フランスの山火事 [トピックニュース]
最近の挨拶は「お熱う御座います」から始まる。それを言わずには始まらない。
ちょっと前まで、公園の向こうのスーパーまで買い物に行ってたけど、こんなに暑いんじゃあ10分も外を歩いたら倒れる。イマイチだけど近くのスーパーでささっと買い物は済ませる。
なにやら予報によれば、今日は涼しくなるらしい。涼しくと行っても最高気温は27℃。昔なら普通に暑い夏。今じゃ涼しいになっちゃう。
それはともかくとして、相次ぐ山火事に見舞われているフランス。ここでちょっと総まとめしてみましょう。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年8月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはブルターニュ地方で起きた山火事。炎は教会の直ぐ側までやってきていました。周りは焼け野が原。
そしてこちらはジロンド県。あの欧州最大の砂丘から見える火事。煙が雲のようになっています。
1949年以来の大規模な火災です。消防士の皆さんがいかに危険で難しい作業に当たっていたかがよくわかります。
フランスでは毎年平均で約13,000ヘクタールが火災で焼けてしまいます。しかし今年は、6月と7月の2ヶ月だけでその3倍近くの36,000ヘクタールが燃えてしまいました。
その原因は、例年にない気温の上昇と降雨不足。
「乾燥で火が起こり安いんです。またあっというまに広がります」と消防の広報担当。
その結果、フランス全土で山火事が起こってしまいました。ブルターニュ、ジロンド、ピレネー=オリエンタル、エロー、ブッシュ=ドゥ=ローヌ、ヴァール、アルデッシ、さらに北部のノルマンディーやピカルディーでも起きました。
中規模程度の火災があちこちで起きてしまったために記録的な数字になりました。
このために避難を余儀なくされた人の数は4万人に及びます。これも記録的な数字です。
フランスでは1976年に88,000ヘクタールが焼けるという大規模火災が起きました。現在のところそこまでの被害は出ていませんが、猛暑と乾燥はまだまだ続いているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、なかなか寝てくれない赤ん坊に1年以上付き合って疲れ果ててしまった私は、初めて昼寝をしてしまった。その間に村で山火事が勃発。航空機が消火活動を行うほどの騒ぎになったのに、私はひたすら眠り続けていた」
VDM(Vie de Merde)より
タコ大量発生! [ブルターニュ地方]
「暑い!」の言葉しかでてきませんな。
昔、「暑い!」と言ったら罰金!とかなんとか言ってたことがあったけど、とんでもない話だ。好きなだけ言わせていただきます。
冬の間、優しく部屋を暖めてくれていた太陽が、今は狂ったように燃え盛っている。そろそろ落ち着いてくれませんかねえ〜。
さてフランスは、猛暑の第3波がやってきたようです。その暑いのに関連して、本日はこの海の生き物についてのお話です。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年7月29日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ブルターニュの海岸をうろちょろしているのがタコ。
「海岸を静かに散歩していると、突然大きなタコいたのよ。海岸にタコがいるなんて初めてだからびっくりしたわ」
「潮が引いたときに大きいのが出てきます。子供も大人も触って遊んでますよ」
タコに気づかず踏んづけてしまったという人もいます。
「石だと思ったらぬるぬるして気持ち悪かったわ」
「吸盤がすごくて引っ付いてくるんですよ」
今年は何故かブルターニュの海岸にタコが大量発生しているようです。専門家によれば、去年の冬、この地域の海の温度が上昇したことが影響しているらしい。
「大西洋の気温が上昇したことと関係があると考えています。気温が上昇したために、ここでタコが繁殖期を迎えたんでしょう」
こちらはフランス有数の漁港コンカルノー。
「オマール海老3尾につきタコが200キロ釣れるんですよ。ここまで釣れるのは初めてだね」と漁師。
タコはキロ当たり6ユーロで、主にスペインやイタリアに売られるそうです。
クラゲのように人を刺すわけでもなく攻撃するわけでもないので、地元民もバカンス客も仲良く夏をすごすことになりそうです。
タコを見ていたら、なんだか無性にタコワサが食べたくなった!しかし、スーパーに行ってもめちゃくちゃ高くて手が出ない。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、同居人が心配して私の熱を図ろうとするので嫌だというと、こうやるんだとばかりに、みずから体温計を口に加えた。犬用の体温計をね」
VDM(Vie de Merde)より
エスキモーという名の… [フランスのグルメ]
月曜日恒例の節約晩ご飯シリーズは放送がなかったのでお休みです。
それにしても暑〜い日が続く。この暑さ、予報を見る限りでは新規感染者数と同じで収まる気配がない。
そこで本日も涼しくなるお話です。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年7月29日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
夏休みをビーチで過ごす皆さん方にとって欠かせないのがアイスキャンディー。
この猛暑では冷たくて甘いものが食べたくなります。
「僕にとって夏と言えばこれですよ」
「これ、よくできてますよね。棒が付いてるから食べやすい」
ここはマルセイユ近郊にあるアイス工場。昔ながらの、ではなく時代に合わせて工夫を凝らした商品で売上を伸ばしています。夏季には毎日1万本が売れるそうです。
そもそも棒のついたこのアイスは、1930年代にアメリカからやってきて、1960年代になって全国で食べられるようになりました。フランスではこれをエスキモーと呼ぶようです。
しかしその後、アイスクリームやソフトクリーム々の台頭でお店で見かけなくなってしまいました。
そして今から7年ほど前、こちらのカップルがエスキモーを再発見したのです。
「2015年にアメリカに行って、こんな食べ物はフランスにないなと思ったんです」
「帰国してからマルセイユの港やビーチで移動販売を始めたんです」
目指したのは地元の新鮮な野菜や果物を使った、身体に良い、少し高級でオリジナルなエスキモー。
例えばこちらの果樹園で栽培されている桃。これを栽培者から手に入れたらすぐにミキサーにかけて冷やし固めます。着色料も保存料も使いません。
この工場では一日100万本を製造するまで成長しました。
1本の値段は2.50ユーロから3.90ユーロ。なかなかのお値段。
こういうのは安くて気軽にたべられるものというイメージがありますが、新しいエスキモーはワンランク上の高級品。
大事なのは、味、口当たり、組み合わせだそうです。
移動販売から始まったこの商売、今では3つの店舗と全国500箇所の販売所をもつ企業になりました。
さらに、ポルトガル、スイス、ベルギーへと海外進出の予定だそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「生徒数1,500人を誇る高校の食堂で働いているが、ここのアイスの棒はホイッスルになっている」
VDM(Vie de Merde)より