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夏のサラダ:タブレ [その他の国]

 昨晩は念願のムサカを作って食べた。

 例の節約晩ご飯で出て来たムサカもどきを一度作って食べたところイマイチだったため、今回は市販のトマトソースではなく生のトマトを使ってみた。格段に美味しく食べられた。

 パスタ料理でも生のトマトを使って作ったソースなら本当に美味しく食べられる。

 さて本日はレバノン料理のお話。

Flickr - cyclonebill - Tabbouleh


下記ウィンドウの▷をクリックしてご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年8月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはレバン料理のお店。タブレとは、このサラダのこと。

 「タブレが出てこないレストランなんてないですよ。タブレはレバノンそのものなんです」

 「色んなものが入ったサラダですが、完璧な味で、しかも身体にいいんです」

 「パセリ、トマト、ワケギ、これが入っていてレバノンの味になってるんです」

 タブレの主役が栽培されているのが地中海南岸にあるこちらの丘。日本のパセリとはちょっと違う種類のパセリが育っています。

 「こいつはコリアンダーだからパセリと一緒にしちゃダメです」と言いながら、コリアンダーを引っこ抜いていました。

 このパセリ、栽培初期にはたっぷりの水が必要です。畑をよく見るとパイプが設置してあります。ここから水をまくらしい。

 「20日間は一日に3回水をまきます。それがすぎると栽培はずっと楽になります」

 雪にも霜にも、そして夏の暑さにも強いそうです。

 こちらは市場。レバノンのパセリはインフレにも強いらしい。日本のもやし的な存在?

 ちょうど近くのレストランの料理人がやってきました。タブレの作り方を教わりましょう。

 まずはパセリを刻みます。刻むなら一度きりにしたほうが良いそうです。同じ場所を何度も刻むと色が黒くなってしまいます。

 トマトもスライスして小さめのさいの目切りにします。ワケギとミントも刻んで加えたらブルグルをひとつまみふりかけ混ぜ合わせます。最後にオリーブ油をさっとかけて塩・コショウしたら出来上がり。

 「レバノンにクスクスありませんがブルグルがあります。ブルグルはセモリナを細かく砕いたもので、丸い粒のくすくっすとは異なります」

 ああ、美味しそうですね。猛暑の夏にピッタリのサラダ。

 わが家では日本のパセリとトマトを刻んで混ぜ合わせ、塩・コショウとオリーブ油で味付けして食べます。今度はブルグルを入れて食べてみようか。


******* フランス人のつぶやき *******

「お祖母ちゃんの作った最高に美味いトマトソースを再現しようと何年もがんばってみたが成功したことがない。しかし、最近になってわかったのだが、あれはフリーズドライのソースだそうだ[ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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