オーストリアのチロル [その他の国]
日曜日恒例の週末旅は放送がなかったのでお休みです。
毎日暑い日が続いているので、本日は本当に涼しいところに行ってみましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年7月20日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
南国の海を思わせる風景。
しかし、ここは海のないオーストリアのチロル州。四方を山に囲まれた湖はエメラルドのような色をしています。
「山と湖があってとても美しいところです」と女性たち。
チロル地方は毎年900万人が訪れる人気の観光地。
「風景が美しくてとても気に入っています。それに水がきれいだし暑いし泳ぎたくなります」
欧州の環境省によれば、オーストラリアの湖の98%が水泳に適した良質の水だそうです。
こちらの方と一緒に水中に潜ってみましょう。水深は最大133メートル。底まで行くと水温は5℃まで下がるそうです。
確かに、透明できれいな水ですね。20メートルほど先まで見えるそうです。
湖の水はチロルの山から流れてきます。山々の続く雄大なこの眺め。
氷河がから流れ出てきた水は、この川を通って約100箇所にも及ぶチロルの湖に運ばれていきます。川の水を飲む山岳ガイド。
「飲んでも全く問題ないですよ」
澄んだおいしい水と言えば、ビール!
「ここの水は柔らかいのでビール造りに適してます」と醸造所の方。
ここから10メートルほどのところにある醸造所のタンクに直接この水が運ばれます。
毎回360リットルの水が注入されるそうです。そこに麦芽が加えられ発酵等々の工程を経てビールが出来上がります。
「山からの豊富な水のおかげでビールを作ることができます」
さて、また山に戻りましょう。チロルに点在する湖はそれぞれ独自の色をしています。
ここは標高2,300メートルのところにある湖。先程の湖とは違って少し濁っています。というのも藻が繁殖しているからだそうです。
こちらはフランスのアルザス地方からやってきたご家族。やはり猛暑をさけるためにここを夏休みの場所にしたとか。
この湖、真ん中に小さな島があり、かつては地元の人たちが泳いでここまで来るのが習慣になっていました。今は、観光客が筏のようなこ乗り物で向かうそうです。料金は一人13.50ユーロ。
「泳ごうかと思ったんですが、水が冷たそうなのでやめました」とマダム。
水温は7℃くらいだそうです。何しろ氷河が水になってますから冷たいです。
「とてもきれいでロマンチックな気分に浸れます」と女性。
チロルは夏より冬の方が観光客が多いそうです。静けさと自然をのんびり楽しみたい時は夏に来るのがよさそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、オーストリアのスキー場にやってきた。去年の夏にバーゲンで買ったスキー靴を早速履いて滑ろうとしたら、なんと靴がどっちも左足用だった」
VDM(Vie de Merde)より