週末はナルボンヌで(再訪) [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス南部の都市ナルボンヌ(Narbonne)を旅します。パリからナルボンヌまでは高速列車で4時間半ほど。
4年ほど前にこのシリーズで一度訪ねたことがありますが、今回はまた違った旅になるようです。
では出発!
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年7月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
街の中を流れる世界遺産の運河。免許の要らないボートをレンタルして運河から街を散策してみましょう。料金は30分で18ユーロ。
ここは橋ですが、その上には建物があり住居や商店として使われています(青印)。
次はボートを降りて街の中心へ向かいましょう。まず見えてきたのは大司教の邸宅(赤印)。現在は博物館として使われていますが、かつては要塞としての役割も担っていました。
その要塞の向こうに見えているのがゴシック様式の大聖堂です(緑印)。13世紀に建てられました。とは言っても、14世紀半ばに工事が中断してしまい、後陣は未完成のままです。
荘厳な中の作り。天井までは41メートルあるそうです。そして塔には銃眼があります。
次はさらに昔に遡ってみましょう。ナルボンヌにはガロ・ロマン時代の遺跡が残っています(水色印)。
イタリアからやってきた貴族階級の人々が、ここに一つの町を作っていたようです。この四角いのはレセプションホール。豪華な作りだったことが伺えます。
この遺跡から発見された壁画はこちらの博物館で展示・保管されています。これらの壁画から当時の人々の暮らしを知ることができます。そしてこちらの棚には城壁に使われていた石が保存されています。そこには様々なものが描かれています。
「一番多いのが雄牛の彫り物です。また武器もよく見かけられます」と博物館の方。
さて、ナルボンヌと言えばフランスを代表するシャンソン歌手シャルル・トレネが生まれた街。こちらの生家を訪ねてみましょう(黄緑印)。
「ここは彼が生まれた部屋です。1913年5月18日の午後3時にここで生まれました」
両親が離婚するまでこの家で暮らしたそうです。こちらの部屋では音楽好きの両親が友人を招いて音楽を楽しんだそうです。家族が幸せに暮らしていた頃のことでした。
シャルル・トレネは美味しいものが大好きだったそうです。次はその美味しいものを食べに行きましょう。
ここは市場(オレンジ印)。材料を買い揃えてお店に持っていくと料理してくれます。この日はイカを鉄板焼にしてもらうことにしました。料理代が一人4ユーロ、付け合せのフライドポテトが2ユーロだそうです。
お腹が一杯になったら、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこは運河に浮かぶ船。1962年にロンドンで製造されました。中はまるで家のような作り。18世紀、ナルボンヌ出身の私掠船の船長が英国軍を撃退した時にまつわる品々が飾られています。朝食付きで一泊65〜75ユーロ。
翌朝は街中を離れて、電動キックスクーターで山へ向かいましょう。ガイド付きツアーは35ユーロ。途中ワインの試飲もついての料金です。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、地下鉄に乗っていると男が情熱的に私の手を取り電車から連れ出すと言った。『さあ、勉強なんかやめてイカを育てに行こう!』新種のナンパ術か???」
VDM(Vie de Merde)より