで網目のようになっています。塩田にしては水深が深いような・・・。
今回はレンタカーで島を巡ります。
「このあたりは牡蠣の養殖が行われているんです」とレンタカー会社の方。
ああ、牡蠣の養殖かあ。車を降りて見に行ってみましょう(青印)。
カラフルな家が立ち並んでいますが、数年前から少しつづ再整備が行われて来ました。
「48世帯がここで養殖の仕事に従事しています」と関係者の方。
こちらの建物には、島の牡蠣養殖の歴史が分かる資料が展示されています。もちろん、生の新鮮な牡蠣も食べることができます。
「これが地元産の牡蠣ですよ」
産地で食べる牡蠣はさぞかし美味しいことでしょう。
皆が食べているのを見ていたらお腹がすいてきました。こちらのレストランでお昼をいただくことにしましょう(オレンジ印)。
このお店では少し変わったものを食材にしています。それがこちらの植物。海の水の湿地帯で生息するアッケシソウと呼ばれる草です。先の部分が柔らかくて美味しく食べられるとか。
島では瓶詰めにして販売されています。使い方は色々。ソースを作る時に一緒に煮込んでもいいし、料理の付け合せにもなります。
「いんげんの代わりになりますよ」と料理人のナディアさん。
いんげんと言えばジャガイモと同じくメイン料理の付け合せにはかかせませんね。
美味しそうな海の幸の料理が出てきました。ではいただきましょう。
こちらの男性はバックパッカー用のガイドブックの調査員。
「この海水のある風景、季節によって様変わりする地元の漁はまさしく本物です」
地元の料理を味わってお腹いっぱいになったら森を散策してみましょう(緑印)。
「この森は砂対策で作られた森なんです。なので人工の森ですが、自然が手つかずのまま残っている場所でもあるんです」と協会関係者の方。
「この森を歩いて海に出られるのがまた楽しいんですよ」と調査員。
おお、ホントだあ〜、海に出ました。あれ、向こうに見えるのは一週間ほど前に紹介したフォール・ボワイヤール。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこは20世紀初頭に建てられたヴィラ(赤印の地域のどこか)。
「当時、家族でバカンスを過ごすために思い切って別荘を作る人たちがいたんです」とオーナー。
宿に腰を落ちるける前に名所を見学しておきましょう。それがこちらの灯台です(黄緑印)。
284段の階段を上がると、展望台があります。ご覧の通り強風が吹き荒れ、このあたりの海は危険らしい。そこでできたのがこの灯台です。50キロ先からも見えるそうです。
一夜が明けた瞬間のこの風景。美しい!こういうのを ”映える” っていうのかな。
最後はカヌーで海水の運河を散策してみましょう。この運河、かつて島で作られた塩を運ぶのに使われていたそうです。
今回は海の自然とともに生きる島を楽しむ週末になりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、4才の息子が私の顔を描いてくれた。目の周りが真っ黒で、まるでパンダ。ああ、私には休暇が必要だあ〜」
VDM(Vie de Merde)より