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旬のラングスティーヌ [フランスのグルメ]

 近くの線路の土手にあじさいが咲き揃った。

 土手下に線路があるから道路や橋の上から土手を眺めることになる。この景色が美しいから、どうしても足を止めて見てしまう。

 梅雨らしいしとしと降る雨になってくれると、さらに生き生きとしてくる。

 さて本日は、ブルターニュ地方の海で穫れる海の幸のお話です。

Paris_Guilvinec.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年6月16日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ラングスティーヌとは、これのこと。つまりエビです。

 エビ漁の船が続々と港に戻ってきました。一隻あたり150キロのラングスティーヌを水揚げしているそうです。

 しかし、簡単な漁ではないそうです。

 「この子たちは気まぐれだからねえ。理由はわからないよ。本人に聞いてみたらいいさ(笑)」と漁師さん。

 今が漁の最盛期。次から次へと水揚げしては売りさばきます。直売で1キロあたり13ユーロ。

 ということは150キロ売ったら2,000ユーロほどになります。一日で2,000ユーロとは一財産!

 「バカンスでここに来ている人はお得ですよ。山に行ったとしたら、キロ当たり30〜40ユーロはしますからね」と漁師の妻。

 一方、こちらは港からは少し離れた魚屋さん。ここでもラングスティーヌはよく売れるそうです。

 「この値段でこれだけ新鮮なものをたっぷり買えますから人気ですよ」と店主。

 皆が買っていくもう一つの理由は料理が簡単なこと。お湯に入れて茹でるだけ。

 「表面にエビが浮き上がってきたら引き上げて大丈夫です」と料理人。

 この時期、毎日30キロは茹でるそうです。

 「ラングスティーヌは傷みやすいんですよ。午前中に買ったものは午前中のうちに火を通したほうがいい」

 こちらはお客様方。大盛りのラングスティーヌが出てきました。これにマヨネーズを付けていただきます。

 あはっ、つまりはエビマヨってことですね。美味しそう!


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、自分でマヨネーズを作ってみた。夫に味見してもらったら『この口当たりはマヨネーズじゃないね。味もちょっと違う。でも悪くないよ』だって」

VDM(Vie de Merde)より


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