アーモンドの収穫と料理 [フランスのグルメ]
夜になると虫の音が聞こえるようになってきた。
まだ残暑は続くようだが、季節は少しずつ歩みを進めている。
秋と言えば様々な作物の収穫の季節。本日は、アーモンドの収穫とそれを使った料理を紹介しましょう。

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年9月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
たわわに実ったアーモンドの実。殻を取り外すと、いつも目にするアーモンドが姿を表します。
食べると老化防止になるというアーモンド。いよいよ収穫が始まります。例年より2週間早まりました。
なにやら奇妙なトラクターがアーモンドの木に近づいてきたかと思うと、あっという間に木の周りを幕で取り囲みます。
そして、ブルブルと揺さぶると実がどさっと幕の中に落ちてきました。ちょっと変だけど、一網打尽とはこのことか・・・。
これなら取りこぼしもありません。この方法で年間800キロのアーモンドが収穫されるそうです。
アントニエタを呼ばれる品種のアーモンドは限られた地域でしか栽培されていないそうです。
エルヴェさんが栽培を始めたのは今から34年前のこと。周りの人たちには失敗すると言われたそうです。
そのアーモンドの出来を確かめに来たのがミシュランの星付きレストランのシェフ、ジュリアンさんと、パティシエのセドリックさんです。ジュリアンさんは2年ほど前にあの節約晩ご飯に出演したことがある方。
こうしてみるとかなり大きな果樹園のようです。全部がアーモンドの木。
さて、こちらはレストランの厨房。ジュリアンさんがこのアーモンドを使って料理を作ってくれるようです。
材料は野生の鳩の肉、エシャロット、アーモンド、杏のコンフィ、カラメル・オ・デピス、セルフイユ(チャービル)、コリアンダー。
まずはフライパンで鳩のフィレ肉ともも肉を焼きます。焼き上がったフィレ肉には杏のコンフィをかけます。
アーモンドはソースに使うようです。ソースの中で煮えているのはもも肉。お皿に取ったらまたアーモンドをおろしてかけます。
盛り付けはこんな具合。フィレ肉にのせているのがカラメル・オ・デピス。
なんだかアーモンドが粉チーズのように見えてきましたが、どんなお味なんでしょう?
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友人の家に行くと、7才になる娘がペットのモルモットを紹介してくれた。『これがキャラメル、こっちがショコラであっちがアーモンドよ』それを聞いて私が言った。『バニラがいたら完璧ね!』『バニラもいるわよ。お庭の土の下にね』
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より