30ユーロで晩ご飯185 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
予算30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は独立系料理人のジャン=リュックさんが挑戦してくれます。
今年は例年より早く始まったワインの仕込みですが、そのワインをたっぷり使った料理でチャレンジしてくれます。
ではスタート。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年9月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ジャン=リュックさんに連れられてぶどう園にやってきました。まだ収穫されていないぶどうが残ってますね。この地域ではガイヤックと呼ばれるワインが生産されているそうです。
材料のワインはボトルで2本必要ということなので、早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
まずは試飲。なんか注ぎ口に面白いものが付いてますが、これなら注ぎやすいですね。
吟味した結果、赤と白を1本ずつ購入。これが12.50ユーロで、残りは17.50ユーロ。
なんと早くも予算の半分近くを使ってしまいました。これからの買い物はお財布を紐をかたくして臨みましょう!
市場で最初に立ち寄ったのがこちらのお店。バターナッツを購入。収穫が始まったばかりのこれからが旬の野菜です。玉ねぎも一緒に購入して合計で3.60ユーロ。残りは13.90ユーロ。
次はお肉屋さんにやってきました。ワインに合うお肉と言えば鶏肉。もも肉の下のピロンと呼ばれる部位を購入。合わせて玉子6個も購入。これが合計で9.64ユーロで、残りは4.26ユーロ。
最後は乳製品のお店でフロマージュ・ブランを購入。これが4.10ユーロで、残ったのはわずかに0.16ユーロ。
予算内に収まって胸をなでおろします。では調理の開始!
まずは前菜から。
みじん切りにした玉ねぎを油で炒め、少量の小麦粉と400ccのワインを加えて煮詰めます。最後にバターを加えると口当たりがまろやかになります。これを小さな鍋に入れ玉子を落として3〜4分ほど火にかけたら出来上がり。
次はメイン料理。
玉ねぎをみじん切りにして用意しておきます。フライパンにオリーブ油を引きピロンの両面に焦げ目が付くくらいに焼きます。別のフライパンで玉ねぎを炒めたらボトル半分のワインを加えます。そこに先ほど焼いたピロンを加えて更に煮込みます。付け合せは、スライスして油で炒めたバターナッツ。
最後はデザート。
120ccの赤ワインを鍋に入れ沸騰させたらゼラチンを溶かして冷やし固めます。白ワインも同様。こうして出来たワインのゼリーをさいの目に切り、フロマージュ・ブランの上にのせたらデザートの出来上がり。
なんだかどれも簡単にできそうなものばかりでした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日一日、交通安全の指導を行った。で、私の担当分は、最後に白ワインで乾杯して終了となった」
VDM(Vie de Merde)より
週末はロデーズで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス中南部アヴェロン地方の都市ロデーズ(Rodez)を旅します。
パリから飛行機と車を乗り継いで約3時間半ほど。さて、どんな旅が待っているのでしょう?
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年9月3日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
町の中心にはピンク色の石で出来た大聖堂が空に向かってそびえ立っています。そしてこちらの美術館の現代アート。黒は黒でも様々なニュアンスをもつ黒・・・。
今回は、スケッチブックと絵筆を手に旅することになりそうです。まずはこちらのアンジェリックさんが町を案内してくれます。
町のシンボルである大聖堂を水彩画に描いています(赤印)。場所によって様々に変化するピンクを捉えます。
そして大きなバラ窓。ここから生まれたのがラ・マンダレル(La Mandarelle)という焼き菓子です。ロデーズはグルメの町ですが、これと行った名物はありませんでした。そこで5軒のパティスリーが協力してこのお菓子を世におくりだしました。4年ほど前のことです。
生地を型に流し込んだら、カラメリゼしたリンゴを埋め込むようにのせていきます。この上を生地で覆ったら砕いたナッツ類をトッピングし焼きます。材料はすべて地元産。試食させてもらいましょう!
次はアンジェリクさんが、昔のブルジョワの邸宅で現在は博物館になっている建物を案内してくれます(青印)。ロマネスクとゴシックが共存する趣のある建物。装飾が施されて贅沢な作りです。
古い建物を堪能したあとは現代アートを鑑賞してみましょう。ここは「黒の画家」としてしられるピエール・スラージュの美術館(黒印)。500点もの作品が展示してあり、70年に渡る画家としての活動の変遷を知ることができます。最後にたどり着いた表現がこの手法だったのでしょうか?
「この黒は場所を変えながら鑑賞していくと光の具合で微妙に変化します」と美術館の方。
こちらの作品は高さが4メートルもあるそうです。
次はちょっと変わったものを体験してみましょう。そこはアイスクリーム店(オレンジ印)。チーズとジャガイモをねって混ぜ合わせたアリゴと呼ばれる地元名産の食べ物がアイスクリームになりました。チーズの香りがして美味しいらしい。
エネルギーをチャージした後は、ゴルフを楽しみましょう(緑印)。市街地から車で10分足らずで来られるゴルフ場です。初心者なら無料で教えてもらえるとか。気軽にゴルフが楽しめそうです。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(黄緑印)。ここは古い羊飼いの農場を2年かけてリノベーションした宿泊施設。古い木材も捨てずに再利用しています。一泊74ユーロ。
翌朝は雄大な自然を堪能してみましょう。ここは100メートルほど下に広がる谷(焦げ茶印)。
「ここに座って、ふと下を見ると、巨大な穴がぽっかり空いてるじゃないですか!驚きましたよ」と男性。
「数百万年も前から川の流れによって作り出された谷なんです」とガイドさん。5ユーロでこの谷をジップラインでひとっ飛びすることもできます。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、いつもと違って平和な週末をすごしている。夫が黙々と庭の芝刈りをした後、携帯でゲームやビデオ鑑賞にひたっていたから」
VDM(Vie de Merde)より
ワインの栓抜き [フランスのモノ]
9月もそろそろ半ばに差し掛かる。
8月のお盆過ぎくらいから仕事の量が急増して生きた心地がしなかった。パニックになる寸でのところで持ちこたえる感じで身体に悪い・・・。
そういう時はちょっと外にでて気晴らしと思うのだが、外は猛暑で出たら出たですごいストレス。逃げ場がござらん!
そんなこんなで季節の変化を自覚することもなく今日まできて、一応やっと仕事に区切りがついた。知らない間に残暑も徐々に終わりそうだ。早く秋になってもらいたい。
さて本日は、ワインの栓抜きのお話。
下記のウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年9月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはフランスのとあるワイナリー。箱の中に入っていたのは古いワインの栓抜き。
「これは、19世紀のものですね」とご主人。
面白い形をした栓抜きが次々と登場します。中には数千ユーロするものもあるとか。
あのコルク栓が無事抜けたときは気持ちがいいですね。
英国ではユニークなものがたくさん発明されたそうです。
「こちらの栓抜きでは、最初にこちらの刷毛で瓶の埃や蝋を落とします」
このワイナリーではこれまで収集してきた栓抜きを展示しています。実用性重視のものから、職人さんが細かな装飾を施したものなど、様々栓抜きが昔から作られてきたようです。
中にはシャルル・ド・ゴールという名前の栓抜きもあったとか。持ち手が長いのがその特徴。
あのぐるぐるを手作りしていた時代もあったようです。すごい技ですね。
一方、こちらはパリのHotel de Crillon。
「栓抜きのこの先の尖ったところを真ん中に突き刺して開けるのがコツです」とソムリエ長。
はい、いつもそれを基本に開けようとするのですが、いつの間にかずれているんですよね。
ソムリエ長が手にしている栓抜きはもう10年以上も使い続けているもの。これをなくすということは身体の一部を失うことと同じ。大切なものなんですね。この栓抜きでロマネコンテを開けたこともあるそうです。
白黒映像はワインの栓開けコンクールのときのもの。なかなか開けられないと、こんなことをしてみたくなる気持ちはわかります。
さて、こちらはオーストラリアの栓抜き。ピストルの形をしています。引き金を引くと・・・ナイフが飛び出します。ちょっと怖い。
さらにこちらは水道の蛇口をかたどったもの。可愛らしい。一度使ってみたい。
こうして栓が開いた時のこの音がいいですよねえ〜。
******* フランス人のつぶやき *******
「僕はぶきっちょで有名。親友が牡蠣を殻を開けるより、ワインの栓を抜いてくれ!という。なにしろワインの栓抜きで牡蠣の殻をあけようとしていたからね」
VDM(Vie de Merde)より
ごった返す観光地 [ノルマンディー地方]
夏真っ盛りの暑さは過ぎたとはいえ、やはりまだ暑い。
涼しいと思って動き回っていると首の周りにベタッと汗が滲む。早めに秋になってくれると助かるのだが・・・。
さて、コロナ自粛が終わって夏を思い切り楽しもうと言う時に始まったインフレ。それでもフランス人の皆さま、なんとか予算を切り詰めながらバカンスを楽しまれたようです。
世界有数の観光地で知られるモン・サン=ミッシェルは記録的なにぎわいになったそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年9月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
朝の8時。島へと向かうシャトルバスは早くもお客で一杯。
バスには乗らず徒歩で向かう人達もいます。この辺りはのんびり歩けますが、橋の上はごった返しています。
さらに島の中はこんな具合。
今年の夏は平均で一日2万人が訪れたそうです。一番多かったのが8月18日。なんとこの日だけで36,000人がやってきたそうです。芋の子を洗うような賑わい・・・。ワンちゃんまでいます。
「お客さんを断らなくてはならない日もありました。何しろ席が一杯で余裕がなかったんです」と飲食店の方。
9月に入った先週末も席に案内してもらえるまで忍耐強く待たなくてはなりませんでした。
「ええ、ものすごい混雑でしたよ。残念ながら入店をお断りしたケースもありました」と別の飲食店の方。
こちらはメインストリート。外国人観光客というよりフランス人が殆どを占めています。
「人が多いですね。でもバカンスですからね。あまりイライラしないで待ちますよ」
「私はニースから来たんで、人が多いのには慣れっこですよ。ここは美しくて趣があって良いところ。だからまた来たんです。今年で2回目」
そして数時間後・・・。観光客が引き潮のように去っていった後のモン・サン・ミッシェル。
午後の遅い時間に来て、夜の最終バスに乗れば、ゆっくりのんびり島の中を散策することができそうです。
「日曜日の夕方6時になると人の数が少なくなり、涼しくなりますよ。なのでこのくらいの時間なら修道院やお店も落ち着いて見て回ることができます」と責任者の方。
コロナ前の2019年には年間240万人が訪れましたが、今年はその記録を破りそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「私の住む町は小さいながらもリゾート地だ。長期に渡る自粛生活を取り戻そうとやってくるツーリストは、せかせかして攻撃的で、すぐに大声を張り上げる。そんなわけで私は自宅でのんびり自粛生活」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯184 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
予算30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回は地中海の町イエール(Hyères)にあるレストランのオーナーシェフが、今が旬のイチジクを使った料理でチャレンジしてくれます。
ではスタート。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年9月3日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらは果樹園。紫色の大きなイチジクが食べごろを迎えています。
しかもこのイチジク、ソリエスのイチジクと言ってAOPを獲得しています。実を割ってみると、美しい!きっと甘くて美味しいんでしょうね。
右側の体格の良い男性がシェフのトムさん。早速、30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
魚にもお肉にも合うというイチジクは直接生産者から購入します。紫と白で合わせて1キロ購入。これが7.68ユーロで、残りは22.32ユーロ。
次は市場にやってきました。最初に向かったのはチーズ店。ヤギのチーズと玉子6個を購入。これが7.40ユーロで、残りは14.92ユーロ。
二番目はお肉屋さん。ここでは豚肉を購入。これが9.20ユーロで、残りは5.72ユーロ。
最後は八百屋さんです。キュウリ、ワケギ、ジャガイモ、ニンニクを購入。合計で5.19ユーロで、残ったのは0.53ユーロ。
予算内に収まりました。では調理の開始!
まずはイチジクをきれいに拭きましょう。水で洗ってはいけないそうです。
では前菜から作りましょう。
紫色のイチジクとキュウリをみじん切りに、ワケギは小口切りにします。これをボールに入れてよく混ぜたら、ヤギのチーズをスライスしてのせます。お皿に盛り付けドレッシングをさっと垂らして出来あがり。
次はメインの豚肉料理。
豚肉は鍋で焼きます。別の鍋でイチジクを使ったソースを作ります。その他に何を使ったのかは不明。ニンニクとか玉ねぎとかそんなもの?
付け合せもイチジク。ローズマリーとニンニクを効かせてフライパンでさっと炒めます。これは野菜感覚ですね。これをお皿にもりつけます。炒めたジャガイモも付いてました。
最後はデザート。
マドレーヌの生地に刻んだイチジクを混ぜオーブンで焼きます。焼き上がったら丸く型にとって盛り付けます。生クリームとイチジクをトッピングしたら出来上がり。
30ユーロとは思えないゴージャスな食事になりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「台所の換気をするのに換気扇を回したら、外に干しておいた洗濯物が全部クレープの匂いになった」
VDM(Vie de Merde)より
週末はサン=トロペで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。また放送が再開になりました。夏のバカンスシーズンももう終わりだなあ〜。
さて今回はコート・ダジュールのリゾート地サン=トロペ(Saint-Tropez)を旅します。
パリからは飛行機と車を乗り継いで約3〜4時間ほど。
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年8月27日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
地中海に飛び出た半島にあるサン=トロペは、もともとは小さな漁村でした。それが今では富裕層の豪華なヨットが並ぶ高級リゾート地として世界的に知られる町になりました。
豪華なヨットも素敵ですが、今回は乗り合いボートで港のあちら側に行ってみましょう。料金は7.80、乗車時間は15分ほど。
上陸すると目の前にあるのが有名なブラッスリーSenequier(オレンジ印)。そのお店のパティスリーで売られているのがこちらのお菓子。ブリオッシュ生地にアーモンドパウダーを混ぜザラメをまぶして焼いたら半分にスライスして間にカスタードクリームをたっぷり挟んで出来上がり。60年代の銀幕のスター、ブリジット・バルドーのおかげで有名になったお菓子です。
「もともとはポーランドのタルトだったんですが、ブリジット・パルドーのお気に入りでサン=トロペの名物になりました」とパティシエ。
町には、その金箔の像が設置されているらしい。そう言えば長いブロンドの髪が素敵でした。
次は遊覧船に乗ってみましょう。1時間ほどのツアーで、海岸沿いに並ぶセレブの別荘を眺めることができます。
「あの上の方にある別荘は7千万ユーロで販売されました」とガイドさん。
どうやらセレブたちが夏の間バカンスを過ごしにやって来ているらしい。町に戻って有名人に会えるかもしれないとキョロキョロ。しかし、そう簡単には会えません。
その代わり、こんな豪華な鳥に出会えました。ここは丘の上にある海洋博物館(青印)。1950年代までは海軍の施設として使われていました。数年前から孔雀を飼い始めたそうです。平和になりましたね。
さて、こちらは鳥の目でみた港の様子。港を中心に建物が密集しているのがわかります。
そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。町の中心地は高額なので、海から少し離れたキャンプ場に泊まることにしました(緑印)。こちらのテントが今晩の宿。テントと言ってもちょっとした一軒家のよう。これで一泊40ユーロ。
ここはワイン農家の中にあるキャンプ場。すぐ近くにぶどう園があります。この地域はワイン造りが盛んでAOPも獲得しているとか。
翌朝は、こんな車でドライブを楽しみましょう。
「これは1960年代にイギリスで作られたミニ・モークと呼ばれる車です」とオーナー。
おもちゃみたいで可愛いですね。これまたブリジット・バルドーがイギリスからサン=トロペに持ち込んだんだそうです。
次は町に戻ってショッピングを楽しみましょう。やってきたのは靴屋さん(赤印)。アメリカの女優ケイト・ボスワースが買い物に来たことがあるらしい。
それはともかく、こちらのデザインのサンダルが有名です。お店の奥にアトリエがあります。創業は1927年。
最後は、広場でペタンクのゲームに加えてもらいましょう(こげ茶印)。おっ、おじさま方、珍しくマスクしてますね。あご掛けだけど。旅人もコツを教えてもらってチャレンジしましたが、もう少しトレーニングを積んだほうがよさそうな・・・。
夏が終わると静かな町になりそうですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「エアコンもなく猛暑の中で約2週間も働き続けてやっとバカンスになったが、雨が降り続き、気温は19℃。ついてねぇ〜」
VDM(Vie de Merde)より
欧州での出来事あれこれ [トピックニュース]
この1ヶ月の間に3回も作った料理がトマトとナスの重ね焼き。つまりムサカ。
レシピは「きょうの料理」のサイト(→こちら)に出ていた。すごく簡単で時間もかからない。しかも美味しい!
トマトって火を通すと熟成された味わいになる。
レシピによるとトルコ版のムサカらしい。この量ではちょっと物足りたないので、わが家では30%増で作る。オーブンではなくレンジでチンするせいか、残って冷めたものでもまたチンすれば美味しく食べられる。
さて本日は、8月31日現在の欧州3カ国の出来事を見てみましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局Franceinfoで2022年9月1日に配信)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
まずはドイツ。
この日の朝6時、ロシアからの天然ガスの供給が止ってしまいました。保守のため3日間だけとは言うものの、ドイツ政府は、当分再開はないとみています。
「我々にとっては大きなストレスですが、なんとかしなくてはなりません。ありがたいことに、ノルウェー、ベルギー、オランダ、そしてまもなくフランスからも液化天然ガスの供給をうけるこことができます」と連邦ネットワーク庁の長官。
国境の向こう側では数日前から天然ガス施設でガスの炎が見え始めました。何を意味するのやら・・・。
一方こちらは英国。
ヨークシャー地方の海岸に世界最大規模の風力発電用風車群が完成しました。
ビッグベンの2倍もの高さのある風力タービン。この施設だけで150万世帯の電力を供給できるそうです。
「将来このタービン一つで時速250キロで走る車の電力を賄うことができるようになるでしょう」
2030年までにこれと同等規模の施設を4箇所作ることになっています。何しろCO2を出しませんし、価格も割安だそうです。
最後はスペイン。
大きなひょうが降りました。20ヶ月になる赤ちゃんが頭にひょうの直撃を受けて亡くなるという悲しい事故も起きてしまいました。
中には玉子の2倍ほどもあるひょうが降ってきたようです。けが人の数は70人ほど。
「何が起きたのかわからないまま家に逃げ込みました」と男性。
屋根が破損した家屋も少なくありません。車のガラスも粉々です。
日本も迷走する台風がやってくるらしいので油断はできませんね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ひょうが降り出した。慌てて屋根のある駐車場に車に移動させようとしたら、ひょうの重みで屋根が潰れていた。不幸中の幸いか・・・」
VDM(Vie de Merde)より