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夏のサラダ:ホリアティキ [ギリシャ]

 月曜日恒例の節約晩ご飯シリーズも放送がなかったのでお休みです。

 今回は、夏のサラダの続きです。

 前回のレバノンから地中海を西へと移動してギリシャにやってきました。

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下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年8月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 海の見えるレストランでサラダを頬張る男性。

 これがホリアティキ。ギリシャのサラダです。

 「チーズはフォークを使って自分でカットします」

 材料は4人分で、トマト2個、オリーブ、キュウリ、玉ねぎ、ピーマン。調味料は塩・コショウの他にタイムやオレガノなどのハーブ。

 そして欠かせないのが、山羊の乳で作られたフェタチーズ。

 こちらのシェフがサラダの作り方を教えてくれますが、とても簡単で10分もあれば出来上がります。

 トマトはざく切り、キュウリは厚めにスライス、ピーマンも玉ねぎも千切り。これらを調味料と一緒にボールに入れて混ぜ合わせます。早い話が切って混ぜるだけ。

 「作り方は簡単ですが、そのかわり材料の良し悪しが美味しさの決め手になります」

 最後にチーズをのせてオリーブ油を垂らせばできあがり。

 材料はどこの家庭の菜園でも収穫できるものが使われているとか。

 こちらはミコノス島。何やら菜園で男性が野菜を収穫しています。

 この方、ギリシャの国立銀行の元頭取。

 「私は現在68才です。30年前にこの島にやってきました。ここで土と一緒に働くことにしたんです」

 野菜が育つのはこの辺りの土地だけですが、強風が吹き荒れます。

 「風で作物がダメになってしまうので、こんな風に間隔を開けずに植えるんです」

 カゴいっぱいに野菜を収穫したら、娘さんがホリアティキを作ってくれます。

 使う野菜の種類は家庭によって様々ですが、最後にオリーブ油をたっぷりとたらすことはどこも同じ。

 こちらではもう一つのギリシャのサラダ、ザジキを作っていました。キュウリをおろして水切りをしヨーグルトに入れ、調味料で味付けしたもの。

 地中海料理といってもどこか東洋の香りのするのがギリシャ料理の特徴です。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、お弁当を用意できなかったのでお店でサラダを買ってきた。それを見た上司が言った。『やっとダイエットする気になったか』[ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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ヴェルドン川も水不足 [プロヴァンス地方]

 日曜日恒例の週末旅は、夏のバカンスシーズン中は放送がないのでお休みです。

 さて、フランスの猛暑と干ばつはまだまだ続いており大変な夏になっているようです。

 猛暑はなんとか乗り切れても水不足の問題は深刻です。

 あのアヌシー湖も一日1センチほど水位が下がっていると言われていますが、大自然の迫力が楽しめるヴェルドン川渓谷はこんなことになっていました。

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下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年8月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 谷を流れるヴェルドン川。その手前のこの辺りは本来なら湖ですが、底がむき出しになっています。

 ボートで川下りを楽しんでいた家族は、川の中を歩きながらボートを引っ張っています。

 「ここまで水位がさがったのは初めてです」と男性。

 確かに橋桁を見ると一目瞭然。通常の水位から6メートルほど下がっているのがわかります。

 皆さん、ボートから降りて押したり引いたりしながらすれ違っています。

 さすがにここまでくると危険だということで、ボートでの移動は禁止になりました。

 「渓谷を見に来たんですが、とっても残念です。これ以上は進めないですからねえ」と女性。

 「明らかに危険な状態です。3年前も50年前もこんなことはありませんでした」と男性。

 フランスのグランドキャニオンとも呼ばれる大自然が楽しめないとなると観光客も激減。

 「いつもならボートを借りる人の長い列が、あっちの方まで続いてるんですがね・・・」と責任者。

 2021年の夏に比べて観光客の数は80%も減ったそうです。

 川の上流には水力発電のダムがありますが、水不足のため制限がかかっています。

 「水の使用について、それぞれがバランス良く使えるように新しい規則を作る準備をしておく必要があると思います」

 猛暑と乾燥で大小様々な山火事も散発しており、一刻も早く恵みを雨が降ることを願うばかりです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、最高気温が40℃に達した。雨戸を閉めて熱い外気を遮断してなんとか生き延びた。しかしそれも無に帰した。同居人がオーブンでピッツァを焼き始めたのだ [がく~(落胆した顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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さむ〜い夏 その4 [その他の国]

 夏の土曜日は、足元が寒くなるような体験をして涼しくすごしましょう!

 今回はシリーズの4回目。天空の橋を渡ってスリルを味わいましょう。

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下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年8月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 森林の山が続くチェコの山岳地帯。

 そこに忽然と現れたのが、地上90メートルに作られた世界一長い吊橋スカイ・ブリッジ721。

 721は長さが721メートルあるかららしい。こりゃ足元も寒くなります!

 こちらが入り口。ここで19ユーロの通行料を支払います。

 「怖いと思いますよ。でも渡ってみます」

 「子供と一緒です。怖がらないでいてくれるといいけど、どうでしょう?」

 さあ、吊橋を渡りましょう。まずは最初の一歩を記念写真に収めておきましょう。それにしても皆さん、冷静ですねえ。

 「わあ、面白〜い。全然怖くないわ」とママ。

 上から見るとかなり怖いけど、実際に渡るとそれほどでもないのかしら?

 いや、そんなことはないそうです。真ん中辺りまで来ると風が吹き始めました。皆さん、手すりに手を置いて進んでいきます。

 「風があるから、気分のいいもんじゃないですよ」

 そんな人もいれば、こんな人たちもいます。ジャンプしたはいいけど、やっぱりちょっと気分が悪いらしい。

 しかも幅が結構せまいですね。二人並ぶといっぱいいっぱいのようです。

 こちらの方は橋の工事責任者。セキュリティは万全だと言います。

 「こちらのケーブルは直径が8センチほどあります」

 その他、橋の揺れを抑えるために、60本のケーブルで橋が地上とつながっています。とは言うものの、完全に揺れないわけではありません。

 「夏の間、気温の上下で橋の高さが6メートルほど違ってきます。また冬になり山が雪をかぶると揺れが激しくなります」と責任者。

 橋の完成までは2年がかりでした。かかった費用は800万ユーロ。

 それまでポルトガルの橋が持っていた記録を200メートル追い越して、世界一長い橋に躍り出ました。

 「2ヶ月前に開通したばかりですが、すでに3万人あまりがこの橋を渡りました。アジアやアメリカなど海外からの皆さんがプラハ観光のついでにいらっしゃっているようです」と橋の管理責任者。

 さすがに山岳地帯の高いところだけあって天候があっという間に変わってしまうようです。

 「雲の上にいるような感覚ですよ」

 「空の上を歩いているようです」

 チェコはコロナ禍でも観光産業に制限を加えるような政策を取ってこなかったらしい。そのおかげか、コロナ禍前の状態に戻りつつあるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、悪夢にうなされて飛び起きた。ぞっとして冷や汗が出てきた。どんな夢かって?赤ワインを冷蔵庫に入れる夢[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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運河も水不足 [ブルゴーニュ地方]

 8月10日水曜日、フランスでアニメ映画『ONE PIECE FILM RED』の上映が始まったらしい。その時の様子が→こちら

 入場開始前の入り口には長い行列ができてました。ものすごい人気っぷり。

 映画館でこんなことになってるところはあまり見たことがない。立ち上がって叫んでる人が何人もいます。

 日本の漫画って本当に人気ですねえ〜。

 それはともかくとして、フランスの水不足はこんなところにも影響していました。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年8月9日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはブルゴーニュ運河に停泊している一隻のボート。

 英国人のドナさんは、休暇の最後にブルゴーニュ運河の旅を楽しむ予定でした。しかしそれが叶わなくなってしまいました。

 運河の水位が下がってしまったからです。ドナさんのサイズのボートではこれ以上先に進むことはできません。

 「もう20年も前からここに来てますが、2ヶ月あまりも停泊するのは初めてのことです」

 本来ならこの川が運河に水を供給してくれるのですが今年はこの有様です。

 川の水位があまりに低いため水門が閉じられています。そして、周りの自然環境を保護するため、また水の節約のための船の航行を抑えることになりました。

 航行できるのは高さの低いボートだけ。しかも事前に申告しなくてはなりません。

 水の少なくなった運河を航行するには少々技術が要るようです。

 停泊したまま動けなくなったボートはドナさん以外にも何隻もあるようです。

 しかし、このようにボートが動けなくなったのは今年に限ったことではないそうです。2019年にも起きました。その時はすべての船の航行が禁止になったそうです。

 幸い、天気予報によれば今週末にフランスの半分に雨が降るそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「僕の淡い期待が裏切られた。普通の人だと思っていた職場の上司が、『雨はコントロールできる』と言ったからだ [ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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夏のサラダ:タブレ [その他の国]

 昨晩は念願のムサカを作って食べた。

 例の節約晩ご飯で出て来たムサカもどきを一度作って食べたところイマイチだったため、今回は市販のトマトソースではなく生のトマトを使ってみた。格段に美味しく食べられた。

 パスタ料理でも生のトマトを使って作ったソースなら本当に美味しく食べられる。

 さて本日はレバノン料理のお話。

Flickr - cyclonebill - Tabbouleh


下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年8月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはレバン料理のお店。タブレとは、このサラダのこと。

 「タブレが出てこないレストランなんてないですよ。タブレはレバノンそのものなんです」

 「色んなものが入ったサラダですが、完璧な味で、しかも身体にいいんです」

 「パセリ、トマト、ワケギ、これが入っていてレバノンの味になってるんです」

 タブレの主役が栽培されているのが地中海南岸にあるこちらの丘。日本のパセリとはちょっと違う種類のパセリが育っています。

 「こいつはコリアンダーだからパセリと一緒にしちゃダメです」と言いながら、コリアンダーを引っこ抜いていました。

 このパセリ、栽培初期にはたっぷりの水が必要です。畑をよく見るとパイプが設置してあります。ここから水をまくらしい。

 「20日間は一日に3回水をまきます。それがすぎると栽培はずっと楽になります」

 雪にも霜にも、そして夏の暑さにも強いそうです。

 こちらは市場。レバノンのパセリはインフレにも強いらしい。日本のもやし的な存在?

 ちょうど近くのレストランの料理人がやってきました。タブレの作り方を教わりましょう。

 まずはパセリを刻みます。刻むなら一度きりにしたほうが良いそうです。同じ場所を何度も刻むと色が黒くなってしまいます。

 トマトもスライスして小さめのさいの目切りにします。ワケギとミントも刻んで加えたらブルグルをひとつまみふりかけ混ぜ合わせます。最後にオリーブ油をさっとかけて塩・コショウしたら出来上がり。

 「レバノンにクスクスありませんがブルグルがあります。ブルグルはセモリナを細かく砕いたもので、丸い粒のくすくっすとは異なります」

 ああ、美味しそうですね。猛暑の夏にピッタリのサラダ。

 わが家では日本のパセリとトマトを刻んで混ぜ合わせ、塩・コショウとオリーブ油で味付けして食べます。今度はブルグルを入れて食べてみようか。


******* フランス人のつぶやき *******

「お祖母ちゃんの作った最高に美味いトマトソースを再現しようと何年もがんばってみたが成功したことがない。しかし、最近になってわかったのだが、あれはフリーズドライのソースだそうだ[ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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2年ぶりの開催 [ローヌ=アルプ地方]

 コロナ禍で自粛の日々。

 心から”遊んだ”という気分を味わうこともなく過ぎた2年あまり。

 中止になっていた恒例のイベントが今年秋に再開されることになり明るい気持ちになってきた。これから少しずつ日常が戻ってくると良い。

 さて、フランス東部のリゾート地アヌシーでは、8月6日、恒例の花火大会が開催されたそうです。

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下記のウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年8月7日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 おお、夜空に舞う光のマジック!花火とはよく言ったものです。

 「感動しました」

 「素晴らしかったです。見とれてしまいました」

 「皆、目を見開いて釘付けでしたよ」

 この2年の間静まり返っていた湖で、破裂音とともに大空に駆け上がっては光を放つ花火。気持ちがいいですねえ〜。

 使われた花火は合計で7トン、7000発が打ち上げられたそうです。

 例年と変わらない花火のほかに、こんな新種が登場しました。ドローンです。

 伝統の花火が動なら、こちらは静。

 光のワシが空に舞います。

 「ポエティックで美しいすね」

 「形を保ったまま移動できるなんてすごいと思います」

 アヌシー湖も他の地域と同様に水不足に見舞われています。水面が一日辺り1センチ下がっているとか。

 300機のドローンが、その湖の歴史と水の循環についての物語を紡いでくれました。

 「アヌシーにとって自然について考えることはとても重要だと思います」

 最後は豪快な伝統の花火で締めとなりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、だいぶ前から試してみたかったドローンを飛ばしに海岸に行ってみた。夕日を撮影しようとスイッチをいれると、ドローンは水平線に向かって飛んでいった。そして二度と戻ってこなかった[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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太陽光で節約料理! [トピックニュース]

 月曜日恒例の節約晩ご飯も放送がなかったのでお休みです。

 さて、太陽がギラギラでちっとも雨が降ってくれないフランス。水不足は深刻で電気不足にまで発展しているようです。

 しかし、よくよく考えてみれば、太陽があるではないか!

 太陽を利用すればいいんじゃないか、ということでこんなことになっていました。

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下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年8月7日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

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 タイルのように並ぶ太陽光パネル。その発電量は10年前に比べると10倍まで増えました。

 様々な建物の屋根や壁はもとより、道路や牧場、さらにはぶどう畑にもに設置されるようになりました。

 現在では発電だけではなく、こんなものまで登場しています。

 このパネルを開いて組み立てると太陽の熱を利用したコンロに変身します。熱は120℃まで上がるそうです。

 鍋に生地を入れてこのコンロに置いておくと2時間ほどで焼き上がるそうです。通常の4倍の時間がかかりますが光熱費はゼロ。

 コンロの値段は80ユーロで、すでに3万台近く売れているそうです。

 ニーズに答えてチューブ型やパラボラ型など様々なタイプが開発されています。

 「これだと5〜10分で200℃まで上げられます」

 今年の売上は昨年の2倍。販売先はレストランやキャンプ場のほかに個人にも売れているそうです。

 「ウクライナ侵攻でガス料金が急激に値上がりしたため、エネルギーへの不安が加速してしまったんです」

 一方、モン・サン・ミッシェルでは、こんなゴミ箱が登場しました。

 溜まったゴミをその場で圧縮してかさばらないようにするそうです。これもまた太陽エネルギーを使ったものだそうです。

 「電気を節約しようということで生まれたものです」

 しかもコンセントが要らないので工事の必要もなし。

 さらに、今年は登山やハイキングが人気ですが、太陽光を利用した充電器やランプも生まれました。

 なんだか提灯みたいなランプですね。昼間のうちにエネルギーを蓄えておくと夜を明るくてらしてくれるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「エネルギーを節約しろって言われてるけど、この間、空軍のアクロバットチームがトップ・ガンへのオマージュとやらでカンヌの上空を飛んだそうじゃない ( ̄д ̄) 

VDM(Vie de Merde)より


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夏のバカンス2022 [トピックニュース]

 日曜日恒例の週末旅はお休みです。

 毎年、バカンスの期間はこのシリーズの放送がお休みになります。リポーターさんもカメラマンさんもバカンスが必要ですもんね。

 さて、そのバカンスを国内で過ごす人がほとんどというフランス人の皆さん、人気の休暇先はどんなところなんでしょう?

 一番多いのがマルセイユの海岸。年間300万人が訪れるそうです。次が中央高地にあるセヴェンヌ地方で200万人。

 ということは海派はマルセイユで山派はセヴェンヌってことですね。

 さらに、先日紹介したピラの砂丘が同じく200万人、ノルマンディ地方のエトルタが100万人。

 そして今年の夏は各地で観光客が急増。こんなことになっていました。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年8月5日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 人でいっぱいのビーチ。山では山頂へ向かう人の列が延々と続きます。

 「あちこち人であふれてるよ」と海の方。

 「30年くらい前から山に来てるけど、こんなに人がいるのは初めてですよ」と山の方。

 これでは環境破壊につながってしまいかねないと危機感を抱いた観光地では、対策を講じはじめました。こちらはヴォージュ地方の山の中。

 「あちらの木に訪問者の数をカウントする機器を取り付けました」と管理者。

 1時間毎に入場者と退場者の数をが分かるようになっています。そして人数が多すぎる時は警告するようになっています。

 「訪問者に、自然を守らなくてはならない場所にいるのだということを自覚してもらうためなんです」

 一方、こちらはマルセイユの海岸。何か入り口のところで係員の方が入場を断っています。どうやら事前に予約をしないと海岸には入れないようです。

 「ここに入れるのは400人までと決まっていることを説明して帰ってもらいました」

 こちらのグループは事前予約していたようで海岸へと向かいます。現地は人の数が少なくて快適にすごせそうです。

 「人が少ないのが意外でしたけど、太陽の光をあびて気持ちよくすごせました」と子連れの女性。

 この岩がゴツゴツした地中海の湾のことをカランクといいますが、美しい風景ですね。

 「地元にとって観光客は必要です。ですから一箇所に人が集中してほかはガラガラということがないように調整をしていく必要があります」と専門家。

 フランスにおける観光は国内総生産の7%を占めると言います。金額にすれば約1700億ユーロと、国の経済をささえる大事な産業です。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、家族でローマ観光にやってきた。ママが地図にマーカーであちこち印をつけたおかげで、通りの名前が読めなくなった[ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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さむ〜い夏 その3 [ローヌ=アルプ地方]

 夏の土曜日は、足元が寒くなるような体験をして涼しくすごしましょう!

 今回はシリーズの3回目。岩壁登り付きハイキングを楽しみます。

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下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年8月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 空に向かってせり上がるモン・デュ・シャ(Mont-du-Chat)(日本語にすると”猫山”)。標高は800メートル。

 ここにあるのがこの岩壁ロック・ドゥ・コルニヨン。

 うわっ、こんなところを登るのか・・・。

 まずは岩壁まで山道を歩きます。この方々、いつもと違う少し刺激的な体験を求めてやってきました。

 「スリルを味わいたいんですよ。こういうところに来るとドキドキ、ワクワクしてきます」

 30分ほど歩くと麓に到着。

 登る前に、それにふさわしい装備が欠かせません。ハーネス、ヘルメット、ロープ等々。

 ガイドのイポリットさんのチェックが完了したら出発!

 岩壁には誰でも登れるように手すりが取り付けてあります。さらにワイヤーにしっかり固定しながら進めば初めてでもなんとかなりそうです。

 しかし、この高さで足元がこんなでは早くは進めません。一歩一歩確かめながら進みます。

 どうも途中で登れなくなる人もいるらしい。

 皆さん、横歩きで岩壁にしがみつくようにしながら移動していきます。現場にいるより遠くから見るほうが怖い。

 横だけかと思ったら縦移動もちゃんとありました。

 「湖を上から眺めながら登れるのが良いんです。山は最高です」とフランクフルトからやってきたという男性。

 「直にこうして岩肌をさらりながら登る感覚が楽しいんです」と女性。

 岩壁の移動距離は300メートルほど。慣れた人なら15分ほどで踏破できるそうですが、初めての場合は、なんと2時間くらいかかると覚悟しておいたほうがいいそうです。

 それにしても風光明媚なところですね。眼下にはブルジェ湖が見えます。そして遠くにはフランスアルプスの山々が並んでいます。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、友人が彼女と喧嘩をして以来、なかなか会ってもらえないという。で、僕は言った。『彼女は今、岩壁の上にいるけど、もうすぐ降りてくるさ』友人は焦ってパニックになった。彼女が自殺すると思ったらしい。単にロッククライミングにでかけただけなのに・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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水不足 [トピックニュース]

 昨日は暑さが緩んだものの度々雷雨に見舞われた。

 あの雷というのはやはり怖い。

 一応正体を理解しているからじっとしてれば収まると思うけど、仮に自分が他の惑星から地球に来たばかりの宇宙人だったら、びっくりして押入れに逃げ込みブルブル震えてたに違いない。

 それはともかくとして、日本は豪雨とコロナ感染(+元統一教会)がニュースの中心ですが、フランスは熱波から山火事、そして最近は水不足の報道が目立ちます。

 特に水不足は深刻で南部のヴァール県では水の使用制限が始まりました。

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下記ウィンドの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年8月3日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはドミニクさんのお宅。今日から飲水はボトルに入れて飲むことになりました。

 というのも町が、一日一世帯辺りの水の使用量は200リット以下という制限を実施し始めたからです。

 「水道の栓はきちんと閉めて、石鹸も無駄に使わないようにしてます。水を無駄に使ってはいけませんからね」

 当然ながら、自宅のプールを使用することもかないません。プールの水は庭にまきます。

 この地域の降水指数はマイナス70%と記録的な数字に達しています。

 「不安になりますよ。湖の水位があそこまで下がっているのを見るのは初めてですから」

 水の使用制限は一般家庭だけではありません。こちらのような飲食店にも及びます。

 水の使用量は去年の半分くらいまで抑えなくてはならないといいます。

 「皿洗いも気を使いながらやってます。それにトイレも放っておけませんからね。何しろお客が水を出しっぱなしにするんでね」

 日本は要らないくらいの雨が降って大変だというのに、フランスでは水不足。自然というのは人間の都合に合わせてくれないですね。

 「子どもたちは水遊びがしたい季節なんですけど、できないですね」

 「水は出しっぱなしにしない、植物の水は溜まった水を使う、そういうことですよ」

 町の噴水も止まってます。

 この節水体制は8月末まで続けられるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、ギリシャでバカンスを過ごしているうちに、トイレに書かれている "δεν πίνουν" の文字が、”飲めない水”という意味だというのに気がついた[ひらめき]

VDM(Vie de Merde)より


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