ごった返す観光地 [ノルマンディー地方]
夏真っ盛りの暑さは過ぎたとはいえ、やはりまだ暑い。
涼しいと思って動き回っていると首の周りにベタッと汗が滲む。早めに秋になってくれると助かるのだが・・・。
さて、コロナ自粛が終わって夏を思い切り楽しもうと言う時に始まったインフレ。それでもフランス人の皆さま、なんとか予算を切り詰めながらバカンスを楽しまれたようです。
世界有数の観光地で知られるモン・サン=ミッシェルは記録的なにぎわいになったそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年9月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
朝の8時。島へと向かうシャトルバスは早くもお客で一杯。
バスには乗らず徒歩で向かう人達もいます。この辺りはのんびり歩けますが、橋の上はごった返しています。
さらに島の中はこんな具合。
今年の夏は平均で一日2万人が訪れたそうです。一番多かったのが8月18日。なんとこの日だけで36,000人がやってきたそうです。芋の子を洗うような賑わい・・・。ワンちゃんまでいます。
「お客さんを断らなくてはならない日もありました。何しろ席が一杯で余裕がなかったんです」と飲食店の方。
9月に入った先週末も席に案内してもらえるまで忍耐強く待たなくてはなりませんでした。
「ええ、ものすごい混雑でしたよ。残念ながら入店をお断りしたケースもありました」と別の飲食店の方。
こちらはメインストリート。外国人観光客というよりフランス人が殆どを占めています。
「人が多いですね。でもバカンスですからね。あまりイライラしないで待ちますよ」
「私はニースから来たんで、人が多いのには慣れっこですよ。ここは美しくて趣があって良いところ。だからまた来たんです。今年で2回目」
そして数時間後・・・。観光客が引き潮のように去っていった後のモン・サン・ミッシェル。
午後の遅い時間に来て、夜の最終バスに乗れば、ゆっくりのんびり島の中を散策することができそうです。
「日曜日の夕方6時になると人の数が少なくなり、涼しくなりますよ。なのでこのくらいの時間なら修道院やお店も落ち着いて見て回ることができます」と責任者の方。
コロナ前の2019年には年間240万人が訪れましたが、今年はその記録を破りそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「私の住む町は小さいながらもリゾート地だ。長期に渡る自粛生活を取り戻そうとやってくるツーリストは、せかせかして攻撃的で、すぐに大声を張り上げる。そんなわけで私は自宅でのんびり自粛生活」
VDM(Vie de Merde)より