落書き消去人 [トピックニュース]
節約晩ご飯は放送がなかったのでお休みです。
さて、7月1日に始まったツール・ド・フランスは3分の2を終えて、今週の日曜日にフィナーレを迎えます。
そんな自転車ロードレースに、こんな裏方さんがいたことを初めて知りました。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年7月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
レースの道路の落書き。これを消すのがこの方々のお仕事です。
消すと言っても、少し手を加えて形をわからなくするのです。
例えばこの落書きは男性の体の一部。これに手を加えて別のものに変身させます。
「いい出来とは言えませんが、動物に描きかえることで、皆さんに喜んで貰えればいいなと思います」と作業員の方。
「あんな落書きがテレビに写ったら印象悪いですもんね」と観客の女性。
作業員の方々はいくつかモデルになる絵を準備し、レースの数時間前にコースを走って、不適切な落書きを見つけたら別の絵に仕立て上げます。走る距離は3,350キロにもなるそうです。
「人種差別的なもの、卑猥なもの、政治的なものなど色々あります」ともう一人の作業員。
この仕事、最近ちょっと注目を浴びてしまったため、困ったことも起きています。
それは、わざと卑猥な落書きをして、本当に作業員がやってきて消すかどうかを確認しようとする若者が増えたこと。不届き者ですね!
道路に建てられた看板にもいたずらをする人がいるようです。こうして一つ一つ剥ぎ取ってい行きます。
きれいになった道路を選手たちが走り抜けていきます。
「かなり下品なものもありますが、こういうイベントですから仕方がないですね。落書きをする人もいれば私達にように消す人もいて、それがこのイベントってことなんでしょう」
最後に付け加えると、今年は、下品なものが少なくなったとか。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、バカンスの最終日。娘がうっかりカメラの全データを消去してしまった」
VDM(Vie de Merde)より