涼しくて熱いところ [その他の国]
7月1日に始まった自転車ロードレースのツール・ド・フランス。一日中休みを置いて昨日からステージ10が始まった。
それまでにコロナ感染者が出て、選手が数名離脱を余儀なくされたらしい。約半分まできたから、このまま全体に広がらずにシャンゼリゼ通りでゴールして欲しいものです。
さて本日は、涼しくて熱いところに行ってみましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年7月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはラップランドのとある川。なにやらボートがゆっくりと川を下っていきます。
水が凍りつかない6ヶ月間だけ川や湖を航行するそうです。
木造の小屋をのせて水面を滑っていきます。小屋の煙突からは白い煙が・・・。
この小屋、なんとサウナです。
「60℃以上にならないようにしないといけないんです」と男子。
どうも家族や親戚と一緒にこの船を貸し切りにしているようです。
「夏は毎日サウナに入ります」
「海に行っても、この地域は水が冷たいんですよ。だから海に行ったあとはサウナに入るんです」
ああ、そういうことですか。
この一隻で12人がサウナに入れるそうです。そして操縦も簡単。
「このボートは祖父のものだったんです」と女性。
サウナで熱くなったら、川の水にドボン!水温は18℃だそうですから、かなり冷たい。この熱いのと冷たいのの落差が筋肉をリラックスさせ、血液の循環を良くしてくれるとか。
「サウナはちょっと疲れますが、この冷たい水に入るとスッキリして元気になります」
このサウナボートが人気になったため、最近はこんな大きなものを作る計画が着々と進んでいます。
これは元レストランだったボート。ここに木造のサウナを作る予定だそうで、完成まではまだ一年はかかるとのこと。
「よく乾燥させた材木を使って作ります。これなら何百年も保ちます」
これがうまく行けば、夏にラップランドに観光客を呼び込むことができそうです。
こちらはラップランドで観光業を営むフランスの会社。春から夏にかけては休業状態でしたが、現在はサウナボートツアーで営業を続けています。3時間のツアーで一人200ユーロ。
このカップル、このボートで白夜を堪能するそうです。サウナボートで白夜なんて良いですねえ。
サウナにとどまるのは最大で15分。その後は冷たい水につかりながら、沈まない太陽を眺めます。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、職場の同僚とサウナに行った。暑くなる度に同僚が石に水をかけた。そうすれば涼しくなると思っているらしい」
VDM(Vie de Merde)より